(俺が呪術師を除霊しちゃったのは)わざとじゃないんです! 作:かりん2022
「先生。俺、これは違うと思う。これは違う」
「何が違うのかな?」
「俺は慈悲と敬意で荒御魂を崇め奉りお鎮めするのがお仕事だから、呪力で殴るなんて論外だと思う」
「ええ……。じゃあ慈悲と敬意を込めてぶん殴ったら?」
「呪力ってそれ出来ないじゃん。そもそも負の感情に着火するわけだし。なんていうかな。流派が違う。お医者さんと警察くらい違う。人助けは同じだけど、俺は救いてーんだよ」
「僕は逆に穏やかな戦闘方法に変わったと思うけどなぁ……」
悠仁は見えないので気づかなかったが、悠仁の攻撃は割と広範囲に「チュドーン」と「酸の雨」である。
えぐい。非常にえぐい。絶対に殴られた方がマシ。
見えないのと非術師に影響がないだけで、凶悪なことこの上ない。
それに比べて、一体一体丁寧に攻撃して倒していく方法のなんと穏当なことか。
悠仁が直接攻撃に切り替えただけで、呪術師達の感謝感激雨霰である。
ただし、明らかに対処できる級が下がったので今、五条が級を下げるべく交渉中である。
本来は逆なのだろうが、罠依頼にかける気満々の上層部なので、級が高い方が都合が良いのだ。
「今、両面宿儺様の記憶を夢見してるけど、両面宿儺様のお力をお借りしても、攻撃しかできねーし」
「ごめんなんて?」
「攻撃しかできねーんだよ。成仏させてあげることができない」
五条には攻撃と成仏の違いがわからない。なんなら悠仁の儀式の方が苦しそうまである。
しかし悲しいかな、悠仁はそれを知らないのだ。見えなかったから。これから知るかもしれないが。
それはそうと、爆弾発言である。
「宿儺の術式使えるの?」
「使えると思う。まだちょっとだけだけど」
「どんな術式?」
説明を聞く。
うん、呪術師に堕ちても爆弾のままである。これは特級から下すのは無理かな……。
「とりあえず、お試しでちょっと難しい任務行ってみる?」
そういうことで、レッツみんな大好き例の任務である。
「ってことで、七海! 絶対眼を離さないでね!」
「よろしくお願いシャス! ナナミン!」
七海は深くため息を吐いた。
「都内の呪霊は減っていますが、強い呪霊はいまだに残っているんです。逆にいえば、都内での呪霊被害といえば、現在二級以上に限られています。さらに今回は、呪詛師と呪霊がともに行動しているようです。心して相対してください」
「わかった」
被害者を調べる。
「いつ見ても信じられねーんだけど、なんでこんな事できんの?」
心霊現象を遙かに超えた何かに、困ったように虎杖はいい、地図を出す。ダウジング。
「ちょ、宿儺様、どうかお鎮まりください、お鎮まりください!!!!」
死ねと描き続けるダウジング。
「はぁ、どうしたら宿儺様と仲良くなれるんだろう」
『妄言は
「はあ。地道に残穢を見て追いましょう。見方を教えます。そして相手は呪力で倒すように」
「気乗りしねぇけど、わかった」
二人で追っていると、改造人間に襲われた。
「ナナミン、ちょっと時間稼いで」
そして、悠仁はトランス状態に入る。
『何をする貴様!!!!』
虎杖の背中が盛り上がり、服を突き破って腕が現れる。
「
改造人間は消し炭になった。
なお、虎杖は彼らが元人間だとまだ知らない。
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