青き炎、エイリアと戦う   作:支倉貢

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夏休み中に思った事なんだけど、夏休み期間って、学校っていう日常が無いよね。いつもの友達にも先生にも会えない。何だか心にぽっかり空いたような気がするんだ。だから、皆といる日常って、大切なんだね。

たまに自分の考えてることが分からなくなる。
それではどうぞ。


39話 もう一つのゴッドハンド

「見てもらいたい技、ね……」

 

陽花戸中のグラウンドへ移動した私は、ゴール前で体慣らしをしている立向居さんへ視線を向ける。先程、立向居さんは円堂さんに見てもらいたい技がある、と言われていた。それが、一体どんな技なのか。

 

「どんな技ッスかねぇ……」

「全国レベルに通用するか、見てもらいたいんじゃないか?」

 

壁山さんと土門さんが話していると、一之瀬さんが立向居さんに声をかけた。

 

「それじゃあ、いくよっ!」

「お願いします‼︎」

 

立向居さんは腰を落とし、身構えた。その瞬間、立向居さんの目付きが変わる。それを見た一之瀬さんが、思いっきりボールを蹴り飛ばした。

立向居さんはボールから目を離さず、体勢を低くして右手を後ろへ引いた。そして、次の瞬間右手を天へと突き上げた彼は、こう叫んだ。

 

「ゴッドハンド‼︎」

「「「「⁉︎」」」」

 

現れたのは、円堂さんのものとは違う青いゴッドハンド。ゴッドハンドは一之瀬さんのシュートをセーブし、がっちりとボールを掴んだ。私だけでなく、雷門イレブン全員が驚いていた。立向居さんはニカっとはにかんでみせる。憧れの人の前で必殺技を披露できて、安堵しているようだ。

 

「……あっはは‼︎ 凄いよ立向居‼︎ お前、やるじゃないか‼︎」

「あ……ありがとうございます‼︎」

 

誰もがシンとした空気の中、円堂さんだけが声を上げ、立向居さんの手を握ってブンブン上下に振る。

戸田さんは、立向居さんは円堂さんの映像を何度も何度も見てゴッドハンドを覚えたという。壁山さんは未だに信じられないらしく、木暮さんに夢かどうかを確かめるために頰を抓ってもらっていた。しかし、力が強いため悲鳴を上げていたが。

円堂さんは立向居さんといいコンビになりそうだ。何かと似てるし。いい先輩後輩関係になるだろう。

 

「……」

 

私は何をしているのだろう。自分の立ち位置が分からない。まるで私などいないようだ。いや、実際いなくても変わらないのかもしれない。なら、ここにいる意味は? なんなら、ここでキャラバンを降りても構わない。言ってしまえば、奈良で降りても良かった。なのに、何故。何故、私は彼らについていった?

どこにいれば私は楽になるのだろう。いっそのこと、全てを捨てて楽になりたい。これ以上、傷つくのも傷つけられるのも嫌だ。

 

「っ…………」

「青木?」

 

パッと顔を上げると、風丸さんが心配そうに私を覗き込んできていた。

 

「ぁ……す、すみません。少し、ボーッとしていて……」

「……青木、大丈夫か?」

「え?」

「あ、いや……その、最近何だか元気がないなって……あ! ご、ごめんな! 余計なお世話だよな……」

 

申し訳なさそうに後頭部に手をやる風丸さん。私はいいえ、と首を振る。……情けない。誰かに心配をかけるなんて。俯く私に、風丸さんは何か言おうとしたが。

 

「おーい‼︎ 風丸、青木ー! 陽花戸中のみんなと練習、始めるぞー‼︎ 早く来いよーー‼︎」

 

円堂さんが、大きく手を振り、私達を呼ぶ。一緒に練習するのが楽しみなのか、満面の笑顔だ。風丸さんはそれに苦笑しながら、行こう、と私を促した。私はコクリと頷き、風丸さんの後を追った。

この日、太陽がいつになく眩しく感じたのは、私への導きのつもりなのだろうか。

どこへ向かえばいいのか。それはまだ分からないけど……。

 

私は、私だ。

 

これだけは絶対に守り抜こう。誰にも渡さない。

そう、太陽に誓った。




うーん……やっぱまだまだだなぁ……。
最近更新してないからか、あんま上手いこといかないです……。
お粗末様でしたっ‼︎
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