青き炎、エイリアと戦う   作:支倉貢

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どうも、座右の銘です!
奈良に向かった雷門イレブン。そこで起こる出会いとは?



2話 奈良シカ公園にて

円堂side

俺達は今、奈良シカ公園の前にいる。

外でサイレンが鳴り響いている中、俺達は瞳子監督が戻ってくるのをキャラバン内で待っていた。

総理が攫われたとなると、やっぱりそう簡単には通してもらえないらしく、瞳子監督は何度も頼んでいた。

 

「やっぱり中には入れそうにないでやんすね……」

「くそっ! ここまで来て門前払いかよ……」

 

栗松が不安そうに呟き、染岡は苛立つように言った。流石に俺も我慢できない。

このまま待ってちゃダメだ、動かなきゃ‼︎

 

「俺、警察の人に頼んでくる‼︎」

 

俺は立ち上がり、キャラバンから降りた。

外に出ると、瞳子監督と警察の人はまだ話し合っていた。すると、警察の1人に無線が入った。

 

「はい、サッカーチームなら此処に………………え、通すんですか⁉︎」

「!」

 

警察の人は予想外だったのか、驚いた表情をしていた。

突然のことに、俺も思わずポカンとしていた。

 

 

「ふぅー! 入れてよかったッス〜」

 

壁山が、安堵の息を吐く。夏未が理事長に電話してくれたおかげで、俺達は無事シカ公園に入ることができた。

見ると、シカ公園は酷く破壊されて、シンボルらしい巨鹿像も壊されていた。

俺はみんなを見渡して言った。

 

「よし、みんな! 必ずエイリア学園の手がかりを見つけるぞ‼︎」

「「おお‼︎」」

 

 

 

俺は鬼道と豪炎寺、そして青木と共に、エイリア学園の手がかりを探していた。

 

「エイリア学園の手がかりがあれば、何か分かると思ったんだけどな〜」

 

探してもなかなか見つからない。

取り敢えず手がかりを探そうって言ったけど、そもそもの手がかり自体が見つからなきゃ、何も分からない。

一生懸命探す俺に、鬼道が冷静に言った。

 

「まぁそう焦るな。そう簡単には見つからな……」

「あったッスーー‼︎」

 

そう声を上げたのは、壁山だ。

鬼道のセリフが遮られたような気がするけど、まぁいっか‼︎

 

「行くぞ、鬼道、豪炎寺、青木!」

「あ、ああ……」

 

遮られたショックか何かか、鬼道の返事が少し遅れた。豪炎寺と青木は黙ってついてきた。

 

 

壁山が見つけたのは、エイリア学園が持っていた黒いサッカーボールだった。

俺が持ち上げようと、両手をサッカーボールにかける。

 

「……くっ……ぬぬぬ……!」

 

予想外の重さに、思わずボールを落としてしまった。ズシンと重みのある音がした。

 

「重いっ……! あいつら、こんな重いものを軽々と蹴っていたのか……!」

「重力の違いかもしれん」

 

鬼道が至極真面目に答える。

すると隣で黙って見ていた青木が、ボールに片手をかけた。

まさか持つ気か⁉︎

やめとけ、と言おうとしたら、青木は何のことなく、軽々と持ち上げた。

これには俺だけでなく、全員が驚いていた。

 

「……大した重さではありませんね……」

 

青木は1回ボールを上に投げ、片手でキャッチした後、地面に落とした。

 

「? ……あぁ、いきなりすみません……。私、腕力と脚力だけは昔からおかしい、と周囲の方に散々言われ続けたので……お気になさらず」

「お、おう……」

 

思わず、上ずった声が出る。

俺が立ち上がったとき。

 

「全員動くな‼︎」

 

まるで刑事ドラマのようなセリフが聞こえた、と思った次の瞬間、俺達は黒いスーツを着た大人達に囲まれていた。

そして言われた言葉に、俺達は呆気にとられた。

 

「もう逃がさんぞ、宇宙人‼︎」

「俺達のことか……?」

 

風丸が汗を滲ませ、思わず一歩下がっていた。

 

「財前総理を何処に連れ去った‼︎」

 

先程から叫んでいた男の人が、俺達に詰め寄ってきた。

 

「え……あの……ちょっと……」

「黙れ‼︎ その黒いサッカーボールが何よりの証拠だ‼︎」

「ち、違います‼︎ これは池に落ちてて……」

「とぼける気か‼︎」

 

しまった、完全に誤解を招いてしまった。

俺が困っていると、青木がスッと前に出た。

 

「お待ち下さい。いきなり会った相手に対し、勝手に宇宙人呼ばわりするのはこちらとしては心外です。貴方方はどちら様でしょうか?」

 

敬語ながら、しっかりと不平不満を言う青木。

大人相手にすげーよ……。

 

「我々は総理大臣警護のSPだ」

「だからって、いきなり宇宙人扱いするなんて失礼じゃありませんか‼︎」

 

風丸も声を上げて抗議する。それに付け足すように青木もさらに言った。

 

「そうです、失礼極まりないです。大体貴方方は総理をお守りするのが役目なのでしょう? 人1人守れないくせにこんな所で罪のない中学生を宇宙人呼ばわりしている暇があったら、その時間を総理捜索に使ったらどうです、ヘボSPが」

「なっ……こいつ……‼︎」

 

青木の全くもってオブラートに包まれてない口撃に、SPの人がプルプルと拳を震わせる。

確かにあの口撃は辛い。もし俺がSPの人だったら、確実に泣いてる。

 

「青木……いくら何でも言い過ぎだって……」

「宇宙人は何処だ‼︎」

 

すると、今度は高い声が聞こえた。

振り向くと、そこには俺達と同い年くらいの女の子がいた。

 

「俺達は宇宙人じゃない‼︎」

 

俺も声を張って抗議する。

女の子は俺達をぐるっと見渡して、何かを確信したように、ニッと笑った。

だが俺はそんなことは気にせず、さらに声を上げた。

 

「俺達は、フットボールフロンティアで優勝した……」

「動かぬ証拠があるのに、往生際の悪い宇宙人ね」

 

詰め寄ってきた女の子は、俺にそんなことを言った。

 

「〜〜〜ッ‼︎ 何度言ったら分かるんだ‼︎ 俺達は! 宇宙人じゃなーーーーーーーーーい‼︎」




……うん、怖いね、穂乃緒ちゃん。あんなにすごい口撃……私豆腐メンタルだから泣いちゃうよ。
青木「……言って差し上げましょうか?」
やめて‼︎ 私リア友にまで言われたんだからね、豆腐メンタルって‼︎
知らねーよって? ……ですよね〜。
ていうか、私初めてですよ、2000字いったの! やった〜!
「「「「…………」」」」
無視⁉︎ お願い、おめでとうだけでも言って下さい!
「「「「おめでとー(棒読み」」」」
ありがとうございます‼︎ これからも頑張ります‼︎←扱いやすい
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