第21話 幽鬼の支配者
マグノリアの街
ナツ「帰ってきたぞおおぉぉぉぉぉぉぉぉ‼」
ハッピー「来たぞおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ‼」
祐一「うるせー」
ガルナ島の一件が片付き、俺達はマグノリアに帰ってきた。
ま、転生者がいたこと以外は、基本的には原作通りの流れだったな。
グレイ「しっかし、アレだけ苦労して報酬は鍵1個か・・・・」
ハッピー「せっかくのS級クエストなのにね」
エルザ「正式な仕事ではなかったんだ。これくらいが丁度いい」
ルーシィ「そうそう、文句言わないの‼」
ハッピー「得したのルーシィだけじゃないか~・・・売ろうよ、ソレ」
ルーシィ「何てこと言うドラネコかしら‼」
今回の依頼で得た報酬・・・金の鍵。
それは星霊を呼び出すことが出来る黄道十二門の鍵だ。
コレは世界に12本しかない超が付くほどの貴重品にしてマジックアイテム。
それを売ったら大層な金になるだろうな。
ま、俺も処女宮の鍵を持っているが、当然売る気はない。
ルーシィが今回手に入れたのは、人馬宮のサジタリウス。
・・・・正直、ビジュアルは微妙である。
正確は真面目なんだがな。
エルザ「さて・・・早速だが、ギルドに戻ってお前達の処分を決定する」
その言葉に、ナツ達はビクリと身体を震わせた。
ユウイチ「ま、俺らとしては今回の件は厳重注意くらいでいいんだが、違反は違反だ。ジジイから何らかの罰則があると思っとけよ」
レッド「多分、アレやらされるんじゃねーかなぁ・・・・?」
ルーシィ「アレ?」
グレイ「まさかアレか!? アレじゃねーだろうな!? ちょっと待て! アレだけは二度とやりたくねぇ‼」
ルーシィ「アレって何っ!?」
グレイの狼狽え様に、ルーシィがビビりだす。
ナツ「気にすんな!「よくやった」って褒めてくれるさ、じっちゃんなら!」
ルーシィ「すこぶるボジティブね」
エルザ「いや、アレはほぼ決定だろう。ふふ・・・腕が鳴るな」
今まで陽気だったナツの顔に、ダラダラと嫌な汗が流れだした。
そしてバッと駆け出そうとするが、直ぐ様ガシィッとエルザに襟首を掴まれてしまう。
ナツ「嫌だあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼ アレだけは嫌だあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼」
ルーシィ「だからアレって何いいぃぃぃぃぃぃぃ!?」
ユウイチ「ま、諦めろ」
レッド「うん。もうどうにもなんねーよ」
ルーシィ「何されるの!? ねぇ!?」
ユウイチ「俺達の口からはちょっと・・・・」
レッド「アレは惨いからな・・・・・」
ルーシィ「だから何されるのよおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」
知らぬが仏だ。
ズルズルと、暗い顔をするナツ達を引き摺って俺達はギルドへと戻るが、
「・・・・・」
「・・・・・」
すれ違う街の人達の視線が此方に向き、何かを囁き合っているのが見える。
あー・・・そういや、そろそろファントムロード編に入るのか。
エルザ「何だ・・・? ギルドの様子がおかしい・・・・」
ナツ「ん?」
ギルドに近づくにつれて、その様子がハッキリと見える。
ルーシィ「な・・なに?」
グレイ「これは・・・・・・」
帰ってきたその場所には、幾つもの巨大な鉄柱のようなモノでギルドを貫かれた、俺達の家があった。
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