ー冥界、三途の川ー
ケン「…上様…」
ケンは思い出した。自分がどこから来たか…そして自分はどんなことをして来たのか…。
ケン(…浄玻璃の鏡で見た俺は信長に仕えていた。そして…愛する女性も…)
夏『ケン!!』
ケン(だが…俺のそばにあったものは全て消えた…。職場の人間、森殿、半兵衛さん、上様…そして…夏さん…)
ケン(俺はこれからどうすればいい…)
『ン…ケン!!ケン!!!』
ケン「!」サッ!
妹紅「大丈夫?随分魘されてたようだけど…」
ケン「だ…大丈夫です…」
霊夢(…ケン、相当無理しているわね)
咲夜(…かつて仕えていた主、そして愛していた人でさえ奪われた。無理をするなという方が無理ね)
妖夢(…相当辛いのでしょうね…)
早苗(…ケンさん)
魔理沙「…なあ、ケン。お前はどうするんだ?」
アリス「ちょっと!まだケンは…」
魔理沙「…このまま絶望していても前にはすすめない。なら…今ここで選ぶべきだ、この先どうするのか…」
ケン「…俺は…」
信長『お主の作った料理をもっと食べてみたかったわ』
信長『目の前の事に囚われるな、裏側に本質が隠されておる』
信長『ケン、お主に面白き世界を見せてやろう』
夏『ケン、明日も美味いもんを食わせてくれ』
ケン(…俺はここで生きていることを無駄にしない…)
ケン「…俺は…この幻想郷で生きていきます」
ケン(受け継いだ物…そして去りしものを決して忘れはしない…戦国時代から幻想郷へ来たのは何かしら俺に使命があるからだ…上様達の思いを受け継いで…俺はこの世界で料理を作り続ける)
霊夢「…別に紫に頼んで元の世界に戻してもらうのは出来ると思うわよ」
ケン「…えっ?」
妖夢「そんなことできるんですか?!」
霊夢「ええ、以前に聞いたけど紫の隙間は次元の壁を超えるというもの。次元というのは複数あってそれが無限にあるらしいわ」
霊夢「例えるとするなら…ひとつ次元を超えると私のリボンは青かったらしいわ。その次は服が…その次は大幣がバットに…こんな風に連続している次元でもどこか違う世界が無限に続いているらしいわ」
霊夢「多分だけど…それは過去の世界も同じ。おそらくケンのいた世界にも帰れると思うわ」
ケン「…!なら…」
霊夢「ただし、これはあくまで可能性の話。実際できるかは分からないわ。それに…」
霊夢「別の次元に行ったってそれがあなたの望む未来に行くかは分からないわよ?」
ケン「…!」
例…森可成が宇佐山城で生き残る、竹中半兵衛が長生きする、本能寺で信長が生き残る、明智光秀が信長とともに歩む…無論これはケンが望んだ世界でもあるが、逆も然り…
金ヶ崎で信長が死ぬ、天王寺砦の戦いで信長が死ぬ…武田勝頼が勢力を盛り返して信長を追い詰める等…
霊夢「そうなれば貴方は送られた世界で余計に苦しむことになるでしょうね。記憶を見る限り、貴方は信長という人物に仕えて歴史を変えていいか迷って行動している。それがまたあなたを襲うかもしれないわね」
早苗「霊夢さん!」
霊夢「…言いすぎたわね。ケンあなたはどうするのかしら?」
ケン「俺は…」
夏『ケン…!』
ケン(彼女に会いたい…)
信長(ケン、お主に新しき世界を見せてやろう)
ケン(信長の結末をみたい…)
ケン「…俺は帰ります。戦国の世に」
霊夢「…決まりね。早速紫に言いに行くわよ」
ケン「ありがとうございます、霊夢さん」
霊夢「あなたの決めたことよ。私は決断を少しサポートしただけよ」
妹紅(…)
ー紫の家ー
紫「…そう…帰るのね」モグモグ…カタッ…
ケン「はい」
紫「……そう、いいわよ。ただし条件があるけどね?」
ケン「条件?」
紫「ええ、今までの材料の調達費…それの見返りと言ったところかしら?」
ケン「…私に何をすればいいのですか?」
紫「…ケン、外を見て」
ケン「?」
紫「…綺麗な月ね」
ケン「…?はい」
紫「…ケン、この幻想郷のある世界には月の住人がいることは知ってるかしら?」
ケン「はい」
ケン(月の住人と言えば永遠亭の人と関係があったはずだ)
紫「…これから私達は月に攻め込むわ」
ケン「?!」
紫「その時、貴方の料理が必要になるの」
ケン「お…お待ちください!」
紫「あなたが求める世界へ返す約束の条件」
紫「ケン、貴方…月の使者を饗す料理を作りなさい」
長くなりましたが続編です。なんで遅くなったかですか仕事や学校入学で色々立て込んでたからです 許してください何でもしますから(何でもするとは言って…)
原作は終わってしまいましたね…(3/29原作終了)。私は36巻まで読んでいますので最後の単行本が出るのが楽しみです。信長も本能寺で生き延びましたし…ケンも無事に許されたのである意味望んでいた結末かもしれませんね(出来れば光秀は謀反せずあのまま天下統一を進んで欲しかったです)。
ケンは今後どうする?
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1 戦国時代に戻る(可能なら)
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2 現代に戻る(現実的)
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3 幻想郷に残る(これも現実的)
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4 その他