アサルトリリィ×仮面ライダー time of 百合ヶ丘女学院 作:黒破リンク
新キャラも続々と増え、ライダーのストックがほとんどなくなっております。(困った。)
夢結「ヤキモチ?私が……誰に?」
困惑する夢結に楓が話す。
楓「もちろん、梨璃さんの大事なあの子に、ですわ。」
夢結「はぁ……。
楽しそうね、3人とも。」
トマリ「そりゃぁ一匹狼として仲間からも恐れられた夢結が今や梨璃ちゃんロスで禁断症状なんてねぇ?ふふっ。」
夢結「梨璃ロ……!?」
楓とトマリが笑い合う中、カズマは1人そっぽ向いて心の中で呟いた。
カズマ「(こっちとしては、少しくらい俺の事見てくれたっていいじゃんかとは思うけどなぁ。)」
恋人関係になってからカズマはだいぶ拗らせている様子。
楓「ことこの事にかけては、わたくしに五十千鶴ての長がございましてよ〜!」
鶴紗「威張ることか?」
無為「楓姉ちゃん、それくらいにして。」
所変わって工廠科の百由の部屋に、ミリアムが訪れると、そこには百由だけでなく、ウィンとソウゴがいた。
ミリアム「百由様〜おるか〜。」
百由「おぉ、グロっぴ。」
ミリアム「その呼び方、何とかならんのか。」
百由「可愛いでしょ?」
ミリアム「キモイわ!」
そして百由はアイマスクをして休憩中、ミリアム含めた残り3名で作業をしていた。
ウィン「百由様、いっつも引っ張りだこですね。
苦労しそうだぞっと。」
百由「腕が10本になる精神感応型CHARMでも開発したい気分だわ。
あれ、タコの腕って8本だっけ?それとも6本?」
ミリアム「働きすぎじゃな。」
ソウゴ「百由、お前もう寝てろ。」
3人とも百由に呆れ返っていた。
百由「CHARMとリリィはマギで繋がって、リリィとヒュージはマギで戦って。ちょっと面白すぎじゃない?
とはいえ人の心は完全に専門外だから、今回は梨璃さんとショウイチ君に手伝ってもらって助かったわ。」
ウィン「なんでまた、梨璃とショウイチなんです?」
百由「第一発見者……と言うか、第一接触者だから……かな?」
ミリアム「確かに、梨璃は人との距離が近いことが多いがの。物理的に。しかもショウイチはマイペースじゃからの。」
百由「実の所、梨璃さんとショウイチ君の事も、研究対象に含まれているのよ〜。」
百由の呟きに3人が驚き、ソウゴが声を出した。
ソウゴ「なんか関係あんのか?」
百由「それをハッキリさせたいのよ。
データには響くから本人には伝えてないけど。」
ソウゴ「お前あいつがここに来てからずっと調べてるよな?
ユキからなんも聞いてねぇのか?」
百由「それが困ってるのよね〜。あの子なんにも伝えてくれない。
ショウイチ君がどうして仮面ライダーになったのかって聞いても全然教えてくれない。」
ソウゴ「知らねえだけじゃねえの?」
ウィン「確かにショウイチのあの姿、俺も気になるぞっと。」
ミリアム「百由様まで駆り出されたとなると、大事じゃな。じゃがそれ、わしらに話していい事か?」
百由「やっば!!これ機密じゃん!」
はっと気づいたが、3人揃って誰にも話さないと言った。
百由「うん、話したらあるだけの手段とルートを使って嫌がらせするから〜。」
ソウゴ「はぁっ!?」
そして戻って一柳隊控え室。
二水「でも、不思議なんですよね。」
雨嘉「……?」
二水「あの子がリリィならどこかに行方不明のリリィがいるはずなんですけど……。厳密には行方不明になったリリィは過去に何人もいますけど、あの子の特徴と一致する方はどこにも…。」
景虎「なんか、僕みたーい。」
ケイト「わぁっ!?景虎さん!?」
景虎「やっほー。
……この子、最近リリィになったばっかりとか?」
シンカ「それなら……。でも……。」
二水とシンカが口を紡ぐ中、話を聞いていたかえでと無為が話に入ってくる。
楓「それなら、わたくしのお父様にも聞いてみますわ。超一流CHARMメーカー、グランギニョルの情報収集能力はこの学院以上ですもの〜。」
梅「うぇー。いけすかねぇー。」
無為「楓姉ちゃん、それ僕と景虎に喧嘩売ってる?」
楓「事実ですわ。」
いけ好かない事を言った楓に少し怒った景虎は、無為に小声で話す。
景虎「ねぇ無為、ちょっと怒ってもいいよね?」
無為「君が怒ったら碌なことにならないからダメ。」
一方、梨璃とショウイチは、少女のいる部屋にいた。
少女「梨璃、あーん。」
梨璃「もう、自分で食べられるでしょ?」
少女「梨璃がいいんだもん。あーん。」
梨璃「自分で食べるの!!」
祀「梨璃さん、お母さんみたいね。」
サノスケ「だとしたらショウイチはお父さんじゃな。」
少女「おかあさん。」
梨璃「せ、せめてお姉さんと言ってください!!」
少女「おねえさん?」
ショウイチ「そ、そうですよ!!お兄さんの方がいい気がしますよ!?」
少女「おにいさん?」
シノ「ふふっ、おもしれー人たち。」
サノスケ「梨璃おめぇ、そろそろ名前付けてやったらどうじゃ?名前ねぇとやりづらいじゃろ?」
梨璃「わ、私がですか……!?」
驚く梨璃に、シノはつぶやく。
シノ「他に誰がいるの?」
そして時は進み、リハビリやらなんやら色々あり、名前を決めたりと色々していた。
そんな中夢結と楓は梨璃ロスになっていた。
カズマ「おいおい、2人揃って梨璃ロスになってんじゃねぇか。」
無為「困りましたね、カズマさん。」
カズマ「ま、じきに治るだろ。」
時間はまた過ぎ、夢結が佇んでいるところに、梨璃が現れた。
梨璃「ごきげんよう、お姉様。」
夢結「……!!」
梨璃「お隣、いいですか?」
夢結「えぇ。どうぞ、梨璃。」
梨璃はすぐに夢結に抱きつく。
梨璃「ご無沙汰してましたお姉様ー!!うぅ……。」
夢結「どうしたの?しゃんとしなさい。」
すると梨璃の目に置いたまま忘れていった教本が写る。
梨璃「わぁ!?それ、私の教本!お姉様が持っててくれたんですか?」
夢結「さぁ?たまたまよ。」
カズマ「そうは言ってもお前、ちゃんと読んでたじゃん。」
夢結「カズマ。少し黙りなさい。」
カズマ「うっす。すんません。」
カズマが口出すも、怒られてまた黙る。
梨璃と夢結の後ろで楓たちほかのメンバーが待機していた。
楓「全く、聞いてられませんわ。」
神琳「さぁ、これで涙を。」
楓「泣いてませんわ!!」
夢結の隣にいつの間にか少女が座っていた。
夢結「あなた、この間の。」
ミリアム「おぉー。元気になったかー。」
二水「その制服!」
ショウイチ「はい、正式に百合ヶ丘の生徒にして貰えました。」
雨嘉「編入されたってこと?」
ザクサ「そうなるね。」
神琳「まぁ可愛い…。」
梨璃「ほら、ご挨拶して?こちらは夢結様だよ?」
少女「ゆゆ?」
梨璃「もう、ちゃんと練習したでしょ?自己紹介しようよ!」
少女「なんで?」
トマリ「なんだかこの2人、姉妹みたいね。」
ソウゴ「面白ぇ!」
楓「ちょっとあなた達狭いわよ?!」
鶴紗「もっと詰めろ。」
梅「梅も見たいゾ!」
瞬「俺も俺も!」
無為「詰めて、楓姉ちゃん。」
少女はテーブルの上にあるスコーンを眺めていた。
少女「これなに?」
夢結「スコーンよ。食べたいの?食いしん坊さんね。誰かさんのようだわ。」
梨璃「私ですか!?」
アラタ「夢結にもう1人シルトが出来たみたいだな。」
梨花「ふふっ。仲間が増えるのはいい事じゃない。」
少女「食べていい?」
夢結「ちゃんと手を拭くのよ。」
カズマ「妹と言うより……」
リョウ「母と娘…みたい。」
少女「ゆゆ、おかあさん?」
夢結「産んでないわよ。」
少女「じゃあお父さん?」
夢結「違いますから。」
カズマ「夢結が母なら俺が父だな。
……イッテェ!?何すんだアラタ!!」
アラタ「お前、ちょっと落ち着け?」
カズマ「おう。悪い。」
楓「で、この子の名前はわかったんですの?」
ショウイチ「それが……記憶が戻ってないらしくて……。」
ウィン「ええっ!?今までなんて呼んでたんだっと。」
2人「「……!?」」
シンカ「1週間近くあったよね?」
梨璃「それは……。」
夢結「言ってご覧なさい。梨璃。」
と夢結が口に紅茶を含んだ瞬間、少女が口が開いた。
結梨「結梨。」
夢結「ブッ?!」
楓「はぁ!?」
ショウイチ「それは……!?」
結梨「私、結梨。梨璃が言ってた。」
梨璃「そ、それは本名がわかるまでの世を忍ぶ仮の名で!!」
ショウイチ「結梨ちゃん、ご飯ですよーとか、結梨ちゃん、ご本読もうかーとか、結梨ちゃん、一緒にお風呂行こー!とか。割と言ってたよね?」
梨璃「ちょっと、ショウイチ君!!!」
二水「それ、私がつけた夢結様と梨璃さんのカップルネームじゃないですか!!」
梨璃「いえ、あの、それは……」
ケイト「いいんじゃないですか……?」
メグミ「似合ってると思うわよ?」
梅「なんか愛の結晶って感じだナ。」
カズマ「はぁ!?」
ソウゴ「カズマ、どうどう。」
鶴紗「一緒に猫缶食うか?」
楓「いつの間にやら、既成事実が積み重ねられてますわ……。」
ウィン「じゃあ名前は決まりだなっと。」
ザクサ「この名前で登録しちゃっていいんじゃないかい?」
二水「じゃあ、この名前で登録しちゃいますね!」
梨璃「ザクサ様!?二水ちゃん!?」
シンカ「苗字はとりあえず一柳さんにして〜。」
梨璃「ふぇっ!?」
夢結「いいんじゃないかしら。梨璃。」
結梨「おいひい。」
命名『一柳結梨』。
生徒会室──
史房「彼女を生徒にするとは、思い切りましたね。」
咬月「身元がどうであれ、リリィであればリリィとして、正当に扱われるべきじゃからの。」
景虎「影で探ってる奴らもこれで表舞台に立たざるを得なくなるだろうねー。
あ、そういやおじいちゃん、あの子すっごい僕と似てたんだよねー。なんか髪の色とか?長さとか?すっごく僕そっくりでさー。」
ユキ「景虎、そこまでにして頂戴。」
景虎「ちぇー。ユキさんのけちー。」
ユキ「それに、理事長代行と呼びなさいと何度言えば──」
景虎「わかってるよ〜ユキさん。でも癖で呼んじゃうんだよねー。(まぁ、実際は血の繋がりは全く無いんだけどねー。)」
夜中──
モールイマジンが百合ヶ丘女学院の周辺をウロウロしており、狙いはリリィであり、狙おうと思ったタイミングで景虎がそれを補足した。
モール「ここにいる奴を消せばいいって願いだもんなぁ?簡単な話じゃねぇか。」
景虎「おい、そこのあなた。何してるの。」
モール「あぁ?誰だてめぇ。此処の女か?」
景虎「一応言っておくけど、僕は男だし。
……考えても無駄だから、ここで殺すね?」
モール「舐めた口をォ!!」
景虎はスタッグリングに息を吹きかけてリングにマギを込める。
マギを込めた状態のリングを腰にある剣、『鍬刀』の鍔にかざして剣のセーフティロックを解除する。
景虎「鍬刀、抜刀。」
そう呟き、剣を抜いた。
モール「うぐぁっ!!」
剣を抜いた瞬間斬られたモールイマジンが景虎を見ると、景虎の姿はクワガタの侍『鍬刀のコジロウ』に変身していた。
コジロウ「さぁ、来なよ。僕と遊ぼ?」
モール「遊ぼうだとぉ?随分と戦いを舐めた餓鬼だなおい!」
モールイマジンはアックスハンドで斬り掛かるも、景虎は鍬刀で受け止めて斬る。
コジロウ「せいっ。」
モール「ぐぁぁっ!」
コジロウ「ほっ!やっ!!」
モール「うぐっ!!ぐぁっ!!」
続けて2回身体を斬って怯んだところに追い打ちをかけるように斬って膝をつかせた後顔を蹴る。
コジロウ「あ、そうそう。僕ね、最近時代劇にハマっててさー。その立ち回りやりたくてー。ちょっと実験台になってくれる?」
モール「んなもん誰がなるかよォ!!」
また斬り掛かろうとするも、簡単に受け止められてしまい、すぐに景虎に斬られた。
モール「ぐぁぁぁっ!!」
コジロウ「ま、断っても無理矢理実験台になって貰うんだけど。
ほい!せい!はい、めーん!」
一見ふざけてるように見える攻撃だがその攻撃はしっかりとモールイマジンを捉えており、的確にダメージを与えていく。
モール「てんめぇ!!!」
横薙ぎを食らわせようと腕を振るうも、景虎は刀身に雷を纏わせ、八相の構えを取って上に飛ぶ。
コジロウ「じゃあね。」
上から唐竹割りの要領で力任せに剣を振るってモールイマジンを真っ二つに斬る。
斬られたモールイマジンは声を上げることも出来ずに爆散した。
コジロウ「よっわ〜。」
景虎は剣を鞘に収めて、鍔にセーフティロックをかけて変身を解いた。
景虎「……変身してる時、もうちょっと威厳のある口調の方がいいかな?なんかすっごく強くなさそうなんだよなー。
おじいちゃんに怒られないように早く戻んなきゃー。」
そう呟きながら景虎は帰っていった。
景虎の変身する鍬刀のコジロウお披露目!!
何故か景虎、勝手に一柳隊の控え室に出入りしてます。(無許可だし入隊してない)
強さはソウゴの折り紙付きであり、時々百合ヶ丘近辺で現れる……らしい。
次回、「EP08:ツバキ〜戦技競技会と迫る闇〜」
追記:絶対にやっちゃあかん誤字してたので直しました。