TS転生したクール系美少女は幼馴染の彼が大大大好きなようです。 作:蝉時雨。
今日は久々に
学校は一緒に自宅から登校するのだがこういう買い物、デートの時は待ち合わせをするようにしている。なんでかって?その方が恋人っぽいでしょ?
…付き合ってないけど
そう、
決して自分が彼に釣り合っていない、とか、彼にはもっと
では何故付き合ってないのか、それは
然るべき場所、タイミングで告白してくれる、と
高校を卒業する前には告白してくれるとは思うが、あっちが来ないなら
…押し倒せるかわかんないし返り討ちに合う未来しか見えないけど。
少しピンクな妄想をして気がついたら待ち合わせ時間の5分前になっていた、彼は毎回ちょうどピッタリの時間に来るので問題は無い。
時計を見つつこの永遠と思うほど長い5分を待つのは悪くないな、なんて思っているとふと声をかけられる
「君可愛いね〜、この辺の子?俺ら旅行でここら辺来たんだけどさ、すこーし道案内とかしてくれない?」
「いいお店紹介してよ〜」
「服のセンス良いね、どこのブランド?」
「美人さんだね〜、大学生?」
うっっっっっわ、ひっさびさにナンパしてくる奴が現れた。この場所は小さい頃から
なので
というか3、4人でこっちに言い寄ってくるな、普通に怖いだろうが…。だが怖がっているところを見せるとこういう奴らは調子に乗りそうなので、普通を装いつつ言い返す。
「申し出は嬉しいのですが友人と待ち合わせをしているので、すみません」
と言ったが相手はそう言われるのを分かっていたのか
「いいじゃんいいじゃんほんの2、3分案内してくれるだけでいいからさ〜」
などと言ってくる、その視線は
「そんなこと言ってさ、手、震えてんじゃん」
と言われてはっとする、そして連れの1人が
「ほんとだ〜、ちょっと震えてんじゃ〜ん。あんなぶっきらぼうな態度とっておいて内心ビクビクなの〜?かっわいい〜」
…当たり前だ。怖くないはずがない。
そして4人の中の一人が俺の手を掴もうと手を伸ばして来る。
直ぐに警察を呼べるように準備しておいたがその準備は無駄に終わる
「おい」
男達はその声にビクッと肩を揺らし、声がした方を見る。だいぶ怒気を含んだ声で話しかけてきた1人の巨漢。
そんな
そして男達の中から救いあげる様に
一瞬何が起こったのか分からなかった。
手を取ってれた!かっこいい!
「俺の連れが世話になった、じゃあな」
そう言い彼は
「…あっ、おい!ちょっと待て!その子は俺らが狙ってたんだぞ!」
…おい。完全に身体目当てじゃねーかよ。だと思ったけどさ。
そんなカスの言葉が癪に障ったのか
「テメェらなんかに
「……っ!………っ!」
チャラ男Aは口をはくはくとさせ、なんとか言葉を発しようとしているが恐怖し、声を出せずにいる。
そして
「行くぞ、凛」
そう言って
そんな
めちゃくちゃ興奮していた。
さっきの恐怖が宇宙の彼方までぶっ飛ぶくらいには興奮している。
ナンパなら何度もされた事があり、それと同じ数だけ助けられた。だがいつもは手を取り「連れが世話になった、じゃあな」で終わり、相手が何を言っても無視していたのだが今回は違う。
もう
「すまない、凛。怖くなかったか」
多分男たちに言い寄られた事、そして自分があんな態度を取ってしまった事を申し訳ないと思っているのだろう。だから
「
「そんな
と彼の耳元でそっと呟くようにして返事をする。
すると彼は表情を変えず
「そうか…」
と返す、表情は変わらないが耳が若干赤くなっているのに気がつく。
この若干耳が赤くなる癖は
だがこの癖を誰かに言いふらすつもりもないし、
彼の反応を楽しみながら歩いているとスイーツの看板が目に入ってきた。
「…春の新作スイーツ?」
今世の
「食うか?」
「えぇ、一緒に食べましょう」
「あぁ」
そんなやり取りをして2人でお店に入り、その春の新作スイーツを注文し席に座る。
しばらく待っているとスイーツが運ばれて来たので1、2枚写真を撮り、いただきます。と言い、フォークで掬い、口へと運ぶ。
春の、と言うだけあっていちごが使われおり、甘酸っぱいがそこまでの酸味はなく、甘みと酸味がなんとも絶妙なバランスの取れたとても良いモノだった。
…いい事思いついた。
スイーツをフォークで掬い、彼に声を掛ける
「あーん」
「…っ!………あーん」
彼は少し驚いた後に素直に
「美味しいかったかしら?」
「…あぁ、同じのだからな」
2人で同じものを頼んでおいて美味しい?と聞くのはおかしいが
ならば、と思い彼に
「あーん」
と口を開け、彼に食べさせて貰おうとする。
「…あーん」
彼はフォークでスイーツを掬い、
少しはしたないがそのままフォークごとがっつりと口の中に入れ、フォークにクリームが残らないほどしっかりと食べた。
そして咀嚼し、飲み込む、そして少しだけ舌なめずりをする。
「美味しかったわ、
「………そうか」
ふふっ…彼の目線がフォークに釘付けになっている。
彼はどんなに身長が高く、ガタイが良くてもまだ高校1年生、思春期もあり異性への興味が収まらないだろう。そんな中こんなことをされてみろ、たまらなく興奮するだろう?
「どうしたの?
「…食べるさ」
少し意地悪な質問をし、食べるのを促す。
…嘘です。めちゃくちゃ興奮してる。
戸惑いつつ口に運ぶ様子は果てしなくかわいい。
そんな彼を見つつ
食べ終え、店を出て次はどこに行こうか考えていると
「スポーツ用品を見に行きたいのだが、いいか?」
と言われ
「えぇ、行きましょう」
と返事をする。まあ元々
店を入ると買うものを決めているのかスタスタと歩いて目的地まで歩く
高校生になり中学の頃よりもさらに体格が良くなっている
レジ付近に行くとプロテインが入っている袋を数種類手に取りカゴに入れそのまま会計を済ませた。プロテインはそこそこの値段するし、
まあ女性に払ってもらうのは男が廃ると思うのは
だが、今世の
ソシャゲに課金するにしても貰える額が多すぎて消費が待ち合わないくらいだ。前世の
一方
自律する心は大変素晴らしいがもう少し
だがそんな
あー、やっぱ
そんなこんなで
自宅付近まで来てそろそろ解散になるので
「今日もとても楽しかったわ、
「…俺もだ」
そう言い微笑みを浮かべる
!???!?!?
なんなんだ最近の
「…また明日ね」
なんとか平然を装いながら彼に挨拶をする
「あぁ」
そんなやり取りして
「はふぅ…」
玄関のドアを閉めると普段は絶対に出ないような気が抜けたため息が出た。
「あら、おかえりなさい凛。ふふっ、何かいい事でもあったかしら?」
「ただいま帰りました、お母様。そうね、最近
「あらあら、あの
「そうね、とても嬉しいけれど心臓に悪いわ」
母と最近の出来事を話しつつその日の思い出を大切にしながら毎日過ごしていく、今日の幸せな一日はこうして終わりを告げる。
読んで頂きありがとうございました。
凛ちゃんは好き好きアピールで連打攻撃なのに対し、
個人的に地の文と会話での口調が違うTS娘って興奮しません?私はします。もっと濃密なイチャコラを書きたいのですが自分自身の才能のなさが悩ましいです。
それとこの2人のR18系(純愛)もいつか描きたいなーと思っているので待って頂けるのであれば幸いです。
ここだけの話凛ちゃんは結構なマゾだったりします。
感想などがあれば気軽に言ってください、感想でのネタ提供もぜひ待っています。ネタが全然ないので続くか分かりませんがこれからもよろしくお願いします。