ハリー・ポッターと薩摩の不死鳥   作:かるかん饅頭

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島津家、集結!!


ハリー・ポッターと島津・ダンブルドア家の人々。

此処は薩摩アイランドにある居住区。鶴丸城が聳える処であり、此処では多くの薩摩隼人が暮らしている。居住区に暮らしているのは全員が魔法使いやその家族達であり、魔法も日常的に用いているのだ。世界的強豪チームであり、豊橋天狗のライバルチームである鹿児島フェニックスの寮も居住区に有るのだ。

 

「凄い!!昔、テレビで見た日本の城下町そのものだよ!!」

 

そんな薩摩アイランドの居住区に不死鳥 薩摩の姿の空間転移で降り立ったハリー・ポッター。ハリー・ポッターはヨーロッパでは悪の帝王ヴぉるぜもんを倒した伝説の予言の子と呼ばれており、有名人。

しかし、そんなヴぉるぜもんも日本では薩摩に喧嘩を売っては得意技のアバダなんとかかんとかを繰り出す前に鼻を切り落とされボコボコに半殺しにされてしまい、大勢の部下をぼっけもんの手で首を切断されたり、十八連装速射杖で「コンフリンゴォォオオーー」を十八連発受けて塵に変わったり、薩摩式インセンディオを受けたりしてほぼ壊滅状態。ヴぉるぜもんは泣く泣く1人でトラウマを抱えてイギリスに帰ったのだ。その為か、闇の帝王 ヴぉるぜもんは日本ではイギリスでイキってたチンピラと認識されているのだ。

 

「おう、よか所よ」

 

そんな故郷を気に入ってもらえて薩摩隼人である隼人は嬉しそうだ。

居住区は中央に鶴丸城が聳えており、何でも鶴丸城の側……というか実質的には敷地内に隼人の実家である島津・ダンブルドア家の屋敷が有るそうだ。居住区の中央から鶴丸城天守閣、島津家の屋敷(義弘の家)、島津・ダンブルドア家の屋敷(隼人の実家)、堀&外壁、外門、ぼっけもん達の家々やお店、畜産農家の牧場等と続いているのだ。居住区を抜ければ外国等からやって来る観光客向けの観光区と成っているのだ。なお、観光区は最も安全であり……か弱い人々でも身の安全は保証できる。

 

「隼人どん!!隼人どん、エギリスから帰ってきたでごわす!!」

 

「おー隼人どん!!」

 

「隼人様が帰ってきたぞ!!島津家の未来を担うと言っても過言ではないぼっけもんの帰省じゃ!!」

 

と城下町を歩けば、隼人は様々な人から声をかけられる。ハリーは知らないことだが、隼人は薩摩アイランドの代表……いや薩摩の殿様の親族であり、実はかなりの権力者の血筋でもあるのだ。

 

「おう、ただいまじゃ。こっちは友人のハリーぞ」

「「「ハリーどん!!ゆくさ薩摩へ!!よかごわす!!」」」

「えっ?あっはい!!」

 

そしてハリー・ポッター。島津家とダンブルドア家のハイブリッドのぼっけもんの友人という事もあってか、薩摩の屈強なぼっけもん達に囲まれる。なお、薩摩のぼっけもんの多くはちょんまげ姿であり、筋骨隆々であった。

 

それもその筈、薩摩のぼっけもん達は己の剛力だけでひえもんとりを行い、鍛え上げて逞しいぼっけもんになるでごわす!!

 

 

 

「此処が俺んちよか。入ってくれ」

「えっ!?凄い豪邸じゃないか!?」

 

鶴丸城の敷地内。その敷地内にある大きな武家屋敷の1つ、そこが隼人の実家である。事実、表札には『島津』『ダンブルドア』と2つの名字が刻まれている。実はと言うと、隼人の両親は夫婦別姓であり……隼人は2つの名字を持っているのだ。

 

「中は土足厳禁ぞ。玄関で靴は脱げよ」

「うん」

 

日本の住居は基本的に土足厳禁であり、イギリスと異なるために隼人はハリーにそう告げて玄関の戸を開けた。

 

「ただいまー」

「お邪魔します」

 

なお、お知らせが遅くなったが。ハリーは隼人の魔法処での恩師?魔法処の学長であり理事長 安倍晴明が開発した魔道具の指輪を小指に嵌めており、このお陰か日本語が普通に分かるし……自分が話す英語も日本語に変換されるのだ。大変便利である!!

 

「あら、隼人!!お帰りなさい。早かったわね」

「おう。ピー助のお陰よ」

 

家に入り、ハリーを連れて居間に案内すると1人の茶髪で美人な女性が炬燵に入りながらテレビを見ていた。その女性は瞳は青く、ヨーロッパ人を思わせるが……顔立ちは日本人の美女であった。

その女性の側ではピー助よりも一回りほど大きな、不死鳥(薩摩種)が控えており、女性の側には柄の部分が3つに折り畳める薙刀が有ったのだ。

 

「母上。友人のハリーぞ」

「あら、ハーマイオニーちゃんにしては男の子ね?と思ったけど、別の子ね?

私はアリアナ・ダンブルドア。隼人の母です」

 

この薩摩美女はアリアナ・ダンブルドア。名付け親にアルバス・ダンブルドア校長を持つ、薩摩生まれのダンブルドア一族の女性だ。ダンブルドア一族の分家が薩摩に移り住んでから約100年経っており、完全に日本人だが極稀に先祖の血で瞳が青くなったりするようだ。

なお、名前の由来と成った人物は過去に亡くなったアルバス・ダンブルドアの妹だとか。

 

「親父は?」

「とよなら道場で皆を可愛がってるわ」

「おう、それならよか。ハリーも連れていくぞ」

 

何でも隼人の実家には道場があり、この道場では島津家に仕える多くのぼっけもんが鍛えられているのだ。そんな道場に隼人はハリーを連れていく。そこでは……

 

「キェェェエエエエエ!!チェスト!!チェスト!!」

 

「チェスト!!チェストォオ!!」

 

屈強なぼっけもん達が、一心不乱に鍛練を行っており、そのぼっけもんを鍛え上げるのは1人の人物。その人物は隼人と瓜二つであり、正真正銘……最強の薩摩隼人である。

 

「おまんら、もっときばってけ!!」

 

島津家最強のバーサーカー ホグワーツで着いたアダ名は妖怪首おいてけ。島津豊久である。

 

「親父。今、帰ったぞ」

「おおう!!隼人、帰ったか!!」

 

最強の親子。ここに再会!!

 

 

 

場所は変わって縁側。隼人が帰ってきた事もあってか、豊久は訓練を抜けて隼人……そしてハリーと縁側でお茶を飲みながら話をする事に成ったのだ。

 

「おまんはリリーの倅か……ジェームズによか似とる」

「はい。あの……豊久さんと僕の両親は?」

「同じグリフィンドールの学友よ」

 

豊久はそう告げて1枚の写真をハリーに見せる。その写真は豊久達がハリーより少し年上……だいたい日本で言えば中学2年生程の写真であり、その写真には。

 

薩摩に染まりきったセブルス少年と楽しそうに肩を組む豊久少年。ハリーの母であるリリー少女と写るアリアナ少女。人狼の苦しみから解放され、薩摩に染まったばかりのリーマス少年。そして頭の上に大きなたん瘤を作ったハリー瓜二つの少年、たん瘤を作ったイケメンな少年、たん瘤を作った小太りの少年だ。

 

「これが……僕のお母さん?とお父さん?それに、これはスネイプ先生にルーピン先生!?」

「おう。おまんはジェームズに良く似とる。めんたまはリリーそっくりじゃ」

 

そして豊久は教えてくれた。なんでもハリーのお父さんは昔、やんちゃ坊主であり……スネイプ先生を虐めていたそうだ。そんなスネイプ先生を豊久は助け、スネイプ先生と豊久は親友となり、その後……ルーピン先生とも親友と成っては共通の友人であったジェームズ、シリウス、ピーターとも仲良くなり……やがてシリウスは薩摩に染まったのだ。

 

「お父さん……なにやってたんだろう」

「知らぬが仏よ。だが、ジェームズもおいの自慢な友の1人よ」

 

だが、ハリーの両親はこの世にもう居ない。ジェームズとリリーはもう居ないのだ。

 

「この人は?」

「シリウスじゃ。今は島流しで鎌倉におる」

 

その後もハリーは両親の親友達の事を聞くのだった。

 

「この人は?」

「ピーターじゃ」

 

だが、その後……豊久の気配が変わり……殺気が漏れる。

 

「ハリー。おまんの両親が死んだのはその男のせいじゃ。コイツはヴぉるぜもんにお前の情報を売り、ジェームズはヴぉるぜもんに殺され……リリーはおまんを護るために命と引き換えにヴぉるぜもんの肉体を滅ぼしておまんに加護を授けた。

ピーターは見つけ次第、おいが殺す……地の果てまで追い続けてもな」

 

ハリーの両親、同級生に売られて殺されてしまったようだ。なお、2年後……豊久世代の親友達が集結し、ピーターは地獄を見ることに成るのだが、それは後に語られるだろう。

 

そんな時だった。

 

縁側の眼前にある庭に、空から全長数メートル程の巨大なウミツバメが舞い降りた。その背中にはアリアナに非常に良く似ているが、瞳は豊久に似た少女が乗っていたのだ。

 

「父上!!お兄ちゃん!!ただいまー!!」

「おう、杏(あんず)。おまんも帰ってきたか」

 

その少女は隼人の1つ年下の妹である島津・ダンブルドア・杏である。なお、ぼっけもんの皆様からは杏姫と呼ばれている。

 

なお、魔法処の寮は11歳からであり……それ未満の生徒はウミツバメに乗って魔法処まで通学下校を行うのだ。ウミツバメの速さは凄まじく、薩摩アイランドから数分程で、魔法処がある南硫黄島に到着する程である。

 

 

 

その日の夜。

 

「さあ、食べろ。えのころ飯よ」

「「「頂きます!!」」」

 

ハリーはアリアナが作った鹿児島黒豚のスペアリブ、鹿児島黒豚のクリスピーポーク、鹿児島黒豚のえのころ飯、鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶ鍋等の黒豚フルコースを堪能したのだった。ハリー、人生初……楽しいクリスマスを過ごした。

 

 

翌日。朝五時。

 

「「「キェェェエエエエエ!!」」」

 

ハリーの目の前では……一心不乱に木刀を振り下ろす隼人と豊久、杏の3人。木薙刀を振り下ろすアリアナの姿が有ったのだった。なお、木刀と木薙刀を振り下ろす木材には厳重なプロテゴがかけられているが、薩摩隼人の膂力に耐えられず木材がへしまがっていた。

 

いや、それだけではない。町中で朝五時から猿叫が響き、鍛練の音が響いた。この音は観光区には特殊な結界で届かないが、居住区全域には猿叫が朝から響くのだ。




次回!!合流のハーマイオニー。と観光区(安全地帯)の案内。

ハリー「なにこれ?」
隼人「マンドラゴラの干乾しよ」

薩摩マンドラゴラの干物がでるよ!!

夏休みアンケート(ギャグ)

  • ハリーが逝く薩摩アイランド
  • ハーマイオニーが逝く薩摩アイランド
  • ご当地魔法使い集合!!
  • ハリー&ハーマイオニー、薩摩へ
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