我が友、時雨は目が赤い 作:ワレオオバ
深海棲艦の攻勢から一ヶ月。
深海棲艦は撃退されて侵攻は止み、海軍は小康状態に入った。
霊気は消耗品であり、大規模侵攻で負の霊気を大量に消費した深海棲艦は当分の間、大きな動きは起こせない。
既に陸地に近い霊脈は全て海軍が抑えているから、深海棲艦は効率の良い遠征を行えずただひたすら資材の自然回復を待っている状況だ。
そもそも深海棲艦に遠征の概念があるかは知らないけど。
そんな訳で、海軍は大規模侵攻の後は決まって結構長めの休暇を取れるようになる。
鎮守府のみんなも順番に休みを取っては思い思いの休みを過ごしている。
ボクもどうせならどこかに出かけたいとは思うんだけどね。
◇◇◇
今日も今日とて提督の私室。
休みだと言うのに提督ときたらお布団でぐっすりとは、全くサービス精神がなってないね。
「やぁ、提督、調子はどうだい?」
「時雨か、悪くはない」
のそっとベッドから上半身を起こしてそう言う提督の額に手を当てる。
コレ、本当にアテになるか分からないけど、まぁ、普通か熱いかぐらいは分かるのかな。
うーん、熱い……かも?
「時雨の手は冷たいな」
「それは提督の顔が熱いのさ。まぁ、ボクの手が冷たいって感じるのなら体調は完全じゃないね」
働きすぎか、どこかから貰ったのか、せっかくの休みなのに提督は風邪気味。
まぁ、それは仕方ないよ。
ところが真面目な優等生な提督は私室で巣篭もりと来た。
その行動は正しいけど正しくないね。
せっかくの!
連休!
なんだよ!?
「そうかもしれない。俺は部屋で大人しくしているから、長鯨か誰かとどこかに遊びに行くと良い」
「いやいや、そこは一緒に映画でも見ようぐらい言わないと」
「風邪が移ったら悪い」
「艦娘は丈夫だから気にしなくて良いよ」
「だが」
「ほら、そんな事より水分取って」
ごねる提督にコップを持たせて黙ってもらう。
「それにもう遅いよ。朝ごはんの時間過ぎちゃってるから外出組はもう出ちゃってるし」
地方のバスなんて1時間に一本程度、あらかじめ予定を立てておかないと待ち時間がいっぱいで時間が勿体無い。
「提督が車を出してくれるなら外出するのもやぶさかでは無いけどね」
艦娘は見た目の観点から、明確に大人と分かる体型の艦娘以外は市街地で車等の運転は禁じられている。
「それは本末転倒だろう」
「なら大人しくしててよ」
「元からそのつもりなんだが……」
「ボクもこのつもりなんだけど? はい、朝食だよ。おにぎり。梅干し、おかかに沢庵。どうせちゃんとした物食べていないんでしょ?」
「……そうだな」
「はい、お茶も、おかわりどうぞ」
「すまない」
「いいって、ボクと提督の仲じゃないか」
提督の食事を用意して、テレビを付けて、ビデオデッキにDVDを入れる。
「映画借りてきたんだ『Assassin"s train』って日本の電車で殺し屋がドンパチする映画だって」
「なぜ日本?」
「ボクも知らない、作った人に聞いてよ」
「……。……永遠の謎だな」
「あ、提督、隣失礼するよ」
「椅子なら「ベッドの横も空いてるよ」
「…。ああ」
「ほら、映画始まるよ」
提督のベッドの横に腰掛ける。
テレビに向かって横向きになるから少し足が邪魔だね。
ゆっくり提督の邪魔にならないように提督の足に倒れて頭を乗せる。
足も浮いて楽だし、枕も具合が良い。
「時雨、今食事中なんだが」
「提督は上品だから大丈夫だよ」
「何が大丈夫なんだ」
提督は布巾で手を拭くと、ボクの頭を撫でた。
時雨=サン
練度53+46
「楽しいはとにかく何かやればいいってものでもないんだよ。何もしなくても良い時もあるのさ」
シチュエーションが乏しすぎる
文量もこれじゃ漫画の下書きじゃないか(理性)
脳が枯れている、ただの干物のようだ。