※仕事の都合で更新が遅れました。大変申し訳ありません((>_< ;)
ー迷いの竹林、妹紅の家ー
妹紅「ケン、何してるんだ?」
ケン「妹紅さん、今日の夕食の用意をしています」
妹紅「今日って…何かあったっけ?」
ケン「今日はクリスマス…イエス・キリストが誕生した日です(クリスマス=イエスの誕生日かは諸説ある)。クリスマスはキリスト教の最大級の行事であり、クリスマスに教会に行き祈りを捧げる日です」
ケン「そのクリスマスには様々な料理があるのでそのための準備をしていたという訳です
妹紅「…なんか沢山あるけど大丈夫か?」
ケン「多分大丈夫です。それでは寺子屋に行ってきます」
妹紅「また料理を教えに行くのかい?」
ケン「ええ。幻想郷ではクリスマスという物に馴染みが無いかもしれませんが、広めるにはいい機会と思っています」
※幻想郷にクリスマスが馴染みがないのは江戸時代中期当たりの生活を想定しているため。鎖国時代の日本にクリスマスなんていう行事ある訳ないので…。
妹紅「じゃあ気をつけていってね」
ケン「はい、行ってまいります」
ー寺子屋ー
慧音「なるほど…クリスマス…」
ケン「はい、寺子屋は子供が多いですしお菓子のようなものを作れればと思っています」
慧音「なるほど…外の世界は興味深いことばかりだな」
ー授業ー
子供「ケン~、今日は何を作るの~?」
慧音「こら、ケンに対してそんな呼び方は…」
ケン「大丈夫ですよ慧音さん。今日はクリスマスケーキを作っていこうと思います」
慧音「ケーキ…一体どんなものだ?」
ケン「作りかたは材料と道具があれば簡単です。オーブンは無いので…竈で代用しましょう」
慧音「…??」
ケン「まずは卵と砂糖を…」
ー数十分後ー
ケン「お待たせしました。ニュージーランドのクリスマスケーキ、『パブロバ』です」
慧音「おお…これは彩りのいい料理だな」
ケン「パブロバは卵白と砂糖から作るメレンゲ、生クリーム、そして彩り用のフルーツだけです。そのため普通のケーキよりも低カロリーです」
慧音「…1口頂いてもいいか?」
ケン「どうぞ」
慧音「では早速…」パクッ…
慧音「!…おお、これはなんとも不思議な食感だな。外側はサクッとしているが、中はふんわりとしている…。それとこの生クリームと彩り用の果物がなんとも言えない美味しさを引き出しているのか」
ケン「パブロバは比較的作りやすい料理ですが、湿気には弱いので食べる直前にクリームをトッピング…盛り付けをした方がいいですよ」
慧音「なるほど…今度作ってみよう。ありがとう」
ー人里ー
アリス「あら、ケン。寺子屋でなにか授業をしてたのかしら?」
ケン「アリスさん、こんにちは。買い物の帰りですか?」
アリス「ええ、人形劇の帰りに買い物を済まして帰るの。上海、蓬莱。この人がケンよ。挨拶をして」
上海「シャンハーイ!」
蓬莱「ホウラーイ!」
ケン「これは…」
アリス「私の人形よ。私の能力、『人形を操る程度の能力』で動かしているの」
ケン(この前の人形も喜ぶと言っていたのはそういうことか)
ケン「今、里の皆さんにお配りしているものがあるのです。アリスさんもひとつどうでしょうか?」
アリス「何かしら?」
ケン「ドイツのお菓子『シュトーレン』です」
アリス「シュトーレン?」
ケン「本来はクリスマスの月の初旬に作り始めて少しずつ食べていくものなのですが、なかなか配れる時間が無くなってしまったので今渡しているのです」
アリス「少し食べてみてもいいかしら?」
ケン「どうぞ」
アリス「…!美味しい。干した果物の味がパンの記事に染み出しているわね。もう一口…」
ケン「あ、お待ちを。シュトーレンは1ヶ月かけて食べるケーキです」
アリス「1ヶ月?」
ケン「はい、シュトーレンにはバターや砂糖がふんだんにに使われています。そのため保存しやすく、また日をかけていくことにドライフルーツの風味が染み出していくのです。そのため1ヶ月かけて食べていくことをおすすめします」
アリス「なるほど…これは新しいお茶のお菓子になりそうね。ありがとう、ケン」
ケン「気をつけてお帰りください」
アリス「ええ、また今度家に招待するわ」
ー紅魔館ー
レミリア「甘いわね…咲夜、これに合う紅茶を入れてちょうだい」←シュトーレン
咲夜「かしこまりました」
カッ!←時が止まって咲夜が移動した
レミリア「…ケン、甘い物も好きだけどもう少し…」
ケン「はい、レミリアさんのために先程作ってまいりました。こちらです」
レミリア「…なにこれ?骨付き肉?」
ケン「『ローストした雉、冬野菜添え』です。こちらをワインと一緒にお召し上がりください」
レミリア「ふ~ん…」パクッ…
レミリア「…!美味しいわね」モグモグ…
ケン「本場では七面鳥や鶏を1匹丸ごと焼きます。神に捧げられた生贄の名残だとか。ワインとのマリアージュ…相性が合うように濃いめのあじつけにしてあります」
レミリア「…なるほどね…」
ケン(そういえば…クリスマスはキリスト教の行事だが、レミリアさんは大丈夫なのだろうか?)
レミリア「…ケン、私は別に十字架には苦手意識はないわよ」
ケン「そ…そうなのですか?」
レミリア「ええ、あんな木の棒になんでやられないといけないのかしら。本当に苦手なのは日光と流水、そして大蒜よ」
ケン(今までも気をつけていたが、やはり大蒜を使った料理はやめた方が良さそうだ)
レミリア「ケン、咲夜はどうかしら?」
ケン「はい、私の教えることをどんどん吸収していっています」
レミリア「先の件で咲夜は不安なことをなくして一層仕事に力が入るようになったわ。これからも彼女に料理を教えてあげなさい」
ケン「はい」
ー博麗神社ー
霊夢「クリスマスだかなんだか知らないけど神道には関係ないわね。それよりなにか作りに来てくれたのかしら?」
ケン「はい、台所をお借りします」
ー数十分後ー
ケン「お待たせしました。チェコのクリスマス料理、『スマジェニー・カプル』…鯉のフライです」
霊夢「鯉?外の世界にも鯉なんているの?」
ケン「ええ、日本ではあまり馴染みがない食べ物ですが、ドイツを始め、オーストリア、チェコなどヨーロッパでは非常に馴染み深い料理です。鯉はクリスマスに食べるとお金持ちになるという言い伝えがあるほど…」
霊夢「お金持ち!!」
ケン「は…はい」
霊夢「それじゃあいっぱい食べないといけないわね!ケン、どんどん持ってきなさい!」
ケン「わ…分かりました」
ー20分後ー
霊夢「あ~…美味しかったわね…。これで来年はお賽銭がいっぱい溜まってるわね」
ケン(そういえばあまり博麗神社に人が来ている様子は無いな…)
ケン「あ、霊夢さんに贈り物です」
霊夢「あら、何かしら?」
ケン「妹紅さんが作った竹細工です。イエスが生まれた際に東方の三賢人が贈り物を差し出したというのが由来だそうです。そのため、クリスマスでは親しい人に物を渡すという訳です」
霊夢「…ケン、ありがとね」
ケン「はい、どういたしまして」
ー夕暮れ、竹林ー
ケン「さて…もうすぐ妹紅さんの家だな」
妹紅「ケン、おかえり」
ケン「出迎えありがとうございます」
妹紅「暗くなってきたし早く帰ろう」
ケン「ええ、少し曇ってますしそろそろ雪が降り始めるでしょう」
妹紅「今日はどこへ行ってきたんだ?」
ケン「人里に紅魔館、博麗神社…」←このあとも色々回っている
ー2時間後ー
ケン「お待たせしました。各国のクリスマスの料理です。」
妹紅「やっぱり豪華だね。早く食べよう」
ケン「その前に…妹紅さんに贈り物です」
妹紅「えっ?」
ケン「いつもお世話になっているお礼です」
妹紅「なんだろう…?これは?」
ケン「手袋とマフラー…首巻きです。これから外は寒くなります。仕事を頑張っている妹紅さんだからこそ、体調を崩さないように」
妹紅「…ありがとう、こんなの初めてだよ。さあ、食べよう。料理が冷めないうちに」
ケン「はい、頂きましょう」
幻想郷でのクリスマスの日は毎年とは違い、少し特別な一日になったそうな。
#36はここまで。真夏なのにクリスマスはこれ如何に…。さて、クリスマスはキリスト教の宗教上最も大事な行事と言っても過言ではありません。キリスト教の業界では家族と過ごす行事であり、教会でミサをします。またキリスト教ではキリストの血(赤ワイン)とキリストの肉(パン)を食べます。北欧では『グロッグ』というフルーツと香辛料を入れたホットワインをクリスマスに飲むことがあるそうです。クリスマスの時期は寒くなるのでみなさんも1度試してみてはどうでしょうか?
次回は正月編です。
ケンは今後どうする?
-
1 戦国時代に戻る(可能なら)
-
2 現代に戻る(現実的)
-
3 幻想郷に残る(これも現実的)
-
4 その他