美月・風間side
陽炎の記憶ヒートヘイズの適合者を探していた私達の前にはちょうど自殺しようとしていた青年がいた
「あの子にしよう!」
「決め手はなんですか?」
「燻ってると言うより沈んでるからねそれが良いのよ!」
「では声を掛けましょう」
「待って!」
「どうしました?」
「どうせなら死ぬ間際を狙いましょう」
「まぁ、君がそう言うなら任せましょう」
「あっさり引き下がるのね」
「神の代行者としての強さには自信がありますが正直この力が邪魔で思うように力が振るえませんからね」
そう言って腕をさする風間に美月が問いかける
「あんたのその刻印って目に見えるものなの?」
「ドーパントやライダーなら可能かもしれませんが肉眼では確認出来ませんね」
「そっか、とりあえず風間さんがその力をどうにかしないといけないのはわかったわ」
などと話していると青年の方に動きがありビルの屋上から飛び降りた。
それを助け青年に問いかける
「もう人生に幕を下ろすのかしら?」
「あんたは?」
「私は神の代行者、あなたに力をあげる」
「力…」
「受け取りなさい、陽炎の記憶が収められてるわどう使うかはあなた次第よ」
「期待していますよ」
そう言って私達は姿をくらました
そして男はしばらく放心していたがメモリを起動し怪物へと姿を変えた。
ヒートヘイズドーパントは陽炎の揺らぎを利用し巧みに姿を隠し
つつ人々を惑わしていく
「陽炎って光の屈折と地上の温度上昇とかで起きる現象だから惑わしって意味ではぴったりなのかも」
「彼独自の空間を作り出せれば面白いかもしれませんね」
ドーパントの様子を見ていた私達は思い思いの感想を口にする
「面白いねあのドーパント」
カイ達が合流した
「その人は?」
「新しい神の代行者さ!プロメテウスドーパントだよ」
「プロメテウスドーパントの火神遼太、よろしく!」
「どっちのメモリで至ったの?」
「BLAZEだ!俺が全てを焼き尽くして至高のアートを完成させる!」
「宴に余興は付き物だしね、いいんじゃない?」
「目的は聞いているし協力もする俺のアートが正しく評価される事を望みつつだがな」
「それで構わないさ、俺達だって個人個人の目的はあるからね」
「そうね」
「ああ、そうだ」
「そうですね」
「なら協力は惜しまない」
「ただ、今回の目的は別にあるからね」
「その目的は?」
「ゼファーをこっち側に引き入れる」
「ゼファーをか?」
「あの風のライダーでしょ?」
「風の神にするんですか?」
「いや、風と雷の力があるからね風神雷神の代行者になってもらうつもりだよ」
「雷の神はゼウス様がいるだろう?なぜ新たに生み出す必要がある?」
「実験というか、遊びの一環さ1人でどれだけの神の力を扱えるのかのね」
「それでとりあえずは2つだと?」
「今回の戦いできっとゼファーは水の力を手に入れるそうすれば3つの力を扱える可能性が生まれる」
「なるほど…そこまでの考えがあるのなら我々は傍観しましょう」
「ちょっと動いてもらう事になるだろうけどね」
「その時は指示してよね」
そう言って全員でドーパントの行く末を傍観する
拓斗視点
ここ数日の火災や異常気象はきっとドーパントの仕業だ
期間が短い事から察するに類斗がライダーとして戦って倒しているんだろう。俺は目立った動きがない代わりにある程度火災や異常気象の情報を集めていた。
「かなりのデータが揃ってきたな、これで今の異常気象は原因が特定できるはずだ」
収集したデータをひとつにまとめると風都タワーを中心に
街全体の温度が上がっているようだった
「行ってみますか!」
俺はさっそく風都タワーへと向かった
目的地に着くとかなり暑いと感じた。辺り一帯を陽炎が揺らめく
「陽炎が揺らめくレベルの暑さってヤバいよな、あんたもそう思わない?ドーパントさん」
拓斗の視線の先には陽炎の揺らぎ
そしてそこからドーパントが姿を表した
「なぜわかった?」
「明らかにあんたの周りの陽炎だけ揺らぎが大きかったよ」
「なるほど、次は気をつけるとしよう」
「お前に次なんてないけどな!来い!Zephyros!」
俺はメモリを起動し変身する
『Zephyros!』
「変身!」
ゼファーに変身し槍を構えて向かっていくが陽炎の揺らぎによって躱され思わぬ方向から攻撃を受ける
「クソ!反撃しきれねーな、それにこの暑さじゃ長く変身してられない風を操りつつ体温を一定に保ってるけど、手早く決めないとまずい訳で」
思考を巡らせていると風都タワーの近くの池から青と水色のメカが飛んできて俺にぶち当たる
「痛!なんなんだよ!?って…何コイツ?ちっさい龍?」
(ハイドロメモリよ!あなたの新しい力よ!)
「なるほど、ならお前の名前は水龍だ!力を貸してくれ!」
俺はメモリを手にして起動する
『Haidoro!』
「変身!」
装甲の色と形が変わり青と紺色が主体となった装甲が纏われ
両手には銃を持った姿になった。
「両手に銃か、類斗より先に銃撃戦デビューとはね、じゃあ行きますか!」
俺の横にゼフィロスと雷獣ことライトニングが並ぶ
「今度はお前らがしっかり戦闘に参加出来る武器作ってもらおうな」
ゼフィロスと雷獣が一鳴きし戦闘開始の合図となる
俺は縦横無尽の動き回り銃を乱射する
「まさに水鉄砲だな!」
威力が桁違いだが水の弾丸がヒートヘイズの揺らぎをかき消していく
「俺の揺らぎはこんなものでは無いんだよね!」
ドーパントの周りの揺らぎが大きくなり広がっていく
「なんかマズイ!?」
揺らぎにのまれ世界が真っ白な空間に変わる
「陽炎の世界へご案内っと!」
「最近手に入れたばっかの力見せてやる!」
「水の声に耳をすませ!」
お互いが向き合い動き出そうとした時鎖が飛んできた
「仮面ライダーチェイン!それにソルバー!あと、ニクスだったっけ?あとは、類斗の敵と誰だそいつは?」
「まぁ、メンバーは追々教えるよ!それよりも、ゼファー俺達の側に来ないか?」
「君はこっち側だ」
「ふざけるな!」
俺はソルバーに向かって怒鳴る
「誰が好き好んで友の敵がいる側にならないといけない?」
「君はいずれこっち側に来るだろう!だから預けておくよ!」
そう言って深緑のメモリと真っ白なメモリを手渡す
「なんだこれは?」
「ボレアスとスサノオ、君のメモリだ!君用に改良してもらったから君にしか使えない。待っているよ君は間違いなくこっちに来るさ待っているよ!」
そう言ってソルバー達は消えていった
「俺をあっち側にねぇ〜」
俺は思うところあって変身を解く
「ものは試しってね!」
『Boreas!』
「変身!」
メモリを装填してみるが起動しない
「こっち側に来ないと使わせないってことね、了解」
俺はハイドロフォームに再変身すると銃を乱射する
「なるほど」
そう呟いてから頭上に向かって引き金を引くと擬態していたドーパントが姿を表した。
「完全に擬態していたはずだ」
「揺らぎが大きすぎるよあんたの周りだからバレるんだ」
「なるほど、次は用心しよう」
「あんたに次なんて無いさここで終わるからね」
銃を連結し1つにしハイドロメモリの角の形をした装飾を3度押し必殺技を発動する
『Haidoro!maximumDrive』
「ハイドロバスター!」
物凄い威力の水がドーパントに向かっていき
その水に飲み込まれるようにドーパントが爆散する
ドーパントが人間に戻ったのと同時に揺らぎの世界も解除された
「神の力…か…」
俺の手にはソルバーから渡されたメモリが握られていた。
次回は主人公とゼファーが再度激突します。
登場人物紹介
天音拓斗
仮面ライダーゼファー
使用ドライバー
ロストドライバー
使用メモリ
『Zephyros』(風の記憶)
『LIGHTNING』(稲妻の記憶)
『Haidoro』(水の記憶)
『Boreas』(風神の記憶)
『Susanoo』(雷神の記憶)
類斗と反りが合わず単独行動でドーパントと戦っていた時
神の代行者になる権利を与えられる
次回のレインとBLOODは
「もう一度俺と一緒に戦わないか?」
「俺のやり方を否定したお前と組むつもりはない」
「ならもう一度戦おう!」
「今度こそわからせてやる!」
ぶつかり合うRとZ/決別の時
ゼファーを闇堕ちさせるか否か
-
闇堕ちさせて主人公ともう一度ガチバトル
-
仲直りして再度共闘