アサルトリリィ×仮面ライダー time of 百合ヶ丘女学院   作:黒破リンク

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アニメのCM前後のやつ、めっちゃ好き。
あれって確かアイキャッチって言うんだっけ?


EP08:「ツバキ〜戦技競技会と迫る闇part2〜」

シンカ「お次は、エキシビジョンです!

最初は、我らが1年椿組の六角汐里さん!」

 

汐里「六角汐里、参ります!」

 

二水「汐里さんは、二振りのCHARMを同時に扱うレアスキル、円環の御手の持ち主です!」

 

汐里「やぁぁぁっ!!」

 

汐里は飛び上がって、周りのターゲットを撃ち抜いていく。

そのまま着地して、満面の笑みを浮かべた。

 

汐里「やりました♪」

 

瞬「続いてはお待ちかね!我ら工廠科による新世代CHARMのデモンストレーションです!!」

 

ウィン「精神連結式起動実証機『ヴァンピール』!使用するのは、長谷部冬佳様!!」

 

新世代CHARM、ヴァンピールから放たれる攻撃がターゲットに当たっていく。

 

瞬「そして、ルイセ・インゲルスさんが纏うのは、格闘戦闘特化型、ヤーエングレイプル試作機です!!」

 

ルイセは右手に持ったヤーエングレイプルでターゲットを複数銃撃して爆破させる。

 

梨璃「すごーい!」

 

結梨「ほへー。」

 

瞬「やっぱ威力強すぎませんかね…これ。」

 

シンカ「午後1番の競技は、混成レギオンによる、的棒倒し!

的を落とすか、棒を倒せば勝ちです!」

 

結梨「よし!頑張るぞ!」

 

と意気込む結梨に、梨璃とショウイチは言った。

 

梨璃「あ、私たちは見学ね。」

 

結梨「なんで?」

 

ショウイチ「この競技は各レギオンから選抜されたメンバーが出るんだって。」

 

梅「結梨、梅と変わるカ?」

 

結梨「ん?」

 

梅「習うより慣れろって言うだロ?」

 

梨璃「そんな、ダメですよ!結梨ちゃんはまだCHARMも慣れてないですし、怪我したらどうするんですか!」

 

ショウイチ「母親みたい……。」

 

梅「へいへい。」

 

結梨「むー。」

 

ショウイチは呆れ返り、梅は集合場所まで向かう。

そして不服そうな結梨であった。

混成レギオンによる的棒倒しが始まり、壱はミリアムを見つけるや否や煽り始める。

 

ミリアム「壱も出るのか?」

 

壱のジェスチャーを見て怒り始めるミリアム。

それをウィンが止めようとする。

 

ミリアム「ちびっ子には負けん、じゃとー?んにゃろめー!!」

 

ウィン「ミリアム、ストップだぞっと!」

 

シンカ「競技開始です!!」

 

競技が始まると、弥宙、月詩、辰姫は夢結へ、サヤ、ムツキ、ハジメは変身してカズマへと向かっていく。

 

弥宙「私とお手合わせお願いします、夢結様!」

 

月詩「こんな時でもないと、構って貰えませんから!」

 

辰姫「倒しちゃったらごめんなさいです!!」

 

亜羅椰「ちょっと!抜け駆けしないでよ!?」

 

と、向かっていく3人を見て亜羅椰は叫ぶ。

 

ギャレン「カズマ、行っくよ〜?」

 

レンゲル「今度こそ勝たせて貰います!」

 

カリス「勝負よ!!」

 

ブレイド「いいぜ、かかってこい!!」

 

依奈「こら!!夢結とカズマは敬遠しなさいって言ったでしょ!?」

 

天葉「しょうのない子達ねー。」

 

樟美「いいなー。」

 

梨璃「お姉様!!」

 

ショウイチ「カズマさん!!」

 

蓮「おいおい、大丈夫か。」

 

花帆「頑張れー!夢結姉ー!カズマ兄ー!!」

 

弥宙/月詩/辰姫「「「いざ!!」」」

 

夢結「はっ!!」

 

夢結は一振で3人を吹き飛ばしていく。

 

夢結「もっと本気でいらっしゃい。」

 

ミリアム「へへっ、迂闊じゃのぉ!!」

 

壱「隙だらけよ、グロピウスさん!」

 

ミリアム「じゃかぁしい!!」

 

2人はCHARMをぶつけて鍔迫り合いが始まる。

 

壱「私だって夢結様に相手して欲しいけどっ!今日はあんたで我慢したあげるわ!!」

 

ミリアム「なんの!!必殺!フェイズトランセンデンス!」

 

ミリアムは壱に向かってフェイズトランセンデンスを放つも、避けられてしまう。

 

壱「避けてしまえば皆同じよ!」

 

ミリアム「ふふっ!避けてくれてありがとうなのじゃ!」

 

が、狙いは壱ではなく、その後ろの的だった。

 

ブレイド「ふっ!!」

 

壱とミリアムが戦っている時を同じく、カズマは余裕そうに3人を同時に相手取っていた。

 

ギャレン「やるねー、カズマ。」

 

レンゲル「やっぱ、強い!!」

 

カリス「けれど、こんなことで負ける私じゃないわ!!」

 

ブレイド「もっと本気で来いよお前ら!!」

 

そう煽るカズマ。

そのまま3人は本気を出すことを決意する。

 

ギャレン「言ったね?泣いても知らないよー?」

 

レンゲル「これで…!!」

 

カリス「ふっ……言うじゃない。」

 

absorb queen

absorb queen

fusion jack

fusion jack

evolution

 

3人はそれぞれジャックフォームとワイルドカリスになり、カズマも負けじと本気を出そうとした時、突如エボリューションキングが装填されてキングフォームへと姿が変わる。

 

absorb queen

evolution king

 

そしてカズマは13体のアンデッドと融合した、キングフォームへと姿を変える。

カズマは人が変わったかのように、嬉々として3人と戦い始める。まるで今の力を制御しきっていないかのように。

 

ブレイド「来い!!」

 

3人「「「はぁぁぁぁぁっ!!」」」

 

ムツキとハジメの攻撃をキングラウザーで弾きながら、サヤの空からの銃撃を防ぐカズマ。

弾かれたムツキは、レンゲルラウザーを巧みに振るって翻弄、カズマに一撃を入れた。

 

ブレイド「くっ……!!」

 

体勢が崩れたカズマを見て、それに続くようにハジメとサヤが攻撃を入れる。

 

ワイルドカリス「はぁっ!!」

 

ギャレン「せやっ!!」

 

ブレイド「ぐっ……!!」

 

大きく後ろへ弾かれたカズマ。

それを遠くから見ていた夢結が叫ぶ。

 

夢結「カズマ!!負けたら承知しないわよ!!」

 

それを聞いたカズマは奮い立ったようで、叫ぶ。

 

ブレイド「あぁっ!!

……恋人が負けんなって言ったんだ、有言実行しなきゃ男の名折れ!!負ける訳にはいかねぇなぁ!!!」

 

カズマはマスクの裏で笑みを浮かべる。

 

ブレイド「かかってこいや、喧嘩上等!!!!

絶対負けねぇ!!!」

 

カズマはキングラウザーに5枚のカードを入れる。

地上に降りていたサヤは危機を感じて空へと飛ぶも、カズマがジャンプしてきて足を持って地面へと叩き落とし、笑いながらキングラウザーを振るう。

 

ギャレン「うぁっ!!」

 

ブレイド「はははっ!!!」

 

♤10 J Q K A

ロイヤルストレートフラッシュ

 

ブレイド「うらぁっ!!!」

 

ワイルドカリス「っ…!?マズイっ!!」

 

ハジメはその危険性を一瞬で察し、他の2人を避けさせる。

斬撃が通った場所は焼ききれたかのように黒く焦げていた。

 

ハジメ「くっ……!!」

 

ムツキ「うぁっ!」

 

サヤ「うっ…!!」

 

3人とも、完全に避けきれてなかったのか、ムツキは左足、ハジメは左手、サヤは右足に傷を負っていた。

 

カズマ「ぐぅっ……!!うぅっ……あぁっっ……!!」

 

一方のカズマは、突如変身が解けたかと思いきや苦しみ出して倒れる。

 

ハジメ「カズマ!!」

 

夢結「……っ!?」

 

ケイト「ミ、ミリアムさんのフェイズトランセンデンス勝ちです…!!」

 

結梨「ん?フェイズ…?」

 

ミリアム「まー、ワシがちょいと本気を出せばこのくらい……うぁ…。」

 

ミリアムはマギ切れで倒れる。

 

ユキ「救護班!急いで!!

カズマ達の方も早く運んで!!」

 

そのまま運ばれたミリアムはソファーで倒れていた。

 

ミリアム「あー。」

 

百由「なかなか派手に決まったじゃない。」

 

ミリアム「ん…?」

 

百由「さあ、お次はグロっぴのエキシビジョンのために私自らの仕掛けを用意しといたから、存分に踊ってちょうだいね!」

 

ミリアム「百由様、わしのフェイズトランセンデンスをなんと思っとるんじゃ…。」

 

百由「え?そりゃあもう、リリィの保有するマギを一瞬で放出するちょっとヤバ気なレアスキルでしょ?」

 

ミリアム「ちゅーことで見てのとおり、わしのマギはすっからかんなので、今日は店じまいじゃ。」

 

一瞬沈黙が起きた後、百由が叫び出す。

 

百由「……あれ。

どうすんのよ!!今日のためにどんだけ私が準備したと思ってるの!?」

 

ミリアム「悪かったのう!!調子に乗ってしまったのじゃ!!!

じゃがどうせ、他に適当なやつがおるじゃろ…。」

 

一方その頃、突如倒れたカズマの隣に、夢結が座っていた。

夢結が心配そうにカズマの手を握っていると、カズマは目を覚ました。

 

カズマ「……夢結か……。悪い…心配かけちまったな…。」

 

夢結「本当よ。どうしてくれるのかしら。」

 

カズマ「うぐっ……。」

 

夢結「……けれど、カズマが望んであの力を使ったわけじゃないのでしょう?」

 

夢結はカズマが本来想定していなかったであろうキングフォームへの変身をすぐに察していた。

 

カズマ「……あぁ。本当はジャックのカードを持っていたはずだったんだが、突然キングが読み込まれたせいで、いつの間にかああなってた……。」

 

夢結「……私のせいね。2年前の甲州撤退戦から…時々あぁなるのよね?」

 

カズマ「そう…。

あの力に、俺はしっかりと向き合わなきゃいけない…そう思ってる。」

 

夢結「そうね。

私がついているわ。」

 

カズマ「夢結、俺はいいから校庭に戻れ。」

 

夢結「でも…。」

 

カズマ「平気。俺もすぐ戻る。」

 

校庭では、メカヒュージの前に結梨がグングニルを持って立っていて、梨璃が鶴紗に抗議していた。

 

梨璃「ちょ、ちょっとこれどういうことですか!!」

 

鶴紗「見ての通り、午後のエキシビジョンマッチ。」

 

二水「百由様が研究の一環で作成したヒュージロイドと、ミリアムさんの特別対戦のはずですけど…。」

 

梅「あぁ、梅がミリリンの代わりに登録し直しといたゾ。」

 

梨璃「そんなぁ!!」

 

梅「百由が作ったなんかだロ?大丈夫じゃないか?」

 

楓「百由様だから心配なのでは…?」

 

瞬「……そういやなんかバッチバチに改造していたような…。」

 

すると結梨とメカヒュージの周りに鉄格子が現れる。

 

梨璃「はわわわわ…。」

 

百由「あらら、間に合わなかったか。」

 

梨璃「あぁ、百由様!何とかしてください!!」

 

百由「いやぁこの檻、勝負がつくまで開かないのよ。」

 

ソウゴ「……んなこったろうと思った。」

 

ウィン「要は結梨ちゃんが勝てばいいってことだろっと。」

 

雨嘉「エキシビジョンだから当然リリィが勝つようにセッティングして………ありますよね!?」

 

百由「いいえその逆よ!ゴリゴリにチューニングしてグロっぴもイチコロのはずだったのに……結梨ちゃんが危ないわ!?」

 

ミリアム「百由様わしをどうする気だったのじゃ!?

て、慌てるのが遅いわ!!」

 

百由「名付けて『メカルンペルシュティルツヒェン君』よ!!」

 

ミリアム「名前まであんのか!?余程お気に入りのようじゃの!!」

 

梨璃「初心者が無茶するのは、私の役目じゃなかったんですかー!!」

 

神琳「時代が変わったんでしょう。」

 

二水「はい!百合ヶ丘のゴシップは今やすっかり謎の美少女結梨ちゃんに取って代わられましたから!」

 

梨璃「二水ちゃんまでー!」

 

メグミ「うわぁ、無慈悲ー…。」

 

結梨「梨璃!私、やるよ!」

 

梨璃「結梨ちゃん…。」

 

結梨「私もリリィになりたいの!リリィになって、みんなのことよく知りたいの!

だから見てて!!」

 

夢結「信じなさい、梨璃。あの子はちゃんと見ているわ。あなたもちゃんとご覧なさい。」

 

ツカサ「あの構え……夢結の型か。」

 

一同が見守る中、エキシビジョンマッチが始まった。

メカルンペルシュティルツヒェン君の怒涛の攻撃が始まり、結梨は避けながら攻撃の隙を伺う。

 

那岐「押された時は間合いを取りなさい!」

 

ロザリンデ「そう!相手のペースは、崩すためにあるのよ!」

 

眞悠理「止まらず動いて!相手に隙を作らせれば勝機はある!」

 

言われたとおり、結梨は止まらずペースを崩させるため、華麗な動きで翻弄していく。

 

梨璃「(みんな…。)」

 

夢結「梨璃、私が最初に手解きした時のこと、覚えているでしょう?最初に教えたのは?」

 

梨璃「はい…『あえて受けて、流して斬る』。」

 

夢結「そう。ほら。」

 

結梨はメカヒュージを斬る。

 

ゆゆりり「「あえて受けて、流して斬る!」」

 

結梨「やぁっ!!はぁっ!!」

 

そのまま結梨はメカヒュージを一刀両断し、撃破に成功。

 

史房「やったぁ!!

……と。失礼。」

 

ユキ「ふふっ。やるわね。」

 

結梨「梨璃!みんな!見てたー?私、出来たよー!」

 

檻が開いて、梨璃は結梨に泣きついていた。

 

梨璃「うわーん!結梨ちゃん偉いよー!」

 

結梨「うんうん。泣くな梨璃。」

 

百由「あぁ…私のメカルンペルシュティルツヒェン君がぁぁ…。」

 

ウィン「もういいでしょ…。」

 

と、そんなタイミングで百由の電話が鳴った。

 

雨嘉「はわわわ…。」

 

競技会は、雨嘉がコスプレ部門の最優秀リリィに選ばれて幕を閉じた。

 

鶴紗「雑なオチだな。」

 

雨嘉「にゃぁー。」

 

鶴紗「にゃにゃ!?」

 

理事長室──

 

生徒会長、出江史房と、雪月花メンバー全員が理事長に集まり、百由の話を聞いていた。

 

百由「解析科から、結梨ちゃんのDNAの解析結果が届きました。

彼女のDNAは、平均的なヒトの女性であるのは確かです。

が、どこか不自然で、なんというか……平均的すぎるんです。普通の人間は何かしら偏っているのが当たり前なのに…。」

 

咬月「要点を頼む。」

 

百由「彼女はヒュージに由来する個体、というのが私の結論です。」

 

咬月「人化したヒュージというわけか。」

 

百由「驚かれません?」

 

ユキ「残念ながら先手を打たれました。

研究機関 G.E.H.E.N.A.と、CHARMメーカー グランギニョルが共同研究していた実験体の紛失を国連に届け出ました。

奴ら曰く、結梨ちゃんはヒュージ幹細胞から生み出した人造リリィ、だとのことです。」

 

百由「その表現、胸糞悪いです。」

 

ユキ「可能なの?」

 

百由「ヒュージのDNAは、多層ゲノム重複を起こしていて、これまで地球上に現れた全てのDNA情報を備えていると言われています。その中にはもちろんヒトの物もあって、箱舟に例える学者もいるほどです。

あぁ、まぁどうやったかは知りませんけど、行為としては可能です。」

 

ユキ「倫理を無視した完全な違法行為ね。」

 

咬月「しかも連中は、己の不始末を晒してでも彼女の返還を我々に要求してきおった。」

 

史房「どうします?」

 

咬月「彼女が人でないとなると、学院は彼女を守る根拠を失うことになる。」

 

ユキ「CHARMメーカー グランギニョルの総帥は、楓・J・ヌーベルの父親です。」

 

外──

 

ヒョンソ「一柳結梨こと、実験体をしっかり確認しました。

G.E.H.E.N.A.とグランギニョルは自らの不始末を晒してでも返還を百合ヶ丘に要求してましたけど。」

 

総帥「そうだ。我々もそこは承知している。

それで、戦闘技能については?」

 

ヒョンソ「メカヒュージを一刀両断できるほどのスペックを確認済みです。あとはレアスキルの複数同時使用を見るだけです。」

 

総帥「わかった。

くれぐれもバレるなよ、キム。」

 

ヒョンソ「えぇ。

こんな反G.E.H.E.N.A.ガーデンのリリィなんて、大概は格下ですから。」

 

別の場所では──

 

楓「もしもし?お父様。」

 

つづく




不穏な影、そして忍び寄る、無貌の魔の手……

次回、「EP09:フリージア〜人とは、ヒュージとは〜」
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