残酷な真実 滅ぶべきはモンスターなのかそれとも・・. 作:tuunibyo
教えられた港につくと今まで見たことない船が停泊していた。あれが潜水艇なのだろうか?にしては、普通の船とかわらないが・・・
「あの〜海底都市にはここからいけますか?」
もしかしたら違うのかもしれないが聞いてみた。
「ああ、この潜水艇でいけるさ。でも、その前にこいつをつけな」
港の人から口を覆うマスクを渡される
「そいつは酸素を圧縮して溜めておける特別製だ。昔は仮面タイプだったが、今は軽量化に成功してな。オシャレだろ?」
「旦那さん、僕達ももらったニャ!アイルー用もあってよかったニャ」
相棒達はすでにマスクをつけて待機していた。若干怪しみながらもマスクをつける。
「さあ、いくなら船に乗りな!出航するぞ」
私は急いで乗り込む、すると潜水艇?は潜行をはじめた。
えっ?このままいくの?
シールドがでると予想してたが見事に裏切られた。海に完全に潜るとマスクの性能に驚かされた。マスクを中心に薄い空気の膜が展開され海中のはずなのに地上と同じ感じだ。視界もよい・・・こんな技術があったなんて。
「俺たちの先祖が発明したんだってよ。大海龍に対抗するために作られた軍事用だったって話だぜ。皮肉だよな〜それが今や生活になくてはならないものになってるなんてな。」
乗組員が教えてくれたが、私は軍事用の点に引っ掛かった。大海龍に対抗する・・・本当にそうなのだろうか?
まぁ、今はまだね・・・それよりも海の中の光景に目がいってしまう。地上にある岩山よりもっと大きな岩礁、海中洞窟の入り口、そして何よりルドロスをはじめとする生物や珊瑚が広がる光景につい見惚れてしまう。
「旦那さ〜ん、あのお魚さんの群れ見てニャ!すごいニャ!捕まえられそうだニャ!」
相棒達も相当楽しそうにしている。その光景を微笑ましく見ていると
どこからか微かに声が聞こえてきた
マモナクフッカツ・・ニンゲンユルサヌ
禍々しい感じの声がする。しかし、私以外には聞こえていないようだった。海底都市にいけばわかるかな?
いくばくかの刻がすぎようやく海底都市に停泊した。
「さあ、ついたぜ。」
船の乗組員の人にお礼をいいながら私は海底都市に入っていった。
都市全体が薄い空気の膜で守られているようで中は地上と変わらない。
地上の集落とは違い神秘的で静かな感じであった。
「ニャ?旦那さん、あのおっきい槍は何かニャ?」
中央広場の建物には撃龍槍が備え付けられている。しかもかなり巨大なものだ、大海龍クラスにしかつかわないであろうものがなぜ街中に?
そして、私は海底都市の迎撃隊屯所にきていた。実はここには以前私がバディを組んでいた狩人がいるからだ。
隊舎に着くとその彼が出迎えてくれた。
「久しぶりだ。元気にしてたかい?」
「おかげさまでね。元気よ」
なんでもない会話を交わす。彼はただこの地に来たのではない、古より伝わる黒龍伝説・・・海底火山の化身ともよばれる龍の調査のためにこの地に派遣されているのだ。
「ここにくる前に海底で妙な声を聞いたのだけれどこちらでは何がつかんでいるのかしら?」
彼は少し驚きながら「中で詳しい話を聞かせてくれるか?」と問いかける。
「旦那さん・・いっちゃうのかニャ?おやすみなんだから休まないとダメだニャ。」
相棒達も心配しているのか不安そうだ
「大丈夫よ、友達と少し話をしてくるだけだから。」
そういい聞かせて私は隊舎に入っていく。海底の神秘、そして秘められた恐怖、私はこの地で知ることになる。その一端を・・・