生まれて15年、二回目の高校受験は無事に合格した。これから俺は士傑高校で学生生活を送ることになるのだが一つ誤算がある。それは、
「主席で合格なんて自分すごいなぁ!俺は豊満 太志郎!よろしゅうな!」
「あ、ああ、毒島 操助だ、よろしく...」
なんで、いるの??君プロヒーローだよね???えっ?何故?ファットガムだよね?もしかして、主人公達と世代違う??だとしたらファットガムって何歳なんだ?あれ?どうしよう?あれ?
「毒島くん?どないしたん?大丈夫か?」
彼の言葉で意識が戻る。そうだ落ち着け、まずは質問しよう。
「豊満、今何歳?」
「えっ、15やけど...自分もそうちゃうん?」
「あっ、すまん、忘れてくれ...」
何言ってんだ俺!同じ学年なんだから同い年に決まってんだろうが!恥っず!本当に何言ってんだよ!本当に恥ずかしい!爆発しそう!誰か俺を殺してくれぇ!
「なはは!主席だから堅い人だと思たけど、毒島くんおもろいなぁ!」
「変な質問してすまん。地元から離れてきたから緊張してるんだ」
よし、落ち着いてきたぞ。彼がちゃんとファットガムなのか確認するための質問をしよう。
「豊満、個性は何だ?俺は毒を作って自由に操る個性なんだ」
「ごっつい個性やなぁ!俺の個性は脂肪吸着ゆうて物や衝撃を脂肪で吸着する個性やねん」
「そうなのか。凄い個性だな」
あ、やっぱりファットガムだ、この人。だとしたら俺は主人公達より早く生まれたのか。どうしよう、ファットガムの年齢分かんないぞ。俺はどれくらい早く生まれたんだ?
「地元から離れてきたゆうてたけど、どっから来たん?」
「ああ、東京から来たんだよ」
「えっ!?東京から来たん!?なら、雄英受ければ良かったんちゃう?主席だったんやから余裕やろ」
「あっ、えっと、ゆ、雄英より、こっちの方がこ、校風が合ってたからなー」
「へー、確かに毒島くんそんな感じするわぁ」
何とか誤魔化すことができた。原作が崩壊するから士傑高校したなんて言えねぇ...ん?待てよ、そうなると俺が士傑高校にした意味ない?いや、仮免試験の時の雄英潰しに遭わなくていいしからいいのか?でも、雄英体育祭でプロの目に留まれば就職の時に有利に...いや、過ぎたことを引きずるのは良くない。士傑高校に受かったのだから、それを上手く使えばいいのだ。ここからが本番だぞ毒島 操助!
▽▽▽
それから、担任から今後の日程を説明され帰路についた。
「濃い一日だった...」
そう言いながら、アパートのドアを開ける。士傑高校に入学する事になったので近くのアパートで一人暮らしを始めた。最初、両親が俺のためだけに引っ越すと言い出した時は焦ったが、将来のためだと言って納得してもらった。相変わらずの親バカっぷりである。
しかし、原作より早く生まれたとは思わなかった。ファットガムは30前後だと思うから大体15年くらい前なのか?原作がいつ始まるかが分からん...まぁ、早く生まれたならヒーロービルボードチャートでトップ10に入れる様にするのを目標にしよう。などと考えていたら電話がなった、母からのようだった。
「もしもし、母さんどうかしたの?」
『もしもし、操ちゃん一人暮らし大丈夫?寂しくない?やっぱり、お母さんたちも引っ越した方がいいかしら』
「いや、大丈夫だよ。ていうか一人暮らし今日からだし、寂しいのは母さんたちだろ?」
『だって、操ちゃん可愛いから悪い人にねらわれちゃうわ!』
「母さん、俺はもう高校生なんだから可愛いはやめてくれよ...用がないなら切るよ」
『あ、待って、操ちゃん』
「もう、何なのさ」
『入学おめでとう♪頑張ってね!』
「...うん..ありがと...」
『やっぱり、操ちゃんは可愛いわ♪』
「ああああ、もう、切るから!!!」
『あ、操ty...』プツ..ツーツー...
顔が熱い。振り返ると恥ずかしい思いしかしてねぇな...
「寝よ...」
関西弁合ってるかめっちゃ不安
間違ってたら教えてください