夢幻都市オルバースと具現せし住人たち   作:ミカりん

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(多分)はじめまして。
新シリーズです、何なりとご覧ください。
Twitterで一緒に作っていただいた方に多大な感謝を申し上げます。
私と合作相手と二人で作っている世界観になります。
かなり人を選ぶ作品に仕上がっているため不快な方はブラウザバックでお願いします。
余談ですが作者は紺珠伝以後東方原作やってないため設定ズレてたらすみません。


プロローグ 新たなる世界の誕生
夢幻の魔王の幻想入りと世界創造


 かつて、とある世界においてとある戦いがありました。

 夢の世界の住人であり、自らの世界に取り込んでしまえる強力な存在。

 彼は魔王……夢幻魔王イド。

 しかし、復活して十数年。

 力を取り戻しその存在を顕にした彼の野望は打ち砕かれたのです。

 彼の存在した世界……ポポロクロイスの王子、ピエトロの手によって。

 

 

 

 そして、ポポロクロイスの世界から消滅したイドでしたが、なんとナイトメアとしての仮初めの姿のみを残し、力の大多数を失いながらも幻想郷における夢の世界へと迷い込んでしまったのです。

 

『うぐっ……』

「……不思議な人形ね、でもこれは……」

 

 夢の世界の住人、ドレミー・スイート。

 彼女が見つけたボロボロのピエロの人形がナイトメアだったのである。

 

『……うーん、ここは……』

「気が付いた?ピエロくん。」

『……誰だい?気軽にボクに話しかけるのは。』

「私はドレミー・スイート。キミこそいきなり私の夢の世界に混じってきて誰なのさ?」

 

 夢の世界を作り出したドレミー・スイートと、夢幻王国と呼ばれる夢の世界を作り出したナイトメア。

 二人の奇跡の出会いが、数々の冒険と……そして出会いを生み出していくのです。

 

『夢の世界?ボクの夢幻王国と違うみたいだけど?』

「これは私が作った世界。キミの夢幻王国は気になるけど……変なことしたら博麗の巫女に目をつけられるよ?」

 

 そしてドレミーは幻想郷についてナイトメアに話をしました。

 幻想郷の住人ではない、ナイトメアは外の世界からやってきたのだろうとも……

 

『そうかい……でも力をかなり失った。新しい夢幻王国を作りポポロクロイス王国を取り込む力は無さそうだなぁ……』

「ポポロクロイス王国?それが、キミがいた世界?」

 

 ドレミーはポポロクロイスについて興味を持ち、話を聞く。

 そしてナイトメアはこれまでの成り行きをすべてドレミーに説明しました。

 ポポロクロイス王国でかつて夢幻魔王イドとして支配しようとしたがバスカルという魔法使いによって封印されたこと。

 そして12歳の王子だった頃のパウロ国王が封印を解いてしまったこと。

 そしてポポロクロイス王国を取り込んだあと、パウロ国王の息子である竜と人間のハーフ、ピエトロ王子によって再び倒されたこと。

 更に夢幻魔王イドとしての力は既になく、おそらくナイトメアという仮初の姿が無ければそのまま消滅していたであろうことも……

 ナイトメアという仮初の姿と、夢幻王国と呼ばれたナイトメアの世界の在り方が、ここに奇跡を生み出したのです。

 

「ねぇナイトメア。いえ……夢幻魔王イド。」

『なんだい?』

「キミのその力、僕に貸してよ。」

『は?なんで力を貸さなきゃならないのさ。』

「私の世界を、もっともーっと!豊かにしたいから!」

『ボクは悪夢だよ?』

「私が幸せの夢を食べ、キミが悪夢を食べる。それで、いいんじゃないかな?」

『なんかその言い方すげぇムカついた。けど……遊び相手が増えるならいいかな。』

「決まりだね!」

 

 こうしてドレミー・スイートとナイトメアの二人は新しい夢の世界を作り始めました。

 ナイトメアはたまに調子に乗りましたが、イドの力の大半を失っていたこともあり、地獄の神様ヘカーティア・ラピスラズリに折檻されたりやり過ぎそうになっては先代巫女……博麗霊夢の1つ前の博麗の巫女に征伐されながらも暫くはドレミー・スイートと過ごしては夢の力だけを取り戻していきました。

 

 

 

 それから数十年。

 博麗の巫女が今の博麗霊夢になり、紅霧異変が起き、そして月の都から探査機が来たあの異変ではちゃっかりナイトメアが中ボスになり霊夢たちに成敗された。

 そんな紺珠伝のお話もあってしばらく経ったあと。

 

『オイ、ドレミー・スイート!』

「なんだい?わざわざフルネームってことはまた大事件やらかすの?」

『今度こそ八雲紫に叱られない夢幻王国の作り方を考えたんだよ!』

 

 ナイトメアがわざわざフルネームでドレミーを呼ぶときは異変が起きる。

 そんな風潮が出来つつあったためドレミーは些か不機嫌そうに対応しました。

 喜びを隠せないナイトメア、自信たっぷりに語りかけます。

 

『今あるものを呼び出すから異変になる、だからまったく同じ存在をコピーして夢の世界に呼び出すのさ!』

「……何かと思えば、また一大勢力作ろうって話かい?飽きないねぇナイトメアくんは。」

『子供じゃない魔王様だ!……で、どうよこの計画は。』

「……やるならこれ、八雲紫の力も必要だよ?夢はあくまでも夢であって、これじゃああの仙人たちみたいに新しい世界作る的なことになるだろ?」

『なんだよ?仙人たちが良くてボクたちがダメってのはないだろ?』

 

 ナイトメアの計画。

 これは、夢の世界に新しい大地と街を作り、住人を具現化させること。

 実は異世界で似たようなことをした世界があるのだが、それは知る由もなく。

 そしてナイトメアの夢幻王国を作る力をそのためにコントロールする努力をしていたことにドレミーは肩を落としました。

 

「……止めないけどさぁ、どうなっても知らないよ?」

『いいんだよ、ケケッ!さぁやるぞ〜!』

 

 そうしてナイトメアは夢幻王国を作る力を利用し、暴走しないようドレミーがアシストしながら夢の世界に新たな世界を作り出しました。

 夢の世界だから住人は歳を取りません。

 そしてナイトメアの好きなように作ることができます。

 それから1ヶ月。

 遂に新しい夢幻王国が、幻想郷の夢の世界にて具現化されたのでした。

 

『ヒヒヒッ!ありがとうなドレミー!』

「まったく……でもさ、夢幻王国なんてダサいよ。それに、アンタが支配できるだけの力はまだないし何よりこれはコピー。継ぎ接ぎだらけの世界なんだから。」

『だから八雲紫の力を借りるのさ!最後にな?』

「……って、私をそれに巻き込むな!もう退治されるのはコリゴリだよ!」

 

 こうして、ナイトメアの新たな夢幻王国が生まれたのです。

 大きな街に小さな箱庭のような世界。

 後にナイトメアを折檻した八雲紫によってこう名付けられたのです。

 

 

――――隔絶されし虚構の街。オルバースシティと……

 

 

 




短いですがここまで。
以下解説。


ナイトメア
ポポローグのラスボスで夢幻王国なる異世界にポポロクロイス王国を取り込んだ黒幕。
詳しくはポポローグをプレイしていただきたいが、合作相手の考えた世界はどう生まれたのか?
作者が考えた結果、夢幻王国となりました。

ドレミー・スイート
実はこのプロローグは、ハーメルンに乗せるために世界観を解説するために急遽作者が作ったお話でした。
そして、元々東方のキャラも出演していたため、どう幻想郷とこの世界を繋ぐかを考えた結果、ドレミー・スイートさんに白羽の矢が立ちました。
ちなみに作者は輝針城で歴史が止まっているため紺珠伝以降はWiki知識です。

今回登場した作品
ポポロクロイス物語
ポポローグ
東方紺珠伝
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