「家庭教師ってなんかいい響きだよね。だから生徒は俺が守るなんちゃって!! 作:ブラックマッハ
俺、上杉空は地球を守り続けたヒーローなんかではない。ある意味殺し屋に近いポジションにいる男だ。そして3回も転生している。
そんな俺に起きて早々に衝撃的な発言を聞いてしまう。その相手は妹の、ライハなんだが何回見てもちょんまげみたいで面白い髪スタイルである。
「そうだ、お兄ちゃん。お父さんがいいバイト見つけたんだ。」
いや待て待て、殺し屋にバイトふざけるなよ。
「そうだ海に行こうて」テンションで言われても困るんだよ。
どうせ海の後は山に登らないといけないって。そして殺し屋のながすたるって俺は、殺し屋が本職じゃないの!!
それと話がずれていた。
「……家庭教師がいいな!!」
一つの希望を言って見せると、答えを少し焦らして教えてくれる。
「うん正解、家庭教師だよ」
なんて素晴らしい響き、今日から先生って言われる日が近いわけだ。幸せに違いない。陰の実力者になりたい俺には最高だ。
だがどうしてなれたんだ?サッパリわからない。
「あのさ俺ってバカだよ。どうして家庭教師になれたんだよ」
「え、それは知らない」
そうだよな聞く奴を間違えてしまえた様だ。
親父の方かな?
「メールを詳しく送ってくれ見ておくからさ」
そう言って俺は素早く家から出て行った。
それも少しすぎたあたりでものすごく喜ぶ余りスキップまでしてしまった。
そして俺は殺し屋のアジトに行きお弁当をもらいに行く。俺の為に用意されており無料である。何故なら俺がそこのボスであるからだ。
俺が殺し屋になったのは、悪人全てを滅ぼして最後に残るのは、俺だけって作戦なんかカッコよくない。これは。
何故か俺の家より殺し屋の方が立派と言うのは秘密である。これも全てガンマやイプシロンが稼いでくれたおかげである。
コイツらにも本名はあるのかもしれないがここは、関係がない。コイツらは、ギリシャ文字を名前にされても怒ったりしないでセンスがいいみたいな感じを出す優しい人達なのだ。
殺し屋のグループ名は、シャドウガーデンである。
「アルファは、どうしたの?」
「アルファ様は出かけていかれました。」
そうなんだ。又子猫みたいに仲間を拾ってくるに違いはない。なんて流石にそれはありえないか。
「で、イプシロンいつも通りお弁当をくれない。いつも通り優しくしてくれて本当にありがとうね。本当にイプシロンは、いいスタイルしているね」
こういえば、弁当を貰えるのである。弁当だけに貰うのも必死なんて泣けてくる。
「はい、ただいま持って行きます」
「主様、肉じゃがはいかがですか?」
「ありがとう。帰りに寄るからその時に食べさせてもらうよ」
「分かりました。とっておきの肉じゃがを用意しておきます!!」
「頑張りすぎないでね」
そう言って一歩ガンマが前に行くとコケてしまう。それを助けにいけない。何故ならタイミングがよく分からないからだ。
俺は別だがな。
そう言って見逃す男を何度も見た貴方その通りです。ですがあいにくそんな空気じゃなく、一度助けたら当たり前の様に助けてやれオーラが凄いのです。
だからさりげなく助けに行って毎度の様に褒めてもらうのです。
「主様、申し訳ありません」
俺はそう聞いたた途端に
「問題はない。ガンマが怪我してしまう方が嫌だからね。」
ガンマはお世辞にも戦闘に限っては強いとは言い切れない。
「ブルー様出来ました。ガンマこの体制は何」
俺の裏のコードネームはブルースカイ訳してブルーだ。
それより俺の体制が気になるってただ、お姫様抱っこの状態だが。助けた後そっと床に置く為にそうするしかなかったのだ。
俺はイプシロンから弁当をいただいてささっと去ったが多分修羅場は起きてしまった様だ。
飛び出した後でもギャアギャア声が聞こえてくる。
そして昼休み、俺は二百円を払って
「焼肉定食焼肉抜きで」
といかにも貧乏そうなモブポイントをもらう。そしていつものベストポジションを確保したと思ったら
「あの!私の方が先でした!隣の席が空いているので移ってください!」
「嫌同時だろう。そっちが移れよ俺は、この席に愛着を持っているんだ。この席で何度もテストに挑んだ相棒みたいなものなんだよ」
とシクシク泣いたフリをして同情を得る作戦。ついでに泣き虫だと思われて影で人を殺す男じゃないと思わせる作戦の二つを発動した。
「そこまで愛着を持っているなんて、それでも関係ありませんが今日は譲ります」
そう言うと俺の向かい側の席に座った。俺はメモを見ながら昼食を取っていると、
「上手いな。ふむふむ成程ここを動かそうとすると詰みになるんだ。ムシャムシャ」
「おい、上杉が女子と食ってるぜ?」
「美味い。ここは角を動かすとやはり詰みだ。ムシャムシャ」
「でもこれさ、付き合うカップルじゃなくて、これから別れるカップルみたいじゃないか?」
「美味い、美味しい美味しい。次は金を動かして飛車で動かしてダメだ。詰めないからこうだ。詰んだ」
俺は何度も詰将棋をメモで見ながらして答えを見つけていて彼女の声や他の音声なんてセミがうるさい騒音にしか聞こえなかった。
「ご馳走様」
と言って出て行き紙がひらひらと落ちたが気にしなかった。