出したいキャラ総出しにしたら、なんか空気になっちゃう子出ちゃうだろ! というのを身に染みて感じました。
軽いのに重い。
重いのに軽い。
変幻自在に変化する質量と格闘するということは、想像以上に骨が折れる。
これが真に集団対個人だった場合、物量に任せてもマドロックは勝てていただろう。しかし実際には彼のワンマンプレイ、精神干渉による使役である。
適切な陣形、適切な攻撃方法、適切な回復……それらを設定するのは難しくない。だが問題は、その最適解の方が自在に変動してしまうということだった。
記憶を取り戻し、特異点との接続方法を思い出したことで魔星と化した柊。彼という暴力は、集団制圧の極みともいえるマドロックの星辰をほとんど能無しにしていた。
しかし逆にいえば、彼の洗脳はそれほどまでに凄まじい、ともいえる。
まず星辰を一方的に対消滅させられる滅奏。
彼の一番の脅威は相性による蹂躙である。確かに相性有利はすさまじく、数十倍、時として数百倍の出力でなければ押し負けてしまう。
続いて繋がりさえ出来てしまえば星辰を無限に組み合わせられる界奏。
脅威的なコミュニケーション能力による繋がりの多さが手数の多さに直結しており、死人の星辰とまで交流出来るがゆえに、まさに無法。極晃星としてはステータスが最底レベルだとしても、それをカバーして余りある
更には、無制限に星辰体兵器を生み出せる人奏。
公的記録には一切存在しないイレギュラーであり、未知の兵器を作り続ける能力であるがゆえ、単騎にて軍隊のような数と質の暴力を実現している。
そこへ、自ら生み出した魔星まで加わっているのだ。一個人、一つの名家どころか国家ごと滅ぼせてしまうような軍勢に対し、数分間だろうが拮抗している。
「しかし俺の星辰では限界がある。
あくまで洗脳。操り手の脳を完全に破壊されれば再洗脳、強制再起動などの手は採れなくなるし、そもそも
光の、意志力の暴走は想定外。人為的に光狂いにするという実験が大成功してしまったがゆえの、いわば、過ぎたるは、という事態。しかし、柊だけ集中して潰すわけにもいかない。
「ならば俺は、太陽に手を伸ばすとしよう」
しかし舞台は整った。
高濃度の
“お前ら。未来は幸福なものとしたいのだろう?”
「かつて父は言った。マドロックの名は、英雄であり神であるのだと」
“将来不確定な戦乱の世などではなく、誰もが平穏と平和を享受できる世が欲しいのだろう?”
「しかしアドラーはグランセニック家に、カンタベリーはリベラーティ家に信を置き、我々に平伏する気配がない。
……しかし、プライドに振り回されれば破滅するのは目に見えている。ゆえに静観。強者は強者、状況をきちんと受け止め進むのが常道」
“帝国は、皇国は、
「そしてその常道の果てにて全てを超越するのが、超人、現人神、
“否だろう。ゆえに俺が、俺こそが与えてみせるさ”
「ただの
“恒久的な平和を。誰もが望む未来を”
「第二太陽の、再臨なのだから!!」
カルラ・マドロックなぞ偽りの姿。
ここに顕現するのは、そう───
「神蝕せよ、我が守護星──鋼の
──終末の獣。偽りの太陽にして、世界を喰らう傲慢という名の悪性である。
「
無限の希望と絶望と共に歩む人間よ。
お前たちは今宵、新生する栄誉を受ける。
神の加護を失ったがゆえに。その愚かさゆえに。その素晴らしさゆえに。王の憐憫ゆえに。
悲劇は覆らず。過ちは繰り返す。
人はいつもの如く栄え、いつもの如く滅ぶ万物流転。なんと悲しい末路か、見るに堪えないどうかその道に幸福あれ。
十の指輪と七十二の魔神、その全てが揃う時、我が王権は人理を決する神威と成ろう。
誕生の時来たれり。俺は全てを知った。
戴冠の時来たれり。私は全てを始めよう。
訣別の時来たれり。己は世界を更新する。
永遠を遍く
あらゆる願いを、今ここに、聖なる杯が叶えよう。」
そしてこの
『我ら、大和の遺せし御心がままに。
大祓にて罪穢れを濯ぎ、共に新たなる神とならん』
全世界にいる、全人類。
カルラを讃える
「さらば神代。偉大なる黄金の時代。
その玉座の滅びと共に、新時代を築こう。
ゆえに来たれ
ここより始まれ、我らの神話。
これより示すは、大革命。
さあ、
人を滅ぼすのは人の善意。
人を救うのも人の善意。
「
人が人を憐れみ、救いたいと思い、何もしなくてもただ救われたいと願うその傲慢が、未曾有の大災厄を生み出した。
カルラの詠唱は、FGOのソロモンというか、あの、まあ一部を終えたマスターなら分かる例のあの人がモデルです。