学院のお気に入りスポットで昼寝してたら他所様の告白を見てしまった 作:古明地こいしさん
さて、目の前には御三方が来ている。
流石は前線に立ってきた人達と言うべきか、エリートの風格がある
こちとら学校で授業受けて昼は寝てとほぼ一般人なのに対してだ
「ご足労いただきまして、ありがとうございます」
「やっぱり他にもいたわけか...んで?このメッセージに書かれてある事は本当なんだな?」
ノーヴェさんが問いかけてきた。
男勝りなのだろうか、男っぽい口調だ
「はい。情報等、全て調べてあります」
「その辺の事は後で聞くとしてお互い自己紹介しましょう。私はティアナ・ランスターよ」
「私はスバル・ナカジマで」
「お前らは知ってるだろうけどノーヴェ・ナカジマだ。そっちは?」
ストラトスに目を向けたあと口を動かす
「シルフィ・クルトです。それでこちらが巷で騒がれてる」
「なんですかその物言いは...え、えっと... ハイディ・アインハルト・ストラトス・イングヴァルドです」
長っ...というかそんな長い名前だったのか。
しかもファーストネームってハイディになるの?女の子としてそれは...あぁ、だからアインハルトとして名乗ってるわけか
「お互いの自己紹介が終えた事なので本題に移りましょう。正直に言うと俺はこんなめんどくさい事は終わらせて早く学院の方へ向かいたいのですが...i、資料データのコピーをみんなに回してくれ」
ピコピコと光るイヤリング、しかし禍々しい見た目なのでパッと見で皆に見られてしまう。注目を浴びる
「...よくここまで調べたわね。何日かけてたてた計画なの?」
「計画も何も、今朝調べた資料ですけどね」
「「えっ」」
フツーは驚くよな、フツーは
今渡したデータはストラトスの登録データ、俺の固有データ
そして目の前にいる3人が関わってきた事件などのデータを取りこぼしのないよう、ぎっしり詰め込んで渡してある
「アナタねぇ、これ、プライバシーの侵害に引っかかるわよ?」
「それが唯一できる事ですから。短所を長所にして生きてますので」
コーヒーを一口飲み、もう一度ストラトスの方を見る。
やはり俯いたまま
「今回のストラトスの件ですが、こちらに非があるのは一目瞭然、ノーヴェさん。並びに御家族のスバルさんやご友人のティアナさんもすみませんでした」
頭を下げ謝る。ストラトスも驚きはしたものの、俺に続いて謝った所を聞くと悪いとは思ったんだな
「一応謝罪は受け取っておくが...」
警戒されている。当たり前だ
先程ストラトス以外に渡したデータには聖王のクローン、高町ヴィヴィオと冥王、イクスヴェリアの情報が記載されているから、それでだろう
「別段、俺はストラトスの味方という訳ではありませんよ。こういう事をする時、基本全てを知ってから行動するタイプなので」
「そっか、いい子なんだね、シルフィくんは」
スバルさんはよくわからない。テキトーに流しておこう
「それでは話し合いの場を設けるのはしましたし、あとはそちらでお願いします。ストラトス、あんまり無茶するなよ」
「...はい。また夜に」
「ああ」
ん?今また夜って言ったか?いや、気にしないでおこう。このまま学院に向かうか
いつもと同じ日常、いつもと同じ帰路、そしていつもの家。ようやく安息が訪れたと思っていた
アインハルトside
シルフィさんが立ち去り、身体検査などを受けてから落ち着き、ベンチで座っています。あの方は一体何がしたいのでしょうか?
良くも悪くも場を掻き乱したと言えるような動きでしたが
「ひゃっ!?」
頬に冷たい何かが当たる。そちらを向くとノーヴェさんが飲み物を持っています
「スキだらけだぜ?ほれ」
差し入れ...というものですか
受け取るのを少し悩みましたが受け取らないのも失礼と思い、受け取って缶の蓋をあける
「にしてもあんなボーイフレンドがいたとはな」
「ボーイフレンドではありません。彼は...お互いの秘密を知る仲です」
「いやそれはそれで深すぎる仲だろ...唐突なんだけどよ、いいか?」
今更何を言われても驚くような事はない。黙って私は頷いた
「さっき送られてきた資料データの情報に嘘偽りはない。つまりアタシの姉貴やティアナは局員の中で凄腕なんだ。古代ベルカに詳しいツテもいるし、お前の手伝いだってしてやれる。だから「聖王や冥王に手を出すな...ですか?」違っ...いや違わねぇか...手ぇ出されても困るし...」
「私は...
「...なぁ、詳しく聞かせてくれないか?」
本当ならここで話さない手があったのだろう。でも私は口にした
何か変わるかもと期待してしまった自分がいた
「ただいま帰りました」
「いや
きっとこの方のせいなんでしょう。と思うことにします
今は...
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