前回のあらすじ
新しい世界に来た 仮面ライダーシーカーこと常葉ハルトは自らの騎士モードレッドと共にノイズという殺戮生物が蔓延る世界で人助けのミッションをこなしたが…
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最初の任務から数日経ったハルトの元へ新しい任務の通知がやってきた
「………」
ハルトはスパイダーフォンの指示に従い目的地に行ったのであったが
「ここか……げっ…」
そこにいたノイズの群れと逃げ惑う人々を見つけるなり面倒くさいと顔に出すが、ミッションは逃してくれない
ミッション
ノイズを倒して民間人を守れ!!
「いきなりだな…ってソーサラー探さなくて良いのかよ」
今は迷い人を探すのが優先だろうにと、ボヤくがミッションなら従うしかないと割り切りドライバーをつけパワードビルダーバックルとコンテナバックルを装填する
「しゃあない変身!」
『WOULD YOU LIKE A CUSTUM SELECTION』
ハルトはシーカーに変身するとミッションに従い人を助け、ノイスを倒しに動いたのであった
「お、いたいた…アレからどれだけ強くなったかお手並背景だなぁ〜……あむ…」
それを見ている赤い髪の女の子はパーティーサイズのポテチを開けて食べるのであった
シーカーはコンテナバックルからハンマーバックルを取り出し装填、召喚する
『GIGANT HAMMER』
「そーりゃあ!!」
叫びながら加速するギガントハンマーを振り下ろすと杭のように下から生えた鉄柱がノイズを串刺しにすると炭素に還したが、まだまだ数は多く厄介な事この上ない事に加え
「ちっ…逃げ回ってるから探すのが面倒だな」
エリアの広さから前回のように砦を作って立て篭もらせるのは無理と判断出来たからだ建築中は逃げる人を助けられないし、転移役のソーサラーもいない…何なら
「セイバーを呼ぶべきだったか?けどなぁ…」
前に乗ってからお気に召したブーストストライカーでツーリングしてるだろう騎士を呼び出すのは気が引けるし…それに
「つか…今まで1人でやってきただろうが何を今更……甘いんだよなぁ〜」
最近仲間が出来たことで浮ついていた己を恥じる今まで1人でやってきたのに他人を当てにする勘定なんて言語道断と自責する
「猫の手が借りたいなら」
手が足りないならば
「増やせば良いじゃねぇの…なぁ!」
シーカーはギガントハンマーバックルを取り外しそのままギガントバックルを装填した
『HYBRID』
新たな電子音と共にシーカーは再度レバーを開閉する
『GIGANT BLASTER』
背部コンテナから射出されたギガントブラスターを手に取ると本来は消えるはずのハンマーはシーカーの展開するサブアームが保持すると同時に地面を叩き建築を始めるとギガントブラスターで壁や扉などを製作に取り掛かる
これがギガントバックルを二個使う事で使用可能になるシーカーの形態 ハイブリッド
能力は武器の二個持ちと地味だが、侮るなかれ
「そらそらそら!」
柱などを作れるギガントハンマーと物質構成を弄ることで壁等を建築できるギガントブラスターの組み合わせは純粋に片方だけよりも早いスピードで建築が出来るが、保持する武器をサブアームに任せる為か作業が少し大雑把になるという欠点がある戦闘時ならオートで有利な地形になるよう操作してくれるが今回のような防衛用の建築に必要な精密さが欠けるのであった
「しゃあない取り掛えず…これでシェルターは良し一つ目だな」
今回はエリアに複数箇所のシェルターを建築する事にした避難誘導が大変だしとボヤくが
「これで少しでも助けられるかな」
自分に出来る事をやる!と気分を新たにギガントブラスターを構えた時だった
「おーおー変わらず真面目だな〜」
「っ!」
突然の声にギガントブラスターとサブアームのギガントハンマーを向けるが直ぐに下ろすそれは警戒すべき相手だったからではない
「杏子?」
目の前にいるパーティーサイズのポテチを食べてる女の子…記憶よりも成長しているが
ありえない
本来ならばここに存在しない筈の人間であり
・・・
「他の誰に見えてんだよハルト」
「っ!!」
存在しない筈である俺の事など欠片も覚えているわけがないのだから
「なん……で…?」
幻覚?もしくはライダーシステムそのものにハッキングをしたのか!
「っ!」
ならば不味いと武器を構え直した
「遅ーい、予想外な事が起こると立ち止まって考える癖も相変わらずだな前にも治せって言った筈だぜ?」
いつの間にか接近してきた杏子がシーカーの肩に手を置いて自信に満ちた顔をしていたのであったが
「っ!」
シーカーは警戒したのを感じたのかサブアームが保持したギガントハンマーが自動稼働、側面のブースターで加速し杏子?に襲いかかった
「のわっと!…おい、いきなり何すんだよハルト!!」
バック宙しながら回避した杏子は狂犬のように食ってかかるが
「なるほどな…回避方法まで杏子にそっくりか…さやか位なら騙せたかも知れないが俺は騙されないぞ!ワーム!もしくはロイミュード!!」
「はぁ!?」
哀れ、脳まで仮面ライダーに侵された男は目の前にいる筈のない人間は全く異なる捉え方をしていたのであった
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その頃 オーディエンスの席では
「あははははは!え!?いやマジで!そんな明後日な方向に勘違いするのか、いやぁさっすがは常葉ハルト!俺の推しだぜ!」
と笑っているザケリがいたが真剣な顔で画面を見る
「で、どうするよ魔法少女?愛しの彼の誤解をどう解く?」
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「いやいや何だよワームやらロイミュードって…新しい食べ物…いや異世界の食べ物か?ロイミュード?……新しい麺料理か?…ワームって事は虫?悪いなハルト…流石のアタシも昆虫食は流石に嫌だ出来ればハンバーガーとかの方が良い」
「だろうな…俺の知ってる杏子なら同じリアクションをするだろう…よしお前が本物ってなら俺の質問に答えてみろ!そもさん!」
「どんと来い!説破!」
「もし目の前にお菓子の家があれば!」
「食らいつくす!!」
「誰かがいても?」
「独り占め!」
「誰の為の魔法少女だ!」
「自分の為だ!」
迷いのない返答を見てハルトは確信した
「杏子!!」
ギガントブラスターの銃口を下ろして喜びながら駆け寄るのであったが
「さて何処でアタシを本物と認識したか聞かせてもらおうか?」
内心複雑と言う顔をしている杏子であったがお菓子の家を独り占めする辺りで大体確信していた
「話は後だよ取り敢えず…今はミッション中だから終わったら「ならアタシも無関係じゃねぇな」ん?」
杏子がそう言うと取り出したスパイダーフォンには彼女の名前がある
「これはアタシのミッションでもあんだよ…だから邪魔すんなよハルト!」
『デザイアドライバー』
「何でお前がドライバーを…」
「いやー前から言ってみたかったんだよなぁ〜」
杏子がドライバーにコアIDを挿入しようとするのを見て
「っ!待て!!」
その意味を人一倍理解しているからこそハルトは止めん為に手を伸ばしたが
『ENTRY』
一歩遅かった
すると杏子の体が黒いアンダーアーマーを形成すると猫型の頭が装備されたのであった
仮面ライダーナーゴ エントリレイズフォーム
「おー!これが変身か〜魔法少女とはだいぶ違うな」
「……………」
「そしてっと!」
そしてナーゴが取り出したのは鍵盤が搭載された大型バックルである
「え……何で持ってんの!?」
「ひ・み・つ!」
ナーゴが鍵盤を強く叩くと高らかに変身待機音が鳴り響く、そしてデザイアドライバーに装填とそれと同時に背後から現れたロボットアームが形成された装甲を鷲掴む
『SET』
「へーん……しん!!」
そのままバックルのディスク部分をスライドさせるとロボットアームがそのままレイズフォームに装甲を取り付けたのであった
『BEAT!……READY…FIGHT!』
その装甲は音響機器を意識してか音の増幅装置を搭載されている
戦場で音楽を奏でる戦少女
仮面ライダーナーゴ・ビートフォーム
そして
『BEAT AXE』
現れたのはシーカーのギガントウエポンズと同じ専用武器、ギターと斧を合わせたような武器 ビートアックスである
「へ〜中々良いじゃん…んじゃ行こうぜええええ!」
『ROCK FIRE!』
ビートアックスにあるドラム部分を一度叩き音を掻き鳴らすとロックサウンドと共に炎が巻き起こる、するとナーゴを狙っていたノイス達が炎に巻き込ま瞬間で炭素になった
「まだまだ!!」
『METAL THUNDER!』
もう一度叩き、新たな音を奏でると周囲に電撃が走った
「イエエエエエイ!!」
ノリと共に掻き鳴らした音は雷の範囲攻撃となりノイズを襲う、しかし
「あばばばばばばば!」
シーカーにも雷撃が当たるのであった
「あ、悪りい」
技が終わりボロボロになったシーカーがゆらりと立ち上がる
「おい…」
「わ、悪かったってハルト…許してくれよ…な?」
「勿論だともさ…けど」
仮面の下で杏子は安堵したが
「一撃には一撃だよな?」
同時に放たれたのはブラスターの光弾は
「っ!」
背後のノイスを射抜いたのであった
「え?」
「ライダー初心者が…危ねぇから逃げ遅れてる奴の避難誘導だけしてろ」
「ふざけんなよ!何で」
「民間人に攻撃が当たったらどう責任を取る?そこまで面倒見切れねぇよ…それにその音使えば人集めやすいだろ?役割分担だ俺が建築、お前が誘導だ」
ナーゴにそう言うとブラスターを担いで何処かに行こうするシーカーに縋るように手を伸ばすが
「んじゃ後は好きにやってろ」
「っ!ま、待ってくれ!」
シーカーはそのまま飛び去ろうとしたがナーゴにフラッシュするは嘗ての世界で同じように背中だけを見送った記憶
彼女からすればついて行きたかった後悔の記憶だ
「置いてかないでくれよ…ハルト……」
その一言にシーカーは溜息を吐くと
「んじゃ離れずについて来い」
「っ…あぁ!」
そしてシーカーが建築、ナーゴがビートアックスとビートフォームにある支援強化能力により脚力が上がった人達が出来たシェルターに駆け込んであると
『SECRET MISSION CLEAR』
一定数の逃げ遅れた人を救助する!
そう言われスパイダーフォンを見た同時にナーゴの足元に現れたミッションボックスを開けると中に入っていたのは、ハルトもよく使うブーストバックルだ
「ブーストじゃん」
とだけ言うがナーゴは爛々とした瞳で
「やったぜ!!見てなハルト!」
『SET』
ブーストバックルを取り出すとビートのついていないドライバーの逆側に装填した
「………へ?」
シーカーはキョトンとしてるがナーゴは知ってましたと言わんばかりにビートバックルの操作とブーストバックルのハンドル部分を思い切り回すと炎と共に赤いバイクとマフラーを意識した下半身の装甲が形成されると同時に
『DUAL ON』
合体した
『BEAT&BOOST!』
「行くぜぇ!」
さぁ戦闘だと構えているがシーカーは
「待てえええええええ!?」
予想外と言わんばかりに叫ぶのであった
「ん?どうしたよハルト?」
「え?いや、ちょっ!ブーストって強化アイテムだったの!?」
「そうらしいぜ…つーかザケリが言ってたな、お前の支援に色々バックル送るけどソレしか使わないって」
そうビルダーバックルを指差して言うと
「え!アレってドライバーに使えんの!?」
「…………今まで何だと思ってたんだ?」
「クリア報酬のトロフィーと思ってた…ツー事はあのギガントバックル擬きも使えるのかよ…」
常葉ハルト…自他共に仮面ライダーのファンを名乗っているが実はこの男はギーツを見る前にライダーになった為、何と作品未視聴だったのだ!
一連の流れを聞いていたザケリはオーディエンス席で腹を抱えて大笑いしていたが同時に説明不足のゲームマスターにクレームの電話を入れたのである
「へぇ…んじゃ組み合わせたバックルの力を色々と見せてやるよ」
その挑発に
「へぇ〜俺とやる気か…言っとくがシーカーはまだ奥の手が残ってんだぜ?」
「はっ!負け惜しみだな!」
「言ってろ」
そして2人が競争を始めようとした時であった
『ENTRY』
「「は?」」
新しい参加者に2人は手を止め、スパイダーフォンを見ると そこには
NEXT NEW CHALLENGER ENTRY!!
の仮面の共に現れたのはカボチャとクマを合わせたような顔をしたライダーだった、背中にはオレンジ色のマントを装備している
「…………………」
「誰だテメェ!!」
何故か無口で棒立ちしているがシーカーからすれば知己のような存在だ
「お!パンクジャックじゃん久しぶりー!元気してたか?」
仮面ライダーパンクジャック
運営側に所属するライダー の1人で高難易度ミッションや運営側にとってイレギュラーな事案に対応する助っ人だ、過去何度背中を預けたか数えられない…しかし
「……………」
コミュ障なのか頷く反応だけだったりする、今まで一度もまともな会話をしてないので連携は心配だが実力は信頼に値するプレイヤーだ
「うし!パンクジャックはナーゴと一緒にノイズ倒しながら逃げ遅れた人の避難誘導してくれ頼めるか?」
「…………」コクリ
「あと、これ使ってくれ…悪かったな今までエントリーで戦わせてて…」
とシーカーが投げ渡したのは盾と鉄球が刻まれた小型バックルと眠っている顔をしたモンスターが刻まれた大型バックルだった
「………………」コクリ
パンクジャックは頷くとデザイアドライバーに小型バックル二つを装填し起動した
『DUAL ON』
『ARMED SHIELD ARMED CHAIN ARRAY』
『READY FIGHT!』
小型盾 レイズシールドを装備した形態になるなりノイズの群れに突貫するとノイスをオレンジの鉄球ことレイズチェーンアレイを振り回し進路上のノイズをまるでボウリングのピンのように吹き飛ばした
「!!!」
その表情は窺い知れないが内心ストレス発散!と言わんばかりの喜びに感じられたのだが
「おいおい、あのカボチャ頭は話を聞いてたのかよ!」
杏子からすれば自由奔放に暴れるパンクジャックに驚くしかなかったが
「アレがパンクジャッククオリティ…流石の空気の読まなさだな…いや寧ろバックルの使い方を知ってれば今まで楽にこなせたミッションもあったのに……何故オレはナチュラルに縛りプレイしてたんだよ!」
ハルトは何度も頷くが己の無知を恥じ膝をついていた
「感心してる場合かよ…あと立てよ!」
「ナーゴはパンクジャックの支援を頼む」
「はぁ!やっぱりアレと組むのかよ……」
「大丈夫だ連携出来るよ……良い奴だし…多分!」
「自信持っていってくれよ!」
「善処する……さて、どうするかなぁ…」
ノイズの物量が予想外過ぎた
「建築の時間を考えても間に合わないぞ、それに」
と目線を向けた先には巨大型までいると来た
建築したシェルターに触れれば炭素になるだろうが逃げ遅れて助けられない人が大勢出来てしまう。勿論全ての人間を救えるなんて傲慢な考えなんてないが…
「それが出来るからヒーロー(仮面ライダー )なんだろうが…やってやる!」
曲がりにもその名を冠しているならば誇りがある、ならば出し惜しみなどできないと切り札を切ろうとした時だった甲高いマフラー音と共に赤い雷がノイズ目掛けて走ると、赤いバイクブーストストライカーに乗った俺の騎士が現れた、ヘルメットを投げ捨てると馴染みの自信に満ちた顔で
「待たせたなマスター!」
いやこの場面で現れるとか
「マジで良い所に来てくれたなセイバー!」
「何でオレを呼ばなかった」
「あ、それは「イエエエエエイ!!」「………っ!」…後で話そうか」
「あぁ…それと何だあのギター鳴らしてるネコと鉄球振り回してるカボチャ頭は?」
「あ、アレは味方だから大丈夫だよ」
「どんな味方だ!?」
「話は後だ、あのデカ物を倒してくれセイバー!宝具を使っても構わん!」
「ん?…アレか、了解だマスター!!」
そう言うとセイバーは鎧を纏い巨大ノイズを倒さんが為に移動を開始する、シーカーは手に持ったギガントブラスターでセイバーの移動を補佐する為の壁や足場を生成し彼女が最短ルートを走れるように支援した
「っしゃブッ飛ばす!」
その一言を合図にセイバーは巨大ノイズを…殴り飛ばしたのである、そのまま体勢を崩した巨大ノイズは地面に倒れるとセイバーはクラレントを近くの巨大型に投擲し赤雷を纏いながら加速し突き刺さったクラレントを膝蹴りして更に体に減り込ませたが
「ちっ!」
質量の関係で簡単に消滅し切れていない
「黒のキャスターと同じで巨大だから効きにくいってか…なら」
とセイバーは兜にして宝具 不貞隠しの兜(シークレット・オブ・ペディグリー)を解除して素顔を晒すと構えを取り手に持ったクラレントに宿った力を解放する
「一撃で消し飛ばしてやる!」
その台詞と共にクラレントから赤い魔力の柱が天まで届かんとばかりに伸びた
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「おい何だよアレ!」
「…………………っ!」
その光景を見ていたナーゴとパンクジャックは驚きの余り手を止めているがシーカーは
「2人ともよく見ておけ、アレが俺の騎士の必殺技だ!」
ブレずに高速で建築をしながらナーゴ達の援護をしていたのである
「逃げなくて良いのかよ!?」
「!!!!」
巻き込まれるかも知れないと心配の声を上げる、無口のパンクジャックも慌てながら逃げようとジェスチャーをするくらいには大変だと伝わるが
「大丈夫、俺の騎士を信じろ!」
その一言に尽きるとシーカーは目線を向けた
魔力を溜めていくセイバーはクラレントを天高く掲げる
今から放つは英霊が英霊足る証明、過去の伝承の具現化 現世からは消えてしまった幻想とも言えるもの その名は宝具
それは彼女が被っていた不貞隠しの兜も該当する見事な正体隠蔽機能がある
そしてもう一つ
「……この剣は我が父を滅ぼし邪剣!!」
円卓に名を連ねる叛逆の騎士 モードレッド その業として最も有名なものは
円卓を割り、騎士王 アーサー・ペンドラゴンに致命傷を与えてブリテンを崩壊させた
その伝承が今 解放される狙いは目の前でわらわら動く巨大ノイズの群れである
「我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッド・アーサー)!!」
振り下ろされた赤い魔力の奔流はその射線上にいる巨大ノイズ達を巻き込み灰燼とし全てを薙ぎ払ったのである、宝具を使い終えると
「………ふぅ、ざっとこんなもんよ!」
と普段通りの顔をする彼女がいたのであった
「………………」
「パンクジャック、今ならお前の気持ちがわかる……何か狡いよなアレ」
その一部始終を見ていたパンクジャックとナーゴは初めて心を通じあうのであった
「っしゃあ!これで最後だ!!」
そして最後のシェルターを建築したシーカーはまだ眼前に残るノイズ達に今まで殴れなかった分をぶつける事にする
「ぶっ飛べ!!」
レバーを一度開閉して必殺技を放つ
『GIGANT VICTORY!』
「はぁ!!」
サブアームが保持したギガントハンマーが地面を強く叩き浮かび上がったノイズをギガントブラスターで生成した巨大な壁で挟み込んで押し潰す必殺技 ギガントビクトリーを放ち終えると同時に
MISSION CLEAR!
の音声がスパイダーフォンから鳴り響くとライダー達はほっと一息つく
「終わったぜマスター」
「お疲れセイバー、流石だな」
ハイタッチを交わすとナーゴとパンクジャックも近づいてきた
「お前等は?」
「紹介するよナーゴとパンクジャック、俺と同じプレイヤーだ」
「宜しくな」
「…………」
「おう、さてとマスター帰ろうぜ」
「そうだな、よし転移してくれ!」
そう言うとシーカー達はゲームエリアから別場所に転移したのであった
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転移した先はプレイヤーのレストルーム(イメージはデザイア神殿内のサロン)だった。この空間内では乱暴狼藉は禁止されているので全員変身解除される仕様なのだ
「ふぅ…………っ!」
そこのソファーに腰掛けた、ハルトは気づいた、まさかパンクジャックの中の人が分かるのでは!と思い振り向くがパンクジャックはいなかった
「あれ?パンクジャック?」
キョロキョロするがやはりいないと不安になっていると
「彼は運営の助っ人ですからね我々側のレストルームに転送されたのですよ」
「そっかぁ…んじゃギロリさん、パンクジャックに伝言とか頼めますか?」
「勿論、パンクジャックも喜びます」
「じゃあ…ありがとうって」
「かしこまりました…あと」
現れたのは白スーツの似合う男性、デザグラ神殿の管理人を名乗る者 ギロリの言葉にハルトは少し残念な顔をしていたが当のギロリは冷静に指を刺す
「彼方を止めなくても宜しいのですか?」
「は?……はぁ…」
ハルトの目線はその光景を見てため息を吐いた
「テメェ何者だ?」
「そっちこそ、ハルトとどんな関係だよ」
「オレはマスターの騎士だお前なんぞよりも長い間一緒に戦ってんだよ、それこそ仮面ライダーになる前からな…んな事よりもお前は何者だよ」
「アタシはハルトの相棒だよ、最近まで背中合わせで戦ってんだよ昔の相棒さん」
「あ?」「あ?」
互いにメンチを切る姿はチンピラなんぞよりも怖いがハルトはふと首を傾げて一言
「何であの2人喧嘩してんだ?」
「それ本気で言ってます?」
「うん」
「はぁ……」
「しゃあないな」
ギロリは呆れながらそう呟くのであったがハルトは溜息を吐きながら今回のミッションで稼いだデザイアマネーでケーキと紅茶やコーヒーを注文すると虚空から現れるのを受け取るなり
「おーい、早くしないと俺が全部食べるぞ」
呼びかけると2人は喧嘩を辞め走り出したのである
「「待て(や)!!」」
「はいはい、今回の打ち上げは俺が出すから好きに食べろ……ギロリさんケーキと紅茶をパンクジャックに差し入れてください…甘いの大丈夫だったらで良いんで…」
「畏まりましたハルトさん」
そう言うとギロリはケーキと紅茶をお盆に乗せてレストルームから出る
3人は同じテーブルにつきケーキに舌鼓を打った後、思い思いの時間を過ごすのであった
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運営の待機室では、エントリーフォームになっていたパンクジャックがボーッとした顔で空を見上げている、実はパンクジャックにはミッションエリア外の映像を視界に収められる機能があり応用して其処からハルト達が談笑の風景を見ていたのである
「ご苦労でしたパンクジャック、次からも宜しくお願いします…これハルトさんからの差し入れです」
「…………………」コクリ
「いや私の前では喋って大丈夫ですよ」
「そうか…しかしずっと黙りは辛いな…あとやっとバックル渡してくれたなハルトの奴」
変身解除して現れたのはデザグラの服を着た丁髷のように髪を束ね、顔の左側に少し傷が残っている少年であった
「今までエントリーで戦ってましたからね」
「あぁ…だから貰ったバックルがハズレのシールドとチェーンアレイでも嬉しかったがモンスターバックルまで貰えるとはな」
「さりげなくチェーンアレイとシールドに文句言わないで貰えます?」
「運営も運営でちゃんと説明してくれよ、今まで大変だったんだからな」
そう言うとパンクジャックは堰を切ったように喋り出す
「そこは反省してます…まさか本当に使い方を把握してなかったとは…」
「ま、次からは気をつけてくれよ…いただきますや
とケーキに舌鼓を打つ少年にギロリは
「えぇ、それよりも行かなくて良いのですか?貴方は我々に多大な協力をしてくれています…それこそNGを解いて彼に会うことだって構わないのですよ?」
「………………それは」
少年の頭に過るのは、とある世界で理不尽に与えられた、望まぬ力に苦しんでいた自分に対して
『友達だからな』
それだけの理由で世界そのものを作り変え、自分が最も望んだ願いを叶えてくれた彼
その事には感謝している…彼女と同じで忘れていたが死ぬ寸前になって思い出したのだ、すると何故か健康な体のまま生きていた自分は己の力を売り込み運営に協力しているのだ
「気が引けます?私は喜ぶと思いますけどね…その元気な貴方の姿を見ればね幸吉君」
「…………」
少年の名は与幸吉 とある世界で究極メカ丸と名乗りハルトと戦った仲間に一人
そして仮面ライダーパンクジャックでもある
???ルール
各世界でミッションが用意されており、最終ミッションをクリアした者はデザ神の名の元 望んだ願いを叶えられる