リサ姉の妹、バンドを始める   作:ローマン

13 / 24



 今回のガルパのRASイベ、ロックさんが可愛過ぎる件





伝言と屋根裏

 

 

 

♪11文字の伝言

 

 

 

 イントロは、綾香のピアノ演奏から始まる

 

 そして、ストリングスのメンバーも弾き始め、ステージには千聖が立つ

 

 

 

千聖『嗚呼…昨日のことのように憶えて0102[い]ます―― それは冬の朝――呼び声は温かく手を握り締め―― 天使(Angel)の金管(らっぱ)を聴きました…』

 

ひまり「つぐ……」

 

つぐみ「うん…! 凄い感動的な歌だよね…!」

 

 

 

 千聖の歌う舞台袖では、ミッシェルから早着替えしてきた美咲が立つ

 

 

 

千聖『つ0102[い]てな0102[い]人生だったと…我ながらに憶0102[い]ます〜♪ それでも…アナタと出逢えたことは『最高の幸運』でした……嗚呼…どんな苦難が訪れても…諦めず勇敢に立ち向か0102[い]なさ0102[い]… 愚かな母の最期の願0102[い]です…アナタは――』

 

(…ごめんなさい

 

美咲『生まれて来る朝 死んで行く夜』

 

…さようなら

 

美咲『君が生きている現在(いま) 11文字の《伝言》(message) 』

 

…ごめんなさい

 

美咲『幻想物語(Roman) 『第五の地平線』』

 

…ありがとう

 

美咲『嗚呼...其処にロマンは在るのだろうか?)』

 

千聖『アナタを産んだのが…誰であれ… 本質は変わらな0102[い]…何一つ…アナタが望まれて産まれて来たこと… それさえ忘れなければ…0102[い]つか繫がれると――嗚呼…傍で歩みを見守れな0102[い]のが…無念ですが…どうか…凛と往きなさ0102[い] 愚かな母の唯一の願0102[い]です…アナタは――』

 

 

 

 この時点で、多くの観客の涙を誘っており、ハンカチを手にしている人もいた

 

 

 

千聖『アナタが今生きて0102[い]る――それが『私が生きた物語の証(Roman)この地平線(せかい)愛してくれるなら――それが私の幸福(bonheur)――それが『私の物語の意味(Roman)』

 

 

(其処にロマンは在るのかしら?)

 

美咲(生まれて来る意味 死んで行く意味 君が生きている 現在(いま) 11文字の《伝言》(message) 幻想物語(Roman) 『第五の地平線』

 

りみ「美咲ちゃん、読むの上手だよね。」

 

有咲「あぁ、いつもの雰囲気と違うよな。」

 

 

 

 この日の為に美咲は朗読を練習していたからか、いつもとのギャップが凄かったらしい

 

 

 

美咲『ふたつの風車は廻り続けるだろう、愛する者と再び繋がる時間(とき)まで、生と死の荒野を流離う人形は廻り行く夜、どんな詩を灯したのだろうか、そして地平線を統べる銀色の光、今 幾度目かの冬が訪れる』

 

 

 

 そして雪が降り出すエフェクトが使われ始め、次の曲に移る

 

 

 

♪冬の伝言

 

 

 ステージ後方から、Romanのキャラクターであるイヴェールに扮した薫が登場すると、黄色い歓声が上がる

 

 そして背後から歌い終えた千聖を抱きしめると、更に歓声が上がった

 

 

 

薫『 Merci, ma mère. (メルスィ マ メール) Je suis heureux. (ジュ スュイ ズルゥ)Parce que j'ai entendu votre message. (パルス ク ジェ アンタンデュ ヴォトゥル メサージュ)

 

 

 

 ちなみにスクリーンには、僕は生まれてきて幸せでした、何故なら貴女の伝言を聞いたからと、和訳が表示されている

 

 

 

薫『Je sais. (ジュ セ)×4、Je sais votre amour. (ジュ セ ヴォトゥル アムール) Je sais. (ジュ セ)×4、Je sais votre roman. (ジュ セ ヴォトゥル ロマン)』

 

りみ「薫先輩の歌、素敵……!」

 

ひまり「感動だよ〜!」

 

美咲『永遠の冬に抱かれながら、それでも春の訪れを待つ、風わたる夏の海も、くれなずむ秋の空も、母の愛した地平線、その全てがあなたの歌に繋がっていく』

 

 

 

 薫の歌の後、美咲のナレーションが優しさを醸し出し、多くの人の涙を誘う

 

 

 

薫『だからもう 悲しまないで、春が来る前に 今、伝えたい 産もうとしてくれたこと〜♪ それだけで僕は 幸せでした〜♪』

 

りみ&ひまり「めっちゃ儚い〜!!」

 

薫『Au revoir, ma mère. (オ ルヴォワール マ メール)Je suis heureux. (ジュ スュイ ズルゥ)』

 

 

 

 最後の歌詞和訳はスクリーンに、さよなら、お母さん。僕は、幸せです。と表示された

 

 薫が歌い終えた後、バイオリンストリングスたちの華麗な演奏が始まり、次の曲へと移っていく

 

 

 

♪屋根裏の少女

 

 

 

 ストリングスチームの演奏後、ミサのベース演奏から入り、ステージ脇から登場したかなみがアコーディオンを演奏し始める

 

 そのまま、結衣とかなみがお互いにソロを奏でながら曲は進行していき、最後には暗転した

 

 

 

薫「やぁ皆! ライブは楽しんでくれているかい?」

 

かなみ「お〜! お客さんがいっぱいだ〜!」

 

 

 

 ステージにはイヴェール衣装を着た薫とかなみが上がり、MCを担当している

 

 

 

かなみ「薫はハロハピじゃギターだけど、今回は歌専なんだね!」

 

薫「歌もだが、今回はギター演奏にも参加させてもらうよ。」

 

かなみ「おぉ〜! 皆さん、かおちゃんのギターにご期待下さい〜!!」

 

薫「ご、ゴホン! かなみはアコーディオンも弾けたんだね。」

 

かなみ「え? まぁね、私のキーボードは完璧で究極だから!」

 

薫「まるでアイ○ルのようだね、儚い。」

 

かなみ「さてと、私たちのMCもここら辺にして次の曲行こうか!」

 

 

 

 観客から拍手が送られ、2人はステージ袖にはけていく

 

 そして薫だけがギターを引っ提げて戻ってくるのだった

 

 

 

 

 

 







 先日のサンホラアコースティックナイト、最後に遺言持ってくるのはズルいって〜……


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。