常設になった百鬼イベ見たら、アスミスだしイズナほしいなーってなって10連だけ回したけど出なかった。代わりにすり抜けでミモリ引いた。まさか、ピンクを吸い寄せてる……?
不忍ガチャは次のガチャ情報来るまで見送りで……。でもカエデ気になる。イロハ?すり抜けでもう持ってます。
今回の話は短い。次回も短い。
「トリック・オア・トリート!」
「……」
秋も終わりかけの休日。いつも通り、ミカが来たのかと思って玄関を開けたら、これだ。魔女っ娘衣装に身を包んだミカは、大変かわいらしい。でも、原作を思い出してすごく反応に困る格好はやめろ。
とりあえず、見なかったことにしよう。
「あー!?待って!閉めないで!」
「……はぁ、その恰好は何?」
「何って、ハロウィンだよ☆トリック・オア・トリート!」
手に持った星形の小さな杖を振り回しながら、何かを唱えるミカ。やばい、寝起きで頭が働かない。
「……んー?」
「ミサちゃんお菓子ちょうだい!」
「この前ミカが全部食べたので無い」
「あ、あれー?そうだっけ?」
そうだっけ、じゃないが。お前が昨日遊びに来た時、家にあったものをもりもり食べたんじゃねえか。
「お菓子が無いなら、いたずらされても仕方ないよねぇ?」
ミカが悪い顔になったのを見て、罠だったことを悟る。まさか、そのために!?
「ミカ!お前、ハメやがったな!?」
やたら、菓子要求してきたと思ったら、そういうことか!
「ふっふっふっ、逃げられないよ!おとなしく、いたずらされて!」
「ちょ、ま、うわぁ!?」
すごく楽しげなミカに押し倒され、服を全部脱がされた。
「じゃあ、はい。お着替えしましょうね~」
「ミ、ミカ……ストップ……それ以上は、やめ―――!?」
「かーわいー!!ミサちゃん!すっごくかわいいよ!!」
「うぅ……しにたい」
ミカの着ている、魔女っ娘のバージョン違いみたいな服を着せられた。ミカはスカートだが、オレが履いてるのはかぼちゃ色のかぼちゃパンツだ。しかもサスペンダーでへそ出しって、誰だ考えたの!?
ミカはというと、オレの周りでスマホカメラのシャッターを切っている。
「あ、これナギちゃんにも送るね」
「はぁ!?ちょっと待て!」
「待たなーい」
静止もあえなく、送信されてしまった。ナギサにまでこの姿が、いっそ殺してくれ……。
「あ、爆速で返信来た!『大変可愛らしくて、癒されます』だって!よかったね、ミサちゃん!」
「ソウデスネ」
それを聞かされて、オレは一体どんな顔で、明日からナギサと顔合わせればいいんだ。
「……はぁ。それで?今日はこの格好のまま家で遊ぶのか?」
「ううん、せっかくだから外行くよ!」
外行くよ。外行くよ。外行くよ。
「……え?この格好で?」
「もっちろん!じゃあ行っくよ~!」
「ま、ままま、ま―――!?」
抵抗空しく、この格好のまま連れ出されてしまった。
「トリック・オア・トリート!ほら、ミサちゃんも!」
「ト、トリック・オア・トリート……」
「わぁ!かわいい魔女っ娘姉妹だ!はい、これトリート」
「ありがとー!」
ばいばいーと手を振るミカと去っていくトリニティ生を、赤らめた顔で眺める。
「見て見て!もうこんなに集まったよ!」
「ミ、ミカ、恥ずかしいからもうやめない……?」
「えーやだ」
「うぅ」
外に出たオレたちは、あれから道行く人に話しかけてはお菓子をねだってる。お菓子を持ってない人は、ミカの手により油性マジックでいたずらだ。『いっぱいお菓子貰って、ナギちゃんに自慢しようね!』と言っていたが、いつまで集める気なのだろうか。
オレはというと、色んな人にジロジロと見られて恥ずかしいので、ミカの後ろに隠れて縮こまっている。
「やっぱり、オレの格好が変だからみんな見てくるんだぁ!」
「そんなことないって!ミサちゃんが可愛いからだよ!」
「か、かわいくないもん」
ミカはずっとオレのことを、かわいいかわいいと言ってくるが、どうみてもミカの方がかわいい。自分の顔面偏差値の高さを、自覚してほしいもんだ。そもそも、男っぽいヤツにかわいいなんて言うなんて、どういう感性してるんだ。
ちなみに、何度か逃走を試みたが、ミカに手を繋がれているため全て失敗に終わった。
「じゃあ、次の獲物もといお菓子をくれそうな人に話しかけに行こう!」
「まだやるのか!?」
ミカに手を引っ張られ、街のあちこちを走り回る。
……ミカって、どうしてオレなんかに構ってくれるんだろう。自分で言うのもアレだけど、愛想悪いし、口調は乱暴だし、かっこよくないし、それに……すぐ人を傷つけるような最低なヤツなのに。
「……」
「……?ミサちゃん?」
繋いでいた手を引っ張って、ミカを引き止める。やっぱり、今聞いておいた方がいいと思ったからだ。
「なぁ、ミカってなんでオレにそこまでやさしくしてくれるんだ?」
「えっと……?」
ミカはキョトンとした顔で見ていた。質問の意味が分からないってことだろう。
「オレなんて、良い所無いし、迷惑掛けてばっかだし。5年生になったときなんて、ミカに酷いことしたのに、どうして……」
そうだ、ずっと気になっていた。あの頃のオレは、誰からも腫れもの扱いで話しかけようとする人なんて、一人もいなかった。いなかったのに……。
「どうして、オレに話しかけようと思ったんだ?」
「えっと……あはは、私ってバカだからさ。もしかしたら、よく分かってないんじゃないかなって」
「違う。ミカはバカじゃない」
はぐらかそうとするミカに、真っ直ぐと目を見つめて言った。
「バカなら、オレが戦うのが嫌いなんて見抜かないし、近寄っても来ない」
「ミサちゃん……」
「知りたいんだ。ミカのことを、もっと」
今までは、ずっと誰かにオレを知ってほしいって思っていた。でも、今は弱いオレを見つけてくれたミカのことを知りたいって、思うようになった。初めて、誰かのことを知りたいって思えたんだ。
去年の、あの雪の日からそう思ってミカを見ていたけれど、ミカはあまり自分のことを話してくれない。その上、本心を隠すのも上手くて、ミカが本当はどう思っているのか何も分からなかった。
だったら、直接聞くしかない。
「……別に、隠してるわけじゃ無かったんだけど、いざミサちゃんに言おうと思ったら、なんて言えばいいか分からないんだよね」
あはは、と頬を掻きながら困った顔をするミカ。
「私ね、ミサちゃんには普通の生活をして欲しかったの。友達と買い物したり、遊びに行ったり、そういう普通の日常」
ミカは繋いでいた手にもう片方の手を重ねる。
「ミサちゃんが1年生の頃から戦う練習とか始めちゃって、すごく嫌な気持ちになった。痛くて、怖くて、苦しんで、泣いてるミサちゃん。誰かに傷つけられるのも、誰かを傷つけてしまうことも恐れたやさしい手。そんなやさしいミサちゃんに、私は教えたかったんだよ」
「ミカ……」
「友達と色んなこと楽しんで、小さなことでケンカして泣いて、でもすぐ仲直りして笑いあって、そんな普通の"日常"を。……ミサちゃんは、戦うために生まれたんじゃない、ただの普通の女の子なんだよって」
そう言って、やさしくミカは微笑んでいた。ミカのやさしさに触れ、オレの目から涙がポロポロと溢れ出す。
「うぅ~……」
「ミ、ミサちゃん!?だ、大丈夫!?どうしたの!?」
「だって……ミカ、ずっとオレにやさしくしてくれてたのに、ひどいことして、オレ何も返せてない……」
「もう、別にそんなのいいのに。私もナギちゃんも、ミサちゃんと一緒だと楽しいから、返すとか返さないだとかいいんだよ。だって、それが友達なんだから!」
「ミカぁ……」
「ほらよしよし、そんなに泣いたらかわいい顔が台無しだよ」
ミカはオレを頭を撫でると取り出したハンカチで、涙で濡れたオレの顔を拭ってくれた。
「お菓子は十分に集まったし、今日は遅いから帰ろっか。あっ!その前に、今日の戦果を撮ってナギちゃんに送ろーっと!」
スマホのカメラを起動すると、良く写る位置を探して角度を調整する。
「あ、ミサちゃんカゴ反対側持ってー」
「う、うん」
「もうちょっと寄ってーそうそう!えいっ!うーん、もう何枚か撮っておこうかな」
ミカはああ言ってくれたけど、やっぱりミカに何か返してあげたい。でも、オレに何が出来るんだろう……あれ、なんだろう?ミカを見てると、去年のクリスマスの時みたいに胸がポカポカして、なんだがドキドキする。ドキドキしながらミカの横顔を見てると、ふと最近ネットで見た記事を思い出した。
そうだ、アレなら!
「ミ、ミカっ!」
最近、また身長が伸びたのか届かない分をなんとか、かかとを上げてミカの顔に近づく。
「ん?どうしたの、ミサちゃ―――んぅっ!?」
?ミカのほっぺ、意外と柔らかくて湿った感じがするんだ。カシャっと音がして目を開けると、目を見開いたミカと目が合った。ミカの目、綺麗だな……あれ?ほっぺにキスしたのになんでミカの顔が正面から??……正面?じゃあ今オレがキスしてるのって……?途端に顔が沸騰したように熱くなっていく。ゆっくりと顔を離し、かかとを地面につける。
「……あ、えっと、今のはその……!」
「……ミミ、ミ?」
「……友達!そう!友達のキスだから!だからそのっ、~~~っ今日はここで帰る!さよならっ!」
居たたまれなくなり、脱兎のごとくその場から離れた。どうしよう……!ミカの顔をまともに見れないよぅ!
「…………ぽぇ?」
光園ミサ
ミカを狂わせる魔性のメス。今回、本編のほとんどでヘイローがドピンクだった。最近、ネットで見た『女の子の友達と仲良くなる方法!』という記事を見ていた。こうして、間違った知識が蓄積されるんですね。家に帰った後、あまりの恥ずかしさにベッドの上で悶えてた。
聖園ミカ
ミサを必ず救うマンレディ。放っておくと非日常に迷い込むミサを、日常に繋ぎとめる存在。ミサに呼ばれたから振り向いたら、マウストゥマウスした。あまりの衝撃に放心していたが、反射的にカメラのシャッターを切っており、バッチリキスシーンが残っているという。ミサがいなくなった後、ナギサに『友達のキスって何?』って聞いたら『は?』って返って来た。結論、何も分からない。
ミサの見たネット記事
性器の見せあいっこから始まり、キスを経て最終的に女の子と手を繋げるようになるというゲヘナ学園で最近できた百合推進委員会が書いた記事。この記事の通りにすれば女の子と手を繋ぐなんて楽勝!と書かれている。後日、悪質過ぎてゲヘナの風紀委員会に検挙され記事ごと消滅した。なお、派生記事がネットで生まれてる模様。
あとは、冬一本書いたら中等部編もといメス堕ち編だね!ハーメルンがどこまでなら許してくれるか、別の意味で震えてきたぞ!
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