アサルトリリィ×仮面ライダー time of 百合ヶ丘女学院   作:黒破リンク

25 / 53
第5話後半戦、はっじまるよー!


EP05:「ヒスイカズラ〜誕生日とレギオン完成〜part2」

瞬vision

 

鶴紗「梅先輩、なんでレギオンに入らないんですか?」

 

安藤さんは突然そんなことを聞き出す。

 

梅「えっ、なんでお前までそんなこと聞くんダ?」

 

鶴紗「本当は興味あるから、さっきも一柳のところに、様子を見に行ったんじゃないんですか?」

 

梅「お前、するどいナ。」

 

鶴紗「普通です。」

 

梅「梅には心配な奴がいたんだけド、もう大丈夫そうだから、梅が見てなくてもいいかなーっテ。」

 

「意外ですね。」

 

梅「そうなんだよ!こう見えても結構繊細なんだゾ?」

 

リョウ「そうですね。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

カズマvision

 

夢結がラムネを2本買った後、店員の方からクーラーボックスってやつを貰った俺たち。

 

夢結「これは?」

 

店員「こうしとけば、帰ってすぐ冷たいのが飲めるじゃんねぇ。」

 

夢結「ありがとうございます。」

 

そんなこともあり、俺らは帰路に着いていた。

案内してくれたショウイチに感謝だな。

乗り換え用の停車駅に着くと、飲み物を欲しがる子どもの声が聞こえた。

すると、夢結が買ったラムネを渡していた。

 

夢結「どうぞ。」

 

母親「そんな!申し訳ないです!」

 

夢結「いえ、いいんです。」

 

後ろで見ていた女の子も欲しがったらしく、それを聞いた夢結はもう1本の方も渡す。

 

夢結「どうぞ。」

 

んで、空になったクーラーボックスを手に電車に乗った俺たち。

無事に鎌倉に着くと、もう日も暮れていた。

 

「案内ありがとう、ショウイチ。」

 

ショウイチ「いえいえ!助け舟になれて良かったです!」

 

たまーによくわかんねぇ事言うんだよな……こいつは。

それで百合ヶ丘の近くまで戻ってくると、突然後ろで物音がした。

振り返ると黒猫が一匹いた。後を追うように、影から梅と1年生の奴らがいた。

バレるだろ。そんなに居たら。

 

梅「あっ、夢結、カズマ。」

 

鶴紗「どうも。」

 

リョウ「こ、こんばんわ…。」

 

「お前ら、なにしてんだ?ここは学園の敷地じゃないだろ?」

 

リョウ「この先に猫の集会所があって梅様に案内してもらってたんです。」

 

鶴紗「おかげで、仲間に入れて貰えたかもしれない。」

 

夢結「仲がよろしくて、結構ね。」

 

梅「あれ、校則違反とか言わないのカ?」

 

「俺らの仕事じゃねえだろ。つーか、夢結は今そんな気力ないらしいからな。」

 

梅「寂しがってたゾ。梨璃。」

 

夢結「えっ?」

 

梅「誕生日なのに朝から夢結がずっと居ないんだもんナ。おまけに今日もレギオンの欠員埋まらなかったみたいだシ。

あ、でもあれだろ?夢結はラムネ探しに出たんだロ?」

 

夢結「何故それを?!」

 

梅「だってよりによって誕生日にシルトをほったらかしてまで、他にすることあんのカ?」

 

「ねぇな。」

 

梅「だろだロ?」

 

リョウ「早くプレゼントしに行ってあげてください。」

 

それで、梅達を引き連れて俺らは歩いていた。

そこで、夢結が買ったラムネを子供たちにあげたを報告した。

 

梅「そっか。それはご苦労だったナ。けど、いいことしたじゃないカ。」

 

夢結「別に。後悔はしていないわ。」

 

「してるようにしか見えないけどな?」

 

ショウイチ「まぁ、間の悪いことはあるものですよ!」

 

ん?一瞬なんか光って見えたな。

 

「なんだ?」

 

俺と鶴紗ちゃんが立ち止まると、自販機らしきものがあった。

 

「これ、ラムネの空き瓶じゃねえか?」

 

俺は硬貨を出して自販機に入れてみると、自販機が動き出した。

 

梅「節電モードカ。」

 

あっ。ラムネここにあったじゃん。

 

リョウ「ラムネ……ですね。」

 

ショウイチ「あっ、夢結様がショック受けてる。」

 

まぁ、朝から甲州まで探しに行ったのに近くにあったんじゃあショック受けるよな。

どんまい、夢結。

それで、無事に梨璃ちゃんににプレゼントできた夢結。

勧誘できたレギオンメンバー達がそこにいた。

 

ザクサ「これがラムネか。」

 

梨璃「お姉様が私のために……!」

 

梅「どうダ!梨璃!」

 

梨璃「嬉しいです!これ正門の傍にある自動販売機のラムネですよね!」

 

鶴紗「やっぱり知っていた……。」

 

「さらにショック受けてるじゃん。」

 

ショウイチ「あっ、夢結様落ち込まないで!」

 

夢結「えぇ。そうね。」

 

梨璃「お休みの日には、よく買いに行ってたんですけど、やっぱりお姉様も知ってたんですね!」

 

楓「そうは見えませんが……。」

 

夢結「所詮、私は梨璃が思うほど大した人間では無いということよ。」

 

梨璃「ええっ!?そんな!!夢結様は私にとって大したお姉様です!!」

 

夢結「断じてノーだわっ。あなたがそこまで喜ぶことを私はできているとは思えないもの。」

 

梨璃「そんなの、できます!できてますよ!

じゃ、じゃあ、もう1個いいですか?」

 

夢結「えぇ。」

 

梨璃「お姉様を私にください!

 

楓「はぁっ!?」

 

二水「梨璃さん過激です!!」

 

いや構えろて。

 

夢結「どうぞ。」

 

いいのかよ。

 

梨璃「はい!」

 

梨璃ちゃんもそれでいいのか!?

そのままだきついて、背中に手を回していた。

 

全員「うぉーーー。」

 

トマリ「あら、大胆ねぇ。」

 

ソウゴ「人前でやるなんて、なかなか根性あるな。」

 

シンカ「これはネタにできそう……!!」

 

夢結「私、汗かいてるわよ。」

 

梨璃「ぶどう畑の匂いがします……。」

 

夢結「……やっぱり、私の方が梨璃に貰ってばかりね。」

 

そう言って、梨璃ちゃんを抱きしめ返す夢結。

 

梨璃「はっ…!?お、お姉様?」

 

思わず梨璃ちゃんも驚いた様子。

 

夢結「梨璃、お誕生日おめでとう。」

 

「ちゃんと言ったな。」

 

楓「ははは、ハレンチですわ!おふたりとも!」

 

二水「うわわわ!号外です!!」

 

顔隠してる子もいるけど、なんだかんだみんな見てんじゃん。

夢結が幸せなら、それでいい。

でも……なんだろ、このモヤモヤする感じは。

よくわかんねぇや。

 

梨璃「お姉様苦しいですけど……。あのっ…。苦しいですっ……。」

 

ちょ、おいおい!夢結何してんの!?力込めすぎだって。梨璃ちゃん苦しそうだぞ!?

うーん、清々しいまでの笑顔。

 

シンカ「なんて素晴らしく熱い抱擁!!」

 

梨璃「お姉様……私どうすればっ…。」

 

ミリアム「わしが聞きたいのじゃ。」

 

ソウゴ「おーい夢結ー、そろそろ離してやれー。苦しそうだぞー。」

 

トマリ「って言っても、あの子、すごい笑顔よ。」

 

ザクサ「なんて清々しい笑顔。いいね。」

 

楓「夢結様がハグ1つ不慣れなのは分かりましたから、梨璃さんも少しは抵抗なさーい!!」

 

夢結「梨璃っ!」

 

ケイト「あっ、梨璃さん!?」

 

メグミ「大丈夫!?」

 

あ、ショートした。

 

梅「あっはははは!」

 

「はははっ。」

 

夢結「楽しそうね、2人とも。」

 

梅「こんな楽しいもの見せられたら、楽しいに決まってるだロ?あっはははは!」

 

「それに、力込めすぎて苦しそうだったから離してやれって言おうとしたらッ、こうなってっ。あははは。」

 

夢結「私に出来ることはこのくらいだから。」

 

梅「そんなことないゾ、夢結。

さっき鶴紗と決めタ。今更だけど、梅と鶴紗も梨璃のレギオンに入れてくレ!」

 

鶴紗「あいにく個性派だが。」

 

梨璃「あのー、だから私じゃなくてお姉様のレギオンって………えぇっ!?」

 

シンカ「私も入ります!」

 

トマリ「私もリリィの端くれ。仲間に入れてもらうわねっ☆」

 

ザクサ「じゃあ俺も。」

 

「同じく。」

 

瞬「俺も入りますっ!」

 

二水「それじゃあ、これで9人揃っちゃいますよ!?超えましたけど!!レギオン完成ですっ!!」

 

神琳「あらあら、これは嬉しいですね。」

 

雨嘉「おめでとう、梨璃。」

 

ミリアム「なんじゃ、騒々しい日じゃの!」

 

ソウゴ「これくらいならいいじゃねえか!な?メグミ!ケイト!」

 

ケイト「そうですね!」

 

メグミ「確かに!」

 

瞬「この雰囲気嫌いじゃないです!」

 

梅「梅は誰のことも大好きだけド、梨璃のために一生懸命な夢結のことはもっと大好きになったゾ!

梨璃!!」

 

梨璃「はっ、はい!」

 

梅「ま、今日のあたしらは夢結から梨璃へのプレゼントみたいなもんダ!」

 

鶴紗「遠慮すんな、受け取れ。」

 

梨璃「梅様……鶴紗さん……!!みんな……!こちらこそ、よろしくお願いします!」

 

夢結「これは、汗をかいたかいもあるってものね。」

 

楓「それはそうと!お2人いつまでくっついていますの!?」

 

無為「あ、瞬。ここにいた。」

 

瞬「あっ、無為。どした?」

 

無為「呼び出したのは君だろう?僕を呼んでどうかしたのって───」

 

楓ちゃんが突然無為の方に抱きついて行った?

なんだ

 

楓「会いたかったですわ、無為っ。」

 

無為「えっと……?」

 

楓「覚えていませんの!?わたくしですわ!楓・J・ヌーベル!あなたの姉ですわよ!?」

 

無為「僕の……姉……?」

 

楓「覚えていますでしょう!?」

 

無為「あっ、その……朧気にしか……。」

 

楓「なんですって!?」

 

瞬「ちょ、楓さん、一旦離れてっ…!」

 

無為「大丈夫だよ、瞬。

ありがとう、楓姉ちゃん。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メグミvision

 

神琳「これから、どうぞよろしくしますね?鶴紗さん。可愛いー…。」

 

雨嘉「(神琳でもそんな顔するんだ……。)」

 

神琳「あっ。」

 

鶴紗ってば頭突きしてる。そんなに嫌なの?

 

雨嘉「(実家の猫に似てる。可愛い。)」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

allvision

 

祀「今日の梨璃さん、とても喜んでいたんじゃない?」

 

夢結「えぇ。まぁ。

まさか、見ていたの!?」

 

祀「まさか。でも、自分の身に置き換えればわかるもの。憧れのお姉様がお祝いにくださった物なら、それが自分の欲しかったものかどうかなんて、関係あるかしら?」

 

夢結「……。」

 

祀「そうそう、梨璃さんのレギオンに9人揃ったってことなら知ってるわよ?」

 

夢結「流石、耳が速いわね。」

 

祀「どういたしまして。」

 

夢結「認めたくは無いけど、奇跡だわ。」

 

祀「そろそろ梨璃さんのこと、認める気になった?」

 

夢結「それは……どうかしら。危なっかしくて、次に何をするか分からなくて……」

 

祀「ドキドキする?」

 

夢結「っ、何を言うのよ。」

 

祀「あの夢結さんをこんな可愛くしちゃうなんて、凄いことよ?」

 

すると、祀はとあることを口に出す。

 

祀「レアスキル、カリスマ。類まれない統率能力を発揮する支援と支配のスキル。」

 

夢結「梨璃のレアスキル?まさか。」

 

祀「まだ審査中だけど。孤高の一匹狼と呼ばれた夢結さんと、シュッツエンゲルの契りを結び、レギオンに引き入れる。それだけでも奇跡だわ。」

 

そう言う祀。

 

夢結「私が、梨璃の手の内にあると?」

 

祀「さぁ?そこまでは分からないわ。」

 

夢結は顔を背け呟く。

 

夢結「そんな風に考えるの、嬉しくないわね。」

 

……To be continued




ついにレギオンを完成させた梨璃。
無為の記憶も、少し戻った様で……?

次回、EP06:「スミレ〜初出撃と暴走、カズマの思い〜」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。