リサ姉の妹、バンドを始める   作:ローマン

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 この3曲は無双というか、個人的に1番好きなメドレーですね







終端と奴隷、そして遥か地平線

 

 

 

 

 ステージにはニッコリウスが分厚い本を持って、登場する

 

 

 

 

♪終端の王と異世界の騎士

 

 

 

 今回の歌唱メンバーは、こころ、ましろ、そして急いで着替えてきた千聖と麗音だ

 

 

 

ニッコリウス『→ 此れは… 終端の王と異世界の騎士達との、壮大な戦いの序曲である……』

 

ましろ『世界を喰らう《終端の王》(エンディア)〜♪ 』

 

こころ『継ぎ接ぎされた《偉大な可能性》(グランディア) 〜♪』

 

麗音『太陽の《狂詩曲》(ラプソディア)騎士の名を呼ぶ……』

 

あこ「か、カッコいい〜!!」

 

燐子「剣の舞みたい、あこちゃん楽しそう……」

 

 

 

 あこは、少年は剣を…(終端…が収録されているCD名)の世界観に感動しているようで、燐子がその様子を優しく見守っていた

 

 

 

ニッコリウス『──忌避すべき終端…王を退ける者…《騎士》(ナイツ)とは即ち刃である』

 

ましろ『刻を孕む《終端の王》(エンディア) 〜♪』

 

こころ『調整された《偉大な可能性》(グランディア) 〜♪』

 

麗音『生命の《譚詩曲》(バラッディア)騎士の名を呼ぶ……』

 

全員『仮初の空に浮かべた追憶の《追走曲》(カノン)〜♪《地平線を渡る旋律》(物語)を口吟むのは誰の唇?』

 

 

 

 ミサと明里の変拍子なリズムが目立ちながら、曲は進んでいく

 

 

 

千聖『点いて往く灯火を…消えて逝く灯火を… 漆黒の《髪》(やみ)が…緋い《瞳》(ひかり)が…黙したまま見送るだけ… 』

 

麗音『嗚呼…唯…頁(ページ)をなぞる様に…《戯曲》(ドラマ)通りに《役者》(ドール)は踊り… 残酷な幻想の美しい棘が…仄甘い《陶酔》(ゆめ)を魅せ… 』

 

全員『残酷な幻想の華やかな毒が…仄昏い奈落へと《観客》(きみ)を誘う…』

 

ましろ『願ったこと全てが叶う世界ではない → 』

 

こころ『だからこそ → 少年は大きく翔たくだろう… 』

 

麗音『嗚呼…希望も絶望も両手で抱きしめて → 』

 

千聖『それでこそ → 少年は大きく翔たくだろう…』

 

全員『嗚呼…どんなに強い向かい風であれ決意という翼を折ることは出来ない!(どんなに強い風でも其の翼を折ることは出来ない!)』

 

 

 

 間奏はストリングスとアコースティックギターのコンビで、17〜18世紀の雰囲気を醸し出している

 

 

 

千聖『無限に繰り返す痛みは輪廻の《輪舞曲》(ロンド) 〜♪《世界が失った可能性》(物語)を取り戾すのは誰の剣か?』

 

全員『今…ハジマリの空に浮かべた追悼の《追走曲》(カノン) 〜♪《第五の地平線の旋律》(物語)を口吟むのは《少年》(かれ)の唇……』

 

 

 

 そして千聖が美しく高らかにコーラスを挟んだまま、メドレー形式で次の曲へと進む

 

 

 

 

 

♪奴隷市場

 

 

 

 

「出発!」

 

 

 

 曲の出だしは、かなり変拍子的な始まり方だった

 

 

 

こころ『…(ガタゴト)ほら、荷馬車が揺れりゃ〜♪』

 

麗音『…(ガクブル)そら、老婆(ばばあ)も≪吃驚し怖れ慄く≫(びびる)〜♪』

 

全員『帰りたいのに言えない〜♪ 帰りたくとも家無い〜♪』

 

 

 

 すると、曲のメロディーが急にオルゴール調になる

 

 

 

ましろ『る→回←る(まわるX2)車輪は廻る〜♪ 運命(Moira)は彼等を何処へ運ぶ〜♪』

 

千聖『背中合わせの温もりだけが〜♪ 双(ふた)りに灯る唯一の希望(Elpidaエルピーザ)……』

 

「ほら急げ!この無駄飯食い共が!ほれほれ!もっと持ってけ!」 

 

麗音『重い足取りで〜♪』

 

こころ『何処へ何処へ、彼等は何処へ向かって行くのかしら?(カプカプ、ピイェヌン、カプ)〜♪』

 

千聖『念いは届かず〜♪』

 

ましろ『何故何故彼等は何故に行かなければならないのかしら?(ギァティギァティ、プレピ、ナ、パテ)』

 

全員『平等なんて嘘なの? 幻想なの? 命に值段をつけられる場所〜♪ 其れは奴隷市場〜♪ 奴隷市場〜♪ 奴隷市場……』

 

 

「ほれ、急げ!」 

「おい!」 

「ほれほれ!」

「うっ…ミーシャ…」

「うん…」

「うわっ」

「モタモタするんじゃない!」 

「チッ」

「ミーシャ…」

「エレフ…」

「ミーシャー!!」

「エレーフ!!」

 

 

全員『離れ離れ繋いだ手と手〜♪ 遥か遥か引き裂かれて〜♪』

 

「Misia!」「Eleu!!」

 

全員『る→巡←る(めぐるX2)季節は廻る〜♪ 運命(Moira)は双(ふた)りを何処へ運び〜♪ 今は見えざる歴史の涯(はて)に、舞い降りるのは誰の光……』

 

 

 

 ラストの間奏を演奏しながら、次の曲へと進んでいく

 

 

 

 

♪遥か地平線の彼方へ

 

 

 

 

ニッコリウス『Milos, blind poet and his disciple.』

 

『遅ぇぞジジイ、置いてくぞ』

 

『ほっほっほっほっほ…」』

 

 

 

 ちなみにこの少年の声は音声のみだが、長老風のキャラは美咲が演じている

 

 

 

全員『少年の今(いま)は旅の空、Ah ah ah... 』

 

美咲『言の葉を操り森羅万象を詠う』

 

全員『賢人の詩(うた)も上(うわ)の空、Ah ah ah... 』

 

美咲『詩とはそもそも神の御業じゃ』

 

全員『幾年も仰(あお)ぐ高き空、Ah ah ah... 』

 

美咲『エレフ、創世の三楽神を知っておるか』

 

全員『老人は嗤(わら)う蒼き空、Ah ah ah ah... 』

 

美咲『ほっほっほっほ…。リスモス、メロス、ハルモニアの三柱じゃ…』

 

「そんな一度に言われても覚えらんねぇよ」

 

美咲『ほっほっほっほ…』

 

全員『天(そら)の隨(まにま)に、咲ける星屑〜♪ 運命(かぜ)に惑(まど)う一片(ひとひら)寄り添う双星(ふたぼし) 〜♪』

 

美咲『あれぞ…お主の星じゃ……』

 

 

 

 ここで、綾香のアコーディオンソロが演奏される

 

 ちなみにこのライブが、綾香にとってアコーディオン初披露だ

 

 

 

全員『嗚於(おお)...故郷よ(アルカディア)〜♪ Ah... 還らざる夢〜♪ 倖せだった〜♪ Ah... 季節達(きせつたち)よ〜♪ 幼き日々の〜♪ Ah... 残照が尚.未だ眩(まばゆ)く〜♪ Ah... 胸を刺す〜♪ 二つ並んだ、野晒(のざら)しの墓標〜♪ 朽ちた花飾り、葬ったのは誰ぞ?』

 

『あぁっ……父様…母様……』

 

美咲『気を落とすでないぞエレフ。わしはこの先、雷神殿(ブロンディシオン)に行こうと思うておる。師弟ごっこは此処で終いじゃ』

 

イヴ「そんな……」

 

りみ「死んじゃったんだ……」

 

『お師匠っ…!』

 

美咲『さぁ、お立ちなさい友よ。お主は、お主の地平線を目指して…!』

 

全員『青年は今(いま)も旅の空、Ah ah ah... 』

 

美咲『エレフ、困ったときはレスボス島を訪ねなさい。』

 

全員『詩人の島(しま)は遠き空、Ah ah ah... 』

 

美咲『わしの旧知の友が力になってくれるじゃろう』

 

全員『聖女を尋ね復千里(またせんり) Ah ah ah... 』

 

美咲『マケドニア、トラキアは今危険な情勢じゃ…』

 

全員『恩人と別れ復海里(またかいり) Ah ah ah ah... 』

 

美咲『戦を避けるには海路を行くが良いじゃろう……友よ、己の信じた道を行きなさい。死すべきもの我は詠おうぞ。』

 

全員『Ah ah ah ah ah......♪』

 

美咲『エレフセイア…愛すべき友を…戦いの詩を…』

 

 

 

 そして、長老に扮した美咲のセリフが終わると、ステージのスクリーンに何やらセリフが表示される

 

 

 

『おい知ってるか?アナトリアの武術大会の覇者…』

 

『弓の名手、オリオンだろ?』

 

『そう、そのオリオン…何と蝕まれし日の忌み子だからって捨てられた王子様だったらしいぞ』

 

『へぇ、世の中一体どうなってるんだか』

 

『その真意は……』

 

『『"Moiraのみぞ知る"―』』

 

『…ってか?』

 

『『はははは』』

 

 

 

 男2人の笑い声が響き、3曲のメドレーは終了した

 

 

 

 

 







 今年中に完結するかしら……?



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