学院のお気に入りスポットで昼寝してたら他所様の告白を見てしまった 作:古明地こいしさん
「あの...やはり行くのは...」
無理やりアインハルトの手を引っ張って歩いて目的地へ向かっている
こいつときたら今更恥ずかしいと行くことを拒み始めたのだ
それゆえに引っ張っている
「アインハルトが気まずくなるような発言するから足が重く感じるんだ。もうちょっとはコミュニケーション能力つけろ」
「それをシルフィさんが言います?」
いや、俺は結構相手に気を使ってるぞ
むしろアインハルトは俺に容赦ないぐらいグイグイきてるのにそれを他の奴らに向けてやれないものだろうか
ティアナさんとスバルさんを見つけたってなぜ隠れるのか
「はい、お荷物をお届けに参りました」
「お荷物って...友達なんでしょ?」
「....友達?そうなのか?アインハルト」
「私に聞かれましても...友達以上、恋人未満というのが適切ではないでしょうか?」
よくもまぁそんな恥ずかしいこと臆面もなく言えるな
聞いてるこっちが恥ずかしいわ
「それではこれで俺は失礼します」
「何言ってるのよ、あなたも来るのよ」
「え」
「ヴィヴィオ達が見ていってくださいってね」
なるほど、ここで逃げたらあの
これだと行かざる得ない
「分かりました。ご一緒します」
「所でシルフィくん。その手に持ってる手錠とリード?は何かな?」
「アインハルトが嫌々だったので無理やり連れてくるためのアイテムとして用意しました。無駄に終わりましたが」
「十分すぎる効果だと思うわよ...手錠もだけどリードは流石に女の子として使われたくないアイテムだもの...」
歩きながら駄べり、そして倉庫街に着く
見ると既に見知った顔がいくつかある
そして期待の眼差しも
一応データとして残しておこう
「アインハルト・ストラトス、参りました」
さぁ、ヴィヴィオはどう出るのか
「来ていただいてありがとうございます!アインハルトさん」
そこからの流れは俺の手が及ばない世界の戦いだった
ヴィヴィオがデバイスを手にしたと思えば高らかに宣言する
「セイクリッドハート!セェェットアップ!」
変身....大人モードと言うやつか
確か聖王のゆりかごでも似たような姿をしていたな
だが今の姿はどこかなのはさんの姿を模しているようにも見える
準備万端と言ったところか
「武装形態」
アインハルトも大人モードになれるのか
まぁ子どもの姿じゃ戦い辛いだろうしな
しかし...2人とも目に毒だ
「アインハルトさん、1つ提案があります」
「なんでしょうか?」
「私が勝てば先輩から手を退いて下さい」
んん?ヴィヴィオは何を言っているのでしょうか
手を退くにも何も別にアインハルトとはそんな親密な関係ではないのだが
「では私が勝てば今後、一切シルフィさんに近づかないでください」
ややこしくなってきたな
というか向き合うための設けた場所なのでは?
目的が全然違うんだが
「えっと、この前と同じ、射砲撃無しの格闘オンリーな。制限時間は5分!レディーゴー!」
見やすい位置に立つ。今思った
あの二人...髪の毛が邪魔じゃないのだろうか?
「はぁあああ!!」
先手はヴィヴィオか、繰り返して攻撃し続けている
アインハルトは驚き受け飛ばして避けては続けているが
攻撃の機会を伺っている
ヴィヴィオも受けても距離を取り、突撃している
攻撃を躱してカウンターを当てる
ヴィヴィオはカウンター型か
対してアインハルトはストレートで真っ直ぐな攻撃
時にはダメージを受ける事も辞さないようだ
と、そこでヴィヴィオが大ぶりの攻撃を繰り出した
それにより生まれた隙でアインハルトは覇王断空拳をお見舞した
ヴィヴィオは壁まで飛ばされ伸びている
「約束通り私の勝ちです。ですのでシルフィさんには一切近づかないでくだ...あれ...」
そこでアインハルトが倒れかける
手を取ってやる
「お前、さっきヴィヴィオからカウンター受けてたろ?勝ちとはいえ、見定められなかったお前の落ち度だ。今回は諦めろ」
「むぅ...」
伸びているヴィヴィオに近づき額に手を当て、iを使い検診する
脳内状況に異常は無し、外傷もないし
「大丈夫だな、で?アインハルトはどう思った?ヴィヴィオの戦い、向き合った気持ちは」
「...先日の件は謝らなければなりません。失礼な発言をしてしまったことを」
「それ起きてる時に言ってやれよ...」
にしてもヴィヴィオの寝顔...気絶顔?可愛いな
「うグッ!?」
アインハルトからの肘打ちを受けた
何が気に召さなさかったのか
いや、何も言うまい
「アインハルト、ヴィヴィオの介抱してやれ。俺は先に帰るから」
オロオロしているアインハルトを放置して帰路に向かう
いつもの帰る道ではなく、別の道を歩いていたら、倒れているジャージ姿の人を発見
「...無視に限るな」
無視しようとしたが足を掴まれた。
抵抗をしようとするが力強く握られ、離すことができない
「アンタは一体なんなんだよ...」
「お腹...」
「お腹?」
「お腹が空いてん...ウチ、もう1週間も食べとらんのよ...」
またしても変なやつに絡まれる事に...
にしてもこいつ、見覚えがあるような...
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