アサルトリリィ×仮面ライダー time of 百合ヶ丘女学院 作:黒破リンク
紗月vision
「おーい!遊ぼーぜー!」
沙奈「いいよー!あそぼー!」
「鬼ごっこしよーぜ!」
飛龍「いいぜー!」
泉「やろやろー!」
楽しかった、親友との思い出。
でも…………………
「おい……何やってんだよ、お前らっ……!!」
沙奈「ふふっ…バカねぇ、紗月は。」
「てめぇらか!!俺の親父と母さん殺したのは!!!」
沙奈「なんのことかしら?」
「とぼけんじゃねぇ!!お前らなんだろ!?俺の親父と母さん殺して!!姉貴達泣かせたのは!!!
俺たち親友じゃねえのかよ!!!」
沙奈「そんなの、知らないわよ。だって私ら、関係無いもの。」
「はぁっ!?」
泉「あ、そんな家族をバラバラにされた紗月に言っておかなきゃいけない事があるの。」
「なんだよ。」
沙奈「君は私の事、親友だと思ってたんでしょうけど、私も泉も、飛龍だって、お前のこと友達だと思ったことは一度もないわ。」
「んだとてめぇっ!!!!」
俺は沙奈の胸ぐらを掴んで壁に打ち付けた。
沙奈「あら?いいのかしら?今手を出したら、君の兄貴みたいになるけど?」
泉「紗月は私たちに騙されてたんだよ。」
「……っ!!!」
俺は家族が大好きだ。でも、それをめちゃくちゃにされた。俺はこいつらが許せない。
なのにっ…………!!!!!
俺は、膝から崩れ落ちて涙を流していた。
泉「アハハハハッ、絶望した顔してる。なっさけないわねぇ。」
くそっ………!!!わかってんのにっ……!!こいつらが俺たちを、家族をめちゃくちゃにしたんだっ……!!わかってんのにっ……!!!
沙奈「所詮、友情なんて脆くてくだらない。」
泉「私以外の人間達みーんな不幸になっちゃえばいいんだよ。
……飛龍を半殺しにされた恨み、忘れないから。」
沙奈「残念だったね、紗月。」
俺は、ずっと親友だと思ってた沙奈に蹴られて、雨が降る中倒れていた。
その姿を見てあいつらは帰っていった。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
なんでっ……なんで俺らがバラバラにされなきゃなんねぇんだよっ……!!!!
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それからちょっとして、俺は屋敷から出ていこうとする兄貴を見つけた。
「兄貴っ!!!」
ソウゴ「……紗月か。」
「どこ行くんだよっ!!」
ソウゴ「……さぁな。俺もどこに行くかなんて決めてねぇ。
でも、ここに俺の居場所はねぇ。」
「あるだろっ!!探せばきっとっ!!!」
ソウゴ「罪を犯した以上、俺にはここにいるべきじゃねえんだよ。お前の親友を殺めかけたんだぞ?」
「あいつは……俺の事をダチと思ったことなんかないって……。」
ソウゴ「……だとしてもだ。俺は罪を犯した。だからここにいることはできねぇ。」
そのまま去ろうとする兄貴を引き止める。
「待ってくれよ兄貴!!」
ソウゴ「なんだよ。」
「約束してくれっ!!!絶対、絶対また戻って来るって!!!!」
ソウゴ「……保証はできねぇ。ごめんな、紗月。ミレイのこと、頼む。」
「兄貴……。」
ソウゴ「ごめんハルカ姉さん。俺はもう、月読家にはいられない。今までありがとう…そしてさようなら。」
そう呟きいて、兄貴はタイムマジーンを使ってどっかへ行っちまった。
「兄貴っ……。」
俺が涙を流しかけた時、後ろから姉貴の声が聞こえた。
ミレイ「ねぇ、紗月。」
「姉……貴……?」
ミレイ「私ね、決めたの。この家の当主に……王様になる。」
「ちょっ……何言ってんだよ姉貴っ!!王は兄貴のはずじゃ──」
ミレイ「お兄ちゃんはもう、死んだんだよ?継承者は私か、紗月しかいない。」
「死んだ……?でもさっき──」
ミレイ「何?私が間違ってるって言いたいの?」
「……っ!?いや、そんなことない……。」
姉貴が……変わっちまった……。
今まではあんなこと言う人じゃなかったのに……。
ミレイ「紗月はどうするの?王になる?ならない?」
「俺には……兄貴や、親父みたいにはきっとなれねぇ……だから…っ。」
ミレイ「なら、決まりね。」
「……。」
変わっちまった姉貴と、家から出て行った兄貴。親友だと思ってた奴らに裏切られた俺は、それからは喧嘩に明け暮れた。昔の兄貴みたいだからやめろと、ハル姉に何度も怒られた。でも、俺には止められなかった。
だって相手は、月読家を……家族をバカにしてきた奴らだから。殴って分からせるしかなかった。俺の家族は悪くない、俺の家族は誰よりも幸せだったんだって……そう思いたかったんだよっ………。
そんな時、姉貴はこんなことを言い出した。
ミレイ「私は、誰も傷つかない世界を作ろうと思うの。」
「……え?」
ミレイ「そのためにまずはチームを作るの。それで、その輪を広げていって、誰もが幸せになれる、誰も傷つかなくていい世界を築くの。
だから協力して、紗月。」
「……わかった。姉貴のためだったら、なんだってやるよ。
兄貴と約束したんだ……!!!」
ミレイ「やめて……お兄ちゃんの話は金輪際しないで!!!」
「どうしちまったんだよ、姉貴……。」
ミレイ「お兄ちゃんはもう居ないの!!だからしないで!!!!」
「っ……。わかった……。」
それからデイブレイクが作られた。
スラム街に住む双子の少年、家を出てった人達、家族を奪われてしまった人や行き場を失った人達を仲間にし、デイブレイクはチームになっていった。
ミレイ「ここに、チーム・デイブレイクを設立します!
みんな、集まってくれてありがとう!これから…よろしくね?」
それからというもの、俺たちは動画を上げてデイブレイクの活動をしていた。
でも……浅倉マサノリ、彼が来てから全てが変わった。
リリィ達のマントを燃やし、仲間に加えるリリィ狩りってやつをやろうと言い始めた。
もちろん俺は反対した。そんなやり方は、デイブレイクの掲げる理想とかけ離れてしまうから。
それで俺は、マサノリと戦った。リリィ狩りをやるかやらないかを賭けて。
でも負けちまった。それからリリィ狩りが始まった。
逆らう者のマントは燃やし、従う者のマントを回収していく。そんなやり方が。
「なぁ、嵐。これってほんとに正しいか?」
嵐「知らねぇよ、んなもん。
俺はデイブレイクが……俺という存在が証明できりゃそれでいいんだよ。」
「ちょ、おいっ!!」
あの日から全て変わった。
家族がバラバラになった。
でも俺は、このデイブレイクが大好きだ。このメンバーは……俺の家族だ。
絶対誰にも奪わせやしねぇ。
奪おうものなら、そいつは俺が……ぶっ潰してやる。