青き炎、エイリアと戦う   作:支倉貢

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どうも、座右の銘です。やっと来ました3話‼︎
処女作より展開が早いのは気のせいか……?
ま、いいや。それではどうぞ。



3話 SPフィクサーズ

青木side

どうも、SPに言いたいことを全て言い、スッキリした青木です。

だが、あの聞き分けのないSPよりもさらに聞き分けのない女が来て、円堂さん達とSPが口論になっている。何度も何度もこっちが宇宙人じゃないと言っているのにあの女は怪しいと言って聞き入れない。「宇宙人じゃない」「宇宙人だ」をさっきからずっと繰り返している。

すると、女がずっと円堂さんに近づけていた顔を離し、こう言った。

 

「そこまで言うんなら、証明してもらおうか」

「望むところだ‼︎」

 

円堂さんがオウム返しのスピードで答える。

……ん? 証明って、何でするつもりなのかしら……。

 

 

 

 

 

「……あの、証明の仕方って…………サッカー……ですか?」

 

エイリア学園かどうか調べるため、試合をするって……。

何がどうなったら私達が無実と証明されるのかしら? 色々と気になるところはあるけど……。

 

「でもやって損はないわ。大人相手に貴方達がどこまで戦えるか見てみたいの」

 

瞳子監督の言葉では私は納得しませんけど……。

でも、皆さんはやる気満々。円堂さんがみんなに喝を入れる。

 

「大人が相手だからって怯むな! ピッチに立ったら同じサッカーだ‼︎」

「ああ、どんどん決めてやる‼︎」

「だが、相手が相手だけに体力的に差がある。ペース配分に注意しないと」

 

染岡さんが気合いを入れているのに対し、風丸さんは落ち着き払って相手を分析する。

……この超次元展開についていけないのは私だけ? サッカーして何の証明になるの?

そういうことを色々含めてツッコミたかったけど、訳の分からない理屈を並べられて返されそうだったから、黙っておいた。

私が行くあてのないため息をついていると、何やら音無さんがパソコンで調べていたらしく、「あ、あった!」と声を上げた。その声に、全員が画面に食いつく。私も一応画面を覗き込んだ。

そこには、『SPフィクサーズ』と出ていた。音無さんが書いてある解説を読む。

 

「えーっと、大のサッカー好きの財前総理のボディーガードでもあるサッカーチームです!」

「サッカーで体を鍛えてるって訳か」

 

一之瀬さんは納得したように言う。

あのSPを見ると、既にボールを持ってウォーミングアップをしている。やる気満々のようだ。

……いい年した大人が子供相手に何やってるのかしら……。

ていうか、サッカーで体を鍛えるって……総理を守る人達がそれで鍛えられるってすごいわね。私なんか格闘技で鍛えてきたのに。

それを見て、みんなは少し意気消沈気味。

 

「監督! アドバイスをお願いするッス!」

 

いつも弱気な壁山さんが、監督に頼む。

全員が監督を見つめる。視線を集める中、瞳子監督はこう指示を出した。

 

「取り敢えず、君達の思うようにやってみて」

「ええ〜っ! そんなぁ!」

 

栗松さんが叫ぶ。

私は栗松さんを言い収めるように言った。

 

「監督は、皆さんがどんなサッカーをするのか見たいだけでは? 監督からしてみれば、皆さんは初めて指揮するチーム……デタラメな指示は出来ません。なのでまず、皆さんの動きを見たいのでは……」

「なるほど、確かにそうだな」

 

鬼道さんが納得して下さった。

そして、円堂さんが声を上げる。

 

「よし、やろうぜ! 俺達で戦いを考えるんだ‼︎」

「それじゃあ、フォーメーションはどうする?」

 

一之瀬さんが尋ねる。

円堂さんは考えるそぶりを見せ、言った。

 

「うーん、まずは守備を固めて……」

「「駄目だ/です‼︎」」

 

鬼道さんが言ったのと同時に、私も叫んでいた。

そして、ハッと鬼道さんと目が合う。

 

「……青木も同じことを考えていたのか」

「い、いえ……私は……守備を固めることに要点を置いてはいけないと思いまして……相手は大人です。体力や力は相手の方が有利。こういうときだからこそ、守りより攻撃に徹した方が良いかと……」

「……俺もお前と同じ意見だ」

「‼︎」

 

驚いた。天才ゲームメイカーとして有名な鬼道さんと私の意見が一致していたなんて……。

 

「今青木が言った通りだ。風丸と土門をMFに上げて、オフェンスを強化するんだ」

「そうか! 守りに入っていては、点を取るチャンスが減るんだな」

 

鬼道さんの言葉を受け、風丸さんが要点を言った。

……まあそういうことになるわね。

言葉で言う代わりに、私は頷いてみせた。さらに鬼道さんが続けた。

 

「それに、俺達のゴールは円堂が守ってるんだ。安心して攻撃に集中できる。そうだろ?」

 

その言葉に、全員が頷く。

……圧倒的な信頼感。何故こんなに人を信用できるの? ……分からない……。

私の頭の中で、そうした自問自答が繰り返された。

円堂さんがみんなを見渡して言った。

 

「よし、みんな頼むぞ‼︎」

「「おう‼︎」」

 

この声に、私は加わらなかった。

 

「……嫌いなの。"仲間ごっこ"は」

 

私の呟きは、士気上がる雷門イレブンには聞こえなかった。

 

「…………」

 

 

……………………はず。




さあ、最後の穂乃緒ちゃんの呟きを聞いていたのは誰でしょうか⁉︎
そして穂乃緒ちゃんが仲間が嫌いと言う訳とは……?
まだまだ謎だらけの彼女。心が開かれるのはいつなのだろうか?
……何だろ、書いててちょっと自分がうざくなった(泣。
頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします‼︎
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