仮面ライダーW 雨と刻印の戦士レインとブラッド   作:凌哉

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ソルバーの所属する組織の影を追う追う中で仮面ライダーの前に
亡霊が立ちはだかる


第5話死者の帰還/破滅のR

-とある場所-

 

この場には黒いローブを着た者たちが一堂に集結していた

「これで何度目だ?」

「数えてるものか!」

「我々がミュージアムに取って代わることなど今のままでは夢のまた夢だぞ!」

「星々の宴の椅子も足りていないのだぞ!」

「だからこそ!選ばれし者を増やさねばならぬと言うのに」

そんな中でゲーム機を操作しながらカイが口を挟む

「あのさ、何をそんなに必死になってるのさ!椅子が足りてないのは選ばれし者がいないからであってそれは君たちの怠慢だろ」

「口を慎めカイ!新米の幹部が口を挟む事じゃない!」

「いやいや、新米とか何とか関係無いでしょ!幹部は幹部俺達は対等だ!」

「彼等は我らよりも先に幹部になった存在である敬意を払うのは当然だ」

「堅苦しいな〜要は一緒に遊ぶ仲間を増やしましょうだろ!

椅子の数は時が来れば満ちるさ!」

そう言ってカイはその場を後にした。

「若者はあぁでなくちゃ彼は実力を示してはいますからある程度の自由は許されるんですよ」

「しかし!」

「私とて1度はライダーを手にかけました。でもそれ以来目立った行動はしていませんし、彼の言い分もごもっともそれでは私も失礼します」

そう言ってその男も去っていった

 

-廊下-

私が廊下を歩いているとカイ君が待っていた

「おや?何か御用ですか?カイ君」

「あんたなんでしょ?漆黒のウェザーってさ」

「さて、どうでしょうね」

「仮面ライダーを殺したことがあるって聞こえたけど?」

「仮にそうだとしたらどうだって言うんです?」

「レインは姿を変えて生きている」

「知っています。私はそのレインのせいでメモリが使えませんからね」

「刻印を刻まれたのかい?」

「えぇ、腕にそれはもうしっかりと刻印が刻まれています」

「おかげで適合率が下がってメモリが反応しないというわけか」

「そういう事ですだからこそドライバーの完成を待っているんですガイアドライバーの完成をね」

「ミュージアムから提供してもらったのは?」

「粗悪品ですよ、あれは、だからこそ真の意味での完成を待っているのですよ」

「なるほどね!ガイアドライバーならコネクターは必要無くなるからね!本当に変身出来ないのか試してもいいかな?」

そう言ってメモリを構えるとその腕に鎖が巻き付いた

「何すんのさ」

「自重しろカイ!俺はお前のお守りじゃない」

「邪魔しないで欲しいな」

「聞こえたか?俺は自重しろと言ったぞ!」

「……はいはい、わかったから離してくれる」

カイは鎖が解けたのを確認すると蹴りかかるが容易く受け止めらける

「さすが!」

「巫山戯ているのか?」

「まさか!試しただけだよ!」

「戯れも程々に、仲間内での争いは醜いだけですからね」

そう言って男は去っていった。

「ねぇ、聞いてもいいかな?」

「なんだ?」

「アイツはドーパントなんだよね?」

「そうだ」

「神の代行者がドーパントで良い訳?」

「条件が満たされたからここにいるそれだけだろ、ドーパントだろうとライダーだろうとな」

「君の性格ってメモリのせい?それとも最初からそんななわけ?」

「どちらでもいい、俺の意思に変わりは無い」

「あっそ!じゃあもう1つ!死者を蘇らせるメモリってあるのかな?」

「そのまま死の記憶か生命の記憶のメモリなら可能性は有り得るだろう」

「例えばさ、そのメモリを協会の神父やシスター、またはそれ系の神を信奉する宗教関係者に渡したらどうなるかな?」

「…………さぁな、でも、面白い、協力してやろう」

俺達はメモリを開発している博士の所に行きメモリを受け取り

街へと繰り出した。

 

 

 

-鳴海探偵事務所-

 

俺事雨宮類斗は翔太郎さん達の拠点となる鳴海探偵事務所にいた「おい!類斗!学校どうした学校!」

「サボりです!いかなくても、友人がテストの日や出席日数稼げるように出席した方がいい時は教えてくれるので」

「だとしてもだな〜」

「そうは言うが翔太郎、彼のおかげで僕らはドーパント関連であれ普通の調査であれ楽になってるのは確かだよ」

「そうだけどな〜」

翔太郎さんは渋い表情をしている

「おやっさんがいたらちゃんと学校行け学生の本分は勉強だって言うと思うぜ!」

「でも翔太郎、人それぞれだと思わないかい?中学をでたらそのまま働く人だっているわけだし、見習いという形で雇っているなら問題無いじゃないか」

「つったてな〜」

翔太郎さんは髪をくしゃくしゃとさせつつ更に渋い顔をする

「わかったよ!もう!とにかく見習いだからな!」

「やけに強調しますね!まぁ、良いですけど、ところで2人にちょっと聞いてもいいですか?」

「なんだ?」

「何が知りたいんだい?」

「神のメモリって聞いた事ないですか?」

2人は顔を見合わせて記憶を探る様子を見せるが記憶には無い様子だ

「俺達は知らないな」

「何か気になるのかい?」

俺は持参したノートパソコンでとある掲示板を見せる

そこには神のメモリに関する考察と書かれてあり

そこで神のメモリは実在するZEUS、HADES、POSEIDONの3種類が実在すると書かれていた

 

「この記述、興味深いね、調べてみよう」

そう言ってフィリップさんは星の本棚で検索をかける

「類斗君、キーワードを」

「じゃあ、神話、三大神、星座でどうですか?」

「ヒットしたよ!」

「まじかよ!」

まさか見つかるとは思いもしなかったのだろう翔太郎さんが驚いている

「フィリップさんその本にはなんて書いてありますか?」

「3大神に選ばれし下位の12柱の神と共に開かれる星の宴、それにより世界には神々の時代が到来すると書かれている」

「まるで予言書だな」

「案外そうなのかもしれないですよ?」

「どういうことだい?類斗君」

「あの時現れたソルバーってのはもしかしたらその下位12柱の神の代行者、つまり本当に神のメモリが存在するならガイアメモリを使って神の代行者を作り出し世界を神々の君臨する時代へと導こうとしているとか」

「なるほど、興味深い!有り得るかもしれないよ」

「とは言ってもじゃあ今までのメモリに共通点でもあるってのか?」

「ちょっと時間ください!フィリップさんホワイトボード色々書いてもいいですか?」

「構わないとも好きに使いたまえ」

俺はホワイトボードに色々と書き出して思考を整理する

元々何かを考える事は嫌いじゃないので楽しいのだ

(今まで俺が戦ったのは漆黒のウェザー以降からだとそんなにない力のstrength、突風のBLAST、雷のTHUNDER、そしてAssassin

俺が関わったのはそれくらいだ最もココ最近は頻繁にドーパントが現れてるからソルバー達の組織が絡んでるのは間違いない

共通点があるとすれば力はそのまま力、アサシンは暗殺

ブラストとサンダーはそのまま天候………あ!そうか!)

「わかりました!」

「おう!?なんだいきなり?」

「何がわかったんだい?」

「ブラストとサンダーは科学です!そして力とアサシンは法と秩序!ウェザーが何かの神の代行者と仮定するなら法と秩序の神の代行者がいるはずです!」

「なるほど!だとしたらウェザーはゼウスに選ばれた神の代行者だと考えられるね」

「だとしてもなんの神だ?」

「アマテラスオオミカミじゃないですか?」

「選ばれし者がどの時代のいつの神と名言されていないから有り得るね」

そうして俺たちは組織の目的を推測し意見を交わしていた時

事務所に依頼が舞い込んだ

 

「あのー人を探して欲しいんですけど…」

「人探しですね!わかりました。話を伺うのでこちらへ」

「おい!勝手に進めるな!」

「まぁまぁ、翔太郎彼に任せてみよう」

「…ったくフィリップはあいつに甘すぎじゃねーか」

「彼は優秀な僕達の助手だからね期待もするさ」

そんな話を他所に俺は依頼者から話を聞く

「それで、探して欲しい人ってのは?」

「兄です。事故にあって死んだはずなんですけど、2、3日前に兄と瓜二つな人を見かけて、兄は首に火傷痕があってさすがに見間違いかもしれないですけど…可能性に縋りたくて」

「…わかりました。受けましょう!力になれるか分かりませんが全力を尽くします」

そうして目撃場所を教えて貰いその近辺を調べる事にした。

俺達はすぐに行動を起こして調査をする

 

「この辺りですよね?」

「あぁ、って言っても目撃情報を探すだけじゃな〜」

「じゃあ、手分けしましょう!俺は似たような情報がないか聞き込みします翔太郎さんはそのまま目撃情報を探してください」

「わーったよ」

そうして翔太郎さんと分かれ拓斗に連絡を取る

(もしもし、類斗?どうした?)

「調べて欲しい事がある」

俺は簡単に事情を説明し協力を仰いだ

「わかった。ネット漁ってみるよ!」

そうして俺は足を使って地道にさがす

 

-その頃-

 

風都の街はずれの協会では1人の神父がメモリを手に青年と向き合っていた。

「気に入ったかい?」

「もちろんだとも、一時の幻だとしても家族や最愛の人に会う事が出来るそして私自身も神の御業と言われていた力すら持てる

神に感謝を」

「僕らはその使いさ、君がもしも選ばれし者となれば神に会う事ができるだろうさ!」

「そうなれるよう努力しよう」

神父はそれだけ言って広間を出ていった

「カイ、本当に奴が選ばれし者になれると思うか?」

「無理だろうね、今回のはあくまでも実験、遊びさ!」

「適合率変動の実験だとは言っていたがお前はどう見る?」

「僕らはみんな100%メモリの力を引き出してる、でも普通の何気ない人達で良くて5割だろうね、あとは暴走するだろうさ」

「あいつ自身がどこまで適合率をあげられるか見ものだな」

「それなりの数値は観測できるだろうさ」

 

 

 

類斗視点

俺は拓斗と合流し拓斗が集めた情報を整理する

「なるほどね、何となくわかった。」

「さすがだな、メモリは?」

「おそらくホロウだ」

「ホロウ?確か空虚とかそういう意味のホロウ?」

「あぁ、大切な人を失った悲しみにつけ込んで虚しい夢を見せるんだ」

「なるほどね幻惑や幻想って意味も含むのね、所有者は?」

「おそらく協会神父かシスターだろ」

「なぜそう思う?」

「仮に宗教関係者だったらここまで噂は広がらないさ仲間内だけで大きく拡大していくはずだ」

「そういう事、さすがだなさぁ行こうぜ!」

「いや、そっちは翔太郎さん達に任せよう!ソルバー達が近くに必ずいるはずだそっちを探そう」

「探してどうなる?」

「真実を聞き出す」

「まぁ、お前がそう決めたなら付き合うよ」

俺は翔太郎さんに連絡しドーパントの処理を任せソルバー達を探していると向こうから姿を現した。

「もしかして探してた?」

「あぁ、聞きたいことがある」

「何かな?」

「お前らは神の代行者、目的は星々の宴を開くことその為にメモリをばら蒔いている違うか?」

「正解だよ!そこまで分かってるってことは僕がなんの神の代行者かも検討がついてるんだろ?」

「あぁ、お前は遊戯の神の代行者だ」

「大正解だ!」

「カイ、おしゃべりはそこまでだ」

隣にいたローブの男がそのローブを脱ぎ捨てる

「俺様の名はゲン、御堂ゲン。法と秩序の神の代行者だ」

「やるぞ!カイ!」

「あぁ!やろう!」

『puzzle!』

『CHAIN!』

2人はメモリを起動しドライバーに挿し変身する

「俺はソルバー」

「俺様は仮面ライダーチェインメモリがそのままライダーの名だ」

「俺達も!」

「あぁ、俺はこっちで行く!」

「来い!Zephyros!」

Zephyrosメモリが飛んできて拓斗の手に収まる

『Zephyros!』

『BLOOD!』

「「変身!」」

俺達も変身し2対2の戦いになる

俺はソルバーを相手取る

「お前のメモリの効果は構築と解放謎解きの記憶らしい能力だと思うけどな!でも、お前はmaximumDriveに頼りすぎだ」

「ならこういうのはどうだい?」

『puzzle!maximumDrive!』

「The、コンボ!」

ソルバーは銃を使いパズルを組み上げていき3枚の絵が完成する

「行け!」

『Ruin!』

「変身!」

俺は手を翳し全てを破壊する

「maximumDriveがやぶられた!?」

「破滅の力さ!」

俺は手に装備されたクローで切り裂いていく

「触れたそばからパズルが崩れていく!?」

「そう何度も敗北してられるか!」

メモリをベルト側部のスロットに挿し込み必殺技を放つ

『Ruin!maximumDrive!』

「破滅の爪牙!」

赤黒いオーラを纏い全てを切り裂きそのままソルバーを切り裂いた。

ソルバーは地べたを転げ回り変身が解除される

「これで一勝一敗だ!」

「残念だけど僕の勝ち越しだ!」

もう1つのメモリを起動しようとした時鎖が巻き付いた

「やめろ!今はまだその時ではない!」

「邪魔しないでよ!ここからだろ!」

「やめろと言っている!頭を冷やせ!」

鎖でカイを拘束するとチェインは鎖を乱雑に振り回し砂煙を巻き上げた

「無駄だ!」

ゼファーがその煙を吹き飛ばすと既にチェイン達の姿が消えていた

「逃がしたか!」

「まぁいい!今はドーパント優先だ!」

俺達はWが戦っている所に参戦する

「加勢しますって…なんだアイツ?骸骨?」

「骸骨だな」

そしてその骸骨の後ろにボロボロのローブを纏った骸骨仮面のドーパントが立っていた

「ゼファー槍であいつを攻撃してみてくれ」

「わかった!」

ゼファーは槍を投擲しドーパントを攻撃するが攻撃がすり抜けた

「やはりな…」

俺はベルト側部のスロットにRainメモリを挿し必殺技を放つ

「Rainスクリュー!」

骸骨ライダーを攻撃する

「思った通り!」

後ろに隠れていたドーパントの姿が消えて骸骨ライダーがドーパントの姿に変わった

「トドメだW!」

「なんだか知らねぇが助かったぜ!」

『JOKER!maximumDrive!』

「「ジョーカーエクストリーム!」」

メモリブレイクを受けてドーパントは倒れた。

俺は近付き刻印を刻む

「君はやはり二度とメモリを使えなくして人に戻しているんだね」

「メモリが使えなきゃ人は人でしかない、人を辞める必要なんてない!だからこそ刻印を刻む!人の尊厳を守るために!」

「そうか…」

「また会おうW!帰ろうゼファー!」

「あぁ!ストームフェザー!」

竜巻が巻き起こり俺達を包み俺達はその場から姿を消した

そして人気の無いところで変身を解除する

「疲れた」

「あぁ、とても疲れたよでも、収穫もあった」

「あぁ、そうだなでも、俺にもあのライダー達のこと教えろよ!」

「分かってる遥のことも含め必ず話すから待っていてくれ」

「その時じゃないってことか…わかったよ!また学校でな!」

「あぁ!またな」

そうして俺達はまた何気ない日常へと戻って行った。

 

 

報告書

メモリを配っている連中の影は何となく掴めたが

目的から何から曖昧なことだらけでこれといった情報がない

そして、雨のライダーと風のライダーそして初めてその姿を目にした黒いライダー彼等は何者なのか謎は深まるばかりだが

奴らが敵なのか味方なのかはっきりしないこれもまた謎の1つと言える

事件は一応の終息を見せたが被害者達には大きな喪失感が残った

人を救えても心までは救えない命も心も大切だからこそ

どちらも天秤にかけられない

いつか命も心も救える日が来るのだろうか

その日が来るのはまだずっと先の事だろう

 

俺はそう報告書を締めくくった。

 

 

 

 

 




登場人物紹介

雨宮類斗

仮面ライダーレイン件ブラット

天音拓斗

仮面ライダーゼファー

工藤カイ

仮面ライダーソルバー件???

遊戯の神の代行者でpuzzleのメモリの他にもう1つメモリを所持
その力はカイ個人の意思だけでは使えない


御堂ゲン

仮面ライダーチェイン件???

使用メモリ

CHAIN(鎖の記憶)
???(不明)


法と秩序の神の代行者で組織に忠誠を誓いその目的遂行のために
確固たる意志を持って行動する
カイとは反りが合わないが共に行動する事が多い
快楽主義者のカイとは違い規律正しい性格の現実主義者

次回予告

「神の意志のままに」
「いよいよだ!」
「また1つ席が埋まった!」
「お前達の野望は阻止する!」
「俺の風が全てを吹き飛ばす!」


神の席次/夜の神の代行者


ゼファーを闇堕ちさせるか否か

  • 闇堕ちさせて主人公ともう一度ガチバトル
  • 仲直りして再度共闘
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