とあるシリーズ上条インデックスの仲良しss集 作:糖分ピーチ
もしもあったかもしれない学生らしい平和的な運動会での出来事。オリアナ・トムソン?そんな襲撃者やって来ません。平和が1番。
御坂美琴も出てきますが紳士の皆さん安心してお読みください。この小説は上インです。
こちらめちゃくちゃ短文となっております
「あっれ?おかしいな。インデックスー!どこにいるんだー!」
毎年9月、学園都市では都市内全校を巻き込んだ大規模な運動会が開催される。学園都市を一般公開していることもあり、屋台やなんやらが多く店を出している。
そして今、俺は棒倒しを終え、観客席にいるであろうインデックスを探している。競技中、探しておいた方が良かったかもしれない。インデックスは白い修道服に金のメルヘンチックな刺繍が入った特徴的な服装だ。しかもアタッチメントで長い銀髪もついていると来た。1目見れば1発だ。
「あっ!とうま〜!こっちだよ〜!」
「お!インデックス!」
ブンブンとこちらに笑顔で手を振ってくるシスターにこちらも手を振り返す。
「ん?インデックス、どうしたんだそのペットボトル。中身空っぽだけど」
「あ!これはさっき短髪がくれて助かったんだよ!でもとうまを呼んだらいつの間にかどっかに行っちゃった」
「短髪?あぁ、ビリビリのことか」
ビリビリか…後でお礼でもしておこう。どうやらインデックスが困ってた所を助けてもらったみたいだし。
「まっ、そんなことより屋台にでも行こうぜ。次の競技まで結構時間あるし。食べたかったんだろ?」
「えっ、でも…」
「どうした?」
「お金…大丈夫なのかな?」
「任せなさいインデックス。大丈夫だ。この日のために上条さんがどれだけ節約をしたと思っている?」
「わっ!!ほんとなのとうま!!」
パッとインデックスの表情が明るくなる。この笑顔が見たかった。本当はインデックスの見えないところでもやし弁当などかなり辛い苦行を強いられたのだが、それは言わない方が良さそうだ。
「ほら、行くぞインデックス」
「まだ見ぬ『じゃぱにーずふーど』にワクワクが止まらないんだよ〜!」
トテトテと走り去る小さなシスターとつんつん頭の少年のことを見る物陰から見る少女がいた。上条当麻に「ビリビリ」と称される学園都市第三位。御坂美琴その人だ。
「なによアイツ。幸せそうな顔しちゃって。私との勝負の約束、忘れてるんじゃないでしょうね…」
なぜだかすぐにその約束のことを引き合いに出してしまう。そこまで大事な約束ではないにも関わらず。これは恋する少女にとってはごく自然のことかもしれない。が、かくいう上条当麻はこの約束のことを1人の知り合いとした約束程度にしか思っていないのだが。
「とうまとうま!あれは一体なんなんだよ!?」
「あぁ、あれはたこ焼きって言うんだよ。食べたいか?」
インデックスが無言でブンブンと頭を振り回す。かわいい腹ペコシスターだ。
「わぁ〜!これがあの『たこ焼き』なんだね!」
インデックスがふーふーと息を使って吹き冷ます。イギリス系の顔立ちをした少女がたこ焼きを食べる横顔、美しい不一致。
「ねぇとうま!あ〜んしてあげるんだよ!」
「えっ…インデックスさん?それは俗に言う恋人たちがよくするアレでせうか?」
ちなみにここはテラス席、人通りも多いので知り合いにでも見られたら一溜りもない。
「もぅ、早くするんだよとうま!とうまはすぐにどっか行っちゃうからずっと一人だったんだよ!」
そんなことを言われたら、断るわけにはいかなくなる。今の自分が一番してはいけないことはこの少女を悲しませることだ。
「ふーぅふー、ヨシッ!はいあ〜ん!」
「じゃ、じゃあ…あ、あ〜ん…」
パクッ
こちらに身を乗り出して「おいしい?」と感想を聞いてくる。すこし上目遣いなのは天然だろうか。適確にこちらの庇護欲を掻き立ててくる。かと言って扇情的出ないのも悩ましい。いい意味で。
「あぁおいしいよ、インデックス」
自然と口角が上がってしまう。向かい側のインデックスもまた晴れ晴れとしている。すまんなステイル、この幸せな時間は俺の特権だ。
「さっ、次はどこに行きたい?」
「あっ!あの『ふらんくふると』も気になるかも!」
「食べ物以外もお願いします…懐に響く…」
続く
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伸びが悪いんですわよね
続く(たぶん)