転生したが世代が違った...   作:大徳寺 一

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オリ主がプロヒーローの作品が少ないので自分で書くスタイル


学生編
1話 転生


 事の始まりは中国の軽慶市で「発光する赤子」が生まれたというニュースだった。それ以降、各地で超常現象が報告され、世界総人口の約8割が特異体質である「個性」持つ超人社会となった。

 これはそんな世界に転生した勘違い男の物語である。

 

▽▽▽

 

 俺は車に引かれて死んだ筈だった。ふと目が覚めると俺は知らない女性に抱き抱えられていた。この状況に戸惑い、とりあえず女性に声を掛けようとした。

 

 「あーえ」

 「あら、起きちゃった?」

 

 そこで俺は赤ん坊になってる事に気が付いた。そして、目の前にいる女性は母親なのだと悟った。俺は言葉を伝えられず、母親らしい女性の顔をじっと見ることしかできなかった。

 

 「操ちゃん、どうしたの?お腹空いちゃったの?」

 

 「ソウちゃん」それが俺の名前なのだろうか?生憎、俺の名前にソウという言葉は入っていない。これはよく漫画とかにある転生なのだろうか。そうだとしたら、ここはどんな世界なんだろうか。魔法と剣の世界なのだろうか。それともSFチックな世界なんだろうか。何故、転生してしまったのだろうか。などと思考の海の中へ飛び込んでしまっていた。

 

 「操ちゃん?どうしちゃったのかしら?」

 「どうしたんだい?」

 「操ちゃん、起きたと思ったら何か考えてる様な顔してるの」

 「もしかしたら、操助は賢い子になるかもしれないな」

 「そうね。あなたの子ですもの」

 

 そんな夫婦の話を気にも留めず"毒島 操助(ぶすじま そうすけ)"は考え込むのであった。

 

 

▽▽▽

 

 俺が転生して1年がたった。過ごしてきて分かったが、ここはヒロアカの世界だと思われる。テレビを見れば角が生えたアナウンサーや動物の顔をした芸人、そして何よりも個性を使い敵を捕まえるヒーローの姿があった。正直、心が震えたが不安がある。それは原作を途中までしか読んでいないのだ。オバホ辺りまでは読んだが、その先がどの様な展開なのか分からない。どうしたものだろうかと考えていると、

 

 「操ちゃん、ご飯の時間よー」

 

 母が俺を抱っこしてテーブルまで運ぶ。母の名前は毒島 創華(ぶすじま そうか)。とても美人でおっとりしている。職業は看護師をしていて今は産休中だ。

 

 「操助、お腹空いたかー?」

 

 そう言いながら料理を並べているのは父である。名前は毒島 操(ぶすじま みさお)。父も美男でおっとりしている。職業は医者をしている。母とは病院で出会い結婚したらしい。

 

 「操助は相変わらず何か考えてる様な顔しているな」

 「そうね。やっぱり賢い子なのかもね」

 「将来が楽しみだな」

 「そうね。うふふ♪」

 

 うちの両親はドがつく親バカである。この前に喋れる様になってきた時、「ママ」と呼んでみたらその日が記念日になったほどだ。我が家の記念日はもう30近くある。

 話を戻すが、この世界はヒロアカの世界、つまり「個性」があるということだ。母は毒を作る個性、父は物質の三態を操る個性である。俺の個性は両親のどちらかの個性、2つが複合した個性、突然変異の個性、無個性。それかのどれかになるだろう。どんな個性でもヒーローを目指してみよう。そして、無個性であったとしても父に続き医者にでもなろう。せっかくの転生なのだ、好きなように生きよう。

 

▽▽▽

 

 個性が発現した。結果から言うと個性は両親の個性を複合した物だった。名を「毒操作」毒を作り出し自由自在に操る個性だ。対人戦闘では耐性を持たなければ負けなし、機械相手でも固体にしてぶん殴れば戦える。戦闘においては最強と言っても過言ではない。救助にどう使えばいいかは模索中だが強い個性だ。

 それとヒーローを目指すことにするのだが問題がある。雄英高校を受けるかどうかである。この個性ならば実技試験は何とかなる。筆記試験も前世の記憶もあるし今から勉強すれば問題はないと言える。だが、俺が雄英に受かってしまうと誰かが落ちてしまうということになる。原作が狂うことは避けたい。

 そのため俺は士傑高校を受験することにした。1年生も夜嵐しか出てこなかったから原作が狂うことはないだろう。そうすると主人公達に会えるのは仮免試験になるのか。彼らと会えるのを楽しみに待っていよう。

 

 だが、彼は知らない。主人公より早く生まれていることを。

 




続くといいなぁ
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