無冠の王 IF 夢を探すもの   作:カグ槌

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始動編 Ⅰ 開幕の号砲

 

 

 

 

さて今回の物語はデザイア神殿内にあるトレーニングルームから物語を始めよう

 

 

「さて…初めるか」

 

 

普段よりも軽装なハルトはスパイダーフォンを操作して仮想敵 ジャマトを呼び出したバーチャルリアリティの為、訓練相手にピッタリなのである

 

 

「新しいバックルの試運転日和だな」

 

 

理由は簡単、前回のミッションで杏子から告げられた事実 

 

 

トロフィーと思ってたバックルが実は戦闘に使えると言う事だったのだ

 

 

故に試してみる事にした…まぁ前回パンクジャックに渡した分はないので使うのは限られるが…しかし

 

 

「がんばれ〜」

 

 

「頑張れよマスター…あ、キョーコそれくれ」

 

 

「ほら」

 

 

「サンキュー」

 

 

「お前等いつの間に仲良くなってんだよ」

 

 

呑気にお菓子頬張る杏子とモードレッドの2人がいた、実はあの2人は喧嘩していたのだが急に意気投合…根は似た者同士なのでウマがあったようである、まぁ仲良しなのは良い事なのだが…

 

 

「ってコレは杏子の訓練も兼ねてんだから少しは真面目にやれよ」

 

 

「えー…別にアタシはビートとブーストが使えてるから良くないか?」

 

 

「ダメだ、魔法少女と違ってライダーにはバックルを切り替える臨機応変さが求められるんだから武器の特性くらい把握してないと」

 

 

「今までその貰ったバックルを使わなかった奴がよく言うぜ」

 

 

「だから勉強しようとしてんじゃねぇかよ」

 

 

仮面ライダーの力なら幾ら学んでも疲れないさ労を惜しむな!命を燃やせ!!と目から炎が出ているような気がした

 

 

「大丈夫だよアタシ感覚派だからさ」

 

 

その言葉にムッときたので隣で同じくお菓子を食べてる騎士に言う

 

 

「モードレッド、杏子のおやつ食べてよし」

 

 

「おう悪いなき「よし真面目にやるかぁ!」ちっ…クソが」

 

 

「コレでよし……んじゃ先ずはこれだな」

 

 

ハルトが選んだのは最初の世界…で貰った銃のようなバックルをドライバーに挿入

 

 

『SET』

 

 

「変身!」

 

 

そしてバックルにあるシリンダーを回転してトリガーを引いた、するとパワードビルダーと違い軽装な白亜のアーマーがシーカーに装着された

 

 

『MAGNUM』

 

 

仮面ライダーシーカー マグナムフォーム

 

 

『READY……FIGHT!』

 

 

同時に現れたマグナムシューター40Xを手に取り構え、早撃ちをジャマトに浴びせる。弾道は迷いなく頭部と人体の心臓部に2発ずつ撃つダブルタップか命中したのだが

 

 

「ブラスターより取り回しは良いけど威力が無いか…ん?何か動きそう…よっと」

 

 

『ライフルモード』

 

 

「お、狙撃まで出来るのか…どれどれ」

 

 

スコープ越しに仮想ジャマトに狙いを定めて発砲、赤い光線がジャマトを貫き爆散させるも直ぐに映像は巻き戻り構えを取り直すのであった

 

 

「これは使い勝手は良いけど…少し防御面が心配だな」

 

 

長年パワードビルダーで戦っていた弊害故か余り軽装が合わないと思っていると

 

 

「ならコレ使ってみたら?」

 

 

そ杏子に渡されたのは紫色のバックルを試す

 

 

「これか…っし!」

 

 

『SET』

 

 

マグナムバックルを取り外し今度は紫色のバックル ゾンビバックルのレバーを回すと

 

 

『ZOMBIE』

 

 

うめき声と毒が流れると共に紫色の装甲がシーカーに装着される、左手には大きな鉤爪が装備されている

 

 

仮面ライダーシーカー・ゾンビフォーム

 

 

『READY FIGHT!』

 

 

「お、カッコ良いじゃんコレ!……オラァ!」

 

 

ゾンビフォームがお気に召したのはパワードビルダーと同じくパワー型のバックルだったからだろうとモードレッドは分析してたが、シーカーはお構いなしに専用武器であるゾンビブレイカーを持つと迷いなくジャマトを唐竹割した

 

 

「うおお!いいなコレ気に入ったよ!」

 

 

完全に気に入ったハルトはゾンビブレイカーを振り回しているが試験は試験なので名残惜しそうにバックルを外すと残りの緑色の手裏剣が刻まれたバックルを見るが

 

 

「コレはなーんか俺には合いそうにないな」

 

 

好みというより何だろうか

 

 

 

俺ではない誰かを求めている感じがする、まぁ勘ではあるが

 

 

 

「なら俺が使う理由もないか多分スピード系だし」

 

 

そう言うとシーカーはミッションで手に入れたバックルを纏めているボックスを開くとギガントバックルとは違う小型バックルが大量に入っていた

 

 

「杏子、ほらよ」

 

 

練習用と戦力アップに何個か投げ渡す、ダブついていたとは言えないが確実にあった方が良いと判断した

 

 

「っと何だコレ?ハンマーと鉤爪と……扇風機?」

 

 

「それは違う」

 

 

聞きたくないぞギガント扇風機とかアームド扇風機とか

 

 

「へぇ……『!!!』ん?」

 

 

杏子とハルトのスパイダーフォンにミッションの通知が来た

 

 

「コレは実戦で試せってさ行くぜ2人とも」

 

 

「「あぁ(おう)!!」」

 

 

「ギロリさん」

 

 

『出番ですよ、パンクジャック』

 

 

『ENTRY』

 

 

同時に背後から現れたパンクジャックを見て

 

 

「宜しくな」

 

 

「……………」コクリ

 

 

ハルトは肩を叩くと同時にミッションエリアに転送された

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

そして転移した眼下に広がるのは最早お馴染みとなったノイズと逃げ惑う人の群れである

 

 

「何だろう……慣れって怖い」

 

 

今までも同じような世界があったが、こんな頻度でミッションが連投される事はなかったとボヤくハルトであったが

 

 

「で、どうすんだマスター」

 

 

モードレッドの問いかけに少し考えると

 

 

「杏子とモードレッド、俺とパンクジャックで分かれるか」

 

 

現状、広範囲攻撃が可能な2人を組ませ俺とパンクジャックで避難場所建築と言うと

 

 

「けとそれだとツマンネぇなハルトも戦いたいんじゃないか?」

 

 

杏子の言葉にハルトは苦い顔で

 

 

「あのなぁ…ミッション見たらわかんだろ!人助けもミッションなの!お前等が暴れるから俺が人助け側担当なんだよ」

 

 

現状パワードビルダーを使い熟せるのは俺だけなので避難所設営は俺だけしかできないのだと言うと

 

 

「………………」

 

 

 

「何だよパンクジャック?」

 

 

 

「………………」スッ

 

 

 

「あ?」

 

 

指差す方向にハルトが目線を向けると刀の雨霰が降り注ぎ刀と槍を振る戦姫の姿があった

 

 

「げ…アイツらがいんのか」

 

 

前回のミッションで苦手意識がある2人に

 

 

「何アイツら?」

 

 

「自称正義のヒーロー」

 

 

「それ…アタシらと大差なくないか?」

 

 

「良いんだよ、俺は見返りを求めてるからな正義のヒーローじゃないのよ」

 

 

見返りを求めるのは正義とは言わない

 

 

俺の憧れの人が言った言葉……ミッション報酬ありきで人を助ける自分を正義のヒーローだなんて思った事はないし

 

 

 

「んじゃ、アイツらに絡まれる前に終わらせますか」

 

 

「んじゃお先!一番槍は貰ったぁ!」

 

 

そう言うとモードレッドは鎧を纏って戦場に突貫とした

 

 

「行くぞ」

 

「おう」

 

 

そう言うとハルト、杏子、パンクジャックはそれぞれバックルを取り出しドライバーに挿入した

 

 

『『『SET』』』

 

 

「「変身!」」

 

 

『WOULD YOU LIKE A CUSTOM SELECTION』

 

 

『BEAT』『BEAT AXE』

 

 

『ARMED SHIELD』

 

 

『READY FIGHT!』

 

 

ドライバーの音声を合図に行動を開始、パンクジャックは背中のパーソナルアイテムの恩恵で強化された跳躍でビルからビルへと飛び移る

 

 

『GIGANT HUMMER』

 

 

シーカーはギガントハンマーで橋を作りながら目的地まで駆け出し

 

 

『ブーストストライカー』

 

 

ナーゴはブーストストライカーを呼び出してシーカーが作った橋を利用してモードレッドを追いかけたのであった

 

 

 

場面は変わり

 

 

モードレッドとナーゴはノイズの大群相手に持ち前の広範囲攻撃で大量に始末すると大量にスコアが溜まっていく

 

 

「へぇ…こうすりゃスコア溜まんのか」

 

 

「みたいだな……つーかマスターの奴大丈夫か?」

 

 

 

だがシーカーとパンクジャックは苦戦していた理由?んなの簡単だ

 

 

「数が多い!!」

 

 

「…………………!」

 

 

ギガントハンマーで叩き潰すスピードよりも数が多いのだ、その多さにパンクジャックもチェーンアレイを展開して殴りつけてるくらいで無言ながらも言わんとせんことは分かった

 

 

「わーったよ口より先に手を動かせだろ?」

 

 

しっかしどうするか……っ!そうだ!と思うなりギガントハンマーを敵に投げつけると

 

 

 

「使ってみるかパンクジャック!時間稼ぎ頼むぜ!」

 

 

ドライバー横のホルダーから先程使いそびれた小型バックル プロペラレイズバックルを装填する

 

 

『HYBRID GIGANT ARMS』

 

 

そしてパワードビルダーのレバーを開閉するとサブアームが展開し現れた大型化したレイズプロペラを装備し中に浮かび上がると

 

 

「パンクジャック!こっち使え!」

 

 

そう言いパンクジャックにアローレイズバックルを投げ渡すと

 

 

『DUAL ON ARMED ARROW』

 

 

その手に現れたレイズアローを片手に持つと接近したノイズを蹴り飛ばし、シーカーの足を掴むと空からレイズアローで攻撃を開始しノイズを倒していくがシーカーも喝を入れる

 

 

「負けてらんねぇな」

 

 

俺の全力を見せてやるとギガントバックルを取り出す

 

 

それはシーカーの奥の手、拡張機能3種合わせ てんこ盛りだ

 

 

『ALLMIGHT GIGANT BLASTER』

 

 

サブアームがギガントハンマーを持つとガラ空きの両手にギガントブラスターを持つ

 

 

仮面ライダーシーカー ギガントオールマイティー

 

 

「っしゃあ!」

 

 

プロペラで浮かび上がった状態で放たれた光弾は通常時よりも広範囲にばら撒かれ、その場所で簡易的な建築をスムーズに行なわれる

 

 

「………プロペラ便利じゃん!!」

 

 

飛べるだけでこんな使い勝手良いのか…戦術も広がるから凄い当たりバックルと感動している

 

 

「バロンも言ってたけど…使い分けが大事みたいだな」

 

 

やっぱりもうちょい勉強しようと強く思う…杏子にも手伝って貰おう」

 

 

「あ、パンクジャックこの間預けたモンスターだけどさ練習で使いたいからさ一緒に訓練しない?」

 

 

「……………」コクリ

 

 

「宜しくな…つか以外と救出ってスコア稼げるんだな」

 

 

だが倒す方が俺の好みであるので

 

 

「さっさと建築を終わらせる!!」

 

 

数発打ち込むと粗方完成したので、後はノイズを倒す事としようと近くの建物に着地すると

 

 

「んじゃ、どれにしようかなぁ…」

 

 

シーカーには武器を選ぶ余裕すらあったのだがパンクジャックには見えたのである

 

 

彼を狙って何やら技を発動しようとしている者の姿が

 

 

「っ!後ろだハルト!!!」

 

 

「え?…っ!!!」

 

 

パンクジャックの呼びかけに驚いた刹那、シーカーはギガントハンマーを強く叩いて地面から壁を生成し攻撃を防いだ

 

 

「っぶねぇ…ありがとうよパンクジャック、ってさっき喋ったよな!なぁ喋ったよなぁパンクジャック!!」

 

 

「(ま、マズイ…)…………」プルプル

 

 

首を横にして否定するが

 

 

「いーや喋った、俺の耳にはハッキリと聞こえたぜ危ない!ってな……ま、それは一先ず置いといて」

 

 

シーカーはギガントハンマーを再度強く振り下ろし自分を狙ったものを炙り出す為に大きな柱を周囲に何本も生やすが手応えない

 

 

 

 

「あの攻撃って…まさか」

 

 

 

と考えていたら

 

 

『参加者への攻撃は違反行為です、減点します』

 

 

何処から共なく聞こえたアナウンスで理解した、これは純粋にプレイヤーとしての経験値からきたものである

 

 

「おいおいこりゃマジか…ナーゴ、セイバー一回こっち戻ってこい!」

 

 

慌ててナーゴにスパイダーフォンで連絡すると

 

 

『どうしたんよ!あと今のアナウンス何なんだよ!』

 

 

 

「手短に言うぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界には俺達以外のプレイヤーもいるみたいだな」

 

 

ーーーーーーーー

 

 

某所にて

 

 

「ちっ…」

 

 

「参加者への攻撃は違反行為だぞ新人」

 

 

「っさいわね分かったわよ」

 

そう答えたのは熊頭のライダー、しかしパンクジャックと違い両目が黒く塗られておりバックルにはマグナムバックルを装備していた

 

 

「急ぐぞ、シーカーよりもポイントを稼がないといけませんからね」

 

 

そう答えたのは茶色の鳥頭…モチーフはスズメであろう、非武装のエントリーレイズであるが持ち前の頭脳で熊頭の狙撃を支援していたのであった

 

 

「そうね、じゃあ行きましょうか」

 

 

「えぇ僕達のリーダーの元へ」

 






???ルール
仮面ライダーは一つの世界に複数存在してはならない

ただし何事にも例外はある
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