あ、この作品ではありませんが、アンケートを行っておりますので、どうかお願い致します。
それではどうぞ。
キキィーッ‼︎
「⁉︎」
まるで急ブレーキをかけたような音が私の耳を劈き、体がビクついた。角刈りの男子生徒が立っていた。制服からして、雷門だ。
先程の音は、自転車の音らしい。茂みから飛んできた……。
「角間くん⁉︎」
知り合いなのか、木野さんが声をかける。
……あ、この人……確か、雷門サッカー部の試合実況してる人……。帝国との練習試合の時、屋上から見たわ……。
って、ん? まさかこの人……奈良まで自転車で……?
この人の根性に、少し後ずさっていた私であった。
私は今回、DFとなった。
円堂さんいわく、私のポジションがよく分からないから、取り敢えずここで、と……。
まぁ、私もポジションなんて関係なく動き回っていたからね……。
なので、一応このチームのゲームメイカーらしい鬼道さんに言っておく。
「あの……私、試合の時、ポジション関係なく動くことがありますので……そこのところ、よろしくお願いします……」
「……あぁ、分かった」
ホイッスルが鳴り、試合が開始される。
染岡さんがボールを豪炎寺さんに転がし、一之瀬さんにパスした。それを合図に上がっていく。
私だって……!
私は地面を蹴り、走り出した。
DFでありながら、走り出した私に、鬼道さん以外の全員が驚く。
私は気にせず、素早くSPフィクサーズを振り切り、フリーになった。
鬼道さんがみんなの困惑を解くように言った。
「青木は青木なりのプレイをしている! あれがあいつのプレイスタイルだ‼︎」
「なるほど……よし、頼むぞ、青木!」
一之瀬さんから受けとった私は加速を始めた。
回り込んできたSPが立ちはだかる。
私は前髪に隠した瞳でSPを見据え、スルッとSPの脇をすり抜けた。
私のプレイに、円堂さん達が感嘆の声を上げる。
「早えな、あいつ‼︎」
私は染岡さんにパスを出した。
すると、3人のSPがバッと出てくる。
「来るぞ、ボディシールド‼︎」
染岡さんが吹っ飛ばされる。
必殺技か……。
ボールはラインを越えてしまった。
「…………ッ」
あの固い守備を崩せない……。
そのことに、私はかなり苛立っていた。
シュートを打ってもキーパーに弾かれてしまう……。
そしてあの聞き分けのない女にボールが渡った。風丸さんが女のチェックにつくが、あの女は軽い動きで風丸さんを抜いた。壁山さんがさらに立ちはだかるが、必殺技・あいきどうで抜かれる。
栗松さんを抜き、円堂さんが守るゴールに必殺シュートを放った。
「トカチェフボンバー‼︎」
「爆裂パンチ‼︎」
円堂さんも負けじと必殺技で跳ね返す。
ボールを受け、私はまた走り出した。そして、あの女が回り込む。
一気に抜き去ろうとしたが、女の構えに目を奪われた。
「ザ・タワー‼︎」
「⁈ くっ‼︎」
そびえ立った塔から落ちてきた落雷に吹っ飛ばされた。
ボールをいとも簡単に奪われてしまった。
「ツメが甘いね、宇宙人!」
女の挑発するような言い方に、自然と眉間に皺が寄る。
そんな私に、染岡さんの声が飛ぶ。
「大丈夫か、青木!」
「……問題ありません」
感情を押し殺し、染岡さんに答える。
ふと見ると、染岡さんが顔を苦痛に歪めながら、走っていた。
どうしたのかしら……。
染岡さんにボールがまわり、シュート体勢に入る。
シュートを放ったものの、ボールの軌道は大きく逸れて、ラインを越えてしまった。
……コンディションが悪いとはいえ、こんなに大きく逸れるものかしら……?
「…………っ」
まさか、染岡さん……。
ここでホイッスルが鳴った。
前半終了、得点は共に無いまま、ハーフタイムを迎えた。
さあ楽しい試合の始まりだぁ〜♪
すみません、ちょっとテンション上がりました。
久しぶりに試合シーン書いたな〜。大丈夫ですかね⁉︎ 鈍くなってませんかね?
またご意見お聞かせください。