仮面の猫と青の光の戦士のデュエット   作:ジェットプテラ

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第二十二話が完成しました
其れではどうぞ


ミーティング

響の追試回避のレポートを中断した猫、青愛、響はリディアン音楽院高等科 中央棟に向かいそこの地下にある特異災害対策機動部2課司令室。

 

「遅くなりました!」

 

「右に同じく」

 

青愛

「私も同じく」

 

響達がそう言いながら司令室の中へと駆けこんできた。

そこにはすでに翼と奏、弦十郎に了子、後はあおいと朔也を始めとしたオペレーター達全員揃っていた。

 

了子

「では、みんな揃ったところで、仲良しミーティングを始めましょう♪」

 

了子はいつもながらのマイペース具合で場を仕切り始めながら端末を操作すると

司令室のモニターにリディアン音楽院を中心とした周辺地図と、そこに点在する無数の赤いエリアの映像が映し出された。

 

弦十郎

「こいつを見て、どう思う?」

 

「はい、いっぱいですね」

 

弦十郎の質問に対し、やや緊張感の欠けた言い方でほんと見たまんまの解答をした響に、翼は手にして居る紙コップの中身を飲んで

 

「其れはそうだな」

 

奏は響の答えにそうと賛同する

質問した弦十郎は

 

弦十郎

「ッははっ!、全くその通りだ」

 

奏と同じ反応をする

 

青愛

「はっはっはっ、全くその通りだね!」

 

「まあ、そう答えるわね普通…」

 

猫と青愛は飽きれながら賛同する

 

了子

「これは、ここ1ヵ月間のノイズの発生地点よ」

 

了子曰くがこれはここ1ヵ月間に出現したノイズの発生地点を記録した物だと語る。

そして、

 

了子

「それじゃあ響ちゃんに質問。

 ノイズとは一体何か?わかる?」

 

響にノイズとは何かと問うた。

 

「テレビのニュースや学校で教えてもらった程度ですが。まず、無感情で機械的に人間だけを襲う事。

 そして、襲われた人間が炭化してしまう事。

 時と場所を選ばず周囲に被害を及ぼす、特異災害として認定されている事」

 

あおい

「へぇ~意外と知ってるのね」

 

「今まとめているレポートの題材なんです」

 

青愛

「其れで其れを提出しないと追試だよね?」

 

「うぇ……

 青愛思い出さないでよ」

 

響がノイズについて、今まとめているレポートの題材だと告げると青愛愛がそれを提出しないと追試だという事を話した。

 

「そんで此れが響が今描いているレポートです」

 

猫は何処から取り出したのか響が今書いているレポートが出て来た

 

響「ちょっとなんで猫が私のレポートも持って来ているのよ!」

 

響は猫が持って居る自分のレポートを回収した

 

了子

「なら私が響ちゅんの宿題を少し手伝っても良いよ」

 

「え!?

 良いんですか?」

 

了子「まぁ響ちゃんが理解するのが難しい論文になっちゃうけど良いかしら」

 

「イエ、ダイジョウブデス」

 

「おい、響片言になって居るぞ」

 

翼「了子さん少し話が脱線して居ますよ」

 

了子

「あら、そうね

 気を取り直してノイズの発生が国連で議題にあげられたのは13年前だけど。

 観測そのものはも~と前からあったわ。

 それこそ、西暦よりもはるかに昔、世界中の太古の昔から」

 

弦十郎

「世界各地に残る神話や伝承に登場する数々の偉業は、ノイズ由来の物が多いだろうな」

 

弦十郎は付け加えるように伝承などに登場する偉業の多くがノイズによるものだと説明する。

 

「でもノイズの発生率それ自体はかなり少ないんですよね確か…」

 

「確立としては東京都民が一生涯に通り魔事件に巻き込まれる確率を下回るですもんね」

 

了子

「そうね響ちゃん、猫ちゃん。だからこそ、この発生件数は誰の目から見ても明らかに異常事態。だとすると~そこには何らかの作為が働いて居ると考えるべきでしょうね」

 

「作為?それだと、誰かの手によるものだというのでしょうか?」

 

ノイズの発生確率は東京都民が一生涯に巻き込まれる通り魔事件の確率よりも低いという研究結果が出されている。

だが、ここ1ヵ月間リディアン周辺での発生頻度の高さから、何者かの作為が働いているのではと推測された。

 

了子

「中心点はここ、リディアン音楽院高等科…我々の真上です」

 

「サクリストD、デュランダルを狙って何者かがこちらに対し何かしらの意思を向けているのではないかと、考えられますね」

 

了子と翼がそう説明する。

 

「デュランダル?」

 

「フランスの叙事詩、『ローランの歌』に登場する絶対不滅の聖剣の事」

 

あおい

「ここよりもさらに下層。『アビス』と言われる最深部に保管され、日本政府の管理下で研究しているほぼ完全状態の聖遺物。それがデュランダルよ」

 

朔也

「翼さんの〔天羽々斬〕響ちゃんの胸のガングニールのような欠片は、シンフォギアとして再構築しないとその力を発揮できないけれど。

 完全状態の聖遺物は一度起動すると100%の力を常時発揮し、更には装者以外の人間も使用できるであろうと研究の結果が出ているんだ」

 

了子

「それが~私の提唱した櫻井理論!だけど…完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲイン値が必要なのよね~♪」

 

一度起動すればシンフォギア装者以外にも使える完全状態の聖遺物。

だがそれを起動し、使用可能にするには相当なフォニックゲインの値が必要だと語る了子。

聞きなれない単語が連続で出され響は混乱している様子だ。

 

弦十郎

「あれから2年。

 今の翼や奏の歌であれば、或いは…」

 

「旦那もうあたしは奏者じゃなぞ」

 

弦十郎

「其れは失敬」

 

あおい

「そもそも、起動実験に必要な日本政府からの許可って、下りるんですか?」

 

朔也

「安保を盾にアメリカが再三デュランダルの引き渡しを要求してきているらしいんだ。起動実験どころか、扱いに関しては慎重にならざるを得ない。

下手打てば国際問題だ…」

 

青愛

「其れに()()のせいもありますからね」

 

青愛はそう言うと

 

翼、奏、弦十郎、了子、あおい、朔也、青愛

「「「「「「「「……」」」」」」」」

 

翼達は黙り込んで

 

「?」

 

あおい

「それだけとんでもない代物ってことですよね」

 

「まぁノイズに対抗できる手段の一つですからね

 それもこの件は米国政府が糸を引いてると可能性ありと…」

 

あおい

「あり得なくは…無いですね……」

 

「どういう事ですか猫?あおいさんも」

 

弦十郎

「ああ……調査部の報告によれば、ここ数か月の間に何万回に及ぶ本部のコンピュータにハッキングを試みた形跡が見つかったそうだ、それを短絡的に米国政府の仕業だと断定はできないが………勿論痕跡を辿らせている、本来こういう諜報活動こそ、俺たちの本分だからな」

 

弦十郎がこの件に米国政府が関わっているのではないかという話をする。

そしてここ最近になって、数万回も本部のコンピューターがハッキングを試みられた形跡があったという事実も伝えられた。

それだけ、完全聖遺物というものはとてつもない代物なのだと響も納得する。

 

緒川

「…風鳴司令。

 そろそろ…」

 

「あっ!そうか、もうそんな時間ですか!?」

 

「そういや、そろそろだな」

 

すると、ここまで黙って話を聞いていた緒川が、弦十郎たちのいる方へと歩いてきて奏、翼、弦十郎に話しかけた。

 

緒川

「今晩はこれから、アルバムの打ち合わせが入っています」

 

緒川の言葉に

 

「うぇ?」

 

響が反応してそれに気が付いた緒川

 

緒川

「もうすでにご存じかと思いますが、表の顔ではツヴァイウィングのマネージャーをやってます」

 

そう言ってい緒川はメガネをかけ響に名刺を手渡した。

 

「うわぁ~名刺貰うのなんて初めてです。こりゃまた結構な物をどうも」

 

そして翼と奏はツヴァイウィングのアーティストとして、緒川、奏、翼のマネージャーとして司令部を後にした。

それを見送った後、唐突に響は弦十郎等に話しかける。

 

「私たちを取り囲む脅威は、ノイズばかりではないんですね」

 

弦十郎

「うむ…」

 

「何?もしかして怖くなった?」

 

「そりゃ不安にだってなりますよ。

 どこかの誰かがここを狙ってるだなんて、あんまり考えたくありません」

 

青愛

「まっ、そりゃそうね…」

 

響の言葉に猫、青愛は納得する。

確かに響の言う通り、他の誰かがここを狙っているなんて考えたくない

 

了子

「大丈夫よ♪

 なんてったってここは、テレビや雑誌で有名な天才考古学者、櫻井了子が設計した人類守護の砦よ先端にして異端のテクノロジーが、悪い奴らなんか寄せ付けないんだから!」

 

自信満々に言うと

 

「あ!

 今思い出しましたけど了子さん

 エレベーター装飾無駄に凝って居ましたけどあれってどういった用途でしたんですか?」

 

了子

「えっと……ほら

 此処のエレベーターって無駄に長いでしょだから少しでも楽しめるようにデザインしたのよ」

 

その後猫達は移動してミーティングを終え2課内部にある休憩所へと足を運んでいた。

そこで飲み物を片手に響は呟く。

 

「どうして、私たちはノイズだけでなく人間同士でも争っちゃうんだろう…」

 

青愛

「響?」

 

それに横で座ってた青愛が反応する。

 

「どうして、世界から争いが無くならないんでしょうね…」

 

「さぁねぇ

 私の場合は儲かるからかもしれないね」

 

「儲かるから?」

 

「うんだってほら武器商人とか武器を売れば売った分だけお金が手に入るからね

 戦争を無くすなら儲からないように戦争の仕組みを変えないといけないからね」

 

「成程」

 

了子

「でも一番の理由はそれはきっと、人類が呪われているからじゃないかしら~♪」

 

そう耳元で囁くと同時に、響の耳を了子が甘噛みした。

 

「ぎぃやぁああ!!」

 

突然の事で響は驚き慌てて立ち上があがり了子さんの方を向く

 

了子

「あらぁ~おぼこいわねぇ。誰かの物になる前に私の物にしちゃいたいかも~♪」

 

「うぅ…」

 

あおい

「あらら~。」

 

朔也

「響さん…完全にターゲットにされちゃいましたね…」

 

~翌日~

 

リディアン音楽院内にある音楽室。

そこでは1回生の猫、青愛、響、未来のクラスが授業の真っ最中だった。

 

『仰ぎみよ太陽のよろずの愛を学べ』

 

リディアンの校歌を歌っていると響が翼の姿を見つけてしまい

 

「ぁ…」

 

思いっ切り意識をそらしてしまう。

当然そんなことをすればどうなるかといえば…。

 

先生

「立花さん!!」

 

「うひっ!」

 

先生のお説教が飛んでくるわけである。

 

詩織

「またですか?響さん…」

 

創世

「まただねイッツン」

 

青愛

「またみたいですね…」

 

弓美

「本当この子はアニメみたいな生き方してるわ…」

 

未来

「もう、響…」

 

「……」

 

詩織、創世、青愛、弓美、未来は注意していた響の事をコソコソ話していると

 

「安藤さん!寺島さん!青愛さん!板場さん!小日向さんも!授業中にお喋りしない!!」

 

「「「「「ひぇ!!」」」」」

 

その響の事を呟いていたのが聞こえたのか、未来達までお説教を喰らった。

因みに猫は無言だったので注意されなかった

 

そしてお昼休み。

 

「人類は呪われてるぅ~!!」

 

そう叫びながら溜まっていたレポートを片づけようとシャーペンを進める響。

 

「むしろ、私が呪われてる!!はむっ…あむっ…」

 

そしてその横から創世と弓美がお弁当のおかずを響に分けてあげている。

所謂餌付けをされている響。

そして再びレポートを書きすすめていく。

 

詩織

「何だか…犬か猫みたいだね、響さん…」

 

弓美

「もう、おバカな事やってないで。レポートの締め切りは今日の放課後よ」

 

今日響たちは普段利用している学食ではなく、持参したお弁当で昼食をとっている。

学食は毎日やってるわけではなく、今日のようなお休みの日もあるのだ。それに天気も良いため外で食事という事になり、響、創世、弓美、詩織、未来、樹の7人は中庭で昼食をとっている。

PS響だけはレポートを書いている。

 

「だからこうしてムグムグ…限界に挑んでるんだよ…」

 

弓美

「まあ、アニメじゃないんだし。こんなことして捗るわけないしね~」

 

「えっ!?手伝ってくれてたんじゃないの?」

 

詩織

「これ以上お邪魔するのも忍びないので、屋上にてバドミントンでもいかがでしょう」

 

創世

「おおっ、良いんじゃない~?ヒナ、セイ、ミョはどうする?」

 

そう言いながら創世は未来達はどうするのかと聞く。

ちなみにヒナ、セイ、ミョとは未来、青愛、猫の愛称だ

 

未来

「私達はここに居るよ」

 

青愛

「うん私達も。

 レポート手伝うって、そう約束したし」

 

「そうゆう事でまた今度」

 

「わぁ~」

 

弓美

「ほう、未来だけじゃなく猫と青愛にまで手を出したか。

 本当アニメみたいな娘ね」

 

創世

「それじゃあ、あたしら行くね」

 

そう告げて3人は中庭を後にしていく。

そんな3人を響達は手を振って見送った。

 

「ありがとう、未来、猫、青愛」

 

「まぁアレの約束も有るし」

 

青愛

「うんうん」

 

未来

「一緒に流れ星見よう、響」

 

「うん!」

 

そして、放課後。

未来達が手伝ってもらいどうにかレポートを書き終えた響は中央棟にある職員室へと来ていた。

未来、猫、青愛は職員室前で響が出てくるのを待っている。

そうしていると職員室のドアが開き、レポートを提出し終えた響がぐったりした様子で出てきた。

 

未来

「あっ!先生なんて?」

 

「壮絶に字が汚いって…まるでヒエロなんとかみたいだって言ってた…」

 

「ヒエログリフ……」

 

「そうそれ」

 

青愛

「其れで肝心の事だけど受理してくれるの?」

 

青愛はドストレートに質問する

 

「今回は特別だって~♪イェ~イお疲れちゃん…」

 

響は嬉しそうにはしゃいでいハイタッチしようとした4人だったが

 

先生

「立花さん!!

 廊下ではしゃがない!!」

 

直前で聞こえた教師の怒鳴り声に驚き3人とも手を引っ込める。

 

「流れ星、見られそうだ!」

 

未来

「響はここで待ってて。教室から鞄とって来てあげる」

 

未来は軽い足取りで響の鞄に回収に向かい

 

「えっ!?いいよそんなの!」

 

響は止めようとするが

 

未来

「響は頑張ったから、そのご褒美!」

 

そう響に告げると未来はあっという間に廊下の角を曲がって姿を消した。

 

「相変わらず足、早いね」

 

「そりゃ、元陸上部だから。羨ましいよ」

 

そう未来を見て感心していた響だったが。

 

[~~~♪]

 

猫の携帯電話の着信音がなる

 

「あっ…」

 

青愛

「姉さん…これって…」

 

「うん……」

 

「其れじゃ行って来るよ」

 

「うん……行ってらっしゃい」

 

 

猫は直ぐに移動して其の後1分後に

 

[~~~♪]

 

今度は青愛の携帯電話の着信音がなる

 

青愛

「…響…悪いけど私も行くよ」

 

「う、うん、気を付けて」

 

今度は青愛が移動して更に一分後に

 

[~~~♪]

 

今度は響の携帯電話の着信音がなり

 

「……はぁ~」

 

響は何かあきらめた様子で電話に出る




最後までお読みいただきありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字、アンケートを待って居ます。
次回もお楽しみに

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