其れではどうぞ
風鳴翼の重症から未来の背中を押されられた事に響の意識が変わり強くなると目指す事になった
其れで響は弦十郎に弟子入りした
弦十郎の特訓の内容は飯食って映画観て寝るッ!
だけど此れだとデブのプー太郎になるのである程度の特訓をする
其れで弦十郎の特訓の主たる一部を並べていくと
最初はオーソドックスな準備運動による体のならし運転。
次が、腕立て、腹筋、スクワット等々、基礎的な基礎トレーニング。
そしてその次が――三二歳の若さで急逝した伝説の武道家兼アクションスター主演映画の4Kリマスター版が再生されている大型テレビ画面の前で、劇中そのスター演じる〝怪鳥音〟を鳴らす主人公と同じ構えを取り、そのスターが劇中披露する自身が考案、創設した格闘技――ジークンドーの体技を実践する、と言うもの。
一瞬、常識向きな感性の持ち主の第三者から見たらふさげているのかとツッコミを入れたくなるような内容だが大真面目に弦十郎は構え、響もド真面目に倣って構えている。
其れもご丁寧に二人とも、わざわざジャージと体操着からスターが劇中着ている黄色に黒のラインが入った衣装に着替えてさえいた。
先程も言ったが常識向きな感性の持ち主の第三者から見れば、大半はこう突っ込みたくなるだろう。
しかしこの程度で驚くのはまだ早く、序の口で。
夜の道路をランニングする響と、竹刀を肩に掛けて自転車で並走する弦十郎。
細長い三角形上に配置された直系の細い三つの丸太に、両手と両脚を乗せた状態で腕立て伏せ。
足の甲を鉄棒に引っかけた逆さ吊りの状態で腹筋し、更に両手に持ったお猪口で水の入った壺から水を掬い、起き上がらないといけない位置にある樽へこぼさずに移し。
水入りのお猪口を両腕、両肩、頭に置かれたまま、一定の体勢をキープ。
更にかのフィラデルフィアの三流からスターに上り詰めたボクサーを彷彿とさせる、朝陽、または夕陽が照らされた海岸での全力疾走に、高速縄跳びに、スパーリングから精肉工場の冷凍庫で氷結されている肉塊をサンドバックに打ち込でからアメリカでは衝撃の光景だった生卵の一気飲み。
トドメに演武や組手の際は、わざわざ九〇年代末にして二十世紀末に大ヒットした、仮想空間を舞台としたSFアクション映画の一作目に出てきた、洋画特有のなんちゃって日本風な道場内にて、弦十郎は貫録を感じさせる黒の道着、響は初々しさのある白い道着を着用して行われた。
とこんな感じで古今東西のアクション映画の劇中で登場した特訓を、そのまんま実行している
そんでもって響にやる気を出す為に一部だが猫と青愛も一緒に特訓する
因みに奏は緒川と一緒に翼のあれこれを片付けている
忍者の特訓して居る色々と素人である響にとっては色んな意味で上級者向け過ぎる特訓だが響は突っ込んでくれと言わんばかりの突っ込みどころ満載の弦十郎の特訓メニューにノリノリで乗って特訓して居る
まぁそれぐらいの適応力がなければ、初陣で初めて〔ガングニール〕を纏って戸惑い、歌いながら戦えたりはしない。
さらに補足しておくと、猫と青愛も指導しており猫と青愛の訓練メニューはパルクールで鬼ごっこしたり、弦十郎が映画なら猫と青愛はゲームである
そんな特訓をして七日目の朝
朝の風鳴家本邸から
[ドッゴォオオオーーーン!!]
猫
「おぉ!!」
近所迷惑と言わんばかりの轟音が響いた
その轟音を鳴らした正体は現在トレーニングウェアを纏いサンドバックをひたすらボクサーグローブで殴り続けている立花響に殴りの見本を見せる為に弦十郎がサンドバックを思いっ切り殴ったのだ
因みに弦十郎が殴ったサンドバックは目の前には吹っ飛ばされて壁にめり込んである
猫は予めに仮面ライダーナーゴ パワードビルダーフォームに変身しており胸部に折りたたまれたサブアーム〈チェストビルダー〉と、左肩部のクレーンアーム〈ショルダージブ〉を使い壁に減り込んだサンドバックを回収して木の枝に引っかけて〔ギガントバックル〕の〔ギガントソードバックル〕から
『GIGANT SWORD』
〔ギガントソード〕を取り出してサンドバックが減り込んだ壁をくり抜いて材料に変化させて次に〔ギガントブラスターバックル〕から
『GIGANT BLASER』
〔ギガントブラスター〕を取り出して
猫「!」
〈モデリングマテリアル〉を出力して壁がサンドバックが減り込む前の状態に戻す
そうしている間にも響はサンドバックを殴って居て
弦十郎
「そうじゃないっ!稲妻を喰らい雷を握りつぶすように打つべしっ!」
弦十郎の指摘に対して響は
響
「言ってること全然わかりませんっ!でも、やってみますっ!!」
そう言って響は再びサンドバックと向かい合いそして。
先ほどとは違い思いっきり力を込め
響
「ッ…!おぉっ!!」
サンドバックめがけてその拳で殴りかかった。
するとサンドバックは吊るしていた木の枝ごと吹っ飛び池の中へとダイブ、衝撃に驚き池の中にいた鯉が跳ねた。
〔ガングニール〕と融合して居るのかたった七日でサンドバック殴り飛ばしていた
サンドバックが池に落ちたので弦十郎はミットを両手に嵌めて
弦十郎
「よし、今度は俺に打ち込んでこい!」
響
「はい!」
次はミット打ちののスパーリングをする
猫はチェストビルダー〉と〈ショルダージブ〉を使って池に落ちたサンドバックを回収する
その後水分補給含めた小休止を挟めながらも、朝からの破天荒で厳しい特訓は昼近くにまで続き。
響
「はぁ……」
響は二課司令室内のソファーにて、ぐったり猫みたくうつ伏せで横になっていた。
あおい
「はい、ごくろうさま」
響
「あ、ありがとうございます」
そこへ良いタイミングであおいが清涼飲料水の入ったストローボトルを差し入れ、響は疲れが溜まる体内に水分を供給させる。
響
「あれ? そう言えば了子さんは?」
と、ここで了子がいないことに気づく。
弦十郎
「了子君は今永田町で、政府のお偉いさん相手に
響
「えーと……広木大臣にですか?」
弦十郎
「そうだ」
猫
「良く知って居たね」
青愛
「響なら誰?と言うと思ったのに」
響
「へへ、よくニュースで見るから多分そうじゃないのかそう思っただけだよ」
ノイズの出現頻度が急増し、政府官僚の多くからは〝突起物〟と揶揄されている通り半ば問題児扱いされている二課が保有する聖遺物を狙う何者かが存在している以上、説明義務が生じるのは避けられない。
了子は二課の代表として、その義務を果たしに行っている
の筈だったのだが。
[ヴィー!ヴィー!!]
突然二課の司令室内にそこにけたたましいまでのサイレンが鳴る。
青愛
「何!!このサイレンは!?」
朔也
「!?
司令!
緊急通信です!!」
弦十郎
「!?どうした!?」
あおい
「一体何が…そんな!!」
突如来た緊急通信のサイレンで司令室が騒がしくなる中、通信を見たあおいが硬直して居た
猫は何かとんでもない事が起きたのだと感じ取ってあおいの元へ行き
猫
「どうしたんです!?」
あおい
「猫ちゃん!
えっと…ですね…広木防衛大臣が…殺害された!!」
弦十郎
「何だと!?」
弦十郎の驚いた声が更に司令室が騒がしくなる
~数時間後~
翼のあれこれを片付けていた奏と緒川が指令室に来て、猫達は了子の安否を確認しろうと矢先に
了子
「大変、長らくお待たせしました~♪何よ?そんなに寂しくさせちゃった?」
了子は何事も無く本部に帰還して来たのだ
響
「了子さん!良かった~!無事だったんですね!!」
弦十郎
「広木大臣が…暗殺されたんだ。
複数の革命グループらしきものたちから犯行声明が出ている。
目下全力で足取りを追っている。」
奏
「そんであたし達は永田町で、政府の偉い人達に
了子
「あぁ、成程ね
丁度私が報告した後だったのね。
でも、安心して。」
了子は、自分が持ってきていたアタッシュケースらしき物をソファに置き、そしてケースの中身を取り出した
そこにはチップらしき物が入っていた
了子
「政府から受領した機密資料も無事よ」
その一言を聞いた弦十郎と響、指令室に居た職員達はホッとしていたが、忍者である猫と青愛は、何か雰囲気が違う事を感じていて
猫
(うん、この匂い…?)
青愛
(姉さん…これって血の匂い!?)
猫
(やっぱり!!)
猫と青愛は口の動きだけで、会話して匂いを感じられアタックケースの淵の方へ見ると、血の跡がある事を気付いていた
青愛
(姉さん)
猫
(皆には言わないようにしないと)
猫はポケットティッシュを取り出してアタックケースの淵に着いた血の跡を綺麗にふき取って、血痕をふき取ったティッシュを保管する
弦十郎
「とりあえず、先ずは今後の作戦について話し合おう!
ブリーフィングルームへ行くぞ。」
弦十郎の一言で、猫達はブリーフィングルームへと移動する
二課本部ブリーフィングルームでは、広木防衛大臣殺害の報を聞いた後、そこには2課の職員の大半が集まっていた。
モニターの前には了子と弦十郎が立ち了子が持ってきた極秘資料、そして2課に課せられた任務の説明を行っていた。
了子
「私立リディアン音楽院高等科…つまり、特異災害対策機動部2課本部周辺を中心に頻発しているノイズ発生の事例から、その目的は本部最奥区画
響
「デュランダル…」
モニターに映し出されたのは現在特異災害対策機動部2課が管理、保管している完全聖遺物デュランダル。
それを見ながら響は呟く。
弦十郎
「EUが経済破綻した際、不良債権の一部肩代わりを条件に日本政府が管理、保管することになった数少ない完全聖遺物の1つ」
朔也
「移送するったってどこにですか!?ここ以上の防衛システムなんて…」
朔也は、この場にいる職員を代表する形で、移送計画に対する疑問を投げかけた。
確かに朔也の言う通り特異災害対策機動部2課本部の防衛システムは現在の日本が持つ防衛システムの中でも最高峰の物だ。
それ以上のシステムを持つところなど一体どこにあるのか、疑問に思うのは当然だ。
弦十郎
「永田町最深部の特別電算室。
通称、記憶の遺跡、そこならばという事だ」
永田町にある国会議事堂の地下最深部に位置する特別電算室、通称記憶の移籍に移される予定となっている。
しかし、たとえその場所が二課の最奥区画より安全だとしても、厳重警戒の中で秘密裏に行われるとしても、移送中はデュランダルを強奪するのに格好の機会だ。
しかもつい先程、現役閣僚が殺されたばかり、もし同一犯だとすれば、記憶の遺跡へと運ぶ道中に襲撃する強行手段に出る可能性は高い。
弦十郎
「どのみち俺達が木っ端役人である以上、お上の意向には逆らえないからな。」
了子
「移送日時は、明朝〇五〇〇。
詳細はこの機密資料に記載されています。
開始まで目を通しておいてね~♪」
ブリーフィングの後、はアビスからデュランダルを取り出す作業をする
その近くで響、猫、青愛が居て
響
「へぇ…あそこがアビス…猫達は知ってたの?」
青愛
「ううん…私達も初めて見るんだ」
猫
「東京スカイタワー3本分。
地下1800mにあるみたい」
響
「ほぇ…」
猫はアビスのある場所を響に分かりやすく例えた。
東京スカイタワーは現在の東京のシンボルであり、その大きさは推して知るべしであった。
それの3本分の深さなのだからアビスがどれほど深い場所にあるのか響が驚くのも無理はない。
了子
「はい!
じゃ、予定時刻まで休んでなさい。
あなた達の仕事はそれからよ♪」
響、猫青愛
「「「はい!」」」
了子にそう告げられ響達ははそれぞれ準備の為、学生寮に戻っていった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
次回もお楽しみに