幻想郷に広がる大空   作:味噌漬け

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初戦闘回



第八弾 決着

 ”死ぬ気モード”……。

 それはボンゴレファミリーに伝わりし強化形態。

 外部からの刺激により、強制的に身体のリミッターを解除することで身体能力を含めた人間の潜在能力を限界まで引き出す形態である。

 人間の覚悟を源とした超高圧縮生体エネルギー…通称”死ぬ気の炎”が額に灯るのが特徴だ。

 この形態になるには元来、”死ぬ気弾”と呼ばれる特殊な弾丸が必要なのだが、綱吉が飲んだ代替品である”死ぬ気丸”という薬がそれを可能にする。

 ちなみにこの死ぬ気モード…。身体能力を引き出すだけではなく、使用者の本音…というべきか。

 目的のために一直線に進もうとする”覚悟”が本能と共に引き出されるため…特に綱吉のような優しく臆病な少年は性格そのものが変わるのだ。こんな風に……。

 

「慧音っっ!!」

 

「……っ!?」

 

 突然、大声で名前を呼ばれたことだけではない。いつも、礼儀正しく“さん”付けで呼んでいた綱吉が急に荒々しく呼び捨てしたという、あまりの豹変ぶりに慧音はついていくことが出来ない。

 度重なる衝撃的な出来事に慧音は背中の痛みを忘れてしまっているようだ。

 しかし、綱吉は構わず話し続ける。

 

「アキを頼む!!」

 

「あ……ああ…」

 

 綱吉がアキを慧音に託すように言うと、慧音は呆けたように相槌を打った。

 そしてその後、彼女は我に返ったかのように目を見開く。

 

「(()()()()()()()()()()()())」

 

 目の前にいるのは他ならぬ慧音自身が保護した綱吉だ。本来ならば、彼は守られるべき存在なはずだ。今、妖怪の前に立つべきなのは自分であるはずなのだ。頭では分かっている。心でも理解している。

 だが、それでも彼の言葉に素直に頷いてしまった事実に慧音は戸惑いを隠せなかった。

 

「ま……待て綱吉k………うっ!?」

 

 慧音は綱吉を止めるべく動こうとするが、背中の傷がそれを許さない。

 慧音が止めようとするが無駄だろう。この戦いは既に綱吉のものであると…綱吉が背負うべきだと運命が決めたのだから。

 

◇◇◇

 

「ギャォォォォッッ!!」

 

 怪物は吠えながら綱吉に向かって突っ込んでいく。先程までの恐怖を振り払うように。

 妖怪……と一口に言っても様々な種類の妖怪がこの幻想郷には存在する。種族、能力、見た目…多くの違いこそあるが、一つだけ共通していることがある。それは”恐れ”と”畏れ”だ。妖怪とは大なり小なり人間のそういった強く存在を信じてしまう心や記憶を糧としているのだ。

 畏怖、恐怖、脅威、鬼胎、憂虞…ありとあらゆる物事、事象、現象に対する人間の恐れる心が、妖怪の存在意義と深く結びついている。

 人間は妖怪を恐れ、妖怪は人間に恐れられることこそが、この幻想郷の真理。

 つまり…妖怪が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という今の状況は、妖怪の存在意義(プライド)を崩壊しかねない緊急事態なのだ。

 

「うぉぉぉぉぉっっ!!」

 

 綱吉は駆ける。己を鼓舞するかのように雄叫びをあげながら。

 その姿にいつもの”ダメツナ”はもう見られない。

 譲れないものを守ろうとする戦士の風格が彼にはあった…。

 

「ウオラァァァァッッ!!」

 

「ゲギャァァァァァッッ!!」

 

 互いの両手がぶつかり合う。

 技術もへったくれもない力押しの比べ合いだ。

 しかし、綱吉は知らない。妖怪相手にそれは基本的に悪手であると。

 

「だ…駄目だ……」

 

 ()()()()()()()()()()――――慧音はそう言いたいが、綱吉には届かない。

 基本的に身体能力において人間では妖怪に勝てない。例外もいるにはいるが、人間が妖怪と戦うのなら慧音が使用した弾幕といった特殊な戦闘方法で戦うのがベターだ。つまり、真正面からの力押しなど愚かにも程があるということ。

 

「ぐ……ぐぅぅぅぅ……」

 

 綱吉の眉間の皺がますます寄っていく。

 身体は押し込まれ、慧音たちがいる方へと後退していく。

 誰がどう見ても力負けしているのは明らかだった。

 妖怪も余裕と判断したのか、ニヤリと醜悪な笑みを浮かべた。

 やはり、普通の人間では妖怪のパワーには勝てないのだろう。

 …………綱吉が普通の人間であるのならば…の話だが。

 

「う……うぉぉぉぉぉ…!」

 

 後ろに守るべき者たちがいるからなのか、綱吉の額に灯る死ぬ気の炎が大きく、そして澄んだものとなっていく。

 それと呼応すかのように、後退りしていた綱吉が巻き返すように押し返していく。

 

「グ……?ォォォォッッ!?」

 

 自分の二分の一にも満たない、人間のひ弱な腕だというのに…それでも押し返される事実に妖怪は信じられないといわんばかりに戸惑いの声を上げる。

 そして、その時に妖怪の心のなかで生まれた迷いはこの戦いにおいて致命的な隙を生む。

 その一瞬の世界の中で妖怪の目に映ったのは、自分の内側に入り込み、頭を振りかぶる綱吉だった。

 

「うおりゃァァァァァッッ!!」

 

「ッ!!?――――Gyaォォォォォォォnッッ!!!?」

 

 妖怪の鳩尾に叩き込まれる綱吉の頭突き。

 その威力は凄まじく、綱吉よりも遥かに大きく、重たいであろう化け物をふっ飛ばした。

 

「アッ………グゴゴゴォォォアァァァッッ!!?」

 

 胸を押さえ、蹲りながら苦しむ妖怪。

 ただ頭突きを喰らっただけではこうはならないだろう。

 妖怪の胸から見えるのは…黒い煙。妖怪を胸に宿った迷いごと綱吉の覚悟の炎が()()()()()()()()

 

「な……」

 

 何が起きている――――慧音は戸惑うしかなかった。

 慧音が見てきた沢田綱吉という人間は………まさに”ただの人間”であった。

 どこか鋭いところはあるが、優柔不断で、どこか抜けていて、臆病で、自虐的で、慌てん坊で、明るくて、そして……優しいただの人間だ。

 あまりにも凡庸。とてつもなく平凡。日常という概念を体現したかのような人間だ。

 たった数日の付き合いだが、それほどまでに綱吉の人間性はわかりやすい。

 本来なら……妖怪と戦えるような人間ではないはずなのだ…。無いはずなのだが……事実、綱吉は戦っている。

 

「グがゴォォォぉぉぉッッ!!」

 

「っ!」

 

 立ち上がり、また襲いかかる妖怪。

 その鋭い爪で斬り殺さんと、大きく振るかぶる。

 綱吉としてはここで逃げてほしかったが、人間にここまで傷を負わされた屈辱が妖怪の逃走を許さない。

 ならば、綱吉も迎撃を選ばざるおえない。

 妖怪が大きく振るったその攻撃はまさに必殺。身体が脆い人間がまともに喰らえば、骨はおろか身体を引き裂くだろう。

 

「死ぬ気で避けるっ!!」

 

 故に綱吉は回避する。

 当たれば、ただでは済まないのだから当然だ。

 そして……大きく空振った隙を突くのもまた当然のこと。

 

「オラァァッ!!」

 

「gボlaッ!!?」

 

 腕の内側に入り込み、妖怪の腹部へと叩き込まれる綱吉の拳撃(パンチ)

 リボーンを始めとした多くの家庭教師(カテキョー)達から鍛えられ、幾多の死闘を乗り越え成長した綱吉の肉体。そのリミッターが外れ、もはや超人と化した綱吉の一撃は頑丈であるはずの妖怪の肉体を穿ち、容易くダメージを負わせる。

 

「gがァァァGaウGァuッッ!!」

 

 流石は妖怪のタフネスといったところか。ダメージを負っても、歯を食いしばり、綱吉を仕留めようとその両腕を振るう…振るい続ける。

 だが、綱吉には当たらない。まるで動きが”予知”されているかのように躱され、その度に攻撃を何度も喰らう。

 

「うおぉぉぉぉぉっっ!!」

 

「グ、グ…グォォォォォォォォッッ!!」

 

 綱吉の止まらぬ連撃。

 その最後の一撃が妖怪の頬を殴り飛ばす。

 相手が人間…もしくは人の言葉を解すなら話は別だが、相手は知性無き怪物。それならば綱吉が容赦することはない。

 その威力に思わず後退した妖怪は生存本能ゆえか、それとも屈辱による怒りか……。身体をその口を大きく開き、雄叫びを上げた。

 

「ウゴォォォォォォォォォッッ!!」

 

 森中に響く咆哮。

 その大きさに綱吉の顔はしかめ、思わず耳を塞ごうとする。

 そして…その一瞬の間に綱吉達の目を疑うのような変化が起きた。

 

「…………っ!消えたっ!?」

 

 見間違いなど起こすこともないくらいの巨体が景色に溶け込むかのように消えたのだ。

 

「(消えただと……?一体、どこにいる!?)」

 

 その光景を見た慧音は何とか探し出そうとするが、気配はおろか、臭いすらも感じ取ることができない。

 

「(瞬間移動……?いや…それにしては違和感がある。妖気を感じ取れないことは兎も角、残った臭いすら消えるのは……っ!)」

 

 低姿勢でいたからだろうか。

 この時、慧音は別の異変にも気がついた。そして……それはこの妖怪の能力を解き明かす鍵となる。

 

「(どういうことだ…?なぜ、()()()()()()()()()?)」

 

 この戦いでついたのだろう地面についた大きい足跡が軒並み消えていた。近くにある綱吉の足跡は残っているというのに。

 

「(…っ!しかも私に出来た傷まで……!!)」

 

 目に見える範囲ではあるが、あの妖怪の攻撃によって出来た傷の痕すらも消えていた。痛みが消えたわけではないから治ったわけではないのだろう。

 それだけではない。地面の陥没までもが跡形もなくなっている。

 あまりに不可解な現象。

 まるで()()()()()()()()()()()()()()――

 

「(……!そういうことか。()()()()()()()()())」

 

 慧音の回転の早い頭脳は、これらの証拠から妖怪の能力について推察する。

 くしくも…それは慧音の能力に近いものであることも理由だろう。

 幸い、時間が経過したことで痛みが薄れてきている。慣れただけ、麻痺しているだけとも言えるが。この情報を早く綱吉伝えるべく口を開く。

 

「綱吉くん。痕跡だ…その妖怪は自分の姿を()()()()()()()()()()

 

 小さいが、それでもはっきりした声だ。今の綱吉の耳にはしっかり届いている。慧音には綱吉が頷いているのがわかった。

 

「(くっ……だが、どうする………)」

 

 敵は臭いや音、足跡といった物理的な痕跡まで消すことができる。それはつまり、敵の位置はおろか、攻撃してくるのか、それとも逃げるのか…行動すらも分からないのだ。逃げるのなら良い。しかし、まず逃げることはないだろう。

 

「(()()を使うか……。いや、下手をすれば綱吉くんまで巻き込んでしまう)」

 

 打開策はある。見えないのであれば、この辺りを敵もろとも範囲攻撃で潰せば良い。

 痛みに慣れてきた今ならば出来るだろう。だが…それをするにはリスクが高い。範囲攻撃といっても、それ相応の広さ、密度で攻撃しなければならず、下手をすればその攻撃に刺激された他の妖怪が近づいて来る可能性があること。そして、なによりも綱吉やアキを巻き込みかねない。人間の守護者が守るべき人を傷つけては本末転倒だ。故に慧音にはその手段を取ることができない。手元にある一枚のカードを使うことができない。

 

「(この状況、どう打開すればいい……?私は……見ていることしか出来ないのか……)」

 

 慧音は人間の守護者故に何もできないこの状況に歯噛みする。

 その視線の先にはこの状況においても変わらず、立つ綱吉の姿……。

 そして、次に慧音は目撃する。綱吉が…猛然と叫ぶさまを…。その先には見えないはず敵が見えたような気がした。

 

◇◇◇

 

『グルルルルルッッ……』

 

  妖怪は唸る。吸い込んだ息を力に変え、腹に溜め込むように。

  しかし、綱吉たちには聞こえない。

 

『カロロロロロロロ………』

 

 妖怪はその剛腕を振りかぶる。一瞬で獲物を葬り去るために。

 しかし、綱吉たちには見ることが出来ない。

 

『GurOOOOoooo……』

 

 妖怪は足腰に力を溜める。一気に獲物に近づくために。

 しかし、綱吉達には知りようがない。

 

 逃げるという選択肢はあった。しかし、その選択を取ることはない。人間相手に恐怖のまま逃げたとあっては妖怪の名折れだからだ。知能がないからこそ、その行動原理(本能)には従順だ。

 故に殺す。いかな手段を用いても。この男の身体だけではない。心も全て躙り、潰し、犯し、(なじ)り、壊し、抉り、解し、妖怪の恐ろしさというものをその魂にまで刻ませた上で殺さなくてはならない。

 そして、確実に仕留めきることが出来るほどの力を蓄えたと判断した、次の瞬間、その力を標的に向け解放するかのように聞こえるはずのない咆哮を上げた。

 

「GruOooOooooooo!!!!」

 

 その足が跡をつけることなく踏み出される。

 その雄たけびが標的に聞こえることなく森に響く。

 その腕が身体にめがけて振り下ろされた時――――――――

 

「そこかぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」

 

 自分の咆哮が標的であるはずの綱吉の雄叫びに掻き消される。

 殺すべく振るった剛腕にその手応えはにない。あるのは空気抵抗のみ。

 この時、妖怪はようやく気づいた。

 己の攻撃が躱され、背後に回られたということを。

 そして、その事実に慧音も驚愕する。

 

「(あの妖怪に気がついた……?一体、どうやって……!?巫女の勘でもあるまいし――――っ!!)」

 

 ()……この言葉が脳裏に浮かんだ時、慧音は寺子屋で起きたとある出来事を思い出す。

 それは綱吉が生徒との隠れんぼの時のことだ。あまりの手際の良さに慧音が綱吉を褒めると、彼は照れながら『俺、勘だけは良いんです』と語っていた。

 

「(あの時はそこまで気には留めていなかったが……)」

 

 心当たりはそれだけではない。彼は生徒の悩みも慧音が求める言葉も何もかも見透かしたように勘付いていた。

 

「(本当に勘だとしても…。これでは博霊の巫女の勘と遜色ない…!)」

 

 慧音も驚くのは無理はない。

 綱吉が持つ勘は第六感と呼ばれるものとは一線を画す。

 初代ボンゴレファミリーボス【ボンゴレⅠ世(プリーモ)】から、脈々と受け継がれしブラッド・オブ・ボンゴレ。

 全てを見透かす力――――――その名も”超直感”。

 

 

「吹っ飛べぇぇぇぇぇェェェェェェッッッ!!」

 

 妖怪に目掛けて、繰り出される綱吉の全力の拳。

 いかに妖怪といえど、完全にバランスを崩した今、避けることなど不可能だ。

 人間としての限界を超えた綱吉の渾身の一撃は振り向いた妖怪の頬を殴り飛ばす。

 

「ウオラァァァァッッ!!!」

 

「GgOgyAaaaaッッ!!」

 

 あまりの威力に断末魔を上げながら、木々の向こう側にへと吹っ飛ぶ。

 衝突音が次々と鳴り、次第に音が止むと、いつもの森の静けさが訪れた。

 

「………」

 

「……っ!つ、綱吉くん…」

 

 綱吉が何も言わずに振り向くと、慧音は思わず震えてしまう。

 無理もない。ただの子供だと思っていた人間が突然、豹変した挙げ句、鬼神のごとく妖怪を叩きのめしたのだから。

 その目には驚きや困惑…そして僅かな恐怖がある。

 綱吉はそのことを知ってかしらずか…額の炎を鎮火させる。この戦いが終わったことを示すかのように。

 

「慧音さん!アキちゃん!!大丈b――うわっ!?」

 

 足を滑らせたのかなんなのか…綱吉はスルンと転んでしまう。しかも一丁裸(パンイチ)なのが、その間抜けっぷりに拍車をかけていた。

 

「あぐっ!」

 

 尻もちをついた彼がいつものように「イテテ……」と言うと、慧音は毒気が抜かれたように吹き出した。

 

「(あぁ…。彼は間違いなく綱吉くんだ。間違いない)」

 

 綱吉は顔を赤くしながら、「アハハ…」と誤魔化すように笑った。

 そして敵の能力が解除され、血まみれになった慧音に綱吉は大パニックを起こすのだが……それは少し後の話である。

 

◇◇◇

 

 綱吉たちがいる地点から少し離れた木の上。

 そこに彼女はいた。

 

「あれが”死ぬ気モード”…。ただの人間が低級とはいえ妖怪相手に力で勝つとは、とんでもないな……」

 

 しかも、あれが彼の本気ではない――――彼女は心中でそう呟く。

 彼女の見た目は綱吉と戦っていた化け物ほどではないが、人間離れしていた。日本では珍しい金色(こんじき)の髪の毛。

 それが、彼女から生える()()()()を体毛として美しく染め上げている。

 その顔も絶世の美女と言っても過言ではない。

 

「……邪魔が入らないよう()()()()()()()()()が……やはり、もっと彼の力を知るべきだな……」

 

 彼女は片手で青い錠薬を弄びながら、もう片手にある水晶球を下ろした。

 その水晶にはすっ転んだ綱吉の姿が映っている。

 

「すまないが沢田綱吉…。貴様の力、もっと見定めさせてもらうぞ…。この幻想郷のために……」

 

 そう言って彼女は木から飛び降りる。

 しかし、地面に着地することなく、その姿は消えた。




いつもご愛読ありがとうございます。味噌漬けです。
初戦闘回。やっぱり綱吉は誰かのために、振るいたくもないその拳を振るうところがカッコいい。
 ご感想もいつもワクワクしながら読んでおります。基本的に返信するのがポリシー。

【キャラ紹介コーナー】

《沢田綱吉》
 年齢…16歳
 能力…全てを見透かす程度の能力?
 属性…大空

 当作初戦闘回。死ぬ気丸により死ぬ気化し、その拳で妖怪をぶちのめした。初期の死ぬ気モードで、ランチアの何十キロあるだろう鉄球による暴蛇烈波を普通に受け止めれるんだから、鍛え上げられた今のツナなら余程の妖怪でもない限り殴り倒せるやろという雑な作者の解釈のまま、この戦闘回は書かれました。

《上白沢慧音》
 年齢不詳 
 種族…半人半獣
 能力…歴史を食べる(隠す)程度の能力(人間時)
 属性…霧

 ツナの変貌ぶりにビックリした。
 本来ならば、自分が綱吉を守らなければならないというのに何故かツナの言葉に頷いてしまった自分に呆然としてしまう。

《妖怪》
 年齢…不詳
 能力…隠れる程度の能力

 今回、綱吉にぶっ飛ばされた哀れな妖怪。
 こいつの能力は自分の姿や数時間内の行動の痕跡を人の感覚から隠すことができるというもの。別に無かったことになったわけでもない。いわば擬態の発展系。匂いや音まで消せるが、ぶっちゃけ能力だけ見ればこいしちゃんの下位互換。しかも完全パワー型の癖に頭を使う不意打ち特化の能力という絶妙に噛み合わないという。
 強さだけでいうならS〜Eのランク分けで、大体D〜C弱くらい。
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