アサルトリリィ×仮面ライダー time of 百合ヶ丘女学院 作:黒破リンク
昨日あげた裏作の加筆完了しました。そちらもぜひよろしくお願いします。
今回からアニメのパート分けしないで行きます。(分けたらめちゃくちゃ短かったので。)
ただ、シーンカットしたりはしますのでご了承ください。
食堂……
ソウゴ「おはよう、トマリ、ウォズ。」
トマリ「おはよぉ…ふわぁ…。眠い…。」
ザクサ「おはよう、ソウゴ。流石に眠いね…。」
ソウゴ「まぁあんだけ訓練場で戦いまくってたらな…。流石に怒られそうだから地下に集会場でも作るか…。」
トマリ「作るって言ってもすぐ作れなくない?」
ザクサ「まぁ、ソウゴなりに考えがあるんでしょ。だろう?ソウゴ。」
ソウゴ「まぁな。」
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御手洗……
亜羅椰「あら、おはよう梨璃さん。」
梨璃「あ、どうも…。じゃなくて、ごきげんよう…。」
亜羅椰「そんなありきたりなものじゃなくて…もっと本質的なやつをしない?」
そう言って近づく楓。
梨璃「本質的?」
そう言って、亜羅椰は梨璃の顎クイをする。
すると、扉が開く。
楓「ちょっとそこ!わたくしの梨璃さんから離れなさい!」
メグミ「亜羅椰!これ以上女の子に手を出さないの!!」
亜羅椰「またあなた?ターゲットは夢結様かと思ってたら、とんだ尻軽さんね。」
そう煽る亜羅椰。
楓「運命の出会いがありましたの。このわたくしが抗えないほどに劇的な…。」
煽りに動じず、堂々とそう答える楓。
メグミ「どっちもどっちだね。」
亜羅椰「ほほう…。そんな運命の出会いとやらはそれほどでもないみたいだけど。」
そう顎クイをやめない亜羅椰。
楓「梨璃さんは少しは抵抗しなさい!」
メグミ「なんであの子抵抗しないの?」
梨璃「(リリィって…みんなこうなのかな……。)」
亜羅椰「もし梨璃さんが本当に運命のお相手と言うなら…きちんと縛りつけておかないと……食っちまいますわよ?……メグミ、あなたもいつか食ってあげる。」
メグミ「お断りよっ!!」
楓「ご心配なく。梨璃とわたくしはそんなやわな関係では……」
ふと見ると、梨璃はいなくなっていた。
楓「あら、梨璃さん?梨璃さんっ?!」
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梨璃「(昨日のお礼を言わなくちゃ……夢結様に!)」
夢結を見つけた梨璃は走って夢結の元へと向かった。
梨璃「おはようございます夢結様!」
無言で立ち止まる夢結。
梨璃「あれ…。あの、夢結様?私、梨璃です!…昨日のこと…お礼が、言いたくて…。」
夢結「……。」
そのまま夢結は立ち去ってしまう。
梨璃「ご、ごきげんよう!!」
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梨璃「……。」
かなり落ち込んでいる梨璃。
二水「??梨璃さーん!」
梨璃「あぁ!二水ちゃん!」
2人「「ご、ごきげんよう!」」
2人は手を繋ぐ。
二水「私今、百合ヶ丘に来たって実感してます!」
梨璃「私もだよ!」
二水「それに、梨璃さんと私、同じクラスになったんですよ!」
梨璃「ほんとっ?!良かったー!嬉しい!」
すると突然楓が口を開く。
楓「そんなに喜んでいただいてるとわたくしも嬉しいですわ!」
梨璃「うわぁっ?!楓さん!?」
クラス表を見る梨璃達。
梨璃「ほんとだ…。」
楓「わたくしと梨璃さんが隣あって、これも、マギがわたくしを導いてくれたんですわ…!!」
メグミ「マギにそんなのないよ。」
楓「あら、メグミさん。」
二水「あいうえお順のような…。」
メグミ「ごきげんよう、楓。一柳さんも、二川さんもごきげんよう。」
梨璃「ごきげんよう…!」
二水「ご、ごきげんよう…!」
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足湯の間……
二水「わぁ…!いい景色ー!」
メグミ「そうだね。ほんとにここはいいところだよ。」
梨璃「足湯なんてあったんだ…。いいのかな、朝からこんな…。」
メグミ「講義は明日からだからね。それにここは理事長の方針で作られたんだそうよ。」
足湯が作られた理由を語るメグミ。
メグミ「『学院はヒュージ迎撃の最前線であるのと引き換えに、リリィにとってのアジールであるべき。』とのことだそうよ。」
梨璃「アジール?」
楓「聖域のことですわ。何人にも支配されることも、脅かされることも無い常世。」
梨璃「常世?」
メグミ「まぁ、いい大人が、私たちのような子どもに頼っていることへの贖罪って事でしょ。」
二水「五代さん、思ったよりズバッと言いますね……。」
そう突っ込む二水。
二水「でも不思議ですね…。同じクラスでも私や梨璃さんのみたいなド新人から、ヌーベルさんや五代さんみたいな実績のあるリリィまで、経歴も技量もバラバラです。」
楓「あっはは。」
突然笑う楓。
楓「よく調べているわね。わたくしのこと、楓って呼んでくださってよ。」
メグミ「私のことは、メグミって呼んで!」
二水「わぁぁ!ほんとですか?!すごいです!グランギニョルの総帥のご令嬢と、仮面の戦士になれる方とお近付きになれるなんて!!」
メグミ「あれ?私が仮面ライダーって知られてるんだ……。」
楓「なんてことございませんわ?うふふっ!」
梨璃「ギ、ギニョギニョって何ですか?」
そう呟く梨璃に、3人は詰め寄る。
楓「まさかご存知ないとか?!」
二水「一度説明したじゃないですか!」
メグミ「これは常識だよ?!」
梨璃「わぁっ?!」
楓は自分のCHARM、『ジョワユーズ』を梨璃に向ける。
二水「グランギニョルは、フランスに本拠を置く、CHARM開発のトップメーカーの1つなんですよ!梨璃さん!」
楓「いいえ、トップでしてよ?お父様の作るCHARMは世界一ですわ。仰ってくださればいつでも梨璃さんにはキレッキレにチューニングしたメーカーの最高級CHARMをご用意して差し上げますから、お楽しみに?」
ウインクする楓。
メグミ「楓、CHARM閉まって。危ないでしょ?」
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食堂……
二水「梨璃さん、朝食の後はどこに行ってたんですか?」
二水は梨璃にそう尋ねる。すると梨璃は少し行き詰まったように…
梨璃「あぁ、うん、ちょっと旧館に……」
二水「そっか、夢結様にご挨拶しに行ったんですね?」
梨璃「私、夢結様にシュッツエンゲルになって欲しくて…。」
楓「あら、ですがそれは、普通上級生からお声がかかるものですわ。」
そう言って、ティーカップの紅茶を飲む楓。
二水「楓さんだって昨日は─」
楓「過去には囚われませんの。」
食い気味に答える楓。
メグミ「ほんとに?」
シュッツエンゲルというのは、百合ヶ丘女学院に伝わる、上級生と下級生がむすぶ姉妹の契りのことである。
上級生が守護天使『シュッツエンゲル』となって、下級生の『シルト』を導くもの。
梨璃「夢結様、目も合わせてくれなくて……。」
二水「昨日はいい雰囲気だったって……。」
梨璃「私、嫌われちゃったのかな…。」
そう言い、俯く梨璃。
メグミ「元々気難しい方で有名だからね。今の夢結様は、シュッツエンゲルの契りどころか、どのレギオンにも属さないで常にひとりで戦ってるそうだし。」
すると梨璃は立ち上がり、楓にこう言った。
梨璃「楓さん!私にCHARMの使い方、教えてくれませんか!!」
楓「それは喜んで!」
二水「でも明日から実習が始まりますが─」
楓「お黙りちびっこ!」
二水「ちびっこ?!」
メグミ「(あれ?私は?)」
梨璃「私…早く一人前のリリィになりたいんです。」
そう呟く梨璃。
梨璃「そうすれば─」
メグミ「気持ちはわかるけど、焦りは禁物……って言いたいけど、ここはヒュージ迎撃の最前線。」
ザクサが突然口を挟む。
ザクサ「初心者と上級生を混ぜこぜにしてるのはリリィ同士が技を鍛え合う自主性も期待されているから。」
メグミ「ザクサ?!」
ザクサ「やぁ、メグミ。少し口を挟みたくなってね。」
2人は少し話し込む。
梨璃「それじゃあ!」
楓「喜んで協力して差し上げますってことですわ。」
二水「その心は?」
楓「手とり足とり合法的に…ひひ、ひひひひ………って、何を言わせますの?!」
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訓練場……
天葉「行くよ、樟美!」
樟美「はい、天葉姉様!」
2人は駆け出し、華麗なCHARM捌きを見せる。
梨璃「うわぁ…!!」
メグミ「2年生の、天野天葉様と1年生の江川樟美さん。」
ザクサ「あの二人もシュッツエンゲルだね。」
メグミ「ザクサ!急に出てこないでよ!!」
ザクサ「すまないね。やることが少なくてね。天葉達の訓練を見に来たのさ。」
メグミ「あ、そう。アニキは?」
ザクサ「あぁ、ソウゴは別の場所だよ。なんかやる事あるからって言って今理事長室だよ。」
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それから少しして………
ミリアム「ふむ、グランギニョルらしいケレン味じゃの。」
梨璃、二水「「じゃの?」」
2人は後ろを向き……
2人「「わぁっ?!」」
ミリアム「自習練か?関心な事じゃ。」
楓「ミリアムさん、何をしに?」
ミリアム「CHARMの調整じゃ。寮に入ってから毎日来ておるぞ。」
梨璃「CHARMをいじれるんですか?」
ミリアム「もちろんじゃ。わしは工廠科じゃからの。」
メグミ「工廠科であり、リリィとしても戦う。それがミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスさん。だね。………二水ちゃん、鼻血出てるよ。」
梨璃「大丈夫?!」
ミリアム「お主大丈夫か?」
二水「ご心配なく、昨日から出っぱなしですから〜!」
鼻を抑えながら話す二水。
メグミ「それはそれで心配になるけど……。」
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理事長室……
ソウゴ「理事長代行、頼みがあります。」
咬月「なんだね。ソウゴくん。」
ソウゴ「百合ヶ丘女学院の地下に、施設を作っても大丈夫ですか。」
咬月「……また君は突拍子もないことを言うのう…。認めよう。ただ、悪いようには使わぬことじゃ。」
ソウゴ「もちろん、肝に銘じております。……失礼します。」
そう言い、ソウゴは理事長室を後にする。
咬月「月読家の血じゃな………。」
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ミリアム「ここが工廠科じゃ。」
梨璃「こんなところもあるんですね。」
ミリアムは百由の工房のインターホンを鳴らす。
ミリアム「百由様おるかー。」
梨璃「眩しっ。」
トマリ「ごきげんよー!」
百由「ごきげんよう、ちょっと待って、これからCHARMの刃を硬化処理するところなの。」
トマリ「これ、上手くいく?」
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百由「いらっしゃい、梨璃さんと楓さんね。そあなたは…」
二水「二水です!二川二水!」
百由「よろしく。二水さん。今いいところなの。」
そう言って、硬化処理したCHARMの刃を機械で取り出す。
トマリ「ねぇ、これ大丈夫?」
百由「あぁぁぁぁぁっ……このひと月の努力の結晶がぁぁぁぁ……。」
トマリ「やっぱり……。」
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梨璃「なんですか、これ?」
百由「CHARMの刃には、マギを制御する術式が刻みこまれてるの。」
ミリアム「リリィの体から流れ込むマギがこの術式によって活性化し、ヒュージを支えるマギを断ち切るのじゃ。」
梨璃「ヒュージの…マギ…。」
トマリ「リリィに力を与えるのがマギなら、ヒュージに力を与えるのもまたマギ。ま、梨璃さんも知ってるでしょ?」
梨璃「は、はい。習いました。」
ミリアムはパイプを手に取り梨璃に見せる。
ミリアム「こんなのもあるぞ。ほい。」
梨璃「はい?」
トマリ「CHARMの銃身。術式が刻まれてるでしょ?弾丸が通った時マギと一緒に術式が一緒に刻まれるって訳。」
百由「ヒュージと違って、リリィはCHARMを依代にマギを扱う……んだけど、はぁ……やっちまった。」
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夕方
梨璃「ま、待ってください!」
夢結を呼び止める梨璃。
梨璃「夢結様、私とシュッツエンゲルの契りを結んでください!」
夢結「…。」
梨璃「私、夢結様に助けて貰って…夢結様に憧れてリリィになったんです!」
夢結「…誰に憧れるのはあなたの自由だけど、それとあなたが私のシルトになることとは何も関係ないわ。」
梨璃「…それは……。」
夢結「あなたとシュッツエンゲルの契りを結んでも、私の作戦遂行能力が低下するだけよ。それがあなたの望み?」
メグミ「夢結様、そんな言い方ないんじゃ…」
すると楓は走り出し、夢結に平手打ちしようとするが、それを梨璃が制止する。
梨璃「やめてください楓さん!」
楓「また、このわたくしが…。」
夢結は無言で平手打ちを楓にかます。少しして楓は夢結にやり返す。
楓「シュッツエンゲルとは、そういうものではないはずですわ!!互いを愛し、慈しむ心を世代を超えて伝えるもの!!単純な目先の利益を求めるものでは無いと聞いていましたが、違いますか!?あなたのようなすっとこどっこいには、むしろ梨璃さんのような純粋なお方が必要ですわ!!」
メグミ「楓、それくらいにしな。」
夢結「………そうね。分かったわ。」
楓「わかったとは?」
夢結「申し出を受け入れます。」
梨璃「え…?」
夢結「私が梨璃さんの守護天使、シュッツエンゲルになることを受け入れましょう。」
梨璃「夢結様…。」
夢結「少しすっきりしたわ。ありがとう。」
二水「楓さんって、案外いい人だったんですね!私見直しました!」
楓「あぁぁぁぁぁっわたくしってばなんてことを……!!」
夢結「梨璃さん。」
梨璃「は、はい!」
夢結「後悔のないようにね。」
メグミ「(後悔のないように……?夢結様に何が?)」
梨璃「はい!絶対しません!」
夢結「…っ。」
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浴場……
楓「どこか気になるところはありませんか?どこであろうとお流しいたしますよ?いひひひ。」
二水「ずっと気になってましたけど、楓さんが梨璃さんを見る目が邪です。」
楓「まさか!こんな純粋な目のわたくしが?」
二水「手が滑りましたわー。なんて言って変なところ触ろうとしてませんか?」
楓「くっ。余計なことを。梨璃さんに変なところなんてございません!どこでもOKです!」
梨璃「そうだよ二水ちゃん。女の子同士だし。」
楓「え?よろしいんですの?!」
メグミ「楓、何しようとしてる訳?」
楓「梨璃さんのお役に立った当然のご褒美ですわ!」
ミリアム「犬かお主は。」
楓「なんですって?!」
ミリアム「いいか楓。世の中には色んなやつがおる。どんな性癖も認められて然るべきなのは言うまでもないが、己が欲望を駄々漏れにするのは戒むべきことじゃ。そこのちびっこが宣ったのはそういうことじゃな。」
二水「えぇ!?ちびっこにちびっこって言われた!!」
鶴紗「……やかましい…。」
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梨璃と閑の部屋。
閑「おかえりなさい。」
梨璃「え?あ、た、ただいま。」
閑「なにかいいことあったの?」
梨璃「あ、うん。リリィになって、百合ヶ丘に入れて、なんだかんだみんないい人達で…。夢みたいだなって。」
閑「ふふ、何それ。まだ入学2日目でしょ?」
梨璃「うん!本当に良かったなって。」
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夢結「…。」
美鈴『それは自分への罰?ああ、でも先に手を出したのは夢結だから、差し引きゼロか。まぁそれはともかく、おめでとう夢結。あの夢結が、下級生とシュッツエンゲルの契りを結ぶなんてね。感慨深いな。』
夢結「私が望んだ事ではありません。」
美鈴『ふぅん。でも夢結だって懐を開いたんだろう?』
夢結「それは……思い知らないと分からないようですから。」
美鈴『おぉ怖い。酷い人だな、夢結は。』
夢結「そう。酷い女。私とシュッツエンゲルだなんて、後悔するといいわ。」
……To be continued
細い線で区切ったところは、シーンは変わるけど場所が変わってないため、そこで分けています。
この回、実は結構好きで、推しの鶴紗が一言だけ喋るんですよ!!まぁその後しばらく出てこないんですけど。
次回、「EP03:ワスレナグサ〜ルナティックトランサーと時の王者〜」