学院のお気に入りスポットで昼寝してたら他所様の告白を見てしまった 作:古明地こいしさん
目の前で注文した料理をモグモグと食べている少女
ヴィヴィオとアインハルトのバトルが終わってこのジャージ娘に出会って、腹が減ってた割には力が入っていたよく分からない人間に捕まり、現在ファミレスにいる
「んくっ、ご馳走様や〜。ありがとな。見知らぬ人」
「何がありがとうなのか分かりませんがとりあえず気が済んだなら解放してください。周りの目が痛いので」
出てくる料理をあっという間に平らげていく少女、調べるか
外見は黒髪、ジャージ...局にあるか?
「何しとるん?」
「調べ物ですよ」
世界王者...十代最強ねぇ...
調べたらあっさり出てきた
ネットニュースにも出てきており、度々話題になっている
ジークリンデ・エレミアとな、去年のインターミドルでは途中欠場っと...
「フード取らないんですか?」
「目立つんは嫌やし...」
「いや既に目立ってますよ」
周りガン見してますはい
というかどれだけ食べるのやら
「ちなみに1週間何も食べてないと聞きましたが、基本的に何を食べてらっしゃるのでしょうか?」
「....お花?」
物凄い原始人
いや、花を食べるのはなくはない。ものによれば食べれるのもある。
例えばたんぽぽとかだ
野宿して食べるものがないならそれ選べばいいし(もちろんキチンと汚れはとらないといけないが)
「よく分かりませんが俺はこれで失礼しますよ」
「ちょ、ちょお待ってぇな!?ウチ、今お金ない...」
「....」
お互い無言のまま見つめ合っている。
ふむ、この世界王者は無銭飲食をはたらこうとしたつもりか?それとも俺に代金を支払わせるつもりで来たのか?
倒れてたくせに立ち上がって猛ダッシュでこの店に連れ込んだのに
「帰らせてもらう。俺はコーヒー代しか支払わん」
「お願いや!なんでもする!なんでもするから!」
「それはごく一部の人に限って通用する言葉であって見ず知らずの人には通用しません。以上」
「か弱い女の子にお金払わせるん?」
「??????」
か弱い?えっ、あなたが申しますか?
むしろこの店丸ごと破壊しそうな人間兵器な気がする
「ではフードとって自己紹介してください。それでここの支払いは済ませますんで」
「ホンマやな!?ホンマに払ってくれるんやな!?」
なんとも鬱陶しい、というか年下男子に奢らせる年上女子って...
「ジークリンデ・エレミアです....これでええか?」
「...」
はて、こうして見るとどこかで出会ったような気が...黒髪ツインテ、ジャージ...
「あ、あん時のパン泥棒」
「へ?」
「やっぱり払わん。帰る。この店で弁償なりなんなりしてこい」
「さっきと言ってることちゃうよ!?」
まさかパン泥棒が世界王者だったとは思いもしなかった
次のネットニュース、もしくは新聞の見出しは【世界王者、無銭飲食をしてしまった】だな
地位が下がる下がる
「うぅ...」
エレミアさんや、そんな顔をしないでくれ、最近の俺はめっぽうその悲しそうな顔が弱点になりつつあるんだ
いやでもアインハルトがこんな上目遣いでお願いしてくるのは想像つかんな...ちびっ子3人組みは想像できるが
「んじゃ、今後一切俺に迷惑かけないこと。それが約束できるなら払います」
「約束する!」
胡散臭いが、これ以上一緒にいると面倒だ
会計を済ませるが昼食で、しかも祝い事でもなんでもないのにかなりの大金飛んだのはこれが初めてだな
「今日はホンマにありがとう!お礼はいつかするから!」
「走り去ってったよ...食べてすぐ運動って体に悪くないか?」
物凄い嵐が過ぎ去ってった事でどっと肩の荷が降りた感じがした
重い足を動かしながら家に帰宅すると2人分の靴を見る
1人はアインハルトとして、もう1人は...?母さんに合うサイズではないし、かと言って俺の家に来るような友達はいない
「あっ」
絶賛服を脱いで着替えているアインハルトとヴィヴィオを俺の部屋で見つける
「えっと...1つ2つ言わせてください。ココオレノヘヤ。あと...今日は不幸すぎる」
断空拳とアクセルスマッシュが顔とお腹にぶち当たり部屋の外に追い出された
次に目が覚めたのは翌日の明け方でアインハルトとヴィヴィオがその日口を聞いてくれなかった
アインハルトさん...連れて帰るならよその家のじゃなくてあなたの家に連れて帰ってくださいよ...
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