こっから徐々にライブ回へと向かっていきます!
※麗音視点
薫「フフッ、儚い。」
麗音「薫、やけに嬉しそうだね、何かあったの?」
薫「実はだね、今度ニコリーナが来日することになったのさ。」
麗音「ニコリーナ?」
ニコリーナとは、ヨーロッパの小国であるハピネール王国の姫君で、薫のバンドボーカルとは知り合いなのだそう
ていうか薫、そんな凄い人と知り合いなの!?
薫「そこで、麗音に頼みたいことがあるのだがいいだろうか?」
麗音「任せて! 私に出来ることだったら何でもするよ!」
薫「麗音には……いや、麗音たちには王女のバックバンドをしてほしいんだ。」
麗音「バックバンド…?」
ん? それってどういう…?
薫「これはハピネール王国でメイドさんから聞いた話なんだが、ニコリーナは昔から歌が上手だと評判なんだ、そこで日本に来日した際にコンサートを開きたいと思っているそうなんだ。」
麗音「なるほど! うちの初ライブは王女様のバックバンドか〜! これは腕が鳴るなぁ〜!」
薫「さっそくバンドメンバーにも話してみてくれ、良い答えを期待してるよ。」
麗音「あ、皆OKだって!」
薫「フフッ、麗音は仕事が早いね。」
だって、一斉にメール送ったらすぐ返信が来たんだもん!
皆、音楽好きだなぁ〜!
麗音「そういえばさ、曲は何やるの? まだ聞いてなかったけど。」
薫「あぁそれは、ニコリーナが尊敬する国王陛下が日本に居るらしくて、その国王の曲をやりたいと言っていた、確か30曲近くあった気がするな。」
麗音「に、30曲!?」
そ、そんなにあるの!?
ヤバい、腕がなるというよりかは折れそうだな…
麗音「薫、その曲の音源ってもらえる?」
薫「音源かい? 今日こころに聞いて送ってもらおう。」
麗音「あ、それとそろそろ部室行ったほうがいいんじゃない?」
薫「本当だね、少し急ごうか。」
そんな会話がありつつも、私たちは演劇部の部活に精を注ぐのだった
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※ミサ視点
ミサ「ふぅ…難しい。」
私は、先日麗音さんから送ってもらった曲の練習をしていたのだが、難易度が高く、曲数も昼公演と夜公演とに分けられており、総曲数は30曲もある
「…サ」
ミサ(ここをこうして…)
「…サ…!」
ミサ(ううっ…また間違えた…)
「もうっ! ミサってば!!」
ミサ「わあっ!? リサ姉!?」
ベースに集中し過ぎてて、リサ姉の声が聞こえなかった
何の用だろう?
リサ「それ何の曲? もしかして麗音とのバンドでやるやつ!?」
ミサ「うん、既存曲のカバーだけどね。」
リサ「何のカバーなの?」
ミサ「確か…Sound Horizonって音楽ユニットの曲を弾くんだけど、凄く難しくて……」
リサ「へぇ〜、そんな難しい曲を麗音たちはやるんだ。」
ミサ「麗音先輩というか……ハロハピの人たちの知り合いのお姫様?が来日するらしくて、そのバックバンドをやってほしいって頼まれたんだ。」
リサ「てことは、こころの知り合いか〜、どこかの国のお姫様だったりして?」
ミサ「ま、まさかね……」
ハロハピのこころ先輩はあの弦巻家の令嬢で、かなりのお金持ちだと聞くけど、さすがに一国のお姫様とは知り合いじゃない、よね…?
リサ「そのライブっていつやるかは決まってるの?」
ミサ「えっと、1ヶ月後のお姫様の誕生日にやるんだって。」
リサ「じゃあその日、Roseliaの皆で見に行くよ!」
ミサ「ありがとう!」
リサ姉も見にきてくれるんだ…!
これは頑張らなければ…!
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〜数日後〜
ミサ「う〜ん…」
私はひと月後に迫ったライブに向けて、ある問題があった
それは、原曲に入っているバイオリンのストリングスを誰が弾くのかという問題だ
バイオリン弾ける人は限られているだろうし、それも複数人探すんだもんね
う〜ん、どうしたものか
?「おーい! ミサち〜!!」
ミサ「あ! あこちゃん!」
声をかけてきたのは、リサ姉と同じRoseliaのメンバーである宇田川あこちゃんと、その友達2人だった
?「この子、あこの友達?」
?「リサ先輩、そっくりやぁ〜。」
ミサ「今井ミサです、あこちゃんとはNFOを時々やってます。」
あこ「ミサち〜は、こう見えてベースがすっごく上手いんだよ!」
明日香「へ〜、あ、私は戸山明日香、あこと同じクラスなんだ、よろしくね。」
六花「朝日六花です、ベース弾けるんですね!」
ミサ「まぁ、リサ姉ほどじゃないけど……朝日さんもベース弾けるの?」
六花「ううん、私はギターだよ、それと六花でいいよ。」
ミサ「じゃあ六花ちゃんでいいかな…? それと明日香ちゃんも。」
出会ったばかりなのに、もう下の名前で呼び合っちゃった…!
あこちゃんの友達だからか、凄い仲良くなれそうな気がする
そうだ! あの事聞いてみようかな
ミサ「3人に聞きたいんだけどさ、知り合いにバイオリン弾ける人とか居ないかな?」
明日香「う〜ん、バイオリン…」
六花「なら、八潮さんとかはどうかな!?」
ミサ「八潮さん?」
六花「Morfonicaってバンドでバイオリンを弾いてるんだ、でら上手いんだよ!」
八潮さんか、その人に声掛けてみようかな
後、六花ちゃんって絶対この辺のひとじゃないよね?
聞き馴染みのない訛り?があるし
ミサ「ありがとね、じゃあ八潮さんに声掛けてみるよ。」
明日香「うん、またね。」
あこ「また一緒にNFOやろーね!」
ミサ「うん!」
私は3人と別れ、バイオリン探しの第一歩として八潮さんを探すことにしたのだった
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〜バンド練習の休憩中〜
ある日のバンド練習の休憩中に、私はバイオリン奏者の話題を振ってみた
ミサ「てことがあって、八潮さんという方ならバイオリンを弾いてくれるかもしれないんです。」
麗音「蜜璃、もしかして…!」
蜜璃「間違いないわ…!」
先輩…? 八潮さんと知り合いなのかな?
蜜璃「ルイには私から声をかけておくわ! 皆は他に協力してくれそうな子を探してみてちょうだい!」
明里「分かりました。」
綾香「私も友達とかに声かけてみます!」
蜜璃先輩、ルイって呼んでたな
やっぱり知り合いなんじゃ…?
ミサ「先輩、八潮さんとは知り合いなんですか?」
蜜璃「えぇ! 私と同じ学校の一年生なのよ!」
ミサ「そうだったんですか!?」
あれ? 明里ちゃんも月の森の一年生だったような…?
明里「私、普段学校では1人だから。」
麗音「あはは…クラスメイトの顔と名前ぐらいは覚えなよ?」
明里ちゃんって綾香とは正反対で、一匹狼って感じがする
そこがクールで明里ちゃんらしいんだけどね
綾香「そろそろ練習再開しましょう! 私、今度こそはあのフレーズ弾ける気がするんで!!」
麗音「よし! じゃあもう一回合わせようか!!」
練習時間がギリギリに迫ってたので、私たちは最後に一度合わせてその日の練習を終了するのだった
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ミサ「ふぅ、すっかり遅くなっちゃったな。」
実はあの練習の後、商店街の幼馴染とばったり再会して、つい話し込んでしまったのだ
なんせ、中学校以来だっからね
早く帰ろう、リサ姉も心配してるだろうし
ミサ「きゃっ!?」
?「あっ! ご、ごめんなさい!」
ミサ(ん? この子が持ってるのバイオリンケース…!?)
私はその子がバイオリンのケースを背負っていたことに気づき、呼び止めようとする
ミサ「あ、あの! 少しいいですか?」
?「は、はい、何でしょう?」
ミサ「それってバイオリンですよね!?」
?「そうですけど。」
ミサ「今度、私たちのライブで演奏してくれませんか!?」
?「えっ…!」
その人は驚いたように、私を見つめた
そして少し考えた後…
?「ちょっと考えてもいいですか? あ、少しあそこの公園にでも。」
その人に連れて行かれるように、私も薄暗い公園の中に入っていく
月明かりは、そんな私たちを優しく照らしているようだった
ラストに出てきたバイオリン少女は、先に言っておくとオリキャラになります
そして今回ミサたちがカバーする事になったSound Horizonは作者一推しのアーティストなので、皆さんも是非聴いてみて下さい
あの世界観は沼ったら抜け出せませんぜ〜!ウヒヒ〜……
……次回もよろしくお願いします!