仮面の猫と青の光の戦士のデュエット   作:ジェットプテラ

37 / 78
第三十五話が完成しました
其れではどうぞ


気まずい一日

現れたクリスを捕縛する為に猫、青愛、響、翼で包囲網を構築するがクリスにフィーネと呼ばれた〔ソロモンの杖〕を持っいる謎の女性が現れては〔ネフシュタンの鎧〕を回収して〔ソロモンの杖〕でノイズを呼びだして其のまま逃亡する

追いかけようとするがノイズに邪魔されてクリスも取り逃がす

その後、響と翼は一旦メディカルチェックを行う事になっている。

響は翼に抱きかかえられたまま気絶してしまっていたし、翼は病み上がりの状態だ。

故に戦闘後のチェックは外せなかった。

猫と青愛と言うと

 

奏

「猫、青愛!!

 何で翼を連れって言った」

 

猫、青愛

「「すみませんでした」」

 

奏に説教されていた

 

猫

「えっとですね…

 翼さんが私達を目を離した瞬間に〔天羽々斬(シンフォギア)〕を纏ってしまいました」

 

奏

「だったら無視して行けばよかっただろ」

 

青愛

「でもそれしたら翼さんが自力で現場に来ると思って…下手に身体の負荷を掛からない様に運ぶことになりまして」

 

奏

「兎に角!

 病み上がりの状態の翼を連れて行った事には後で旦那が何やからの罰を与えると思うから待機しておけ

 其れで肝心の旦那は」

 

奏は弦十郎の方を見て

猫と青愛も遅れて弦十郎の方を見る

 

弦十郎

「エージェント各員は雪音クリスの捜索を続けろ、ただし彼女は〝バル・べルデ〟での境遇で〝大人〟に対し極度の不信を持っている、見つけたとしても慎重に保護するように」

 

エージェント達

『了解』

 

エージェント達はクリスの保護する為に動いた

エージェント達に指示を出し終えた弦十郎は猫達が居る場所に来て、同時にメディカルチェックを受けていた響と翼が共に2課のブリッジ内に入ってきた

 

弦十郎

「翼!

 全く無茶しやがって!」

 

翼

「独断に活動したことは、謝罪します

 ですが、仲間の危機に伏せっているなど出来ませんでした!

 立花は、猫と青愛其れに風鳴指令から戦士らしく鍛えられていますが、まだ半人前であり未熟な戦士です。

 しかし、私の目から見れば、戦士には相違ないと確信しています!」

 

響

「翼さん…私、頑張ります!!」

 

翼の言葉を聞いた響は、自分の心が響き伝わり、改めての決意を灯っていた

 

猫

「其れで弦十郎さん

 〔イチイバル(シンフォギア)〕の奏者、クリスについて何か分かりましたか」

 

弦十郎

「其れに付いてはもう情報が集まって居る」

 

弦十郎は眼前の操作卓(コンソール)を入力し、3Dモニターを投影させる。

 

映し出されたのは少女の写真だった。

 

響

「これって……クリスちゃん?」

 

一番に反応したのはその少女に見覚えがあった響。

見た目、髪型など、先程見たそれよりかは幾分幼いが、確かに雪音クリスと思える写真だ。

それに弦十郎は頷き、両手を組んで語り始めた。

 

弦十郎

「雪音クリス。

 二課からの情報によれば現在16歳。2年前に行方不明となった、ギア装着者候補だそうだ」

 

その姿を奏もモニター上でとはいえ見た事があった。

故にそれがネフシュタンの少女であるという事は分かるのだが、今の話からは色々と疑問が出る。

疑問に切り込み、即座に口にしたのは奏だ。

 

奏

「何で行方不明の女の子がフィーネとかいう女と一緒にいるんだ?」

 

フィーネと自称する謎の存在が現れた事はその場に居合わせなかった奏も既に聞いている。

その上での尤もな疑問だが、弦十郎は

 

弦十郎

「それに関しては不明としか答えられない」

 

弦十郎は再度操作卓(コンソール)を操作すると3Dモニターの画面は切り替わり映ったのはバル・ベルデでの内戦に巻き込まれ行方不明になる以前の、愛らしい笑顔を見せる当時のクリスの写真と、新聞記事のデータと二年前に失踪した際に、当時の新聞に記載された記事であった

 

弦十郎

「何せ2年前に行方不明になった時点から捜索を始めたのに、一切見つからなかった

 おまけに捜索していたのは何人かで構成されたチームだったのにも関わらず今では俺1人になってしまったそうだ。

 しかもその1人になった理由がまた不可解で、捜索中にトラブルに遭ったり行方不明になったり、果ては死亡者となった者までいる」

 

響

「誰かに、揉み消されてるって事ですか?」

 

弦十郎

「揉み消すというよりは脅しに近い。

 彼女を追えば命は無いぞ、とな」

 

人の生死が関わっているせいか少々重たい雰囲気になってしまう中、

 

弦十郎

「ま、そっちの事は俺達大人に任せろ

 お前らは休め!

 話はエージェント達が見つけてからだ」

 

その後猫達は解散する


猫達は寮に戻り響と未来の部屋と猫と青愛の部屋の前に居て

 

「「「……」」」

 

三人共無言で前に佇んでいた

 

猫

「そ、其れじゃあ私達は此れで失礼するね」

 

青愛

「其れじゃあ明日も」

 

猫と青愛は自分の部屋に行こうとするが

 

響

「!」

 

響が猫の手を掴んだ。

その猫が青愛の手を掴む

 

猫

「響、何で私の手を掴んで居るの?」

 

青愛

「そして姉さんは私の手を掴んで居るの?」

 

響

「私と一緒に居言い訳を考えて欲しいんだけど」

 

猫

「いや、未来にバレた経由は弦十郎さんから聞いているけどしっかりと未来との話し合いをすればいいでしょ!」

 

響

「それはそうだけど未来と如何話したらいいのか分からないんだよ

 だから一緒に考えてよ!」

 

青愛

「そうだよ!

 ここは姉さんに任せて早く逝って姉さん!」

 

猫

「黙れ!

 青愛!貴方も道連れ!」

 

三人は部屋の前で騒いでいると

響と未来の部屋の扉が開き

 

未来

「三人共うるさい!」

 

未来が注意して

 

響、猫、未来

「「「…あ!…はい」」」

 

騒いでいた三人は静まり其れを確認した未来は部屋の扉を閉じた

 

響、猫、未来

「「「……」」」

 

響と猫は握って居た手を放して

 

猫、青愛

「「そ、其れじゃあまた明日」」

 

響

「うん、また明日」

 

響は自分の部屋に行き猫と青愛は自分達の部屋に入りその後寝巻に着替えて就寝した

 


翌日


 

その日の最初の授業は英語だった。

日本の学生としては面倒な教科である、

猫と青愛は母親のくノ科の影響で英語をマスターしているので一番退屈な教科である

其れ故、猫と青愛は響と未来を心配する

響はこの短期間で怒涛の勢いで情報が溢れ出た

今から一〇年前、櫻井博士が開発し、特機二課の前身でもある聖遺物の研究を担っていた非公開の政府組織 風鳴機関の所有物でもあった第二号聖遺物〔イチイバル(シンフォギア)〕が紛失。

 組織の長であった今の風鳴家の当主《風鳴訃堂(かざなりふどう)》は引責辞任、次男であり当時公安警察官だった弦さんこと風鳴弦十郎がその座を引き継ぎ、今の二課に再編された。

再編してから八年後、今より二年前、バル・ベルデ共和国への国連軍の介入が切欠で、長年行方不明だった雪音クリスが保護され、裏では虎の子なシンフォギアの正適合者候補の一人として日本に帰国しながらも、直後に謎の失踪。

雪音クリスの、バル・ベルデに続き二度目となる行方不明が報じられた日、ツヴァイウイングのライブの裏側で響の運命を大きく変わった事件が行われていた〔ネフシュタンの鎧〕の起動実験は、暴走事故を起こして失敗、直後の大規模特異災害の混乱の最中紛失。

そして現在、体内に聖遺物を宿した響の体質を目当てに、〔イチイバル(シンフォギア)〕と〔ネフシュタンの鎧〕、その上〔ソロモンの杖〕も携えて、雪音クリスが二年の空白から姿を現した。

そのクリスを体よく利用していた首謀者の名が―――フィーネ

そのフィーネを別の言い方にすると終わりの名を持つ者になる

フィーネは聖遺物をかき集めて、何を行おうとしているかは一度一旦置いといて

 

[~~~♪]

 

リディアン独特のチャイムが鳴り響いて、今日の英語の授業の終わりを告げてきた。

猫と青愛は机に置く教科書とノートを次の教科に組み替えて、今日の授業に出てくる分を大まかに予習し直し始める中………ふと目にしてしまう。

未来が一人、教室からそそくさと出ていき、その背中を、縋るように見つめている響の姿。

今朝からずっと、響と未来はこんな調子。

未来は堅苦しい表情で口を固く結んでしまい、響はそんな親友に、一声も掛けられずぎこちない視線を送ることしかできず。

 

担任教師

「立花さん!」

 

響

「はぁ、はい!?」

 

担任教師

「教科書の続きを読んでごらんなさい」

 

響

「すみません………ぼんやりしてました」

 

担任教師

「最近酷くなっていませんか? 次の課題レポートは、必ず期限内には提出するように、いいですね?」

 

響

「はい……すみません」

 

担任教師

「猫さん、代わりに続きを読んでもらえますか?」

 

猫

「はい」

 

一際授業にも身が入らず、担任教師からきついお叱りと、期日内での課題提出の催促も受けてしまっていた。

いつもは心配の眼差しを送っている未来の瞳は、机に向けられたまま、シャーペンを持った手だけが、淡々と、早々と動き廻って、ノートに書き込んでいる。

響が今まで未来に内緒で命がけの人助けをしている事実を受け入れられないと懸念はしていた。

二人の関係はかなり深刻だった。

猫と青愛は離れていく二人の距離を、縮める為に如何したらいいのか考えて居た


午前の分の授業が終わり、昼休みになり

猫達は食堂で響、未来、猫、青愛は隣同士の席に座って食事しているが

 

響、未来、猫、青愛

「「「「……」」」」

 

ただ無言で食事していた

ただでさえ寮の中で気まずい雰囲気が漂う中、学校の授業中でも何処か妙な雰囲気の2人はあれから一度も何かを言えずにいた。

猫と青愛は響と未来の中を元に戻そうと未来に話しかけようとするが、未来は睨んで来て猫と青愛は察して話しかけられなかった

其のまま食事して今の状態になる

そうして居ると

 

「ビッキー達!

 此処良いかな?」

 

安藤創世が弓美と詩織を連れて猫達の席に来た

 

創世

「ビッキー的には、レポートの提出期限が伸びて嬉しい感じ?」

 

響

「あ、あはは。

 そう言えばあったね」

 

詩織

「立花さんだけですよ、レポートまだ出していないの」

 

創世と詩織が話で茶化したお陰で少し空気が緩んだ

因みに創世と詩織が茶化すのは課題の事。

課題は定期的に出されるものだが、響はそれが一向に手に付かない状態にあった。

元々課題を仕上げるのがあまり早くない響ではあるが、此処まで遅れてしまっているのはやはりというべきか戦いが影響している。

創世の言葉は茶化そうとしただけで何ら悪意はない。

3人が響と未来に話しかけに行ったのは、この2人が今日は妙な雰囲気を醸している事に気が付いたから。

つまりは2人の間で何かがあった事を察した上で何かしてあげられないかという純粋且つ真っ当な善意だ。

茶化す言葉が多いのは少しでも笑顔でいてもらおうとする心の表れなのだが

 

創世

「もしかしてビッキー、内緒でバイトとかしてるんじゃないの?」

 

未来

「!」

 

猫、青愛、響

「「「!?」」」

 

その言葉は未来の中にある地雷を踏み抜いてしまう一言だった。

 

弓美

「えぇー!? それってマズイんじゃないの?」

 

詩織

「ナイスな校則違反ですね」

 

猫、青愛、響

「「「……」」」

 

未来

「!」

 

弓美と詩織が続くが、響達の隣でだんまりを決め込んでいた未来がピクリと反応を示す。

バイト、そう、別段おかしな言葉でもないし、高校生ならよくある事だ。

それがリディアンだと校則違反になるという事もリディアン生徒なら知っているだろう。

でも今は、それ以上に未来を刺激しているものがある。

響が誰にも秘密で何かをしていた。

その言葉が連想できてしまう創世達の言葉が未来の感情を逆撫でてしまったのか、未来はガタンと大きな音を立てて椅子から立ち上がり、鞄を乱暴に持って教室から走り去っていってしまった。

 

響

「み、未来ッ!」

 

何で怒ったように出て行ってしまったのか、創世達には分からずとも、響はその理由が嫌というほどわかる。

響も鞄を勢いよく持ち去る様に手にして未来の後を追って行った。

 

創世

「ねぇミュー、アオイ……あたし、余計な事言っちゃった?」

 

自分の発言の後、怒ったように去っていた未来を見て創世の顔は少し青くしながら猫と青愛に質問する

 

猫

「えっと……創世は場を和ませようとしたいと言ったんでしょ?」

 

青愛

「……でも、時にして其の人の地雷原になるからね」

 

青愛の言葉で自分の言葉が何らかの失言だった事を悔いる3人と如何してこうなったかを知る2人が残された




最後までお読みいただきありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字を待って居ます。
次回もお楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。