(俺が呪術師を除霊しちゃったのは)わざとじゃないんです!   作:かりん2022

20 / 25
交流会という名の見合い

交流会である!

 

京都校の生徒達と初顔合わせだ。

 

「神様帰っちゃったの? つまんない」

 

 真依は残念そうにする。

 

「あの! メカ丸の助命嘆願、ありがとうございます!」

 

 三輪が頭を下げると、京都校の生徒達は揃って頭を下げた。

 

「いいんだよ、明日の授業よろしくな」

 

 生徒達に、たくさんのお札を提供する。

 

「貴様、何が目的だ。なぜ無償で生徒達を助ける」

「お札に罠はねぇよ。子供を殺しても意味ねぇし」

「ならば何を殺せば意味がある」

「殺しで為せるものは、きっと脆いと思うよ」

 

 俺の目的は、新たなる法則の創造である。

 

 

 それはともかく。

 

「今日は、向こうの名家の御当主、六道 鈴音様が交流会を見学なさる事になったので、くれぐれもよろしくお願いシャス!」

「鈴音って気軽に呼んで〜。よろしくね〜」

「えっ 力のコントロールできない五条先生!?」

「そう泣かせたら死ぬと思え。ちなみに5歳児よりよく泣く」

「ちょっと〜!虎杖くん〜!?」

「申し訳ありません、鈴音様!」

「式神の名家と聞いた」

「ええ、そうよ〜。みんな〜」

 

 影から式神がどんどん出てくる。

 

「おおー」

「異世界の式神……」

「神聖な感じがする」

 

 そう、不安ではあるが、交流会の見学を条件に鈴音様は伏黒津美紀の治療を快諾してくれたのだ。

 危険性は事前に軽く説明してたし、なんとか頑張って生き延びてくれ。無理かな……。

 

 翌日の授業、急に年頃の呪術師の男が増えた。

 

「強い式神持っとるみたいやん。しゃーないから愛人にしたる」

 

 俺は呪術師をぶん殴った。

 そこから大乱闘が始まり、関係のない生徒達は避難。

 

 止めようとして怒鳴られた鈴音様は無事プッツンして周辺を更地にした。してる。

 

「あっはっは! 確かにこれは暴走というほかないね! こっちの式神にはない現象かな、面白い」

「面白がってる場合ですか。あっ 虎杖が撥ねられ……」

「悠仁頑丈だし大丈夫でしょ。ほら起き上がって宥めてる。いやぁ分家は大変だ」

「言ってる場合ですか」

「ちゃんと見てるから大丈夫、恵も、恵のために来てもらったんだからしっかり護衛しな」

「あの中に入れと……?」

「頑張れ男の子!」

「はぁ……行ってきます。玉犬!」

「これでロマンスが始まったら万々歳なんだけどね」

 

 なんだか不穏な事を言ってる気がする!!

 俺は伏黒からも鈴音様をガードするのだった。

 

 

 

 

 交流会も無事に済み、津美紀の治療も鈴音様はしてくれた。

 襲撃は何度かあったが、なんとか守りきり、鈴音様は帰る事となった。

 

「虎杖くん〜。よく聞いて〜。あなたは、必ず大きなしっぺ返しを喰らうわ〜。覚悟の〜上なのよね〜」

「はい」

「仕方のない子ね〜。あら〜落としちゃったわ〜」

 

 どさどさと書物を落とす。

 

「これは……! ドクターカオスの著の……!」

 

 カオスの前にカオスなし。カオスの後にカオスなしと言われる大天才の著の写し。

 

 あまりにも寛大な鈴音様のなさりように、俺は涙するのだった。

 

 さてじゃあ、そろそろ適当な特級依頼を受けて死を偽装して準備をしないとな。

 

「五条先生。俺の次の任務は?」

「呪具作成」

「いや、呪霊退治は?」

「八兵衛様帰ったじゃん。今の君4級だし、狙われてるし、そもそも生産者を戦場に出さないって」

 

 うーん、確かに!

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。