士傑高校に入学して数日がたった。現在、俺はクラスメイトとお昼を食べている。
「操助!午後の授業楽しみやな!」
「ああ、初めての戦闘訓練だからな」
「最初は基礎ばっかやったけど、ついに実戦やで!ほんま、楽しみやわぁ!」
ファットガムもとい豊満の言う通り、今日は初めての戦闘訓練だ。雄英では最初のヒーロー基礎学でやっていたけど、うちは基礎をしっかりと学んでからの訓練だ。規律を重んじる士傑高校らしいと言えばらしい。
「豊満、流石にテンション高すぎだろ」
「何言うとんねん!何なら自分は今日も基礎訓練が良かったんか?」
「そうとは言ってねぇだろ。毒島もなんか言ってくれよ」
豊満の言葉に反応しているのは同じクラスの
「流石に高すぎるな」
「操助まで、そんなこと言わんとって!俺がアホみたいやん!」
「まあまあ、落ち着けよ。そうだ!せっかくだし早めに行って体温めようぜ!」
「それ、ええなぁ!操助も行くやろ?」
「そうだな。初めての戦闘訓練だしな」
そうして俺達は更衣室に向かった。
▽▽▽
更衣室にて俺達はコスチュームに着替えていた。
「しっかし、士傑のコスチュームってなんか物々しいというか、何というか厳ついよな。」
「せやな、制帽は強制やし、俺はもっと明るいのがよかったわ」
「そうか?俺は好きだぞ、このコスチューム」
士傑高校のヒーローコスチュームは雄英高校の様に学校専属のサポート会社が最新鋭のコスチュームを用意してくれるシステムになっている。違う所があるというならばデザインを決められない事だろう。おそらく職場体験やインターンの際、どこの学生なのかが分かるようにするためだろう。もし、問題を起こしたら士傑に傷がつき、逆に功績を挙げれば株が上がる。コスチュームを着るということがどういう事なのかを教えたいのだと思う。
「操助は似合っとるよな。そのコス」
「言っちゃ悪いけど、めっちゃヴィランっぽい」
「褒め言葉として受け取っとくわ」
俺のコスチュームは軍服とコートにガスマスクを身につけている。パッと見てヴィランの様に見えても仕方がない。
「てか、ガスマスクいらんやろ!毒効かへんのやから!」
「かっこいいから良いだろ」
「毒島はイケメンなんだし顔で売ってくのもありじゃね」
「顔で売る気ない」
くだらない事を話しながら訓練場まで行く。訓練場には先に先生が待っていた。
「皆さん、早いですね」
「早めに行って体温めようと思って」
「いい心構えですね。何事も準備は大切です。ですが、やりすぎない様にしてくださいね」
「はーい!じゃ、行こうぜ!」
「ああ、先生行ってきます」
「行ってきまーす」
「はい、気を付けて」
そう言って俺達は駆け出す。途中で個性を使ったり、ストレッチをして体をほぐしっていった。そうしていると次々にクラスメイト達が集まっていき、五分前には全員が集まっていた。
「少し早いですが始めましょうか。皆さん、今日は初めての戦闘訓練となります。訓練の内容としましてはヒーローチームとヴィランチームの二対二の屋内戦です。ビル内に人質の人形がありますのでそれを救出するのが目的となります。ヒーローは時間内に救助、もしくはヴィランを捕縛。ヴィランは時間内に救助を防ぐ、もしくはヒーローを捕縛するのが勝利条件です。何か質問はありますか?」
訓練内容は雄英高校に似てるな。違う所は核兵器が人質になってる所くらいか。だが、少し気になる点がある...
「質問いいですか?」
「はい、毒島くん何でしょうか?」
「人形とは言え人質なんですよね?もし、害を与えてしまったらヒーロー側は敗北なんでしょうか?」
「そうですね、今回は初めてなので少しなら構いません。ですが、やりすぎたら減点とします。質問は以上でしょうか?」
「はい、ありがとうございます」
「他に質問がある人はいますか?・・・・・・・いないようですね。では、チームを決めますのでくじを引いてください」
▽▽▽
「何というか、本当に縁があるなぁ」
「そうだな。もう結婚するか」
「やめんか!気色悪いわ!」
俺は豊満と一緒のヒーローチームになった。そして相手のヴィランチームは刃渡と
しかし、うちのクラスでも近距離と遠距離に強い二人がペアになったな。どう対処すべきか...
「でも、操助いるし楽勝やな!」
「いや、そうでもない。人質がいるから俺の行動が制限されてる。個室に一つ一つ毒ガスばら撒くのが一番楽だったが他の作戦を考えないとな」
「それでも、食らった瞬間アウトな攻撃できるんやから有利やろ」
「まぁ取りあえず二人で行動しよう。多分、人質の部屋で防衛か、一人が防衛でもう一人が遊撃だと思う」
「せやな!気張ってこうな操助!」
士傑のコスチュームの設定は私の妄想です。肉倉くんもそれっぽいこと言ってたから、そうだと思ってます。