アイゼンヴァルトによるギルドマスターの定例会を狙ったテロ事件は、一躍大ニュースとなり国中に知れ渡った。
ま、結構な重大ニュースだが、俺達の日常は平常通り。
俺は、のんびりダラダラと、
祐一「ガンバレヨー、ナツ、殺されないようになー」
ナツ「うるせー‼」
酒を飲みながら、ナツVSエルザを観戦していた。
アイゼンヴァルドと一戦やらかす前に、ナツがエルザと約束していたこと。
それが今のこの状況だ。
エルザとの一騎打ち。
昔っからボコボコにされている身としては、いい加減勝ちたいのだろう。
ま、不可能だが。
ナツも決して弱くはないが、それでもエルザと比べるとやはり大きな差がある。
相手が悪い。
・・・・・チート能力を持つ俺でもエルザやギルダーツと戦う時は冷や汗掻くもの。
出来れば喧嘩は遠慮したい相手だ。
チートの俺が言うのもあれだが、アイツらってバグなんじゃないだろうか?
ルーシィ「ちょ・・ちょっと、本気なの二人とも!?」
ミラ「あら、ルーシィ」
ようやくというか、観戦しにやって来たルーシィとグレイ。
この決闘の事を忘れていると思われるルーシィを、グレイが呼びに行ったのだ。
エルフマン「本気も本気。本気でやらねば漢ではない‼」
ミラ「エルザは女の子よ」
マックス「怪物のメスさ」
祐一「お前、エルザに殺されるぞ?」
マックス「言うなよ、絶対!」
祐一「分かった。おーいエルザ‼ マックスがエルザのこと怪物のメs――――」
マックス「――――言うなっつったよな!?」
いや、お約束と言うかね?
ルーシィ「だって最強チームの二人が激突したら・・・・」
グレイ「最強チーム? 何だそりゃ」
ルーシィ「アンタとナツとエルザじゃないっ‼ フェアリーテイルトップ3でしょ⁉」
グレイ「はぁ? くっだんねぇ‼ 誰がそんな事言ったんだよ?」
グレイが鼻で笑った瞬間、ミラが手で顔を覆ってサメザメと泣き出した。
グレイ「あ・・ミラちゃんだったんだ・・・・・」
祐一「泣ーかした泣ーかした、グレイがミラを泣ーかした」
グレイ「う、うるせぇよっ‼」
祐一「せーんせーいに言ってやろー」
グレイ「子供かっ⁉」
心は少年のつもりだ。
エルフマン「確かにナツやグレイの漢気は認めるが・・・最強と言われると黙っておけねぇな。フェアリーテイルにはまだまだ強者が大勢いるんだ。俺とか」
さり気に自己アピールすんな。
レビィ「最強の女はエルザで間違いないと思うけどね」
ジェット「最強の男となると、ミストガンやラクサスもいるし」
ドロイ「ギルダーツも外す訳にはいかねーな」
祐一「俺も外すなよー」
ジェット&ドロイ「「アーハイソウデスネー」」
祐一「おい、何だその棒読みは?」
ジェット「いや、だってなぁ・・・」
ドロイ「祐一ってあんまり強そうじゃないっていうか・・・」
祐一「・・・一応S級魔導士なんだが、俺」
アレか、ビジュアルのせいか?
別に強そうでもなければイケメンでもないからか!?
確かに初見の敵には大抵ナメられるが。
ミラ「私はただナツとグレイとエルザが一番相性がいいと思ったのよ」
ルーシィ「あれ? 仲が悪いのが心配って言ってませんでした?」
まぁ、昔っから喧嘩してはボコボコにされてた関係だし、相性は・・・・・・アレ、悪いんじゃね?
エルザ「こうしてお前と魔法をぶつけ合うのは何年ぶりかな・・・」
ナツ「あの時はガキだった‼ 今は違うぞ‼ 今日こそお前に勝つ‼」
エルザ「私も本気でいかせてもらうぞ。久しぶりに自分の力を試したい・・・全てをぶつけて来い‼」
エルザの魔法、換装。
それは別空間にストックした武器や鎧を自在に取り出して、装備を変更する魔法。
今回エルザが換装した鎧は、炎帝の鎧。
耐火能力を備えた鎧だ。
ナツが使う魔法は、炎の滅竜魔法。
相性は最悪と言っていい。
それを観たハッピーは、
ハッピー「やっぱりエルザに賭けていい?」
ルーシィ「なんて愛の無い猫なの‼」
賭けを取り締まってるカナに金を出して、エルザに賭けだした。
ルーシィ「あたし、こーゆーのダメ‼ どっちも負けてほしくないもん‼」
祐一「わりと純情だな」
グレイ「そーいや、お前どっちに賭けたんだよ?」
祐一「グレイは?」
グレイ「んなもんエルザに決まってんだろ」
祐一「そりゃそうか」
グレイ「んで? お前は?」
祐一「評議院の使者が止めに入って中断に一票」
グレイ「はぁ? んだそりゃ?」
俺の賭けに訳が分からないとグレイは声を上げた。
ま、そりゃそうだろうな。
大穴とかそんなレベルじゃないし。
原作知識があるが故の賭けだし。
マカロフ「始めいっ‼」
試合が始まった。
ナツの炎を纏った打撃を、エルザは紙一重で避けて、ナツに剣を振るう。
その斬撃を身を捻って避けるが、繰り出した足払いでよろめき、ナツが倒れる。
が、口から吐き出す炎の吐息がエルザを襲う。
しかしそのブレスも、エルザには避けられてしまう。
互角の戦いに見えるが、やはりエルザの方が有利のようだ。
まだナツはエルザに一撃も与えていない。
とはいえ、まだ試合は始まったばかり。
これからこれから・・・と、何も知らなかったら、俺はそう言っていたんだろうが、
「そこまでだ」
手を叩き、突然やって来た来訪者に、皆の注目が集まる。
「全員その場を動くな。私は評議院の使者である。先日のアイゼンヴァルドテロ事件において、器物損壊罪他10件の罪の容疑で、エルザ・スカーレットを逮捕する」
エルザ「え?」
ナツ「何だとぉおぉぃっ⁉」
突然の事に騒然とする一同。
祐一「賭けは俺の勝ちだな」
ルーシィ「言ってる場合⁉」
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なんかこの主人公チートなだけで個性があんまりないなぁ・・・どうにかならんかな。