東方のシェフ   作:多聞丸

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稗田阿求の紹介状を書いてもらったケン。次の目的地に行こうとする。その時、ケンの元にある一通の招待状が届いた。

※皆さんの投票の結果、行先は紅魔館に決定しました。ありがとうございます!


#8 レミリアからの誘い

ー稗田家から帰ったその後ー

ケンが稗田家から帰ったあと、ケンの元に一通の招待状が届いた。

 

妹紅「ケン、なんか来てたよ」

ケン「私に手紙ですか?」

妹紅「うん、なんか珍しいけどね」

ケン「差出人は?」

妹紅「紅魔館。吸血鬼、レミリア・スカーレットからだね」

ケン(レミリア・スカーレット…確か宴会に参加してた…)ペラ…

 

ー手紙の内容ー

拝啓、ケン殿

紅魔館の当主、レミリア・スカーレットよ。宴会の料理のお礼として、貴方を紅魔館に招待したいわ。○月○日に紅魔館に来ていただけないかしら。料理のお礼として手厚くもてなすわ。

レミリア・スカーレット

ーーーー

 

妹紅「なんだって?」

ケン「宴会のお礼として招待したいそうです」

妹紅「ん~…まあ、あそこなら大丈夫かな…」

ケン「住んでいるのは吸血鬼と聞きましたが…」

妹紅「ああ、レミリア・スカーレットは理性もあるし招いて血を吸われるということは無いと思うよ。妹の方は危ないけど…」

ケン「レミリア・スカーレットさんについて教えていただいてもよろしいでしょうか」

妹紅「うん、あそこは前に外の世界からきたんだ。その際に幻想郷全体に赤い霧を発生させた。これが『紅霧異変』 という異変。これにレミリアは負けて今では大人しくなったんだ。吸血鬼と言っても博麗神社に遊びに行ってるしね」

ケン「妹が危険と言ったのは…」

妹紅「ん?ああ、フランドール・スカーレットね。彼女は屋敷の中で幽閉されているらしいんだ。私も会ったことないからなんとも言えないけど」

妹紅「能力は『ありとあらゆる物を破壊する程度の能力』らしい。あまり無闇に近づかない方がいいかも」

ケン(なるほど…確かに危険な能力だ…だから幽閉されているのかな…)

妹紅「他には魔女のパチュリー・ノーレッジ、メイドの十六夜咲夜、門番の紅美鈴が居る。十六夜咲夜以外は人間じゃない」

ケン(かなり特殊な場所のようだ)

妹紅「気をつけて行った方がいいね」

 

ー当日ー、紅魔館正門前ー

ケン「…あれが紅魔館ですか…」

妹紅「そう、屋敷全体が赤いから紅魔館って呼ばれてる」←心配でついてきた

ケン「あそこにいるのが…門番の紅美鈴なんだけど…」

美鈴「…Zzzz…」

ケン「…寝ていますね…」

妹紅「門番が寝てていいのかね…」

 

ケンがどうしようかと迷っていた時、突然女性が現れた。そして…美鈴に向かってナイフをぶん投げた。

 

美鈴「!」スッ!←避けた

咲夜「美鈴、あんた今日はお客さんが来るから起きてなさいと言っておきながら!」

美鈴「お…起きてましたよ!」( ;´꒳`;)

咲夜「嘘おっしゃい!バッチリいびきかいてたわよ!」

ケン「あ…あの…」

咲夜「?! コホン…ようこそ紅魔館へ。メイドの十六夜咲夜です。今日はお嬢様から丁重におもてなしするよう申しつかっております」

ケン「あ、ありがとうございます」

咲夜「そこの蓬莱人は…まあ、大丈夫でしょう。こちらです」

 

ーレミリアの部屋ー

ケン(外見と内装が合っていない…内装の方がむしろ広く感じる…何かしらの能力と言ったところか…)

 

ガチャ…

 

レミリア「ようこそ紅魔館へ。私が主、レミリア・スカーレットよ」

ケン「本日はお招き頂きありがとうございます」

レミリア「今日はゆっくり話を聞かせてくれるかしら?」

 

ー数十分後ー

レミリア「なるほどね…記憶を失っていると…」

レミリア(ただ、宴会での腕は確か。それに自分のこと以外は明確に覚えている…)

レミリア(…咲夜の話によると人里ではこの男が広めた『肉じゃが』が広まっている…この男は短い間に幻想郷の住民をあっという間に虜にした…)

レミリア(今は誰も彼に目をつけていない…このケンという男を手に入れたい…)

レミリア(…べ…別に毎日、ケンの料理が食べたいなんて思ってないし…)

レミリア「…ケン、あなた紅魔館で働いてみない?」

ケン「えっ…」

レミリア「貴方の料理の腕が欲しい。そこの蓬莱人よりいい待遇で住めるし、高い報酬も払うわよ」

妹紅「そ…そんな急に…!」

レミリア「あなたには聞いてないわよ」

ケン「…申し訳ございません。提案には受け入れられません」

レミリア「?!な…なんで?!なんでも望みのものは買えるし、紅魔館にある食材も使える…今ので不満があれば増やしても…」

ケン「…私を助けてくれたのは妹紅さんです。それに私はお金や名誉のために料理を作ってるわけじゃありません。目の前にいる1人の人に満足してもらう為に料理の腕を振るいます」

妹紅「ケン…」

レミリア(…ここまで欲望がない…普通の人なら金や名誉、名声に靡く…だけどこの男にはそういうものがない…無欲…そう言っても差支えがない)

レミリア(…ならひとつ…策略を練りましょう)

レミリア「…ねぇ、ケン。貴方の料理の腕を見込んで勝負といきましょうか」

ケン「…勝負?」

レミリア「ええ、咲夜」

咲夜「はい、お嬢様」

レミリア「ケン。この者が十六夜咲夜。紅魔館のメイドで、ここの家事の全てを取り仕切っているわ。もちろん料理も」

レミリア「ケン、咲夜と料理で対決しなさい」

妹紅「な…何を言っているんだ!」

レミリア「言ったでしょ、私は貴方が欲しい。だけどあなたにも料理人としての自負がある…。私はあなたの腕を見込んで勝負を持ちかけているわ。勝負に勝ったらあなたの事は諦める、それ以外にも何か協力することを約束するわ」

ケン(…阿求さんの本に書いてあった…悪魔は約束を破らない…)

ケン「今の約束…守ってくださりますか?」

レミリア「…ええ、守るわ」

ケン「分かりました。お受け致します」

妹紅「ケン?!」

レミリア「決まりね。そうね…お題は洋菓子にしましょう。どちらが美味しいかで勝負を決めましょう」

 

突然始まった紅魔館菓子対決。果たして勝者はどちらに…?




#8 はここまで。ケンは原作では信長に忠誠を誓っています。過去には武田家(武田信玄から)、徳川家(徳川家康)、足利家(足利義昭)から誘いを受けています。なんなら義昭は断ったことで殺される1歩手前までいってます(その後信長が助けました)。ケンは、料理だけでなく洋菓子、カクテルにも得手があって菓子に関しては原作で信長に出しています。次回は咲夜さんとの対決ですが、勝敗は果たして…。

#9の勝敗を決めます。下のアンケートにご協力お願いします!

ケンの記憶…これからどうする?

  • 忘れるかもしれないが思い出し、平成へ帰る
  • 思い出すことを諦め、幻想郷に滞在する
  • その他(コメントでお願いします!)
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