ぼっちちゃんに仲の良いクラスメートを生やす そんな話   作:もっちーやん

1 / 4
皆さん初めまして。もっちーやんといいます。
先日ぼっちざろっくの一挙放送を見て自分でもなにか書いてみたいと思い書きました。完全に勢い任せで書きました。そして処女作で駄文ですがこれからよろしくお願いします。


第一話

ピピピピと目覚まし時計の音が部屋に鳴り響く。

眠気まなこをこすりながら目覚まし時計を止める。時刻は朝の5時。僕はのそのそと布団から立ち上がりカーテンを開ける。そこには朝焼けはなく、雨雲が広がっていて雨音が目覚ましのアラームが消えた部屋を包み込む。

「今日は雨か。」

 

そう呟く声も雨音にかき消される。

雨は嫌いだ。良いことも悪いことも必ず雨の日に起こる。

気圧によって痛む頭を抱えながら、僕は部屋から居間に移動する。居間にある小物入れから頭痛薬を手に取り薬を飲む。そして僕は居間にある小さな仏壇の前に座り「おはよう。ばぁば」と朝の挨拶を行う。

 

朝の挨拶を終えると僕は学校の支度をしながら制服に着替え朝食とお弁当の準備をする。キャベツのみじん切りとトマトをカットしたものを合わせたサラダと甘く作った玉子焼き、そして炊きたての白米を2人分用意する。お弁当におにぎりを作り玉子焼きと共にお弁当に詰める。

 

「お姉さんはまだ寝てるよな。」

 

時計を確認すると7時を指している。朝の準備が出来た為お姉さんが来るのをぼーと待っていると玄関の方からドアのガチャという音と共に声が聞こえる。

 

「少年〜〜おはよ〜生きてるぅ?」

「おはようございます。お姉さん。」

 

少年と僕のことを呼ぶ薄い紫色の髪でキャミワンピースにスカジャンを羽織りパック酒を片手に朝の挨拶をしてくるこの女性は廣井きくりさん。僕の住んでいるアパートの隣人さんで僕がこのアパートに引っ越してきてから何だかんだで10年近く一緒にいる。そして少年と呼ばれた僕の名前は小林蒼人(こばやしあおと)

今は一人暮らしをしている高校一年生である。

 

「おっ今日の朝ごはんは玉子焼きとサラダか。健康的な食事だね。」

「お姉さんの健康に気を使ったご飯です。ただでさえを沢山お酒呑んでいるので、食事くらいは健康に気を使ってください。」

「固いなぁ〜少年。あんまり固いとつまんない大人になっちゃうよ?」

「そう…ですか。」

 

そう言ってお姉さんはテーブルにつき「いただきまーす」と気の抜けた声で言って食事を始めた。そんな様子をキッチンから見ながら僕はふと思い出しお姉さんに声をかける。

 

「お姉さん。昨日スーパーに行ったら店長さんからレトルトのしじみのお味噌汁頂いたんですが飲みます?」

「本当!飲む飲む!二日酔いでちょうどお味噌汁飲みたかったんだよね!」

「じゃあ準備しますのでそのまま食べててください。」

「はーい」

 

丁度良かった。僕は基本的に味の濃いものがあまり得意では無いためレトルトなどの加工品は基本的に食べない為基本的に処理に困ってしまう。なのでお姉さんに少しずつ消費して貰っている。出来たお味噌汁をお姉さんに持っていき僕も食事を始める。そして黙々と食事を続けているとお姉さんが

 

「ねぇ少年、ドレッシングかマヨネーズある?」

 

と僕に話しかける。ドレッシングかマヨネーズあったようななかったような、僕はすぐに立ち上がり冷蔵庫まで歩いて行き中を確認する。

 

(うん。やっぱりドレッシングない。マヨネーズは…あっちっちゃいのがあった。)

 

僕はマヨネーズを手に取りお姉さんに渡しながら「マヨネーズならありました。」と声をかけるとお姉さんは「ありがと少年。」とお礼をいい、マヨネーズをサラダにかけ始める。

そんなありふれた日常なんでもない日々の連続、そんな残酷にまで過ぎる日々を僕は後3年高校卒業まで続けないといけない。

 

僕の時間はあの日に止まっている。あの()()()()()に…

 

食事を食べ終え洗い物をしようとするとお姉さんが

 

「私がやっとくよ。鍵もちゃんと掛けとくから学校行ってきなお友達出来たんでしょ?

あと少年…私との()()破らないでね…」

 

そう悲しげにかけられる声に僕は小さく「はい」「行っていきます。お姉さん…ばぁば」と返すのだった。

 

────────────────────

 

ガチャリと音を立てるドアを眺め少年の姿が見えなくなった所で私は洗い物を行う。

 

「今日の少年元気なかったなぁ。やっぱり雨の日になると()()()の事思い出しちゃうよねぇ。」

 

洗い物をしながらあの日のことを思い出す。少年のおばぁちゃんである和美さんが亡くなってしまった日のことを。少年の心が壊れてしまった日のことを。

 

洗い拭き終わった食器を棚に戻そうとした時棚にある何年も使われることが無くなり少し埃っぽさのある淡いピンク色の茶碗が目に入る。

 

(和美さんが亡くなってもう3年かぁ…少年は未だに()()()()()で和美さんが死んだって考えてるんだろうなぁ…)

 

「よし!暗いことばっかり考えてると駄目になるからね。幸せスパイラルキメよう!」

 

せめて私だけでも明るくないとね!つまんない大人に私がなったら駄目だもんね!

 

「和美さーん!少年のこと任せてねぇ!幸せになれるよーにサポートするねぇ〜」

 

そう声に出し和美さんとの約束を胸に秘め、私はこれからのことに決意を表明するのだった。

 

────────────────────

僕の住んでいるアパートから通っている秀華高校まで少し距離があるが歩いて通える範囲にあるので朝は割とゆっくり過ごすことができる。今まで通っていた中学とは違う通学路を歩くのに新鮮な感覚がある。とはいっても高校に入学してまだ一週間しか経っていないがそのうちこの感覚も当たり前になっていくのだろうと傘に当たる雨音に耳を傾けながら秀華高校まで歩いて行く。

 

学校に着き傘をたたみ下駄箱で上履きに履き替え自分のクラスに向かう。クラスに着き自分の席に座る。時計を確認すると8時過ぎをさしている。実は僕自身あまり学校が好きではない。理由としては小学校にいじめにあい、中学では距離を置かれ腫れ物扱いをされていたからだ。

 

そのような扱いにあうのも全部自分のせいである。幼稚園の頃に親に捨てられ、ばぁばに助けられ育ててもらったが如何せん僕は感情を表に出すのが苦手であり、集団行動も苦手ときた唯一出来たのが勉強くらいである。

 

そのせいで勉強はできるが根暗で無口で何を考えているか分からない為、周りの皆からは「俺らを見下してる。」「私達を馬鹿にしている。」「腹の底では僕らを笑ってるに違いない。」などと陰口を叩かれているのは知っていたが僕はそれらの現状を甘んじて受け止めていた。

 

そうすれば誰にも迷惑をかけることがない。特にばぁばやお姉さんなど身近の大切な人には迷惑をかけて悲しい顔を見るのが一番辛いためだ。

しかし高校に入って学校が嫌いな気持ちが少しずつ薄まっている。その理由は…

 

「ぉっ…おはようございます。蒼人くん。」

 

「おはようございますひとりさん。髪の毛少し濡れてるますよ。良かったら僕のタオル使ってください。」

 

「あっありがとうございましゅ…」

 

友達が出来たからだ。

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後までご覧頂きありがとうございます。勢い任せで書いているので粗削りにも程があると思いますが温かく見守って頂けると幸いです。
更新頻度ですが前書きにも書きましたが勢い任せのためあまり高くありません。書きたいなって時に書きますので気長に待って頂けると幸いです。
最後までありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。