書いて欲しそうな人多かったので書きました。曇らせてイチャイチャして曇る話です
この話見なくても本編に影響しないので、見たくない人は見なくても大丈夫です。
「せんせー、いるー?」
「ああ、ごめんミカ。どうしたの?」
その日は《シャーレ》の"先生"に呼ばれ、資料室で書類の整理を手伝っていた。
終わったので、事務所を覗きに来たら、先生はまだデスクに向かって作業していた。デスクの上には、まだ大量の書類が積まれている。きっと、今日も徹夜するのだろう。私が手伝えれば良かったんだけど、書類仕事はてんでダメだ。この手の仕事は、むしろミサちゃんが得意で、私の仕事もよくミサちゃんにやってもらっていた。
「どうしたの、じゃないよー。言われてた書類の整理終わったよ」
「ああ、そうだったんだ。ごめんね、せっかく手伝いに来てもらったのに、大したおもてなしも出来なくて」
「ううん、大丈夫だよ。先生が忙しいのは、ちゃんと分かってるし。それより、ちゃんと寝てる?目の下のクマすごいよ?」
実際、何度か過労で倒れてると、他の生徒に会ったときに聞いていた。前からワーカーホリックなところはあったらしいが、最近は特にオーバーワーク気味らしい。
「他の生徒達にもよく言われるから、この仕事が片付いたらちゃんと寝るよ」
「もう!仕事はまたできるんだから、先に寝ようよ!」
「あはは……わかってるんだけどね。ただ……」
「ただ?」
「私がもっと上手くやれていれば、トリニティはもっと良い結末があったんじゃないかって」
「先生……」
先生はやさしい。やさしいが故に悩むのだろう。トリニティを退学になった私のために、《シャーレ》で保護してくれたのも先生だ。そんな先生のために、何かしてあげたいけど、私は事務仕事なんて全然できない。出来ることと言えば、戦うことだけだ。ミサちゃんなら、きっと上手く仕事回せたんだろうなぁ。
「……あ、ごめん先生。そろそろ時間だから……」
「もうそんな時間だったんだ。こんな時間まで付き合わせちゃって、ごめんね」
「ううん、全然大丈夫だよ!先生のためだからね!でも、早く帰らないとあの子が心配するから」
時計を見ると、短針が6を回ろうとしていた。そろそろ帰ってあげないと、あの子に怒られちゃう。
「……ねぇ、ミカ。その……ミサは……?」
「あ、うん。普段は過ごせてはいるんだけど、やっぱりたまに泣きそうな顔したり、何もせずにジッとすることもあって……」
「そう、なんだ……」
先生はミサちゃんの話題を出すと、いつも暗い顔になる。先生のことだから、生徒が心に深い傷を負ってしまったのは、自分のせいだと思ってるのかもしれない。そんなことはないだろう。ミサちゃんも口には出さないが、先生には感謝しているはずだ。
「大丈夫だよ。時間が経てば、ミサちゃんも立ち直れるよ。そしたら、また4人で遊びに行こうねって約束もしてるから!」
「……っ。そっか……。今日は、ミカの元気そうな顔を見れてよかった」
「うん!私も先生の顔見れてよかった☆じゃあ、またいつでも呼んでいいからね~!」
そう言って私は《シャーレ》を後にした。帰宅の道すがら、思うのはミサちゃんのことだ。セイアちゃんとナギちゃんが死にかけたあの事件。私が犯した罪を、ミサちゃんがすべて背負ってしまった。心無い言葉を浴びせ掛けられ、裁かれたミサちゃんは心に深い傷を負ってしまった。そんなミサちゃんを庇い、私も退学同然となったところを《シャーレ》の"先生"が退学を一時保留とし、《シャーレ》で保護してくれた。一時保留とは言うが、事実上退学扱いで学園にも今は通っていない。一応、籍は残っているらしいが卒業までの残りを《シャーレ》で過ごすことになるだろう。
そんな私たちの家も、今はトリニティではなく、《シャーレ》のあるD.U.地区にある。ミサちゃんが自費で購入した一軒家だ。今はこの家に、二人で住んでいる。
「ただいまー」
「―――ミカ!おかえり!」
家に入った途端に、ピンク色の塊が腹に突貫してきた。よく見たら、ミサちゃんだった。ミサちゃんは腰に手を回して私に抱き着いており、顔をすりすりと擦りつけて来ていて小動物みたいだった。
「もう、ミサちゃん。急に飛びついてきたら危ないよ!」
「えへへ、ごめんなさーい」
そう言いながらも、ぐりぐりと頭を腹に押し付けてきているので、満足するまでされるがままになっておいた。
「ミカ、ご飯出来てるけどどうする?先にお風呂にする?そ、それとも、私……なんて、きゃー!」
言っちゃったー、と顔を赤くするミサちゃんにムラッと来たが、なんとか抑える。やはり、お楽しみは最後に取っておきたい。
「うーん、先にお風呂入りたいなー」
「そ、そう……」
露骨に悲しそうな顔をされると、襲いたくなるからやめて欲しい。この子のこういうところは昔から変わらない。
「ほら、ミサちゃんお風呂一緒に入ろ?」
「う、うん!あ、お風呂に入る用意してくるね!」
嬉しそうに駆けてくミサちゃんを見送り、ホッと一息吐く。今日は結構元気そうでよかった。その後、ミサちゃんとお風呂で洗いっこした後、ご飯を食べた。
「ふー、お腹いっぱい」
「ふふ、お粗末様でした」
ミサちゃんの作るご飯はすごくおいしい。家のことは全部やってくれるし、ベッドの上ではエッチだし、私には勿体無いくらい出来たお嫁さんだ。
「そういえばね、この前セイアちゃんとナギちゃんと会ったよ」
すると、ガシャン!とガラスの割れる大きな音が響き渡る。音はミサちゃんのいるキッチンからだった。
「え!?何の音!?ミサちゃん大丈夫!?」
「―――あ、大丈夫!ちょっと、お皿落としちゃっただけだから!」
「……ホントに大丈夫?」
「うん……ガラスが飛び散って危ないから、キッチン入ってきたらダメだからね!」
そう言いながら、ちりとりと箒を持って掃除し始めた。ミサちゃんがそういうなら、きっと大丈夫だろう。
「……ねぇ、ミカ。セイアとナギサは、元気……だった?」
「うん?結構元気そうだったよ。私たちが抜けた穴を埋めるのに忙しいって、嘆いてたよ」
「そっか……それなら、よかった」
少しして、キッチンの方からすすり泣くような声が聞こえて来て、慌ててキッチンに入るとミサちゃんが膝を抱えて泣いていた。
「ミサちゃん!」
「あ、ミカ……っ」
私を見たミサちゃんは、そのまま私の胸に飛び込んできた。私は飛び込んできたミサちゃんを受け止め、何も言わずそのまま頭をゆっくりと撫でる。ミサちゃんが甘えたいときに、いつもやっていたことだ。こうすると、ミサちゃんは落ち着く。
「ぐすっ、ごめんねミカ。いつもいつも、こんな私で」
「ううん、大丈夫だよ。ミサちゃんにはいつも助けられてるから、これぐらいならお安い御用だよ」
「うん、ありがとう……」
そのままの状態で、ジッとしてるとミサちゃんがもぞもぞと動く。
「ん?ミサちゃん、どうしたの?」
「あ、その……ミカ、このままシない?」
ミサちゃんは顔を赤くしながら、上目遣いで足をモジモジと擦り合わせており、すごく煽情的だ。思わず、ゴクッと生唾を飲み込んでしまった。
「―――ッ。じゃ、じゃあベッド行こうか」
「う、うん。お願いします……」
その場で押し倒さなかった私を褒めて欲しいくらい、ミサちゃんの誘う姿は刺激が強すぎた。
寝室に移動して、二人が寝転がっても全然余裕のある、キングサイズのベッドにミサちゃんを寝かせる。
「ミカ……ん……」
期待に潤んだ瞳に、我慢できずミサちゃんにキスする。何度もキスしながら、ミサちゃんの白くてかわいいその肢体に手を這わせていく。キスをしながら手を這わせると、その度にビクビクと反応してくれるのが嬉しくて、何度もしているとミサちゃんに止められる。
「ミ、ミカ、あの……こっちも……」
そう言ってミサちゃんは、服の上をめくっておっぱいを露出させる。あまりにもエッチな仕草に興奮してしまう。
「ミサちゃんのおっぱい、昔はぺったんこだったのに大きくなったね」
そう言いながら、ミサちゃんのおっぱいを軽く持ち上げる。今はCカップって言ってたけど、Dはありそう。
「んんっ、ミカが育てたんだよ?」
「ふふっ、そっかぁ、私の手で育てたんだと思うと、愛しさも増しちゃうね。あむ」
「ひゃあっ!?」
白くて丸いお山の上で主張していたサクランボを口に含むと、ミサちゃんの腰が浮き上がる。口に含んだまま、口の中で転がすと嬌声を上げて感じていた。そのまま、もう片方のサクランボを空いてる手で押し潰すと、体を弓なりに反った後、ベッドに体を投げ出す。
「はぁ……はぁ……」
「……ぷは、ミサちゃん。かわいい♡」
「ミカ……私もう……」
ミサちゃんは、視線を自身の下腹部に移す。触ると、すでに大洪水だった。
「……あれ?ミサちゃん、下履いてなかったの?」
「あ……その、今日はミカにして欲しかったから……」
先に脱いでいたと?私の嫁エッチ過ぎない?もう我慢できない!
「ミサちゃん!」
「あ♡ミカ、私の中に来て♡」
私とミサちゃんはその後も体を重ね続けた。
◇
激しい情事の後、疲れ果てて眠ったミカ。シーツを引き寄せて、ミカの身体に掛けた後、私もシーツに潜り込んで、ミカに体を寄せる。そして、ミカの安らかな寝顔を見てホッとする。
……トリニティで起こった一連の事件、エデン条約編で私は失敗してしまった。セイアは死んでしまい、ナギサは今も目を覚まさない。ゲマトリアのベアトリーチェは倒すことが出来たが、ミカは罪の意識に押しつぶされ精神を壊してしまい、記憶に蓋をしてしまった。ミカは今もセイアもナギサも無事でいると思っている。時折、何も無いところに話しかけて、「セイアちゃんとナギちゃんとお話してた」と笑顔で話すミカに、真実を告げることなんて出来なかった。
「ん……んぅ……ミサ、ちゃん」
「ミカ……」
抱きしめてきたミカに対し、私も抱きしめ返す。
世界はミカにやさしくなかった。この世界のどこにも楽園なんてない。でも大丈夫だよ、ミカ。驕り高ぶった傲慢な神々も、ミカを救えなかった無能共も、ミカを傷つけるすべて、全部、全部―――
―――壊してあげるから
解説することは、ないッ!!!
解説入れると、本編のエデン条約編のネタバレ盛沢山になっちゃうから、仕方ないね。感想等で、考察する分には面白いのでどうぞ!
一つだけ捕捉を入れると、この世界はこの後ミサちゃんテラーが一晩で滅ぼしました。
感想返しってしたほうがいい?
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