ハリー・ポッターと薩摩の不死鳥   作:かるかん饅頭

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チェスト!!


薩摩隼人の学校生活!!

『元気そうだの、豊久の学友君。いや、今はセブルス・スネイプ教授とリーマス・ルーピン教授と呼んだ方が良いな』

 

マホウトコロから大昔にホグワーツに送られた魔法水晶がある。この魔法水晶はマホウトコロの創設者である安倍晴明が開発した物であり、これを使うことでマホウトコロとホグワーツは時差やタイムラグを気にすることなく通話することが出切るのだ。

マホウトコロから遠路遙々、ホグワーツに連絡を入れるのはマホウトコロの教師である尾張出身のぼっけもん 織田信長である。そんな織田と連絡を取り合うのはホグワーツが誇る2名の先生であった。

 

魔法薬のエキスパートであり、元祖薩摩隼人の介入のお陰か史実と異なる結果に成ったグリフィンドール出身の魔法使い 半純血のプリンス セブルス・スネイプ先生である。

そんなセブルス・スネイプと共に織田と通信を行うのは1人の人物。グリフィンドール出身であり、史実では存在しないマンドラゴラ薩摩種の効能のお陰か人狼から大陸狼の動物もどきに体質チェンジ出来たグレートティーチャー リーマス・ルーピン先生である。

 

「お久し振りですね。プロフェッサーノブナガ」

「お久し振りです」

『お前達、丸くなったな。ホグワーツ在籍時は薩摩に染まったろうに。まあ、話は豊久の倅の事だ』

 

信長はそう告げ、酒を飲む。

 

『アイツはマジ物の規格外だ。父から受け継いだ島津の武勇の才、母から受け継いだダンブルドアとしての魔法の才能、そして薩摩や日本で伝わる()()()使()()()をあの年齢で理解しておる。魔法処じゃ余りにも手があまる化物だった』

「「だからって放逐しないでくれません?豊久以上のカルチャーショックに成りますよ」」

『鎌倉者を放逐しないだけマシだろう!!』

 

日本は薩摩隼人だけではない。デスイーターの生首を庭先に飾る超人集団、鎌倉武士。捨て身覚悟の必殺剣術等を納めた江戸。自然と調和し、剣から矢まで使うアイヌ。忍としての暗殺術から諜報まで備えた伊賀や甲賀の忍達。様々な流派を納め、実戦剣術の会津。エクスペクトパトローナムで呼び出した守護霊(馬)に跨がり、銃のような杖と刀を用いる仙台の魔法騎馬隊。

 

数えれば数えるほど、大勢居る日本が誇る魔法使いの皆様だ。

 

特に鎌倉は薩摩隼人に匹敵するところであり、スネイプの先輩がハッフルパフに居たのだが……そこの鎌倉武士はデスイーターの生首を校庭に飾ったりしていたのだ。

 

「はっ!?」

「どうしたリーマス!!」

「大変だ……1年生の妖精の呪文の先生はフリットウィック先生だ。フリットウィック先生は授業の際に……本を足場にしている。これはきっと、隼人君からすれば『先人を侮辱した』と捉えてチェスト対象にするぞ!!」

 

ルーピン先生の言葉を受けて、スネイプ先生もはっとなる。

ホグワーツにはフリットウィック先生という小柄な先生が居ており、フリットウィック先生は子供の背丈より背が低い。その為に教壇に上がるためには本を何段も積み上げて、それを足場にして授業を行うのだ。

 

薩摩隼人は意外と勤勉で授業はしっかりと聞くし、課題も真面目にこなす事で有名だ。それどころか先生達にも敬意を示し、自分達を導いてくれる存在だと理解している。

だが、それ故に……彼等からすれば先人が積み重ねた知恵の結晶であり代々受け継いできた本を足場にするフリットウィック先生をチェスト対象にし、刀を抜刀するか拳でチェストするだろう。そうなってしまえばフリットウィック先生は生首になるか、良くてマンゴ送り、保健室送りである。

 

「リーマス……グリフィンドール1年生の次の授業は確か妖精の呪文だったな」

「ああ……そうだよ」

 

そしてグリフィンドール1年生の次の授業は妖精の呪文。そう、件のフリットウィック先生の授業である。

 

「「いそげぇぇぇええええ!!」」

 

ルーピン先生とスネイプ先生は全速力でその場から走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほい、ハーマイオニー。借りてた本返すぞ」

「あら、もう読み終わったの?てっきり、貴方って体育系かと思ってたけど」

「文武両道は基本ぞ。勉強も出来ねば、真のぼっけもんにはなれんか」

 

入学して早2日。予言の子ハリー・ポッターと共に居る、という訳ではないが薩摩隼人である隼人は速くも有名人に成った。

校長 ダンブルドアの遠縁の親戚。刀を提げてる。マホウトコロで5年間学んでいた為に上級生に匹敵する魔法の腕があり、知識量も外見とは裏腹に豊富。その上、人間を超越した身体能力を持っており、服を脱げばムキムキである。

 

そんな島津・ダンブルドア・隼人はハリー・ポッター、ハーマイオニーと基本的に行動しており、そこにハリー・ポッターの親友と成ったロンが居る感じだ。ロンはまだ、薩摩の壮絶さにドン引きであり、まだ馴染めていない。

ハーマイオニーが好んでハリーや隼人と行動しているのは訳がある。ハーマイオニーは委員長気質があり、ミーハーなラベンダーやパーバティと居るよりは良いようだ。

 

「次は妖精の呪文か……どんな先生だろう」

 

ハリーがそう呟き、彼等は教室に入る。そこでは……

 

「おっ君達早いね!!」

 

先人から代々受け継いできた本を踏み台にする教師 フリットウィック先生が居たのだ。

 

「おまん……なんのつもりだ?」

 

先人が後世の人々の為に書き記し、そして現代まで受け継がれた本。それを踏み台にした教師に薩摩隼人が怒るのは無理はない事であった。

 

「なんの……つもりだ?先人が書き記した物になんて事を……それが教師のする事かぁぁあ!!」

 

身体を捻り、左手が日本刀のグリップを握る。示現流の極意は一撃必殺……更に外れた場合でも返しの裏太刀蜻蛉、脇差しの抜刀して行われる不意打ちの裏太刀蜻蛉がある。

 

「キェェェエエエエ!!チェストォオオオオ!!」

「君……なんのつもりだ!?やめな……うわぁぁあ!!」

 

だが、刀がフリットウィック先生を切り裂く事は無かった。

 

「「エクスペリアームズ!!」」

 

なんとか間に合ったスネイプ先生とルーピン先生のエクスペリアームズが、隼人を吹き飛ばした。その後、フリットウィック先生は隼人が吹き飛ばされた間に、ルーピン先生に回収された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えー、フリットウィック先生の代わりに呪文を教えることに成りました。リーマス・ルーピンです」

 

呪文の先生は変わりました。あと、フリットウィック先生は無事ですが、トラウマを発症しました。

 

 

 




フリットウィック先生はトラウマを発症しました。

次回!!

かなり早いが、トロールが参戦。そして放たれる薩摩式インセンディオ

???「薩摩怖い、薩摩怖い、薩摩怖い、ジャパニーズ怖い!!そうだ!!早めに潰そう」→「もう覚醒しとる!!アイェェェェエエエ!!」

夏休みアンケート(ギャグ)

  • ハリーが逝く薩摩アイランド
  • ハーマイオニーが逝く薩摩アイランド
  • ご当地魔法使い集合!!
  • ハリー&ハーマイオニー、薩摩へ

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