学院のお気に入りスポットで昼寝してたら他所様の告白を見てしまった 作:古明地こいしさん
目の前は川辺
川なのは分かるのだが、見た感じ深くないか?
これはこれで危険な気がする。その中にヴィヴィオ達は入っていき、続いてアインハルトも
「お前は行かないのか?」
「無理やり連れてこられて、水着もありませんし、一応俺は一般人なんでこの深い川に入る勇気はありません」
やれやれと言ったポーズをしている
しかしアインハルトが水着とな、てっきり学院指定の水着でも着るのかと思っていたが
「アインハルトの水着はアタシが選んだんだ」
「あ、だからあんな露出度高いんですね、アインハルトは選ばないと思ってましたので」
と、言い放ったら魚が飛んできた
ノーヴェさんがキャッチしてくれたから助かったものの、今の完全に俺狙った攻撃だろ...
あ、リリースするのね、多分今の魚は寿命が縮んだな
「にしても役得だな」
「勘弁してくださいよ。目に毒です」
「そんな事言ってたらチビ共に怒られるぞ?」
怒られるって言われてもなぁ
ヴィヴィオ達はいい、百歩譲ってアインハルトも許そう。慣れてきたし
しかしルーテシアさんは今日がはじめましてなのに気にしないものなのか
「あら、どうしたの?」
「イエ、ナンデモアリマセン...そういや大人組みはどちらに?」
「訓練よ、休みとはいえ体を動かさないと訛っちゃうらしいから」
目の前の少女達も遊んではいるが格闘において使う筋肉も鍛え方次第で差が出る
現にアインハルトは力や体力に自信があったようだが今は既に自信が砕けてるようだ
水の中での動きはまた違うからな
砂浜特訓とかも足腰にいいとはどこかの資料で見たな
「シルフィ、シルフィ」
「なんですか」
物凄いフレンドリーだな、ルーテシアさんは
もう呼び捨てか
「今から面白いものが始まるわよ」
「面白いもの...ですか?」
何やらヴィヴィオがするようだが...
拳で水しぶきを飛ばした
いやいや、普通の人間がするような事じゃないって...
「水切りって言うの、凄いでしょ?」
「凄いを通り越して恐ろしいです」
さて、こっちは任せられるし大人組みの方見に行こうかな
「あれ?どこか行くの?あまり遠くに行かないようにね?」
「分かってます」
歩くこと数分ちょい、結構長い道のりだったが
遠いところからでも見える大人組みの訓練している姿
「俺にはあれ、真似出来ないな...」
想像ができない、無理だ。あんな事をやるくらいなら局に入ってモニターに付きっきりの方がいい
「戻るか」
「一緒に体験訓練してみる?」
首をゆっくり動かしつつ、後ろを見る
この声は...
「魔おじゃない、なのはさん...」
「なんて言いかけたのか...お話...聞かせてもらえないかな?」
「魔法がお似合いのお美しいなのはさんって呼ぼうとしてました。流石に褒めすぎるのも問題があると思ったので」
「ふーん...」
怖い、怖すぎる
なのはさんの凄みが恐ろしい程に
「...」
横目で倒れてたり、息が荒い人達を見る
いやいや、これに参加しろと?何をするのかも分からない人にさせるのは無理があるだろ
「なのはさん...からかうのはやめてください...」
「にゃはは、でも本気で誘ってるんだよ?かなりの素質はあるし」
目が輝いてる...さすが戦技教導官だ
しかし
「断ります。それにそろそろ昼食時かと」
「もうそんな時間なんだ。みんな!戻るよ〜!」
「「「「「はーい」」」」」
ロッジに置かれたBBQコンロを見て豪華だなと思う
家でも中々しないぞ
というか普通はしない
「アインハルトとヴィヴィオはなにゆえ震えてるんだ?寒いのか?」
「水切りに夢中になりすぎたみたいで」
ああ、なるほど。つまりは筋肉痛か
治してやってもいいが筋肉痛はその名の通り筋肉の筋を結んで硬く結ぶ為のもの、下手に治すと繊維が...
「どうする?その筋肉痛、治すか?一応気休め程度なら治してやれるが」
「お、お願いします」
「ん」
2人の治療をしてやり、動けるようになった2人は食事を楽しんでいる
食事をしているとモンディアルさんが声をかけてきた
「やっぱり男が少ないと困るよね」
「そうですね...モンディアルさんはいつもこんな状況下にいたんですか?」
「エリオでいいよ。まぁそうだね、僕も機動六課に入ってからは男性と呼べる人は少なかったから。いてヴァイスさんとかだったかなぁ」
肩身が狭いのはあったんだ
やっぱりこの女性軍団の中は辛いのだろうか
実際俺も辛いから同じか
「それよりも...よく食べますね」
「よく運動するからね」
そういうものなのか、なにはともあれこの旅行もとい合宿の目的はなんなのか知りたいが
食後の後、コロナとリオと共にルーテシアさんに案内され、書庫に入った
テキトーな本を漁り、読む
「...」
「凄い集中してますね」
「イタズラしちゃう?」
「ルーちゃんダメだよ!?」
覇王の伝記か、本に記載された事が真実とは限らない
薄れてゆくものだ
ホラ話も混じり、作り物語になったりと
「...」
「本当に集中してる...」
「読書が趣味って言うのは本当だったのね」
読んだ本を戻して他の本を取る
色々と読んでいるといつの間にか夕暮れ時に
「ん、もうこんな時間か」
お風呂は女子組みが先に入るだろうからエリオさんと話すか
「エリオさんは仕事が大変とか思った事はありませんか?」
「うーん...確かに大変だと感じた事はあるけど、やり甲斐はあるよ。それに誰かの助けになれるならって思うとそれだけで局に入った意味はあるし、フェイトさんに出会えた事は僕の唯一の誇りだよ」
なるほど、そういう考え方もあるのか
さすが歴戦の勇士と言うべきか
自分じゃ遠く及ばない
「とはいえ今のこの状況、大変ですよね。男が2人だけってのも」
「アハハ、もう慣れちゃったかな。シルフィはもう慣れた?」
「諦めました」
俺の遠い目を見て悟ってくれたのかこの件には触れないでくれた
しかし風呂場...温泉場が騒がしいな、だが騒がしいからと言って突入するほど愚かではない
「エリオさん。これは何かしら、トラブルがあったんでしょうけど」
「まぁ今いる人達なら対処できるよ」
固い信頼ですね、とは言わない
まぁ...このあとヴィヴィオに似た声の人と出会い、その事を訊ねたらまたもやツッコまれた
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