ルーシィ「デリオラを倒す? それがアイツの目的なの!?」
今起きてる事件の首謀者『霊帝』がいる遺跡へ向かう俺達は、事件の詳細をグレイから聞きながら走っていた。
・・・・ホントは依頼にはあまり関係ないんだが、まぁ、それは言わない方向で。
走ってる間、グレイはリオンや自分の事を語るが、俺はその辺知ってるから適当に聞き流すことにした。
・・・というか、聞き流して他の事に意識を向けたい。
何故ならば、なんか妙な気配が遺跡の方から発せられているからだ。
最初はデリオラかとも思ったが、違う。
・・・・まさか、転生者か?
気配が何処となく、今まで出会ってきた転生者と似ているモノがある。
今までは視認すればそいつが転生者だと分かったが、今ではある程度の距離なら気配を察知できるようだ。
しかし、転生者か・・・面倒なことにならなきゃいいが。
ルーシィ「あれ? 何か遺跡が・・・傾いて・・・・・・る?」
ハッピー「どうなってんだああぁぁぁぁぁっ!?」
祐一「どうなってるってなぁ・・・・・?」
レッド「うん。一つしか理由ねぇよな」
グレイ「ナツだな。どうやったか知らねぇが、こんなデタラメするのはアイツしかいねぇ」
いや、フェアリーテイルの皆わりかしやるだろ、あーいうこと・・・。
いっつも損害の請求とか来てんだし。
まぁ、今回のコレは問題ないが。
月の光がデリオラに当たらないし、あの遺跡を壊して誰かに怒られることも無いし。
「見つけたぞ、フェアリーテイル‼‼‼」
ルーシィ「うわっ、何か来たああぁぁぁぁぁっ!?」
傾いた遺跡に呆れていると、何か変な覆面とローブを着た珍妙な集団が茂みから出てきた。
・・・なんて趣味の悪い格好だ。
俺がいかにも雑魚な奴等だなぁとどうでもいい感想を抱いていたら、エルザが一歩前に出て、
エルザ「行け。ここは私に任せろ」
グレイ「エルザ・・・」
エルザ「リオンとの決着をつけてこい!」
やったら男前なことを言いやがった。
男よりも漢らしい!
レッド「さすがエルザだ!」
ハッピー「オイラ達に出来ないことを平然とやってのける!」
祐一「そこに痺れる憧れるううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ‼」
ルーシィ「アンタら、仲良いわね・・・・」
お約束だからな!
◆◆◆
雑魚との戦いはエルザとルーシィとハッピーに任せて、俺はグレイとレッドと共に遺跡へ侵入する。
すると、上の方から五月蠅い音が聞こえてくる。
戦闘音か。
祐一「かなり上の階で戦ってるみたいだな」
グレイ「そうだな」
取りあえず階段を探す俺達だったが、
祐一「・・・グレイ、お前一人で上に行ってくれ」
グレイ「あん?」
俺の突然の言葉にグレイは動きを止める。
元々一人で決着をつけるつもりだったからか、特に戸惑いとかは無い。
俺が向ける視線に合わせてグレイも視線を向けると、俺の言った事の意図を組んだ。
グレイ「一人で大丈夫か?」
祐一「誰に言ってんだよ。それに、ひとりじゃねーよ」
レッド「俺もいるぞ!」
グレイ「・・・そうだな」
「先に行く」と、グレイは通路を進んで行った。
グレイの姿が見えなくなって、ようやくソイツは姿を現す。
祐一「態々アイツが行くのを待ってたってことは・・・俺に用か?」
「まぁね。てゆーか、アンタも私に用があると思ったんだけど?」
俺の目の前に現れたソイツは、今まで出会った転生者・・・ルーチェや悟空と同じ気配。
間違いなく俺と同じ転生者だ。
エリザ「エリザベス・マスタング。それが私の名前よ、よろしくね」
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