-夜間-
人気のない路地裏逃げる中年の男とそれを歩いてゆっくりと
追い立てる1人の男
「俺が何したって言うんだよ!」
「あなたのせいで私は全てを失いました。なのであなたの命で償ってもらおうと思いまして」
「俺は何もしてない!本当だ!」
「だとしても、貴方は汚職に加担しました。そして私は巻き添えになった、それだけで十分です!」
男はメモリを手の甲に挿し怪物へと姿を変える
「あなたを粛清します!」
怪物は男の命を奪った。
「これで3人」
怪物から人の姿に戻ると姿を消した。
その様子を影から見ていた存在が1人
「早く遊ぼうレイン、W」
-昼間学校-
日頃の行いのせいか俺は生徒指導室に呼び出されていた
「先生、俺が何したって言うんですか?」
「授業に出ない、進路希望の紙も出さないあげく遅刻に無断欠席と呼び出されない理由があるかお前」
「提出物はしっかり出してますし課題もこなしてます。テストの点だって悪くないですよ俺」
「だからこそだ!もう少し授業に出ろ!将来どうするんだ?」
「民間警備の仕事でもしますよ!」
「それにしたってだ!まぁ、良いとにかくもう少し授業に身を入れろ」
「わかりました」
そうして解放された俺は生徒指導室を後にする
「よう!また呼び出されてたのか?」
「見りゃわかるだろケンカ売ってんのか?」
「冗談!お前に勝てるわけないだろ!」
「なら俺をイラつかせるな!」
「まあまあ、落ち着けって!今日はお前が興味ありそうな事件記事見つけたんだよ」
「よし!殴る前に聞いてやる!」
「殴る前提かよ!?まぁ、いいやこれ見ろ連続殺人事件
特定の会社の上役だけが狙われてる現場には指紋は愚か足跡すら無いらしい」
俺は自分でも表情が強ばるのを感じつつ問いかける
「足跡すらないってどういう事だ?どんなに薄くても靴跡とかは残るはずだけどな」
「それが全くなんだと、これってお前が好きな仮面ライダー関連じゃねーの?」
「有り得るな、まぁ、おまわりも嗅ぎまわってるだろうし、補導されない程度に調査するよ」
「そうしろよ!おまわりに捕まったら停学も有り得るぜ」
「だな、じゃあ、いくわ!」
「あぁ!またな!」
そうして拓斗と分かれて俺は調査に向かった。
-拓斗side-
俺は類斗の秘密を知っている。知っているからこそあいつの邪魔はしない。俺に力がないから
「俺に力があればな…」
それで思い浮かぶのはガイアメモリと仮面ライダーという単語
俺は首を左右に振りその考えを頭から振り払う
そして帰宅するため止めていた足を再び進める
(力が欲しいか?)
何処からか声が聞こえて来た
「誰だ?」
(正体は明かせない。)
「せめて姿を見せてくれ」
俺がそう言うと仮面を付けたスーツの男が姿を表した
「もう一度聞く、誰だ?呼び方は何かしらあるんだろ?本名明かせなくてもよ」
(そうだな…今はシンと名乗っておこう)
「何の用だ?」
(力が欲しくないのかと私は聞いた)
「力?」
(君には私の実験に協力して欲しい)
「実験?」
(その通りだ、この力は君に相応しいと私は思う)
「俺は何をすればいい?」
(変身して戦ってくれさえすればそれでいい
返事はすぐでなくていい、戦う気になったからこのメモリを呼ぶがいい)
そう言うと仮面をずらし指笛を吹いた
すると竜巻が巻き起こり薄緑色の鳥の形をしたメカが浮遊していた
「そいつは?」
(ゼフィロスメモリ意志を持ったメモリだ、そして君に強く反応した)
「つまり選択肢を与えられたわけだ、戦うか逃げるか」
(その通りだ、後は君次第だ、それともう1つ私は類斗のスポンサーだ、類斗は力を得る選択を迫られた時こう言った
「その力は守るものかそれとも拒絶する力か」と
使い方次第だと告げたら何も言わずに力を手にしたよ)
「そうか…アイツらしいな」
(もう一度言う後は君次第だ)
そう言って光に包まれ消えて行った。
「逃げるか戦うかね…」
その言葉を強く噛み締めた
類斗side
事件を調査しているといつかの帽子の男にあった
「あなたは…」
「あの時の青年か、何してんだ?」
「調査です。バイトで!」
「危ねーって言っても聞くたまじゃねーか、ここに来てる時点でそうだわな」
「わかってるじゃないですか!仮面ライダーさん」
「ったく、見てたのか、わかってるなら離れるなよ」
「はい!」
「ところで名前は?俺は左翔太郎探偵だ」
「雨宮類斗、バイト学生です!」
「じゃあいくぞ!」
そうして左さんと一緒に調査する
翔太郎さんもアイテムを使って調査を進めていると
翔太郎さんの知り合いらしい警官から電話が掛かってきた
新たな事件が起こったらしくしかも警察の調べでわかったのが
被害にあった人は皆過去に汚職に加担していたらしい
詳しい汚職の内容はまだわからないが何人かが会社をクビになったらしい
翔太郎さんは一度電話を切ると、別の誰かに連絡をとっていた
「翔太郎さん、誰と話してるんですか?」
「相棒だ、事件の事をさらに細かく調べて貰ってる進捗はどうだ?フィリップ」
(まだ決定的なキーワードが足りないみたいだ
企業名、被害者名、それに汚職と来てまだ本が減らない)
「そうか…なんかねーか」
「翔太郎さん、木を隠すなら森の中です」
「なんだいきなり?」
「汚職そのものを洗うより汚職により失踪した人を探すべきです。」
「なるほどな、フィリップ、キーワードは失踪者だ」
(なるほど!来たよ!全ての答えがね、おそらく次に狙われるのはリーダー格の男だ!急いだほうがいい)
「わかった!」
通話を切ると翔太郎さんはバイクに跨った
「お前も来い!」
「俺もですか?」
「あぁ!」
「わかりました!」
翔太郎さんのバイクで指定された現場に向かった
-事件現場-
俺達が到着するとまさに男がメモリを使い怪物に変身したところだった
翔太郎さんは迷わずバイクでドーパントをはねた
「ちょ!翔太郎さん!いくら怪物とはいえ不味くないですか?」
「このくらいじゃ大したダメージいかないから心配すんな
そんでもってそこまでだ!アサシンドーパント!いや、暗木真一!」
「あなたは汚職の罪に問われ仕事先をクビになりそれを皮切りに失踪した、でも、メモリを手にして戻ってきたんですよね?復讐のために」
「そうだ!俺は俺に罪を擦り付けた奴を許さない!全員粛清する!邪魔するならお前達も粛清する!」
「そうはいかないぜ!俺達が止めてやる!いくぜ!フィリップ!」
「俺は離れておきます!警察とかへの連絡は任せてください!」
「任せるぜ!」
翔太郎さんは仮面ライダーWに変身しアサシンドーパントと戦っているが動きに翻弄されて決定打が打ち込めていないようだった
「加勢するか」
俺はベルトを巻くとメモリを起動する
『RAIN!』
メモリを起動すると雨が降り出した。
「変身!」
メモリを装填しスロットを倒すと電子音と共に青い装甲が俺を包む
そしてWが戦っている場所へと向かう
雨が降っている事でWが俺に気付いた
「雨と共に消えろ!」
そう言って俺はドーパントに向かっていく
俺はドーパントの動きを追えているので確実に攻撃を当てていく
「こんなもんか?アサシンって事はそのまま暗殺者だろ?もっと早く鋭いものじゃないのか?」
「うるさい!」
俺は攻撃を躱してダメージを与えていく
Wの攻撃も相まってアサシンドーパントは満足に反撃できずに満身創痍の状態だ
「これで決めてやる!」
Wがメモリを側部のスロットに挿しこんだ時乱入者が現れた
「倒すのは待ってもらおうか」
「誰だ?」
「僕はカイ。工藤カイまたの名を仮面ライダーソルバー」
カイと名乗った青年は灰色のメモリを取り出し起動する
『Puzzle!』
「変身!」
身体にパズルのピースのような模様が浮かび上がりそこにピースが嵌っていくように装甲が纏われていき白黒灰の3色で構成されたライダーが姿を現す
「さぁ!僕と遊ぼう!レイン!」
「目的は俺か…W!アサシンは任せる!アイツを止めてくれ」
「任された!」
Wはバイクでドーパントを追っていった
「良かったのか?」
「僕は君と遊ぶためにあえて彼を逃がしたのさ、ドーパントなんてどうでもいいからね」
「お前、メモリをばら蒔いている張本人じゃないのか?」
「あくまでも実験のためさ!メモリが身体に及ぼす副作用を
軽減し俺達が使うメモリに近付ける為にね、この力はあくまでも僕達の身体に適合するように作られたメモリだからね
それにね、ひとつ教えておいてあげると僕達はメモリをばら蒔いてはいるけれど、真の黒幕は僕達じゃない、ミュージアムさ!」
「ミュージアム?」
「そうさ、園咲って知ってるかい?」
「風都1の財閥じゃねーか」
「そいつらがミュージアムの元締めさ!」
「ならお前らの目的は?」
「僕に勝ったら教えてあげる!話をするのも飽きたからね」
そう言って銃を構えて向かってくる
ソルバーは縦横無尽に動き回り全方位から攻撃を仕掛けてくる
俺はなるべく攻撃を受けないようにしつつ反撃の隙を伺うがあらゆる方向に動き回り銃撃を放ってくるソルバーに攻撃を仕掛けられずにいた
(このままじゃジリ貧だ攻撃こそ受けてないものの何かしらあるだろう色んな方向から銃を乱射してくる事も何かあるんだろう)
そう考えつつ攻撃を弾いていく
「よく攻撃を弾くね、軌道が見えてる?」
「視力はいい方でね、それに忘れてないか?雨が降ってるって事をよ!」
「なるほど!雨粒が弾の軌道を教えてくれてるのか!盲点だった!でも、それだけだよね?」
「なんだと?」
「当たっても当たらなくても問題ないんだよねこの攻撃ってさ!」
ソルバーはメモリを引き抜き銃に挿し込み必殺技を発動する
『Puzzle!maximumDrive!』
「グレートパズルフィニッシュ!」
パズルのピースが集まり光の柱が至る所から出現しパズルの球体が俺に襲いかかる
「グッ…がぁあああ!」
光の柱で逃げ道を塞がれ攻撃をまともに受けて変身が解除される
「まだだ…」
俺は立ち上がりBLOODのメモリを使い仮面ライダーブラットへと変身する
「へぇ〜2つの姿があるのか!でも関係無いけどね」
そう言ってソルバーは再びmaximumDriveを放つ
「俺も立ってるのもやっとでな、一撃で決めさせてもらう」
俺もショートソードでmaximumDriveを放った
お互いの力が拮抗し相殺される
俺はその隙を狙って2度目のmaximumDriveを放った
そしてその一撃はソルバーの腕を掠った程度に終わる
「外したか…」
俺はその言葉を最後に意識を手放した
ソルバー視点
攻撃が腕を掠った時一瞬だがメモリに違和感が起きこっちも変身解除に追い込まれた。
彼が気絶した事で雨は止んでいた
「楽しかったよ!またやろう!」
僕はそう言ってその場を後にした。
類斗side
目を覚ますと自分の家のベットだった。
「なんで自分の家に?誰が気絶してた俺を運んだんだ?」
(君を運んだのは私だ)
「シン、あんたが」
(大事な大事な実験体を私は蔑ろにはしないさ)
「そうかよ、でも、ただ運んでくれた訳じゃ無いんだろ?」
(その通りだ、君にプレゼントがあってね)
そう言ってアタッシュケースを開ける
「メモリとなんだこれは?」
(強化アダプターさ)
「メモリの方は?」
(ルイン、破滅の記憶のメモリとランナウェイ、暴走の記憶のメモリだ。)
「かなり危険なメモリじゃないのか?」
(どちらも副作用が強いメモリだ、もちろんブラットもそうだ)
「俺に危険なメモリを扱わせるのはそれによって更に強力なメモリを作るためか?」
(その通りだとも!私は終焉の記憶の力を作り出したい
demiseのメモリをね!そして神のメモリを使う者たちを倒すのさ!)
「でも、自分じゃ使えないそうだな?」
(如何せんその通りだ…だから君に頼らざるを得ない)
「わかったよ!その代わりソルバーの組織の事を知っているなら教えて欲しい」
(すまない。ソルバーの事は私も知らない、代わりにミュージアムと園咲家の事を知っている限り教えよう)
「わかった、ただ、神のメモリの事も含めてだ」
「もちろんだ」
俺はシンが知り得る限りの情報を教えられた
シンが元ミュージアム関係者で神のメモリの作成に成功した事
そのメモリをミュージアムのトップ園咲家に取り上げられた事
そして用済みと始末されたが一命を取り留め今に至る事まで全てを
「シンと名乗ってるのはそういう理由もあってか」
(そういう事だ、もちろん君の復讐にも手を貸そう、その代わり私の願いも叶えて欲しい、そのための力は提供する)
「構わねーよ!元々そういう取り引きだったからな!でも、まずはソルバー達の組織の調査だな」
(そうだな、私も可能な限り調べてみよう)
「頼む」
そうして俺達は再度契約を結んだ。
登場人物紹介
雨宮類斗(あまみやるいと)
仮面ライダーブラット件レイン
使用メモリ
『RAIN』(雨の記憶)
「LIQUID」(液体の記憶)
『BLOOD』(血の記憶)
『Ruin』(破滅の記憶)
『RUNAWAY』(暴走の記憶)
ドライバーとアイテム
ロストドライバーⅹ2
強化アダプター
新たなメモリを手にしソルバー達の組織の影を追う
天音拓斗(あまねたくと)
仮面ライダー???
使用メモリ
『Zephyros』(風の記憶)
メモリ自身に意思があり拓斗に高い適合率を示した
使用ドライバー
ロストドライバー
選択肢を与えられライダーになる可能性を手に入れた
工藤カイ
仮面ライダーソルバー
使用メモリ
『Puzzle』(謎解きの記憶)
使用ドライバー
ロストドライバー
何らかの組織に属しているが組織の詳細は不明
カイにとっては全てが遊びの延長でしかなく
邪魔をするなら敵味方関係なく攻撃する
快楽主義者
ゼファーを闇堕ちさせるか否か
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闇堕ちさせて主人公ともう一度ガチバトル
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仲直りして再度共闘