リサ姉の妹、バンドを始める   作:ローマン

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 今回から、オリキャラのバンドメンバーが登場してきます

 


演劇のギターボーカル

 

 

 

綾香「おーい! こっちだよ!」

 

ミサ「ごめん、待った!?」

 

綾香「全然大丈夫だよ!」

 

ミサ「それで、綾香が言ってたのって…」

 

 

 

 私が綾香に呼ばれた理由は、一緒にバンドメンバーを探したいから…!とのことなんだけど、探すってどこに行くつもりなんだろう?

 

 

 

ミサ「綾香って、一緒に岐阜から上京してきた子居たじゃん? あの子とは組まないの?」

 

綾香「あ〜、あの子はね、もうバンド組んじゃったらしいからさ〜。」

 

ミサ「そ、そっか。」

 

綾香「まぁ、のんびりと探そうよ!」

 

 

 

 こうして私たちのメンバー探しは始まったわけだが、楽器してる人が集まってそうな場所で思い当たるのはあそこしかなかった

 

 

 

綾香「じゃあまずは、ライブハウスから行ってみよっか〜!!」

 

ミサ「お〜!!」

 

 

 

 まず私たちが訪れたのは、CIRCLE……ポピパを初めて観たあの場所だ

 

 

 

綾香「バンドマンぽい人、いっぱいいるね!」

 

ミサ「な、なんか声掛けるの怖いな…」

 

 

 

 だって、凄い破れたジーパンとか髪色の人とかがいるよ!?

 

 絶対、あっち系の人だって…

 

 

 

綾香「私、声掛けてくるね〜!!」

 

ミサ「ま、待って! まだ心の準備が…!」

 

 

 

 て言ったけど、綾香はどこかに行ってしまった

 

 これはマズい、はぐれてしまった…

 

 

 

ミサ「ど、どうしよ〜…」

 

?「君、大丈夫?」

 

ミサ「え…?」

 

 

 

 声を掛けてきたのは、背がすらっとした優しそうな女性だった

 

 たぶん、私よりは年上だと思う

 

 

 

?「君はあれか〜、ライブハウスの空気に飲み込まれちゃったって感じ?」

 

ミサ「あ、はい、たぶん。」

 

?「ついてきて、一旦ここから出よう?」

 

ミサ「わ、分かりました…!」

 

 

 

 優しそうなそのお姉さんは、私の手を引いて一緒にライブハウスの外に出た

 

 

 

?「ふぅ〜! 今日は人多いね。」

 

ミサ「あ、ありがとうございます…!」

 

麗音「私は星野麗音(ほしの れいん)、よろしくね!」

 

ミサ「今井ミサです、よろしくお願いします。」

 

 

 

 麗音さんか

 

 優しそう…Theお姉ちゃんって感じ

 

 

 

麗音「どうかした?」

 

ミサ「な、何でもないです!」

 

麗音「あれ? さっき今井って言ったっけ? もしかしてリサの妹ちゃん!?」

 

ミサ「はい、そうですけど…」

 

麗音「凄〜い! 君がリサの妹ちゃんなんだ〜!」

 

ミサ「あの〜、私の姉とお知り合いなんですか?」

 

麗音「うん、だって一緒の学校だもん。」

 

ミサ「そうなんですか!?」

 

 

 

 なんと…! 麗音さん羽丘だったんだ!

 

 リサって呼んでるということは、同じ3年生なのかな

 

 

 

麗音「羽丘の人だったら誰か知ってる?」

 

ミサ「え〜っと、友希那さんとあの王子様って言われてる…」

 

麗音「あ〜、薫のことだね、私、演劇部だからさ、サインぐらいは貰えるよ?」

 

 

 

 あの王子様って呼ばれてる人、薫さんって言うんだ

 

 噂でしか聞いたことないけど、相当カッコいい人なんだろうなぁ

 

 あと、麗音さん演劇部なんだね

 

 

 

ミサ「麗音さんは今日、ライブを見に来たんですか?」

 

麗音「あ〜、それもあるけど…私、出るんだよね、即席のコンビで!」

 

 

 

 麗音さんが見せてくれた今日のパンフレットには、麗音さんと花山さん?って人が出ると書かれていた

 

 

 

?「麗音〜! 早くリハをしましょう〜!」

 

麗音「は〜い!」

 

?「麗音その子は…もしかして隠し子か何か!?」

 

麗音「そんなわけないでしょ、今日たまたま会ったリサの妹ちゃんだよ。」

 

?「リサってRoseliaの!?」

 

 

 

 な、なんか凄いテンション高い人来た

 

 こういう人、なんか苦手…

 

 

 

蜜璃「あ、私、花山蜜璃(はなやま みつり)、花ちゃんでいいわよ〜!!」

 

麗音「相変わらずのハイテンションだね〜。」

 

ミサ「コンビってことは…アコースティックライブですか?」

 

麗音「そうだよ、蜜璃がギターで、私がギターボーカル。」

 

 

 

 この人たち、アコースティック路線なんだ

 

 がっつりエンタメ系のロックバンドなのかと思ってた

 

 

 

麗音「さてと、それじゃあ行こうか!」

 

蜜璃「OK!!」

 

 

 

 折角だから麗音さんたちのライブ、観ていこうかな

 

 あれ…? そう言えば綾香は!?

 

 

 

綾香「はぁ…はぁ…」

 

ミサ「あ、綾香! 大丈夫!?」

 

綾香「もう思い残すことは無い…」パタッ

 

ミサ「綾香ー!!?」

 

 

 

 こうして綾香は、私の腕の中で息を…

 

 

 

綾香「引き取るか〜!!」

 

ミサ「うわぁ!? 生きてたの!?」

 

綾香「あんな程度じゃ私は死なないよ!!」

 

ミサ「あれ? そういえば綾香は今までどこに居たの?」

 

綾香「…人混みに流されてた。」

 

 

 

 そりゃドンマイだね…

 

 

 

綾香「そういうミサはどこに居たの?」

 

ミサ「私は麗音さんって人に、迷ってた私を助けてもらって、一緒に話してたんだよ。」

 

綾香「救世主ってやつか〜、良い人に会ったんだね〜!」

 

ミサ「そういえば麗音さん、この後ライブやるらしいよ。」

 

綾香「え!? 本当に!?」

 

ミサ「うん、ほら。」

 

 

 

 私は綾香に、今日のパンフレットを見せた

 

 

 

綾香「本当だ! なら一緒に観ていこうよ!!」

 

ミサ「うん!」

 

 

 

 とまぁ、綾香ともなんとか合流出来たし、ライブをゆっくり観るとしますか!

 

 

 

 

 

____________________________________________

 

 

 

 

麗音「今日は忙しい中お越し頂き、ありがとうございます。」

 

蜜璃「イェーイ!! 皆盛り上がってるか〜!?」

 

綾香「おー!!」

 

 

 

 まず気になったんだけどこの2人、音楽性違いすぎない!?

 

 麗音さんはロック系で、花山さんはガッツリエンタメ系な雰囲気だけど大丈夫なのかな…

 

 

 

麗音「じゃあ早速一曲目…」

 

 

 

 麗音さんの合図で、蜜璃さんはアコースティックギターを弾き始める

 

 蜜璃さんのギターの音も、あの性格からは想像できないぐらい優しい音色だった

 

 

 

麗音「〜〜♪♪」

 

ミサ「カッコいい…!」

 

綾香「こういうのもアリだね!」

 

 

 

 蜜璃さんのギターの実力は勿論だが、何より麗音さんの歌声に心惹かれていく

 

 

 

綾香「ねぇ、これって私たちも参加しちゃダメかな?」

 

ミサ「え!? だ、ダメでしょ!?」

 

蜜璃「あら! うちは飛び入り大歓迎よ!!」

 

綾香「じゃあ私行きま〜す!!」

 

ミサ「あぁっ!」

 

 

 

 ど、どうしよう!?

 

 これ、私も行かなきゃマズいよね!?

 

 

 

麗音「お、ミサちゃんも来た! しかもベース!?」

 

ミサ「す、少しですけど…!」

 

蜜璃「よーし!! 続けてアンコール行っちゃお〜!!」

 

 

 

 こうして私たちは、まさかの形で飛び入り参加し、アンコールまで弾き通すことになったのだった

 

 

 

 

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※麗音視点

 

 

 

麗音「じゃあね、蜜璃!」

 

蜜璃「えぇ、また明日!!」

 

 

 

 私は蜜璃と別れてから、自販機で缶コーヒーを買っていた

 

 すると、向こうで手を振っている今日のゲストたちがいる

 

 

 

綾香「麗音先輩〜!!」

 

麗音「お〜、綾香ちゃんとミサちゃん! 今日はありがとうね!」

 

ミサ「あの…迷惑じゃなかったですか…?」

 

麗音「全然!? むしろ助かったぐらいだよ!」

 

?「あれ? 麗音じゃん! それにミサたちも!」

 

 

 

 遠くから声をかけてきたのは、目の前にいるミサの姉であるリサちゃんだった

 

 

 

麗音「リサ、もしかしてライブ観に来てくれたの?」

 

リサ「いや、アタシは今買い物帰りなだけだよ、それとミサ、今日はハンバーグ作るからね!」

 

ミサ「ハンバーグ!? やった〜!」

 

 

 

 リサの作る料理はどれも美味しいけど、ミサちゃんはハンバーグが1番好きらしい

 

 

 

リサ「よかったら皆もおいでよ、最高なの作るからさ!」

 

綾香「わーい! ご馳走になります〜!」

 

麗音「リサ、ハンバーグって結構カロリー高いよね…?」

 

リサ「大丈夫大丈夫! アタシの作るハンバーグはヘルシーさが売りだから!」

 

麗音「なら私も食べようかな。」

 

リサ「よ〜し! 早速腕を振るっちゃうぞ〜!!」

 

 

 

 こうしてリサと綾香ちゃん、そして、ミサちゃんは今井家に向かうのだった

 

 

 

 

 

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※ミサ視点

 

 

 

 〜今井家〜

 

 

 

リサ「お待たせ〜。」

 

綾香「お〜! 美味しそう〜!」

 

 

 

 リサ姉の作ったハンバーグは豆腐をベースに作られてるけど、全然本家と食感は変わらない

 

 どうやったらこんなの作れるんだろう…?

 

 

 

リサ「今日はミサたち、麗音のライブ見に行ったんだって?」

 

綾香「そうなんです! 麗音先輩と花山先輩の演奏とってもカッコよくて〜!」

 

麗音「あはは、大げさだよ〜!」

 

リサ「ミサ、あの事は言わないの〜?」

 

ミサ「あの事?」

 

リサ「バンドやりたいって事。」

 

麗音「え!? ミサちゃん、バンドやるの!?」

 

ミサ「ま、まぁ…」

 

麗音「なるほど…今はバンドがやりたくてメンバー探してるって段階だね?」

 

綾香「私はもうメンバーですけどね!」

 

麗音「ならさ、ミサちゃん。」

 

 

 

 麗音さんはすっと立ち上がって、私の前まで来た

 

 

 

麗音「ミサちゃんのバンド、入ってもいいよ。」

 

ミサ「え、今なんて…?」

 

麗音「だから、私がミサちゃんのバンド、入ってあげるよ!」

 

ミサ「え…? えぇぇ〜!!?」

 

綾香「お〜、ありがとうございます!」

 

リサ「良かったじゃん、ミサ!」

 

ミサ「で、でも、本当にいいんですか…?」

 

麗音「私、本当はシンガーソングライターになりたくて上京してきたんだけど、地元でバンドをプロデュースしたこともあってね、バンドもやってみたいなって思ってたんだ!」

 

 

 

 凄い、麗音さんバンド作った事あるんだ

 

 それってもはや、音楽プロデューサーの域なんじゃ!?

 

 

 

ミサ「麗音先輩は希望のパートとかありますか?」

 

麗音「私はどれでもいいけど、強いて言うならボーカルがやりたいかな。」

 

綾香「良いですね〜! 今、ベースとキーボードしか居ないので大歓迎ですよ!」

 

麗音「ふふっ、よろしくね!」

 

 

 

 こうして麗音さんが、3人目のバンドメンバーに加わったのだった

 

 

 

リサ「後は、ギターとドラムか〜。」

 

麗音「ギターなら1人思い当たる人が居るよ?」

 

 

 

 え…?

 

 ま、まさかあの人じゃ…ないよね…?

 

 

 

 

 

 







※オリキャラ紹介その③


 星野麗音(ほしの れいん)


学校 羽丘女子学園

身長 164cm

趣味 作曲、歌うこと



 羽丘女子学園演劇部所属の少女

 今年、音楽活動をするために愛知県から上京してきた

 薫とは対照的に羽丘のお姫様と呼ばれており、学内にもファンが多い

 歌詞になることは何でもメモするメモ魔である




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