アサルトリリィ×仮面ライダー time of 百合ヶ丘女学院 作:黒破リンク
はっじまるよー!
雪月花メンバー、ちらっと出てきてます!
グラウンド……
梨花vision
梨璃は突然楓と二水に感謝をしていた。
梨璃「二水ちゃんも楓さんもありがとう。」
二水「梨璃さん?」
楓「藪から棒になんですの?」
梨璃「私、2人のこと勝手にあてにしちゃって…。」
楓「梨璃さんだって頑張ってるのは、ご自身のことばっかりではないでしょう?」
梨璃「わ、私はお姉様のために…。」
楓「ならそれと一緒です。」
ミリアム「なんじゃなんじゃなんじゃ。辛気臭い顔が三つも並んどるのう。」
ソウゴ「どうやらその様子じゃあ、メンバー集めに苦戦してるみたいだな。」
楓「なんですの、ちびっ子2号にソウゴ様。」
ミリアム「2号?」
二水「私1号!?」
梨花「あら、ソウゴ。どうしたの?」
ソウゴ「おぉ、梨花、ここにいたのかよ。いや俺とミリアムは百由から聞いてな。梨璃のレギオン作るんだってな。」
梨璃「いえ、あの、お姉様のレギオンで……。」
ソウゴ「(この様子じゃ、自分のレギオン作らされてるって気づいてないな。)」
ミリアム「わしで良ければ入ってもよいんじゃがの。」
二水「なな!?」
梨璃「いいんですか!?」
ミリアム「わしは元々夢結様の戦い方に興味があるのじゃ。」
ソウゴ「確かレギオンには属さねえって、カズマから聞いてたしな。」
すると楓は書類を出して、サインを求めた。
楓「ではここに捺印を…!」
ミリアム「ん。」
ミリアムはサインをし終える。
ミリアム「これで良いか?」
梨璃「ありがとうございます!」
二水「この勢いで次行きましょー!」
梨花「良かったね、梨璃。」
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神琳と雨嘉の部屋。
神琳「わたくしを一柳さんのレギオンに?」
二水「クラスメイトの郭神琳さん!百合ヶ丘女学院では中等部時代から活躍している台北市からの留学生です。」
梨花「1年生ながらリリィとしての実力は高く評価されてる。」
梨璃「あの、お姉様のレギオンなんですけど……。」
と、頬をかきながら言う梨璃。
神琳「そう。とても光栄だわ。」
梨璃「ええっとそれは……?」
神琳「慎んで申し出を受け入れます。」
ケイト「良かったですね!梨璃さん!」
梨璃「本当ですか!?ありがとうございますっ!梨璃って呼んでください!」
神琳「はい、梨璃さん。」
ケイト「ゆうちゃん、どうするの?」
雨嘉「私?」
二水「クラスは違いますが、同じ1年生の王雨嘉さん。」
ケイト「実家はアイスランドのレイキャビクで、お姉さんと妹がいて、2人とも優秀なリリィで──」
雨嘉「姉と妹は優秀だけど、私は……別に…。」
ケイト「ごめん、ゆうちゃん。傷つけるつもりなかったんだけど……。」
雨嘉「平気。ありがとう、ケイト。」
梨璃「どうですか!せっかくなら、神琳さんと一緒に……
んん??」
梨璃は雨嘉さんの携帯についてるキーホルダーを見ていた。
雨嘉「私が…レギオンに……?」
神琳はお茶を啜って雨嘉さんに言う。
神琳「自信が無いならお辞めになったら?」
雨嘉「えっ?
……うん、やめとく。」
ケイト「え、ゆうちゃん、入るの辞めるの!?」
楓「素直ですこと。」
梨花「それは一体なんで?」
雨嘉「神琳がそう言うなら、きっとそうだから。」
梨璃「あの、おふたりは知り合って長いんですか?」
神琳「いえ、この春に初めて。」
梨璃「だったらどうして?」
神琳「わたくしはリリィになるために、そしてリリィであるため、血の滲む努力をしてきたつもりです。
だから……
と言うのは理由になりませんか?」
梨璃「……!!」
梨璃「私は才能も経験も、神琳さんみたいな自信も持ち合わせてないけど…。」
梨璃は手に持っていた座布団をぎゅっと握って強く言った。
梨璃「ううん。
だから!そんなの確かめないと分かりません!!」
楓「またわからんちんなことを。」
楓は手に持っていた饅頭を口にする。
楓「まぁ、そこが魅力なんですが。」
すると神琳は笑い始める。
神琳「ぷっ。ふふふ、あははははっ、
失礼、梨璃さんは、雨嘉さんの実力の程を知りたい、と言うのですね?」
梨璃「うぇっ!?
私そんな偉そうなことは……」
雨嘉「ありがとう、一柳さん。
私、やってみる。」
梨璃「…え?」
梨花「(全く、梨璃ってば鈍感ね?ふふ。)」
私は梨璃の反応を面白がっていた。
雨嘉「これでいい?神琳。」
神琳「でしたら、方法がわたくしにお任せいただけますか?
ふふ。」
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廃墟──
allvision
雨嘉「私の姉も妹も兄も、今もアイスランドに残ってヒュージと戦ってるの。1人だけ故郷を離れるように言い渡されて、私は必要とされてないんだって思った。
ごめんなさい。百合ヶ丘は世界的にもトップクラスのガーデンよ?
ただ、故郷を守りたいって言う気持ちは特別って言うか…。」
ケイト「ゆうちゃん……。」
梨璃「うん、それ分かるよ。」
すると電話の音が鳴る。
梨璃「あっ…」
雨嘉は電話に出た。
梨璃「ふぇっ…?」
神琳「雨嘉さん。こちらがわかる?」
雨嘉「うん。」
神琳「そこから、わたくしをお撃ちなさい。」
雨嘉「えっ!?」
神琳「訓練弾なら大丈夫よ。」
雨嘉「そんなわけ─」
神琳「装填数10発。きちんと狙えたら、わたくしからはもう何も申し上げません。」
そうして電話を切る神琳。
神琳「大丈夫よ。あなたならできるわ。」
夢結「直に言ってあげたらいかが?」
ツカサ「素直じゃないな。」
神琳「お立ち会いご苦労様です、夢結様、ツカサさん。」
夢結「お構いなく。梨璃に頼まれましたから。」
ツカサ「俺のことはほっとけ。」
電話を切った雨嘉は呟いた。
雨嘉「どうして…。」
梨璃「雨嘉さん、猫好きなの?」
雨嘉「えっ?
う、うん。」
梨璃「可愛いね〜、この子。」
雨嘉「……!うん。
これ、持っててくれる?」
そうして雨嘉は梨璃に携帯を渡す。
梨璃「ふぇ?うん。」
そしてゆうちゃんは自分のCHARM、『アステリオン』を構え、『天の秤目』を発動させる。
神琳「天の秤目。遠く離れたも、寸分の誤差なく把握する。それが雨嘉さんのレアスキルです。」
梨璃「遠距離射撃?目標はなんなの?」
神琳は自分の顔の前に人差し指をだす。
雨嘉「…神琳。」
梨璃「えっ!?」
ケイト「ゆうちゃん!?」
神琳『撃ちなさい、雨嘉さん。撃って、あなたが一流のリリィであることを証明なさい!』
梨璃「あわあわあわ、
危ないよ雨嘉さん!」
雨嘉「一柳さんと神琳は、私にチャンスをくれたの。
だから私も、あなたたちを信じてみる。」
梨璃「チャンス…?」
そうして雨嘉は、アステリオンのトリガーを引く。
その弾丸は瞬く間に神琳のいる方向へたどり着く。
神琳はその弾をアステリオンで斬り裂く。
神琳「…っ。
雨嘉さんとの距離は約1km。アステリオンの弾丸の射速は毎秒1800mだから、瞬きするくらいの時間はあります。」
神琳「狙いが正確なら、躱せます。」
ツカサ「(相変わらず神琳の腕前は一流だな。俺も負けてはいられないな。)」
夢結「なるほど、正確ね。いつものCHARMは使わないのね。」
神琳「対等の条件にしておきたいので。」
そして2発目、3発目、と弾が放たれる。
神琳はその弾を斬っていく。
どんどん放たれる弾丸を斬り裂く神琳。
淡々と弾を撃ち続ける雨嘉。
夢結「……風が…!」
雨嘉「(弾が…逸れる…!)」
それでも正確に射撃する雨嘉。
雨嘉「(また風が…やり過ごす…?
ううん、行けるっ!!)」
最後の1発を放った雨嘉。
神琳は自分のCHARM、『
雨嘉「…!?」
雨嘉はすかさずブレードモードに切り替え、返ってきた弾を斬り裂く。
雨嘉「ふぅ…ふぅ…!」
梨璃「10発…!」
梨花「やるね…雨嘉さん。」
すると雨嘉に電話がかかってくる。
神琳「お見事でした、雨嘉さん。」
雨嘉「神琳…。」
神琳「あなたが優秀なリリィであることは、これで誰の目にも明らかだわ。」
梨璃「うぅぅぅー!やったー!」
雨嘉は電話を切って、梨璃に感謝を伝える。
雨嘉「ありがとう、梨璃。」
梨璃「え?」
雨嘉「梨璃がこの子を褒めてくれて、私、あなたのレギオンに入りたいって思えたから。」
梨璃「それが…ありがとう?」
雨嘉「うん、ありがとう。」
一方、反対側にいた神琳、夢結、ツカサの3人。
神琳は夢結とツカサに感謝を伝える。
神琳「ありがとうございました、夢結様、ツカサさん。」
夢結「いいえ。あなたも見事だったわ。」
神琳「わたくし、雨嘉さんが妬ましかったんです。
エリートの家に生まれ、才能にも恵まれて。それなのに本人は自信を持てなくて悩んでいるなんて、『なんなのよこの子は』って腹も立ちませんか?」
ツカサ「それでずっと腹を立ててたのか?」
神琳「はい。でもこれでスッキリしました。」
夢結「…私が言うのもなんだけれど、あなたも中々面倒な人ね。」
神琳「よく言われますっ。」
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大浴場─
雨嘉「神琳、今日はありがとう。」
神琳「どういたしまして。」
雨嘉「で、ごめん。」
神琳「えっ?」
雨嘉「聞いたんだ。神琳の故郷は、ヒュージに飲み込まれたって。」
神琳「えぇ。わたくしは故郷を知りません。」
雨嘉「無神経だった。私──」
すると、神琳は雨嘉の方へ身体を預ける。
神琳「そんなこと気にしていたの?」
雨嘉「ん。」
神琳「せっかく背中を預けられる仲間を出会えたんです。あなたに喜んで貰えたなら、わたくしも嬉しいですのよ。」
雨嘉「うん。ここに来られて、良かった。」
二水「これで7人、レギオン結成まであと2人ですね!」
楓「ミリアムさんくらい、ちゃっちゃと決められないものかしら。」
ミリアム「お主、わしに喧嘩売っとるんじゃあるまいな!?」
メグミ「まぁまぁ2人とも。」
梨璃「でも、なんだかいいレギオンが作れそうな気がしてきたよ。」
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理事長室──
ユキvision
咬月「こんな時間に呼び立てて済まなかったのう。」
百由「滅相もなーい、どうせ四六時中起きてますから。」
ユキ「それはそれでどうなの?」
恋「しっかり寝てください、百由さん。」
咬月「無理はせんように。」
と、理事長代行はぼやく。
咬月「で、報告とは?」
百由は口にドーナツを含みながら話す。
百由「工廠科に面白い1年が入ったんですよー。『わしはなんとかなのじゃ〜』って喋り方が、理事長代行とくりそつでー。
あ、血縁とか?」
咬月「いや、わしに心当たりは。」
トウカ「百由、口の物飲み込んでから話してください?」
ユウ「全くー、はしたないですよ、百由さん。」
無為「ユウ、君も人の事言えない。」
ユウ「ええっ!?」
瞬「どんまい、ユウ。」
ユウ「そんなぁ…。」
史房「百由さん??」
百由「あぁー、話の枕なんで。
こほん。ご存知のように、ヒュージが人類の前に姿を現して既に半世紀が経過しました。
ですが私たちは、ヒュージの種としての行動、目的も解明出来ず、場当たり的な対処が精一杯。
というのが実状です。」
史房「ヒュージを単一の生物種と括るには、その形態はあまりにも雑多すぎないかしら。」
百由「そうなんですよ。彼らがどこから来た何者なのか。諸説ふんふんではあるのですが、私はちょっとばかし視野を広げて相関関係を探ってみました。
まぁ、ソウゴにも手伝って貰ったんだけどね。」
ユウ「ソウゴさん、お疲れ様です…。」
カナデ「百由様ずっと食べてるわね…。」
百由「すると、ねぇ!ほらここ!」
理事長代行の前に出した資料をみんなで見ていた。
咬月「…これは。」
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祀と夢結の部屋。
祀「あなたのシルト、頑張ってるようね。」
夢結「正直誤算だわ。」
祀「上手くいってることが?」
夢結「まさか。あんなに順調に人が集まるなんて。」
祀「人間よりヒュージを相手にする方が気が楽のようね。
流石百合ヶ丘のエース様?」
夢結「……意地が悪いのね。」
祀「うふふふっ。はぁい。」
つづく
着々とメンバーが増える梨璃のレギオン。果たしてどうなる!?
現状の雪月花メンバーの整理に入ります。
リーダー:廻間ユキ
サブリーダー:服部恋
その他実働部隊
白鳥サンダユウ
矢車カナデ
柳生トウカ
無為
伊勢木瞬
次回、EP05:「ヒスイカズラ〜誕生日とレギオン完成〜」